入学式のパパの服装。派手すぎずでも春らしさを1点は入れてみて!
ついこの間生まれたばかりの赤ちゃんだった子供が、ランドセルを背負って小学校の入学式。生まれてからの6年間を振り返り、感無量のパパも多くいるのでは!
我が子の晴れ舞台にパパとして参列する日、果たしてどのような服装で行けば良いのでしょうか。
小学校入学式にふさわしい父親の服装や、入学式の流れ、マナー、父親の役目までお話しましょう。
この記事の目次
入学式に参列するパパにおすすめの服装
入学式が間近にせまると、奥様や子供が服装をあれこれ考え始め、家でファッションショーが開かれることもあるでしょう。
そんな平和な光景を見ながら、自分はどんな服装で行こう?仕事に行くスーツで良いのか?と疑問がわくことも…。
好感が持てるパパの服装!やはりパパの正装は「スーツ」です。
スーツでも周囲から浮かず、春の入学式らしさのある服装を考えていきましょう。
スーツの形はシングルのスリーピースが好印象
メンズスーツには様々な形がありますが、冠婚葬祭やパーティではなく子供の入学式という目的を考えると、相応しい形と避けるべきスタイルもあります。
- ビジネススーツ
- ビジネススーツはきちんとしている印象が伝わります。ジャケット・スラックス・ベストがセットのスリーピース(三つ揃え)はより一層好印象に。撮影など動きにくいときにジャケットを脱いでもベストがあるので、入学式にはカッコいいスタイルです。
- ダークスーツ
- ビジネスなどにも良く用いられる濃紺やダークグレーのスーツで、無地やうっすらストライプが入ったものもあり、世界基準の礼服と言われます。友人や同僚の結婚式などでも見られますが、入学式にもぴったりでしょう。
- ブラックスーツ
- 黒の無地スーツで略礼服とも言われ、日本基準の礼服です。上司や先輩の結婚式など堅い雰囲気の結婚式での基本スタイルですが、入学式にはおすすめできません。
- ジャケット+パンツ
- テーラードジャケットにチノパンのような上下色や柄が違うカジュアルスーツで出席しているパパも探せばいます。スーツを持っていない、そのまま仕事などに行けるなどの理由ですが、入学式に相応しいとは言えないのであまりおすすめできません。
またスーツの形にはシングルとダブルがあります。シングルはシンプル、ダブルはフォーマルというイメージです。
ジャケットの襟(ラペル)は、下襟の先がとがっているピークドラペルがお洒落感がありますが、一般的なひし形のノッチドラペルでも問題ないでしょう。
丈はお尻が半分から3/4隠れるくらいが長すぎず短すぎずで好感を持てます。
スーツの色はダーク系・遠目で見て無地に見える物がおすすめ
パパの服装でパッと見て印象付くのは「色」ですね。色合いでかなり印象が変わってきます。
入学式に参列する父親のスーツの色は、濃いネイビー、グレー系、黒のダークスーツが良いでしょう。
柄は無地、もしくは遠目で見て無地に見える程度のストライプ柄をおすすめします。
スーツのボタンは二つボタンがスマート!
かつては三つボタンが流行ったころもありましたが、今は二つボタンのスーツがスマートでスタイリッシュな印象を与えます。
もし三つボタンのジャケットにするなら、上から2つを留め、2つボタンのジャケットは上の1つだけを留めます。
また座るときはボタンを外すのもマナーでしょう。
ワイシャツの色・柄は主張しすぎないものを!
入学式は格式ある式典なので、主張しすぎないワイシャツの色柄がおすすめです。
基本は白、またはアイボリー、淡いブルーとし、春と言えどもピンクやイエロー、グレーなどの派手な色物は避けましょう。
シャツの柄は無地が無難ですが、ストライプやチェック柄が薄く入っていても問題ありません。
襟のタイプは、ボタンダウンよりもレギュラーカラーやウィンザーカラー、ホリゾンタルカラーがネクタイをしめるには向いていますね。
ノーネクタイとするならボタンダウンでスーツを着こなす若いパパもたまに見かけます。
ネクタイの色・柄で春らしさを持たせてるとGOOD
入学式は基本的にスーツやワイシャツは派手になりすぎないものがおすすめです。
ただ仕事ではなく我が子のおめでたい日であり、春らしさを表すにはネクタイに工夫すると良いでしょう。
シルバー系だとフォーマル感が高くなり、明るい雰囲気を出すには薄いピンクや水色系、パープルなどで光沢のあるネクタイもおすすめです。
ドットやストライプ柄でも問題はありませんが、白一色と黒一色やキャラクター柄、派手すぎるネクタイは避けましょう。
ネクタイの幅は大剣の幅が7~9cmのレギュラータイが基本的、幅が4~6cmのナロータイはシャープな印象。スーツとYシャツに合っているならどちらでも構いません。
リングタイやアスコットタイは、お洒落でメンズに人気ですが入学式ではおすすめできません。
お洒落なポケットチーフでワンポイント!
ぐっとおしゃれ度が増すのはネクタイと同じ柄、同じ素材のポケットチーフをつけることです。ネクタイとチーフの色を変えるなら同系色が良いでしょう。
但し派手なイメージは与えないよう、スーツ・ワイシャツ・ネクタイの色をおとなしめにして、ポケットチーフをポイントにすると好感を持たれます。
ここで忘れないようにするのは結婚式やパーティではなく、入学式の子供を見守る父親であることですね。
靴で服装全体の印象が決まる!無地でしっかりと手入れしたものをチョイス
靴は基本的にスーツの色にあった黒系・茶系・グレーなどの、紐がついている革靴がよりフォーマルになり入学式にはふさわしいでしょう。
どんなにスーツやネクタイでキメていても足元が汚れていたらすべてが台無し…。
さりげないお洒落は足元からです。磨いていない靴や履き古した靴は避けましょう。
靴下もスーツや靴にあった無地のものを選びましょう。式典には靴を脱いで参列する場合もあるので、派手な靴下は目立ちます。
つま先に穴のあいていないか、かかとが薄くなっていないかも事前にチェックしておきましょう。
全体的に派手すぎずシックにまとてみて!
卒園式と入学式の服装は、微妙に季節や目的が違うことから母親は同じ服を着ない傾向にあります。
女性にはスーツ・パンツスーツ・ワンピース・着物など様々なバリエーションがありますが、父親は基本的に七五三も卒園式も入学式もスーツ着用です。
その中で入園式や入学式は春のセレモニーなので、ワイシャツやネクタイ、ポケットチーフなどで父親も少し明るい色をどこかに取り入れても良いでしょう。
ビジネススーツの場合はスリーピースでワイシャツかネクタイを明るい色味にすること。
ダークスーツならワイシャツやネクタイのデザインは抑えめにしポケットチーフでポイントをつけるなど、シンプルなコディネートを心掛けると良いですね。
関連記事:キーワードは『上品に』。入学式のママの服装はここに気をつけて!
入学式に参列する父親が避けるべき服装
いくら自宅から近い公立小学校でも、幼稚園や保育園で一緒だった仲間が多いとしても、入学式に気を遣わない服装は避けるべきです。
また入学式といっても、子供よりも目立つような服装も好ましくありません。
TPOをわきまえ、シンプルイズベストなお洒落を心掛けたいところですが、こんな服装は止めておきましょう。
- 母親の着物はOKだが、父親の和装はNG
- 結婚式やお葬式と同じコーデ(白ネクタイ白ポケットチーフなどの礼装)
- スーツの生地が光沢を帯びている
- 全体的に派手
- 上下色違いの背広とスラックス
- サイズが身体に合っていない服装
- ジーパンとスニーカーなどのカジュアルすぎるもの
- 仕事帰りと言えども仕事着や普段着姿での参加
- サングラスや帽子着用
- しわがあったり汚れなどの清潔感のないもの
- 大きめのアクセサリーをつける
入学式当日の流れのご紹介
小学校の入学式と言えば、かつては満開の桜の下でランドセルを背負った子供と記念撮影が定番でしたが、今では桜が散ったあとの木の下というイメージですね。
入学式当日の流れも事前に知っておくと、参列する父親も心構えができるでしょう。
入学式当日の一日の流れ
- 親子で登校(早めに登校し、小学校前で記念撮影がおすすめ)
- 受付 (本人確認用の書類などを提示し、クラス発表の掲示を確認)
- 子どもは各教室へ
- 保護者は式典の会場の保護者席に着席
- 入学式
- 各教室にて学級活動(教科書配布)
- クラスごとに親子で記念写真撮影
- 親子で下校
- 校庭や学校前などで自由に写真撮影
入学式式典の流れ
- 保護者が先に着席
- 新一年生がクラスごとに入場
- 一同礼
- 開式の言葉
- 国歌斉唱
- 学校長式辞
- 来賓紹介および祝電披露
- 在校生の挨拶
- 1年生の学級担当教諭紹介
- 校歌斉唱
- 閉式の言葉
- 一同礼
入学式のマナー違反に気を付けよう!
式場に可愛い息子(娘)が胸にコサージュをつけて入場してきたとき、つい周囲を気にしない行為をしてしまいがちですが、厳かな式典にはマナーがあります。
新しい環境で緊張している子供に恥ずかしくないよう、大人も基本的なマナーを守るようにしましょう。
周囲に迷惑をかける撮影はしない!
我が子のベストショットをカメラに収めたいという気持ちはわかりますが、後ろの席の人も同じ気持ちです。
席を立ってまでの写真撮影は迷惑行為…。まして立ったままの動画撮影などはもっての外ですね。
また子供の席の近くに行きたいがための割り込みなども、大人として常識外の行動となります。
フラッシュをたいての撮影もマナー違反となるでしょう。
式典中のおしゃべりは厳禁!
静かな式典中の私語や笑い声は響き渡ります。ひそひそ話も感じが良いものではありません。
周囲のビデオ撮影に声が入ってしまうことも考えられ、小学校の入学式という一生の宝物にまわりの声が入るのは大変な迷惑行為となります。
また子供やその友達にまで声をかける保護者も目にしますが、厳かな式典中には避けたほうが良いでしょう。
携帯電話の音を出さない!
静かな式典中にLINEの着信音が鳴り響き、慌ててマナーモードにしている光景を目にします。
マナーモードも静寂の空間では、響き渡ることも…。できれば数時間は電源を切ることをおすすめします。
式典中に話ができないため一緒にいながらLINEで会話をしている夫婦やママ友も見かけますが、一生に一度の小学校の入学式は子供の姿に集中してあげたいですね。
下の子を連れて行くときの対応に注意
上の子の入学式に夫婦そろって出席するには、どうしても下の子を連れて行かなくてはいけません。
式典の席はすぐに外に出られるように出口付近に座る方が良いですね。
入学式でお父さんの出番はたくさんある
入学式にパパが来る事ことは子供も嬉しいことですが、ママにとっても旦那様が一緒にいてくれるのは心強いことです。
せっかく夫婦で参列する入学式!パパならではの出番はどんなときに発揮できるでしょうか。
写真・動画撮影はパパが上手
やはり一番は撮影ですね。撮影は女性よりも背の高い男性が上手であることや、ママが写真・パパが動画などバラエティーに富んだ撮影ができます。
ママと子供、パパと子供などのショットもパパが一緒だとたくさん撮れるでしょう。
多い荷物を持ってあげましょう
入学式は意外と荷物がたくさんになります。
教科書以外にお道具箱・さんすうボックス・絵の具セット・防災頭巾・お祝いのお菓子まで、子供とママだけではとても持てないことも…。
ランドセルに入らないものも多いので、サブバックを用意し重いものはパパが持ってあげましょう。
注意事項の聞き漏らし対策にもなる
教室などで先生方からの話や注意事項を母親だけだと聞き洩らしてしまうこともあるでしょう。
例えば下の子がぐずって一方が外に出なくてはいけなくなったときや、トイレなどで席を外しているとき、パパがいると安心です。
下の子の対応はパパがいると安心
入学式当日は登校から下校まで数時間は拘束されます。下の子は長い時間じっとしてくれないでしょう。
そんなときパパがいてくれたら交代で下の子の面倒を見ることができます。母親が一人で下の子を連れての入学式参列はかなり精神的に負担となってしまいます。
素敵な服装で心に残る入学式になりますように!
一人の子供に学校の入学式は2回~4回程度です。
その中でお父さんに「入学式来てね!」と無邪気に言ってくれ、式場でも手を振ってくれるのは小学校の入学式くらいでしょう。
中学、高校ともなると、別に来なくていいよ!など思春期ならではの冷たく言われることも…。
そう考えると小学校の入学式は、パパにとっても貴重なセレモニーですね。
服装に気になる部分があるとせっかくのお祝いの一日がつまらない日になるのは、男性も女性と同じです。
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