幼稚園が夏休み中の生活ポイント!リズムを崩しにくい過ごし方
この春、幼稚園入園や進級を迎えたお子さんは、ようやく新しい生活にも慣れてきた頃でしょうか。早寝早起きや、着替えなどの登園前の準備など、生活のリズムを整えるのに、ご苦労されてきたママもいらっしゃるでしょう。
ようやく子供も慣れてきた頃、幼稚園には夏休みという長期休暇が待っています。自分が子供の頃は、夏休みをとても楽しみにしていたというママもいらっしゃるかと思いますが、我が子の初めての夏休みとなれば、不安に感じてしまうのはなぜでしょうか。
そんな不安を少しでも減らせるように、夏休み中リズムを崩しにくい生活を送るためのポイントを紹介していきます。
生活リズムを崩してしまう原因は親にもある!普段の週末も同じでは?
毎朝泣きながら着替えを済ませ、先生に抱えられるようにして通園バスに乗り込む我が子を、涙をこらえながらも笑顔で手を振り、やっとの思いで送り出してきたという経験をお持ちのママも、いらっしゃることでしょう。
今日は泣かずに登園することができるかと、ママも毎日緊張していますよね。
それが幼稚園がお休みになる週末になると、つい甘やかしてしまうこともあるのではありませんか?それも親心かもしれません。大人でも、平日が忙しかった分、週末には気が大きくなって普段よりも生活のペースを乱しがちです。
週末明けの月曜日にはなんとなくだるくて、仕事に行きたくないと思った経験はありませんか?それは、子供も同じです。月曜日に登園を嫌がる子供がいるのも、そういった理由からではないでしょうか。
まずは、親もこういったことを見直していく必要がありそうですよね。
リズムを崩しにくい生活を送りたい!どういった事を重視すべき?
長期休暇である夏休みの生活において、大切なこと、それは、普段の生活リズムを崩さないことではないでしょうか?どうすれば、それができるのか!それは、この2つを重視してみることだと思います。
- 大きく生活のペースを変えない
- 役割を持たせる
大きく生活のペースを変えない
まず最も大切なこと、それは起床時間や就寝時間といった生活時間を大幅に変えないようにすることです。
つい休みだからと朝寝坊をしてみたり、夜更かしをしがちですが、一度生活のペースを崩してそれに慣れてしまうと、今度は休み明けに元に戻すのが大変です。
生活のペースが狂ってしまうと、子供がそれに合わせる事ができず、長期休暇明けのグズリの原因にもなりかねません。
子供に「役割」を持たせてみましょう!子供の興味で判断してみて
長期休暇を利用して、普段の生活ではなかなか始めることが難しい、継続してできるお手伝いをさせるきっかけを作ってみてはいかがでしょうか。基本的には、子供が興味を持ったことから始めるのが良いと思います。
下記は、比較的子供でも簡単に取り組むことができるので、おすすめです。
- 洗濯物をたたむ(しまう)
- 食卓の準備(テーブルを拭く、箸を並べる)
- 植物への水やり
- 買い物の際の食材選び、袋詰め
「買い物」は学びの宝庫!是非トライさせてあげてみてください
一緒に買い物に出かけた際、スーパーの中を物珍しさから駆け回っていた頃と違い、自分で子供用のカゴを持つことができるようになってきたら、ぜひ買い物のお手伝いをお願いしてみましょう。
例えば「バナナを選んでね」と言って、数ある中からまずは子供が良いと思う物を自由に選んでもらいます買い物に慣れているママなら分かっていることも、子供にしてみたら未知の世界です。
実際に触れて自分の目で選ばせることで、食材を選ぶ際の目利きの目を養うことができます。目を養うことは、子供の将来にもプラスになってきます。同じようにして、野菜や生鮮食品なども一緒に選ぶと楽しいものです。
お会計を済ませたら、袋詰めもぜひお願いしましょう。食材の袋詰めは、意外と頭を使うものです。食材を潰すことなく、限られたスペースに安定感を持たせて入れていくのは、毎度の事ながら私も頭を悩ませます。
無駄なく見栄え良く、きっちりと詰めることができた時の達成感といったら、喜びにさえ感じるものがあると思います。
「達成感」が子供の意欲を育てます!
どのお手伝いにも言えることですが、初めから完璧を求めるのではなく、できなくて当たり前だとゆったりと構えましょう。どんな些細な事でもいいので、子供ができたことに対して褒めてあげてください。
色々なことを体験させてみて!子供の興味を示すものが見つかるかも
幼稚園が休暇に入ることで、日中はどう過ごそうかと考えているママもいらっしゃると思います。子供は成長していますので、入園前でしたら満足できていたことも、物足りなくなってきているかもしれません。
休暇ともなれば、図書館や児童館は混雑している可能性もあります。公園に出かけたいと思っても、夏の炎天下では熱中症の危険もあるため、昼間は避けたい時間帯もあります。
そこで、普段の生活の中ではまだ難しい、習い事を体験させてみるのはいかがでしょうか。比較的、幼稚園年少さんからでも通いやすいスイミングスクールでは、短期で体験スクールを設けている施設もあります。
また、英会話教室や体操教室など、一回で終了する一日体験もあります。児童館などでも、子供がいろいろなことを体験できるような催しを企画する場合もあるかと思いますので、調べてみるといいかもしれませんね。
子供が続けることができるのか判断に迷い、本格的に通わせるには気が進まないというママでも、体験という形であれば、自分の子供がどんなことに興味を示すのか、それを知るいい機会かもしれません。
子供はまだ、言葉で説明されただけで理解することは難しいと思います。実際に自分で体験し、触れることで理解していくのだと思います。
親子で触れ合う時間を多く!子供に愛情を注ぎ安心感を育ててあげて
ポイントとしていくつかご紹介させていただきましたが、私が一番大切なポイントして挙げさせて頂きたいのが、親子で触れ合う時間をできるだけ多く作ることです。
遠くに出かけたり、イベントを企画するなど、特別なことではありません。例えば、近所の公園でボール遊びをしたり、庭でシャボン玉をしたり、おにぎりを作ってベランダでのランチタイムでもいいと思います。
親子でふれあい、お互いが笑顔になる時間を、いつもより少し増やしてみてはいかがでしょうか。
今まで一日中べったりと一緒に過ごしていた生活から、入園を機に幼稚園という小さな社会の中に飛び込んだ子供は、自分の居場所を見つけ、そこに溶け込もうと毎日とても懸命に頑張っています。
入園してから、より一層わがままになったと言う話はよく耳にしますが、それは家庭の外で努力している分、我が家に帰ってきて緊張の糸が切れ、とてもリラックスしている証拠ではないかと思うのです。
大人でもそうですが、安心して帰ることができる家があればこそ、何事にも意欲が湧いてきます。嫌な事や気がかりなことがあったとしても、それを癒してくれる場所があるから、また頑張ろうと思えます。
普段は家事などに追われて、なかなか時間が取れないママには、この夏休みは我が子とふれあうとても良い機会です。
大人も規則正しく!リズムを崩さないためのサポートをしてあげて
子供に規則正しい生活を送ってもらいたいと、いくら言葉で伝えても、一番身近な大人である私たち親がきちんとしていなくては、矛盾してしまいます。
私たちも休みだからと気を緩ませることなく、規則正しい生活をきちんと送り、その背中を子供に見せていくことが重要です。
まだ小さいから何も分からないと思うのは、間違いです。子供はきちんと見ています。そして、それをお手本として学びます。