妊娠中の夫婦が仲良しになれる!タッピングタッチで愛情ケア
妊娠中は普段と体の調子が違うので、腰痛や肩こりだけでなく、気持ちも不安定で緊張感がありますよね。
あまり激しいマッサージや運動は避けることが賢明です。でもなんとかしたい妊婦さんにお勧めなのが「タッピングタッチ」です。
旦那様もこれなら、疲れず楽で簡単にできるのできっと優しく協力してくれますよ。交代で仕事で疲れた旦那様にもしてあげましょう。
この記事の目次
誰でもできるタッピングタッチは癒し効果抜群!
タッピングタッチとは、マッサージや整体と違って子供でも誰でも簡単にできます。背後からリズミカルに指の腹で左右交互に軽く触れるだけなんです。
軽いタッチとリズムで自己治癒力がアップします。疲れた体と心に働きかけ元気になっていくきっかけを作ってくれます。
背中や肩、腕、首、頭を軽くトントンするだけで、あら不思議。とても気持ちよく、体の疲れを癒すだけでなく心もほぐす効果があるんですよ。
特に妊娠中は無理な運動や強いマッサージなどは控えたいものです。でも、肩こりがひどくなったり腰が痛くなったりしますよね。
仕事から帰ってきた夫に「ちょっとだけマッサージして欲しい…」とお願いしたくなります。でも、「夫も疲れているのに申し訳なくて言えない」なんてことも。
そこでこの「タッピングタッチ」の出番です!これなら力もいりませんし、お腹への影響もなくできますよね。
お互い楽な姿勢で15分程度のんびりタッチするだけです。
妊娠中だけじゃない!妊活中にもオススメのリラックス法
不妊治療中であったり、共働きで仕事に家事に追われストレスにさらされ女性ホルモンのバランスが悪くなっているなど、女性は様々な疲れの原因を抱えています。
体と心は密接に繋がっていることは皆さんご存知だと思います。体を休めることも大切ですが、心がリラックスしていないと妊活にも悪影響です。
自宅で簡単にスキンシップが取れ、お互い癒されるのがタッピングタッチです。もし、喧嘩しているわけではないけどの夫婦生活で変化を求めていらっしゃるなら…。
さりげなくタッピングタッチを取り入れてみてはいかがでしょうか。不安や孤独感の緩和につながるのではないでしょうか。
夫婦のちょっとした不仲をゆるく解いてくれるかもしれません。妊活には夫婦の思いやりやコミュニケーションが大切です。
簡単にできるタッピングタッチをきっかけに、楽しく未来の家族の話をしてみませんか?妊活夫婦のリラックス方法としてもオススメします。
子育て中の倦怠夫婦のピンチを救う癒し系対処法
タッピングタッチは癒し系の優しいふれあいです。育児中の疲れたママにも効果を発揮します。
もちろん夫婦だけでなく、子供ともできますよ。
子供ができると夫婦間での呼び名は「ママ、パパ」が普通になってしまいますが、タッピングしながら恋人時代のように名前で呼び合うのもいいですね。
「産後クライシス」なんて言葉もよく聞きますが、関係がこじれる前にお互いがゆったり優しい時間を共有することは大切なことです。
相手を思いやりながら触れ合うことで塞いだ気持ちも晴れてくるかもしれません。別居や離婚になる前の予防策としてもぜひやってみてください。
夫婦でやってみよう!タッピングタッチの方法
基本さえマスターできれば、応用しながら特に気持ちのいいところにタッチしたり、指の腹だけでなく手のひら全体を使ったり、グーの手でゆっくり押し当てたりもOKです。
【 タッピングタッチの基本形(15分) 】
- 相手の後ろからタッチします
- 五本の指先の腹を使って左右交互にタッチします
- ゆったりとしたリズムが大切です
- 肩甲骨→腰→肩・腕→首・頭→肩甲骨の順に移動します
- 最後は背中や腕を上から下にさすります
相手の後ろからタッチします
まず相手の後ろに座ります。椅子でも正座でもいいですよ。
背もたれのある椅子の場合邪魔にならないよう脇に背もたれが来るようにしておきましょう。
お風呂で背中を洗うような感じで座ります。お互いスタート前のリラックス方法として腕を下にしてブラブラ脱力しておきましょう。
始める挨拶として、タッピングタッチをする側の後ろの人は、相手の肩甲骨の内側あたりに手のひらを添え楽な感じで5秒ほどソフトに触れてください。
五本の指先の腹を使って左右交互にタッチします
手を添えたあたりから手と手の間に握りこぶし一つ分間を開けて、指先の腹で左右交互に優しく弾ませるようにタッチします。
力を抜いて強く叩かないようにしましょう。指は軽く開き気味であくまでもソフトにそっとタッチします。
受ける側はなんだか物足りないかもしれませんが身を任せましょう。
ゆったりとしたリズムが大切です
左右交互にタッチするテンポですが、ちょっとゆっくり過ぎるかな?くらいがいいですよ。「もしもしかめよ、かめさんよ…」の『うさぎとかめ』に合わせる感じです。
ヒーリング音楽をBGMにリズムをとるのもいいですね。1~2秒に左右1回ずつくらいの一定したゆったりしたリズムを保ってください。
肩甲骨、腰、肩、腕、首、頭、肩甲骨の順に移動します
スタート地点の肩甲骨あたりから、タッピングしながら腰の方へ降りてきます。下の方は角度的に苦しい体勢になりますので、タッピングする人は立ちましょう。
相手の後ろに立って腕を前後にブラブラ振って、手の甲を相手の腰辺りにポンポンと交互にタッチしてみてください。(ゾウの鼻をイメージしてください)
強く当たらないよう気をつけてくださいね。腰が終わったら肩と腕をタッピングします。そのまま立った状態、椅子でなければ膝立ちで行います。
肩・腕は指先の腹で軽くタッピングしましょう。つい肩たたきのようになりそうですが、あくまでも優しくソフトなタッチでゆったりのんびりリズムで行いましょう。
肩や首がしばらく出来たら首と頭もしてあげましょう。こめかみあたりもとても気持ちよくて効果的です。
一通りできたら相手にタッチして欲しい場所を聞きながら自由にタッチします。指先だけでなく応用編も試してみましょう。
手のひら全体でゆっくりタッチしたり、指を丸めたグーの手でネコの足踏みのように、体を少し左右に揺らしながらタッチするとリズムがとりやすくなります。
最後は背中や腕を上から下にさすります
終わる前に元の位置、肩甲骨の内側に軽く手を当てしばらく余韻を味わえるように、深く息をして暖かさや安堵感で気持ちいいひと時を感じましょう。
最後は、背中や腕を上から下へリフレッシュするように何度かさすってください。子供に言うように「よしよし」と言葉をかけながらさすると心も癒されます。
全体で15分くらいのんびりするのが理想的です。できれば、二人で交代しながらするとお互いケアすることができます。
こちらのサイトに解説図が紹介されています。
http://www.tappingtouch.org/?p=455
赤ちゃんをあやすリズムに似ているタッピングタッチの効果
誰でも簡単に行えるタッピングタッチは、赤ちゃんをあやす時のリズムに似ています。タッチをしてもらいながら幼い頃の懐かしい感覚を思い出すこともあるようです。
タッピングタッチのリズムが鼓動のリズムと似ているからかもしれませんね。また肌のふれあいも人の心と体を気持ちよく癒すのかもしれません。
次のような効果が期待されます
- 心理的効果
- 身体的効果
- 人間関係における効果
大切にされた感じが嬉しい心理的効果
とてもいたわってもらったような、大切にしてもらっているような気持ちになります。妊娠中の不安な気持ちが和らぎリラックスすることができます。
心地よくなると、楽しい気分になり肯定的な感情が増え、寂しさや不安、深刻さなど否定的な感情が減ります。
こだわりがほぐれプラス思考にもなりますし、幼い頃のことを思い出したりして穏やかな気分になります。
ストレス症状が減る身体的効果
体のコリがほぐれてリフレッシュします。血行が良くなることで身体が暖かくなり、体の緊張や痛み等が楽になります。
ストレスで弱まってしまう副交感神経や精神を安定させる働きのあるセロトニンが活発になることがわかっています。
夫婦が仲良くなれる人間関係における効果
緩やかなタッピングタッチは、親しみがわき、安心感や信頼感を感じることができます。なんとなく会話が増えたりスキンシップも増えたりするようです。
和やかな雰囲気なことから、お互いを助け合えるようなサポートしあえる関係を作ることにつながります。
臨床的には、不安からくる緊張、うつ症状、トラウマ、神経症、心身症、不眠症など様々な病に直接的なあるいは補足的な効果が確認されているということです。
夫婦の愛情ケア、タッピングタッチの注意点
一般でタッピングタッチをするときは治療行為ではありません。あくまでもお互のケアですので、体調不良や、病気が疑われる場合は病院へ行きましょう。
出産間近であれば腰周りは避けて、肩や腕、首や頭にとどめておきましょう。つわりの間は無理のない範囲でしましょう。
安定期であれば安心して夫婦一緒に楽しめますが、体だけではなく心にも影響を与えますので次の点に気をつけましょう。
- 楽しみながら、気楽に軽やかにしましょう
- マッサージにならないよう気をつけましょう
- しつこくしたり、無理や押しつけはしないようにしましょう
- 相手が気持ちいいかどうか確認しながら進めましょう
- のんびり、ゆったりを楽しみましょう
- 家庭でするときは治療を目的として行わない
仲良し夫婦で会話が弾むのはいいことなんですが、タッピング中は静かにのんびりした時間を楽しむよう心がけてみてください。
自分でもできる!セルフタッピング
「夫婦でタッピングするのは休みの日くらいしかできないな…」とお悩みなら、自分でやってみましょう。
家のリビングでゆったりした音楽を聴きながら、ご自身でタッチするセルフタッピングに挑戦してみましょう。
背中や腰を自分でするのは辛いと思いますので、鎖骨や首、顔周りや頭を左右交互に軽くタッピングしてみましょう。
始める前の準備として、腕を垂らしてブラブラ脱力することを忘れないでください。するときはいつもリラックスして力が抜けている状態がベストです。
被災地や介護現場でも利用広がるタッピングタッチで夫婦円満
ご紹介したタッピングタッチは、家族や友達関係の利用だけでなく、被災地での心のケア、介護、看護、医療、スクールカウンセリングなどに広がりを見せています。
特別な技術や力もいらず、誰もが簡単にできることから様々な分野で活用されています。肩たたきやマッサージと違って施す側もほとんど疲れません。
バタバタと忙しい毎日だからこそ、ゆったりした時間の流れの中でのスキンシップを取りましょう。精神状態を落ち着かせ心を癒すことが大切です。
妊娠中の不満やイライラは胎児にもよくありません。夫婦仲良くソフトで軽やかなタッピングタッチをぜひお試し下さいませ。