パパとママが仲良しだと子供も嬉しい!ラブラブ夫婦の法則
結婚して父親母親になっても、何十年経ってもラブラブ…「そんなことありえない」と感じるママが少なくないようです。たしかに、育児やお金、家事分担など、パパとママが衝突する点はたくさんありますよね。
夫婦といっても、もとは他人です。結婚しただけでは本当の意味で「家族」になれるわけではありません。妊娠・出産・育児を経験すると、より価値観の違いがくっきりあらわになってきます。
人の価値観は十人十色。そこにこだわり続ければ、結局ケンカが絶えず、子どもにとっても居心地の悪い家庭になってしまうでしょう。そこで、紆余曲折の末に得た、親になってもラブラブ夫婦でいる秘訣を、ご紹介しましょう。
この記事の目次
全く違う考え方をする生き物…男女の性格の違いを理解しよう!
あんなにラブラブな恋人同士だったのに、どうしてこんなにイライラするようになっちゃったのかしら…そんな悩みを持っていませんか?その理由は、男女の性格の違いにあるかもしれません。
男と女は感じ方も考え方も違う!「常識でしょう」は通用しない
男性と女性は、脳の構造から違うと言われています。そのため、感じ方も考え方も違うことが、最近わかってきました。つまり、そもそも性格が違うのです。
離婚原因でもっとも多いのは「性格の不一致」だそうですが、納得ですね。もともと一致しない性格なのに、育った環境によって価値観も大きく違っていき、差の幅はどんどん広がっていきます。
まずは、相手は自分とまったく違う感覚や価値観をもった、別の人格なのだと自覚しましょう。ママがパパを理解できないと思っているときは、パパもママを理解できないと思っているのです。
うちのパパもそうかもしれない!男性の考え方・行動の特徴を知ろう
一般に、女性は常にいくつもの全く違ったアンテナを張り巡らせています。「育児」「家事」「仕事」「美容」「ママ友のうわさ」「互いの実家」…といった状態です。さらに、料理をしながら子どもの宿題を見るなど、一度にいくつもの仕事をこなします。
一方、男性のアンテナは一定方向にすべて集中する傾向にあるそうです。常にいくつものアンテナを張り巡らせていても、それは結局「仕事」に向かっていることが多いですよね。
女性は、こういったことを日常的にこなしていますよね。
- 料理をしながら使った器材を片付ける
- テレビを見ながら世間話をする
- 食事をしながら相談に応じる
男性は、どちらか一方に集中してしまう人も多いようです。
「察しと思いやり」は別!伝えたいことは言わなきゃわからない
女性ははっきりとした言葉で告げなくても、こちらの意図を読んでくれることを、親近感や愛情のバロメーターと感じます。また、2人以上の人間がいるとき、自分が最終決定権を持つことを避ける傾向にあるようです。
でもパパは、リラックスして日常会話をしているとき、ママの言葉の裏側を読んだりすることがあまりありませんよね。
男性には「カン」が備わっていないことを理解することが、パパの言動にイライラしないためのコツです。パパは「要望や不満は言わなきゃわからない、伝わらない」脳みそを持っているのです。
ママの心を察してくれなくても、家族に対して思いやりがないわけではありません。ママに対する愛情や、家族に対する思いやりの気持ちの有無とは、実はあまり関係がないのです。
パパは「何かしてあげたい」と思っているのに、ママが「私たちを見ていればやってほしい事はわかるでしょ?察してよ!思いやりがない!」と責めたら、「言わなきゃわからない!」とケンカになってしまいますよね。
苦手なこと、好きなこと、大切に思うもの…価値観の違いを知る
男性と女性では、苦手とすることや好きだと思うこと、大切に感じるものがまったく違います。女性同士、母と娘だって違うのですから、男女で違うのは当然ですよね。
男性は、オチのない話を苦手とする人が多い傾向にあります。結論がはっきりしない話や、助言を求めない相談は、聞く意味を理解してくれません。
パパがママの愚痴を聞くことが苦手なのは、その点にポイントがあります。逆に、ママが「パパは話を聞いてくれない」と感じるのは、パパが共感せずに「ママの直すべき欠点」などを分析してしまうからでしょう。
また、男性は自分のプライドをとても重視します。プライドとは、この場合「自分が持っている社会的価値」と言ってもよいでしょう。
でも、女性は感情や愛情などを重視する傾向にあると言われています。「相手がどう思うか」を考えて行動することが、女性にとって守るべき「常識」です。
こんなに考え方が違う男性と女性ですが、互いを受け止め、対等な立場のパートナーとして尊重しあえるコツがあります。具体的にラブラブ夫婦でいる秘訣を、次項から細かくピックアップしてみましょう。
1.ふたりの時間、大切にしていますか?恋人気分を維持しよう
「結婚する前よりも、結婚してからの方が一緒に過ごす時間が減った」…10年前に私が感じていたことです。一緒に暮らしているのに、なぜこんなことになってしまうのでしょうか。
2人きりで過ごす時間を意識してつくろう!子どもがいても恋愛を
結婚前、恋人同士だったときは、限られた時間で少しでも愛情を伝えようと一生懸命工夫するものですよね。
でも、結婚すると、「恋愛」は「日常」になってしまいます。家族になったのだから、いつでも顔を合わせるのだからと油断していると、いつの間にか互いのことが見えなくなってしまいます。
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恋愛していた頃よりは、確かに「同じ場所にいる」時間は長くなるでしょう。でも、相手を「大切だ」「一緒にいられて幸せだ」と感じる時間は、確実に短くなっていませんか。
気付いたら会話が減り、連絡事項のやりとりしかしていない、いつの間にか互いに触れることも無くなってしまう…こうして夫婦のきずなが擦り切れてしまうことが、最近社会問題になっています。
そこに決定的な一撃を与えるのが、産後クライシスです。妊娠前から話し合うことが減ってきていると、産後の一番忙しく、ママがつらい時期に関係が壊れてしまう危険が高まります。
そこで、2人で過ごす時間を意識して作りましょう。夫婦だからといって、何もせずに恋愛状態を維持できるわけではありません。夫婦だって、頑張らなければ恋ができないのです。
特に子どもが生まれると、より恋愛モードが薄れ、「父親」「母親」という子どもを介しての関係性になりやすくなってしまいます。親としての立場にしっかり責任を持ちつつ、互いを好きな気持ちを維持し続けるのは意外と難しいものです。
お互い、生活や仕事、家事に追われているのですから、それは当然ですよね。でも、「親モード」の状態のまま関係性を放置してしまうと、いずれ互いを男女として愛おしいと思っていた気持ちが薄れてしまいます。
出かける必要はありません!今すぐできる「2人の時間の作り方」
2人の時間を作るといっても、深夜まで仕事があるパパや、赤ちゃん育児中のママにとってはちょっと難しいですよね。お休みの日も、子ども中心の生活では夫婦で出かけることなどできません。では、どうすれば良いのでしょうか。
ちょっとした気持ちの持ちようで、赤ちゃんがいる生活の中にも2人の時間を作ることができます。たとえば、パパがお風呂からあがって、寝るまでのほんの少しの時間を、「2人のお茶の時間」にしてみませんか。
パパの食事が終わり、お風呂に入っている間にママは片付け物をしてしまいます。そこで、5分だけでも、テレビを見ながらくだらない話をする時間を意識して作ってみましょう。ニュースに関する意見をダラダラ話すだけでも楽しいですよ。
その5分間は、お互いスマホやパソコンから離れます。LINEやツイッターも放置しましょう。この世に、お互いよりも近く、大切なパートナーはいません。その相手を放置してまでつながらなければならない関係性はない、と割り切りましょう。
授乳期のママは、赤ちゃんにおっぱいをあげながらでも構いません。抱っこしていても良いでしょう。ただ、「2人で会話を楽しむ」ことは忘れずに、その時間を過ごします。赤ちゃんも半年くらいになれば、夜しっかり寝てくれるようになりますよ。
2.家事分担をケンカのネタにしない!上手に頼んで愛情を深める
家事分担や育児の負担は、夫婦ゲンカの原因の上位にランクインしています。家事や育児に気が回らないパパに、どう頼めばケンカにならないのでしょうか。
やってほしいことはストレートに!嫌味や皮肉では伝わらない
我が家のパパの仕事は、時間が不規則な激務です。一方で、私は家の中で仕事をしています。家事・育児はほとんど私の仕事で、家事の分担はありません。普段やっていないので、パパはあまり家事が得意ではありません。
でも、具合が悪いときなど、家事を手伝ってほしいなと思うことはあります。以前はそんな時でも、無理して自分でやっていました。そのため、パパは私が頭痛だとわかっていても、手伝ってくれませんでした。
家事が終わってから「頭痛だって言っているのになぜ手伝ってくれないの!」と責めると、パパは「痛いって言っても動ける程度なんだと思ったんだよ。言ってくれればやったのに!」と憤慨しました。
そのときは、「頭が痛い妻をいたわりもしない、なんて冷たい夫なんだ」と私も腹が立ちました。でも、後に冷静になってから、確かに私は「頭が痛い」とは言ったけれど、「手伝って」とは言わなかったことに気付きました。
パパの多くは、ママがつらい時は力になりたい、頼られたいと思っているそうです。でも、冒頭でも紹介したように、男性は言わなければ伝わりません。
「具合が悪い」という言葉は、女性にとって「だから労わってよ、手伝ってよ」という意味を持ちます。でも、男性にとっては額面通りの言葉。手伝ってほしいときは、ストレートに伝えましょう。
嫌味や皮肉では、絶対にこちらの思惑は伝わりません。逆に機嫌をそこねて、具合が悪いのにケンカをする羽目になってしまいます。こちらの労力を最小にするためにも、やってほしいことはきちんと素直に伝えましょう。
上手に家事を手伝ってもらい、さらにラブラブを強化するコツ!
女性は、家事を「流れ」で行います。着るときのことを考えて服をタンスに片付け、タンスに片付けることを考えてたたみ、たたむことを考えて干し、干す時間を考えて洗濯をします。常に先々を考えて、家事の手順を組み立てます。
男性も、自分の「仕事」なら、責任をもって先々まで考えて行動するでしょう。でも、パパにとって気を抜いてリラックスする場所「家庭」では、そこまで考えて行動しようとはしないのが普通です。
そこで、家事を上手に手伝ってもらうポイントをご紹介します。
- 伝えていないことは、やってくれないと考える
- 確実にこなしてほしいことは、箇条書きで伝える
- やってもらった家事に文句を言わない
パパにとって「家事はそのときだけ手伝えば終わり」のものです。「洗濯しといて」と言っただけでは、洗濯機を回すだけで終わってしまうかもしれません。干して、乾いたら取り込んでほしいときは、そこまで指示しましょう。
伝えていないことは、基本的にやってもらえないものだと割り切ります。そうすれば、期待して裏切られ、腹が立つこともなくなります。逆に、先々まで進めてくれたときに「ありがとう!」という気持ちになります。
確実にこなしてほしいことは、順番通りに箇条書きして伝えます。家事や子育てに慣れていないパパは、ひとつをこなしただけでいっぱいいっぱいになってしまいます。
立て続けに「あれもやって、これもやって」では混乱しますし、後で「言った、言わない」のケンカにもなりかねません。手順を整理して箇条書きにして伝えれば、慣れないパパもスムーズに家事や育児をこなせます。
やってもらった家事には、文句は言わないようにしましょう。気に入らない箇所は、次にお願いするときに手順書に組み込めばよいのです。気持ちよく手伝わせることができれば、結果的にママが楽になりますよ。
また、パパの気持ちをグッとつかむ一言があります。
- 「家事が手抜きになっちゃって、ごめんね。手伝ってくれて助かるわ」
- パパはきっと、もっと役立ちたい、ママの笑顔が見たいと思ってくれるのではないでしょうか。
- 「子どもたちはパパが大好きだから、一緒に過ごせて嬉しかったみたい」
- 慣れない育児で疲れたパパも、「大好き」と言ってもらえれば、また子どもと一緒に過ごしたいと思ってくれるかもしれません。
3.パパが帰ってきたい家にしよう!ホッとするお出迎えのコツ
家に帰ってきたパパがいつも不機嫌そうで、子どもにも冷たい…そんな悩みをかかえているママはいませんか。そんなときは、パパが帰ってきたときの家の中をぐるりと見回してみましょう。
- おもちゃや絵本が散乱し、足の踏み場がない
- 「お帰りなさい」とママや子どもが出迎えてくれない
家に帰ってきたとき、家の中がめちゃくちゃになっていると、疲れがどっと増すものです。パパが帰ってくる時間は、子どももだいたい晩ご飯やお風呂、就寝前などのタイミングでしょう。
そのタイミングに合わせて、おもちゃや絵本を片付ける習慣をつけてみませんか。子どもにも、「家族で共有するスペースを散らかしたままにしない」「遊び終えたら片付ける」しつけは大切です。
キッチリ片付けなければ気が済まない、潔癖なパパでなければ、床が見える状態まで片付いていればホッとするのではないでしょうか。
普段からキッチリしていて自分でも片付けるパパならともかく、ズボラ系で家事手伝いもしないパパに「少しは片付けろよ」と言われたら、ムカっとしますよね。言われる前に、「片付けたフリ」でごまかしてしまいましょう。
パパが帰ってくる時間に家の中が落ち着いていれば、自然とパパを出迎える余裕ができます。家庭ではどんなにズボラなパパでも、家族のために額に汗して働いてきてくれた事実は変わりません。
感謝をこめて「お帰りなさい!お疲れさま」と出迎えてあげましょう。家族が笑顔で出迎えてくれれば、パパも疲れが吹き飛んで、自然と家庭を守ってくれるママへの感謝が生まれるのではないでしょうか。
4.口ゲンカにならずに、育児の愚痴・相談ができる!会話術
互いの言葉にカチンとして、言い返しているうちに「売り言葉に買い言葉」でエスカレート…激しい夫婦ゲンカが多いと、子どもの心にも影響を与えてしまいます。口ゲンカを回避して、上手に愚痴や相談ができる、ママのための会話術をご紹介します。
気を付けて!パパの心をくじく、ケンカになりやすいポイント3つ
ママが言ってしまいがちで、しかもパパが確実にカチンとくる、ケンカになりやすいポイントを3つピックアップしてみました。
- 1.「いつも○○だ」「全然○○してくれない」と言ってしまう
- 「パパはいつも自分勝手なんだから!」「全然子どもの面倒見てくれないじゃない!」など、ついつい言っていませんか。パパだって、ママの思惑とは違っていても、家族のことを考えています。
ママはつい売り言葉に買い言葉で言ってしまったことでも、パパは「ママは自分を理解していない、認めていない」と傷つきます。新しい火種になってしまうことも。
- 2.伝えたいことがネガティブな言い方になってしまう
- 伝えたいことは、ポジティブな言い方になるよう工夫しましょう。「少しは痩せたら」という言葉は、「健康でいてほしいの」と言い換えます。「手伝ってよ」は、「助けてくれる?」と言い換えてみましょう。
ママだって、「ちょっとはキレイでいようと思わないのかよ」「ご飯、もう少し美味しくならないの?」と言われたらブチっとキレてしまいますよね。自分が言われた時をシミュレーションして、角が立たない言い方を探してみましょう。
- 3.話に興味を持てない。話の腰を折って自分の話をしてしまう
- パパの話に興味を持ち、最後までしっかり聞いてあげることも大切です。パパが仕事の話をママにするときは、何か意味があることが多いものです。そこを酌んであげましょう。
「ママに仕事を認めてもらいたい」「疲れや苦労をねぎらってほしい」「人間関係などで悩んでいる」…そう願って話しているのに、ママが無関心だったり、話の腰を折って自分の話ばかりしては会話が弾みません。
「私だってパパに話を聞いてほしい!」そう思うのは当然のことです。でも、双方が「聞いて聞いて」では、結局すれ違ってしまうもの。聞いてほしいときは、まず聞いてあげましょう。男性は聞き上手な女性に弱いものです。
「ママは自分の話を一生懸命聞いてくれる」「自分がへこんだ時、落ち込んだ時も受け止めてくれる」とパパが感じたところで、ママの話も聞いてもらいましょう。次項では、そのコツをご紹介します。
愚痴りたい時、相談したい時はプレゼンの勝負時!聞かせるコツ
育児中のママには、ママ友や園の先生との軋轢や、子どものワガママ・だらしなさなど、イライラすることがたくさん押し寄せます。また、教育やお金に関することなど、決断しなければならない岐路もたくさんあります。
「パパにもちょっとは苦労をわかってほしい」「私の意見を聞いて欲しい」…そう思う時は、一世一代のプレゼンの時です。上手に耳をかたむけてもらい、しっかり意見を聞いてもらいましょう。
男性と女性の性格の違いがはっきりあらわれるポイントがふたつあります。
- 愚痴を言いたいとき
- 相談したいとき
女性には、ただただ「自分がいかにつらく、頑張ったか」を愚痴り、黙って聞いて共感してほしいときがありますよね。
また、相談したいときは、自分のなかですでに答えが決まっていて、背中を押してほしいときが多いものです。でも、残念なことに、多くの男性はその事実に気付いていません。そこで、すれ違いや口ゲンカが起こります。
そこで、ただ聞いて共感してほしいときは、「愚痴るから共感してなぐさめてほしい」とハッキリ伝えてしまいましょう。「聞いてよ~なぐさめて~」と冗談ぽく言うだけで伝わりますよ。
女性の友だちに対しては、意外と平気で言えますよね。でも、本当に伝えるべきはパパなのです。ユーモアを交えて、「ママには、愚痴を黙って聞いてなぐさめてほしいときがある」と学習してもらいましょう。
どうしてもしっかり聞いて欲しい話をするときは、簡潔かつ具体的に話すよう心がけましょう。男性はオチのわからない話を延々聞くことが苦手です。特に相談事があるときは、一世一代のプレゼンと捉え、話す前に作戦を立てましょう。
「私はイタリアンもいいなと思うけれど、パパ疲れているみたいだから、今日はパパの食べたいものを食べよう?」と持ちかけると、パパも「じゃあイタリアンで」となることが多いのではないでしょうか。
「うちの子、風邪をひくといつも気管支炎になるでしょ?スイミングを習わせると、肺が鍛えられるみたい。パパはどう思う?」と訊けば、「それなら、一度スイミングの体験に行ってみたら?」と答えますよね。
パパの意見を尊重し、立てているように見せて、実はママの意思を通す――ここで大切なのは、意見が通った時にドヤ顔をしてしまわないことです。にっこり笑って「さすがパパね!私も賛成よ」と言いましょう。
「教育費として○万円必要になるけれど、今の試算ではこれだけ足りないから、こういった努力をしよう」と持ちかければ、パパも冷静に耳をかたむけやすくなります。無駄なケンカを防ぐことができますよ。
5.愛情を育てて伝えよう…思っているだけじゃ伝わらない!
愛情は、伝える努力をしなければ伝わりません。また、愛情は育てなければ枯れてしまいます。「俺は子どもより愛されていない」なんてパパが思い込む前に、夫婦の愛情をしっかり育て、伝えるコツを考えましょう。
挨拶の威力はバツグン!「無視」「無言」攻撃はパパに通用しない
両親がケンカをして、互いに挨拶も返事もしなくなってしまう…よくある光景ですが、子どもはとてもつらい気持ちになります。また、「挨拶」「返事」はしつけの基本。両親ができていなければ、子どももできるようになりません。
男性には「無視攻撃」はあまり有効ではありません。言いたいことは、箇条書きでしっかり伝えなければ現状は改善しません。
私は、どうしても自分の怒りがおさまらない時は、「行ってらっしゃいを言わないまま、何か事故が起きたらきっと後悔する」と考えて、気持ちを切り替えるようにしています。
パパは尊敬で育つ!子どもの「親に対する信頼感」も育てよう
パパが「隣の奥さんは美人で料理がうまくて優しい」と言ったら、ママは怒り心頭ですよね。男性は、女性よりもプライドを大切にする生き物です。ママがパパを他の男性と比較したら、ママよりも傷つき、腹を立てますよ。
パパを他の男性と比べることは、絶対のタブーです。どんな時でもやめておきましょう。パパに不満があるときは欠点を指摘するのではなく、具体的に「こう改善してほしい」と伝えるようにしましょう。
パパのラブラブ度をグッとアップできるのは、パパを誉める言葉です。まずはパパの尊敬できるポイントを探してみましょう。かつて結婚したいと思うほど愛した男性です。頑張って探してみてください。
- 仕事の内容を知り、認める
- パパが帰宅したとき、ママ自身が「嬉しい」と思えるポイントを探す
ママがパパを尊敬していると、子どももその姿を見て育ちます。互いを1人の人間として尊重し、思いやる姿を見て育つことで、将来子どもが家庭を持ったときに、同じようにパートナーシップを育んでいけるようになるでしょう。
逆に、ママが子どもにパパの悪口を言ったり、日常的に愚痴やバカにする発言をしていると、子どもはパパも、ママも信頼できなくなってしまいます。家が安心して逃げ込める場所ではなくなってしまうのです。
相手を尊敬できるポイントを探すためには、やはりコミュニケーションを取り、話をしっかり聞くことが大切ですね。ママに尊敬されていれば、パパもママを愛おしく感じるものですよ。
愛情を上手に伝えよう!ケンカ中こそ、愛を伝える良いチャンス
パパにしっかり愛情を伝えるためにおすすめしたいポイントをご紹介します。
- パパ優先メニューをひとつは用意する
- 可愛い付箋に「お帰りなさい」メッセージを残す
普段はどうしても子ども中心のメニューになってしまいますよね。そこで、一品でいいので、パパのためのメニューを用意してみませんか。1人用のお刺身でも、ちょっとした酢の物でも構いません。
大好きなものが、しかも家族よりも一品多く用意されている――パパは「俺って大切にされているなあ」と感じるのではないでしょうか。「いつもお疲れさま。ママからの愛情よ」とアピールすることを忘れずに。
ケンカをしている時こそ、お弁当に大好きなおかずを入れてあげましょう。ママが悪い時は「ごめんね」、パパが悪い時は「理解してもらえなくて悲しいし、寂しい」というメモを入れておくと、効果的です。
また、帰りが遅いパパを待てずに、家族が寝てしまうこともありますよね。そんなときのために、キュートな付箋紙を用意しておきましょう。「お帰りなさい。先に休んでごめんね。今日もお疲れさま」と書いてあったら、パパもキュンとしますよ。
信頼と尊敬が愛情を育む!ママを「大切な女性」と思わせよう
男性と女性の違いは、本当に大きいですよね。ここまで価値観が違うと、やはりある程度のすれ違いは起きるものです。でも、違いを知っているだけで、イラっとする回数は減りますよね。
男性の性格をおさらい!押さえるべきポイントはこちらです。
- 言わなければ伝わらない。思いやりと察しは別物
- 頼られる、尊敬されることを愛情と感じる
- プライドを傷つけないように
どちらかがガマンばかりだと、ひずみが生まれて関係にヒビが入ります。ママは自分を抑えたり、折れたりするのではなく、信頼と尊敬を武器にパパを上手に乗せて「ママが愛おしい。大切だ」と思わせる方法を探しましょう。
また成長して思春期に入り、つまずくことがあったときに「両親なら受け止めてくれるかもしれない」と思ってくれるためにも、家庭を安心できる場所にしておきたいですよね。
大切なことは、相手は1人の人間で、家族であっても自分とは違った人生を生きる、対等な立場の他人だという意識を忘れないことです。まずは1人の男性として、パパを見つめなおしてみませんか。
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