ママの声は届く!お腹の赤ちゃんへの話しかけ方や時期、胎教効果
ママの声はお腹の赤ちゃんにしっかり届いています。赤ちゃんのために、そしてママ本人のためにお腹にいる赤ちゃんと楽しくコミュニケーションをしてみましょう。
そして、ママと赤ちゃんがリラックスして精神を安定させる効果も期待されています。
しかし「お腹の赤ちゃんに話しかけるといい」と聞くけど、どうしたらよいのか分からない…そんな妊婦さんも実は多いんです。新米ママにとっては、お母さんという感覚が上手く掴めなかったり、実感が湧かなかったりしますよね。
そんなプレママさん達も、自然にお腹の赤ちゃんに話しかけられるようになる方法をご紹介します。
この記事の目次
どんな音を聞いている?お腹に響くママのいろんな音
お腹にいる赤ちゃんはママの体の中でいろんな音を聞いています。ママの心臓の音だけじゃなくもっといろんな音に溢れていて、その中にはママの声も響いてくるようです。
赤ちゃんはどんな音を聞いているのでしょうか。
- 「ドクンドクン」ママの心臓音
- 「スースー」ママの呼吸音
- 「ギュルギュル」ママの胃腸が動く音
- 「ザーザー」ママの血液が流れる音
- 「ちゃぽちゃぽ」お腹の羊水が動く音
- 「おはよう」体の中で響くママの声
外部から普通に話しかけても赤ちゃんの耳には届きにくいのです。
しかし、ママの声は別!母親の骨から伝って聞こえる声と、体の振動を通じて聞こえる声のダブルでママの声が届いているようです。
赤ちゃんには、ママの声だけが鮮明に伝わっていると考えられているんですね。
お腹の赤ちゃんと話す時の4つポイント
お腹の赤ちゃんは返事をしないから話しづらい…そんなプレママさんが上手にコミュニケーションをとるコツとポイントをお教えします。
お腹に手をあてて見つめながら話そう
赤ちゃんに話しかけようとしても、独りでしゃべっているみたい…と感じてしまうママもいるかもしれません。
実際には赤ちゃんは返事ができませんが、ママの声が届いていると信じて話しかける事が大切です。
ゆっくりとしたペースで心地良い声を届けよう
また、ゆっくり話す事でママもリラックスできるので、胎内環境が良くなる効果があります。赤ちゃんにとって心地良さそうなイメージを持って話しかけると良いでしょう。
無理せず自然体で話しかけよう
お腹の赤ちゃんに話しかける時は、ママがリラックスできているのが大切です。話しかける事を意識しすぎて苦痛になってしまうのであれば、無理して毎日話しかける必要はありません。
むしろストレスがあるなら、ストレスを解消する方が重要です。ママがストレスを感じると胎内環境が安定せず赤ちゃんにとっても良くありません。
体調が悪い・気が落ち込むなど気持ちが優れない時は、ママのストレスを軽減させる事から始めましょう。
話しかけ過ぎも良くない
話しかけが良いからと言って一日中話しかけるのもあまり良くありません。大人もずっと人に話しかけられいると疲れてしまいますよね。赤ちゃんも同じだと考えて良いでしょう。
お腹の赤ちゃんに良い事だからといって、ママが頑張って話しかけを増やさなければいけないわけではありません。気ままに話しかける程度で良いと思います。
何を話すの?お腹の赤ちゃんとの話し方
では実際にどうやってお腹の赤ちゃんに話しかけたらよいでしょうか。具体的な内容を例を用いて紹介しましょう。
挨拶でコミュニケーションが基本!感じたことも言葉にしてみて
自分のライフスタイルに合わせて、挨拶から始めてみましょう。
挨拶の他に、行動を起こす前に話しかけるのも良いでしょう。
1日の行動の節目に気づいた時だけでOKです。最初は意識しながらなので、少し疲れてしまうかもしれません。その時は無理せずに少しずつ試してみましょう。
自然な話しかけができるようになると、リラックスしながら無意識にできるようになります。
また無理に赤ちゃんに対して話しかける言葉だけでなく、自分の感情をそのまま出していくという方法もいいですね。
天気や風景についてをそのまま口にだしてみてもいいでしょう。
苦手なママに…もっと簡単に話しかける方法
話しかけ方は分かっていても上手く話せない、気持ちが乗らないという妊婦さんに、簡単に話しかける方法や気持ちを委ねやすくする方法を教えます。
お腹の上から撫でてあげるだけでもOK
お腹の赤ちゃんに話しかける気にならない…そんなお母さんは無理に話しかける必要はありません。「やらなきゃいけない」と思う方が良くありませんね。
また妊娠後期になると胎動も増えるので、少し動いたなと感じたら「なぁに?」と一言声を掛けてみる事に挑戦してみましょう。話しかけるのではなく歌を歌ってあげるだけでもいいと思います。
赤ちゃんがお腹の中にいる感覚がわからない、まだ信じられないと思うのも当然の事。それでも、赤ちゃんはお腹の中ですくすく育っています。
静かに心の安定を保って、生まれるのを待っているだけでも大丈夫です。
話しかけが苦手ならキックゲームがおすすめ
話しかけるのが苦手な妊婦さんには「キックゲーム」がおすすめです。キックゲームは話すのではなく胎動を感じてコミュニケーションをする方法です。
話しかけと違って一方通行ではないコミュニケーションができるので、キックゲームの方がやりやすいというお母さんもいるかもしれませんね。胎動を感じられる妊娠後期から始めてみるとよいでしょう。
話しかけはリラックスする事が重要
赤ちゃんに話しかける時は、リラックスして行うのが基本スタイルです。リラックスをすると、胎内環境が良くなるからです。
また、話しかける事でオキシトシンという愛情ホルモンが分泌され、心の安定を保ち幸せを感じやすい精神状態になります。母親の体から分泌されたホルモンは胎児にも届き、赤ちゃんもリラックスできる状態になると言われています。
逆にママがストレスを感じたり心が緊張すると、心拍が速くなり血管や筋肉が収縮します。すると血液の流れが悪くなり子宮の筋肉もきゅっと収縮していきます。
お母さんのストレスは赤ちゃんにとってもストレスなのです。全くストレスを感じないように生活するのは難しいですが、できるだけゆったりとした気持ちで過ごすのが良いですね。
ストレス過剰の妊婦さんは、リラックスできる時間を意識的に設けましょう。音楽を聞いたり妊婦用のハーブティーを取り入れて、ゆったりとした時間を過ごすと良いでしょう。
話しかけを始める時期とその効果について
お腹の赤ちゃんに話しかけを行う時期はいつ頃からが適切でしょうか。また話しかけるとどんな効果を発揮するのか、その内容を探ってみましょう。
赤ちゃんの聴覚の形成時期に合わせて始めよう
お腹の中の胎児の聴覚は日々少しずつ発達していますが、耳の機能が働き始めるのは妊娠6ヵ月を過ぎたあたりから。さらに妊娠後期になるとほぼ成人と同じレベルの聴覚を持っていると言われています。
本格的にママの声を届けたいと考えているなら、妊娠6ヶ月を迎えてから始めると良いでしょう。
赤ちゃんの豊かな心を育む胎教の効果
実のところ「胎教で赤ちゃんの脳に刺激を与える事ができるのか」「生まれた後に能力の差はあるのか」といった胎教効果に関する科学的データはほとんどありません。
お腹の中の赤ちゃんに話しかける「胎教」は、胎児に良い胎内環境を作る事が一番の目的です。またママがリラックスして赤ちゃんに話しかける事を意識すると、良い親子関係を作る事ができるなど様々なメリットが期待できます。
- 母性を形成する
- 家族の絆を作る
- 子育てを楽しい方向にする
生まれる前から赤ちゃんとの繋がりを意識し良い親子関係が出来上がっていると、生まれた後も子供の健やかな心の育成や能力の発達にも影響すると言われています。
- 子供の情緒が安定する
- 学習能力、社会性が高くなる
このように胎教は親にとっても子供にとっても良い効果があると言われています。
しかし、意識し過ぎて神経質になる事はありません。妊娠中のつわりが苦しかったり、仕事のストレスがある場合は無理に胎教を行う必要もありません。妊婦さんの体調管理や心の安定を保つ事を大切にしてくださいね。
胎内記憶として覚えている子供もいる
生まれた後の赤ちゃんがママの声を覚えているような反応をしてくれる、といったお母さんもいるようです。ママの声が聞き慣れた音だったのかもしれませんね。
お腹の中にいた時の記憶を生まれた後も覚えている子供が多い事もよく知られていますね。お腹の中でお風呂に入っていた、真っ暗で気持ちよかったなどと話してくれる事もあるようです。
私の子供は3歳くらいの時に「ママのお腹はオレンジだよ。こうやってひもを引っ張って遊んでたの」と言っていました。ひもは臍の緒のことでしょうか。
卓球の伊藤美誠選手の母親は、自家製の筒をお腹にあてて卓球の試合の実況中継をして話しかけていたそうです。その成果があるのかないのか、立派なオリンピック選手になりましたね。
話しかけることで思いやりに溢れた母親の愛情が形成され、その結果赤ちゃんも心豊かに育っていくのです。
無理せずリラックスして赤ちゃんに話しかけよう
「しっかり話しかけなくちゃ」と気を張る事はありません。散歩をしたりマタニティヨガをしたり、また美味しいものを食べて心を安定させるのも胎児にいい影響があります。
難しく考えずに、限られたマタニティライフを気楽に過ごす事が一番重要かもしれませんね。
▼お腹の赤ちゃんへの話しかけ方例についてはコチラも参考にしてみて!
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中島ゆうきさん
よくわかりました
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新米おばあちゃんさん
年末に初孫がうまれる予定の55歳のプレおばあちゃんです。
実は、30年近く前、長男がお腹に宿った時、大阪のとある産婦人科病院で、当時は珍しい「胎教教室」なるものに通った第1期生でした。当時の内容としては、「自律訓練法」と「キックゲーム」、プリガフォーンという器具を使って、お腹の赤ちゃんに話かける、というもので、現在のものとほぼ変わらない内容です。
とにかくお腹の赤ちゃんが愛おしくて愛おしくて、家でも外でも職場でも、話しかけていました。「キックゲーム」は慣れてくると一回叩くと一回、二回叩くと二回、三回叩くと三回、返事するようになりますよ。生まれてきた長男は、ひとしきり産声を上げると、私の「頑張ったね」の声に泣き止んで目を開けようとしていました。2歳になって話せるようになった時、この事を自分から話してくれました。「暗い所から出たら、お母さんの声がした」と。「何故お母さんの声ってわかったの?」と訊ねると、「だって、、ずっと聴いてたから。すぐにわかった。優しいきれいな声やった。」と。兄妹3人とも胎教をしましたが、よく眠りよく食べ、優しく思いやりのある子で本当に育てやすかったと思います。今回、孫を授かり、「胎教って今はどうなってるのかな?」と検索してこのページを見つけました。妊婦さん、胎教、やってみてくだい。楽しい育児が出来る第一歩になってくれると思いますよ。
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