妊婦の頻尿は我慢すると尿漏れや膀胱炎になるかも…おすすめの対策

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2017/06/27

頻尿に悩んでいるので対策をしようと思っている妊婦さん

妊娠中に悩まされることが多い頻尿の症状ですが、トイレに行くのを我慢してしまうと膀胱炎などの病気を発症してしまうこともあります。

妊娠中の頻尿と上手に付き合っていくことで、病気になるリスクを減らすことが出来ます。

また、頻尿に関連して「尿漏れ」が心配になる妊婦さんも多くいらっしゃいますが、こちらも対策を行うことで心配を減らすことが出来ます。

では、妊娠中の頻尿や尿漏れにはどのような対策が有効なのでしょうか。すぐに実行できる対処法についてご紹介します。

すぐに実行出来る妊娠中の頻尿への対処法

妊娠中の頻尿は出産を経ることで解消するものですが、残尿感やトイレの回数が嫌になって水分制限をしようとする方もいるようです。

しかし、妊娠中は血流量も増えますし体が欲する水分量が普段よりも多くなるため、医師の指導を受けない自己流の水分制限はお勧めできません。

現実的にすぐに実行に移すことが出来る頻尿への対象方法についてご紹介していきます。

ただし、妊娠中頻尿が起こりやすい初期にはつわりがあることも多く、なかなか思うように動けないこともあるので、全部ではなく少しずつ実行するようにしましょう。
  • トイレの回数と工夫
  • 冷え対策
  • 食事、飲み物の工夫

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

尿意を我慢しないでトイレに行く!トイレでも工夫を

頻尿の時は、尿意を感じてトイレに行っても実際に出る尿の量は少なくなるため、我慢をしても大丈夫と考える人もいますが、それは間違いです。

感じた尿意を我慢せずにこまめにトイレに行くことが、最も基本的な頻尿への対処法です。

トイレに行くのを我慢しすぎてしまうと膀胱炎を招く原因になります。

特に妊娠初期は免疫も落ちていることが多いため細菌感染リスクが高まりますので、こまめにトイレに行って尿を排出するようにしましょう。

また、トイレでの一回一回の排出する尿の量を増やすというのは、トイレに行く回数を少しでも減らしたい人にオススメの方法です。

尿を出した後に便座に座ったまま少しの間前かがみの姿勢をとり続けることで、膀胱内にたまった尿を全て出し切ることが出来、残尿量をなくすことでトイレに行く回数が減らせるのです。

ただし、前かがみの姿勢が苦しく感じたりお腹を圧迫する場合は無理にそのような姿勢をとらないようにしましょう。

冷えは頻尿の元!体を温める意識

体の冷えが強いと、頻尿の症状がひどく感じられるようになります。

体の冷えを防ぐために、夏に冷房を使う際には設定温度に気を付けて冷房の効きすぎにならないように注意しましょう。

公共施設やオフィスなどで冷房温度を自由に設定できない場所で寒く感じられる時は、ひざ掛けを使ったり、上着を1枚持参しておいたり、保温効果の高い下着を身につけたりするなどして冷え対策を行いましょう。

また、体を締めつけるような服装は血流を悪くさせて冷えを引き起こしやすいです。お腹だけでなく身体全体をゆったりとした服装を心がけてください。

さらに、お風呂に入る時は湯船にためたお湯に浸かって下半身を温めると、血行も良くなってむくみの予防にもなるのでおすすめです。

カフェインは赤ちゃんのためにも控えて!食事や水分を摂る時間にも注意

妊娠中、胎児への影響も考えてカフェインを避けるお母さんは多いと思いますが、頻尿対策のためにもカフェインは控えたほうが良いです。

カフェインには利尿作用があるため、カフェインが含まれた飲み物を飲みすぎるとトイレの回数がさらに増えてしまいます。

胎児への影響も鑑みて、妊娠している期間はコーヒーや緑茶などカフェインの入った飲料を飲むのをなるべく控えるようにすると、頻尿対策にもなります。

妊娠中の水分補給におすすめなのがノンカフェインの水や麦茶、ルイボスティーなどの飲み物です。

最近はカフェインレスやデカフェのコーヒーや紅茶の種類も豊富となってきており、簡単に手に入るようになっていますので、そのような飲み物を選ぶのも良いでしょう。

また、就寝前直前の食事や水分補給は夜中にトイレに行く回数を増やす可能性があります。飲み物だけでなく、水分を多く含む果物や野菜の摂取、スープなどの食事にも気をつけ、寝る直前には飲食を避けると良いでしょう。

外出先だと特に心配…妊娠中の尿漏れの対処法

妊娠中に悩まされるのは頻尿だけではありません。尿漏れも気になるママは多く、くしゃみや咳などお腹に力を入れた時に失禁してしまう方が多いようです。

また、頻尿も自宅ではあまり気にならなくても、外出先で頻繁にトイレに行くのは気兼ねしてしまったり、トイレにすぐ行ける環境ではないと焦ってしまうこともあります。

精神的な緊張は頻尿の症状を助長させたり尿漏れにつながることもあるので、「尿意を感じても、すぐにトイレに駆け込まなくて大丈夫」という心の余裕が大切です。

では、気持ちを安定した状態にするためにも有効な尿漏れの対処法を見ていきましょう。

  • 排尿方法を意識する
  • 専用商品を利用する

それぞれひとつずつ詳しく見ていきましょう。

いきまないで排尿する方法を身につける

妊娠中は子宮の圧迫で尿漏れが起こりやすいだけでなく、ホルモンバランスの影響もあり膀胱の収縮力が落ちることから、無意識のうちにお腹に力を入れることが多いために尿漏れにつながりやすいです。

また、排尿の際もお腹に力を入れていきむような姿勢になりがちですが、この癖がついてしまうと出産後も尿漏れが続く原因にもなりえます。

なので、妊娠中からいきまずに排尿するように意識して自然な形で排尿するように習慣づけておきましょう。

妊婦専用尿漏れパットも!優秀な対策グッズの利用

どんなに気を付けていても無意識のうちに起こってしまうのが尿漏れの困ったところですので、尿漏れが起こった際にも慌てずに済むような状態にしておくことも大切です。

現在、尿漏れで悩む人のために尿漏れ専用のパッドがたくさん市販されています。なかには、妊婦さん向けに独自開発された尿漏れパッドもあります。

  • 軽失禁パッド ママケアパッド
  • チャームナップ 吸水さらフィ
  • ロリエ 吸水フリーデイ
パッドを買うのが恥ずかしいからと生理用品で代用する人もいますが、尿漏れ専用の物の方が尿に対応した吸収力や消臭力、肌への負担の軽減などがされているのでおすすめです。

妊娠中の頻尿と尿漏れは自然な事…上手に乗り切ろう

妊娠中の頻尿や尿漏れは恥ずかしい事だと感じて悩みがちですが、それ自体は自然な現象です。

生活の中で取り入れられる対処法を行ったり、市販の対策グッズを使ったりして上手に乗り切っていくようにしましょう。

もしも、尿漏れが異常に長く続いたり尿漏れの量が毎回多すぎるなど、気になることがあれば、かかりつけの産婦人科に相談して不安を解消しましょう。

妊娠中は起こりやすい体のマイナートラブルだということを理解して、あまり悩みすぎずにストレスをためない生活を送るように心がけていきたいですね。

▼妊娠中に頻尿になりやすい原因についてはコチラも参考にしてみて!

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