子供に大人気の観光列車ベスト5!長期連休の家族旅行におすすめ

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2017/11/11

観光列車に乗ろうとしている子供

最近ではさまざまなタイプの観光列車が話題を呼んでいます。ですが、中には大人は楽しめても子供にとっては楽しめないという観光列車もありますよね。

飽きてしまって泣いてしまったり騒いでしまったりして周りが気になるという経験をされた方も多いようです。

我が家も電車大好きの子供がいますが、大人向け観光列車では飽きてしまい「まだつかないの?」「はやく電車を降りたい」と不評だった観光列車もありました。

そこで、移動中も子供が飽きず楽しむことが出来る子供に大人気の観光列車のベスト5をご紹介します。ぜひ旅行計画の参考にしてくださいね。

四国を走る「アンパンマン列車」は全部で21種類

乳幼児に絶大な人気を誇るキャラクターの一つにアンパンマンがありますが、このアンパンマンのキャラクターたちが描かれた電車が四国を走っています。

その観光列車の名前が「アンパンマン列車」といいます。

このアンパンマン列車は全部で21両の車両があり、それぞれの車両が走る路線は決まっています。つまり、どのアンパンマン列車に乗ることが出来るのかというのは、どの路線に乗るのかによっても変わってくることになります。

JR四国の路線の中でもアンパンマン列車が運行しているのは、予讃線、土讃線、高徳線、徳島線の4路線になります。

実際にどの路線にどのようなアンパンマン列車が運行しているのかはこちらです。

  • 予讃線(宇和島駅と松山駅の間)は宇和海アンパンマン列車
  • 予讃線(松山駅と高松駅または岡山駅の間)は8000系アンパンマン列車
  • 土讃線(中村駅と岡山駅の間)はアンパンマン列車
  • 高徳線・徳島線(高松駅と阿波池田駅の間)はゆうゆうアンパンマンカー
  • このほかに高松駅と岡山駅の間と琴平駅と岡山駅の間にアンパンマントロッコ

予讃線の8000系アンパンマン列車や宇和海アンパンマン列車、土讃線アンパンマン列車は毎日運行されていますが、ゆうゆうアンパンマンカーとアンパンマントロッコは土日祝日を中心に夏休みや冬休みに運行されている列車になっています。

ゆうゆうアンパンマンカーとアンパンマントロッコ以外はいわゆる在来線でいつでも乗ることが出来る列車ということができますが、沢山あるアンパンマン列車の中で、ゆうゆうアンパンマンカーだけは特別なアンパンマン列車となっています。

じつはゆうゆうアンパンマンカーの2両目はプレイルームになっていて、車内で思いっきり遊ぶことが出来るという特別な車両になっているんです。

このプレイルームは靴を脱いで子供たちが思いっきり遊べる工夫が満載の車両として非常に人気になっています。

プレイルームの床には線路が描かれており、この線路をたどっていくとトンネルがあったり1両目の指定席までたどり着くこともできます。

アンパンマンのキャラクターが描かれたクッションやソファーなどもあって、小さな子供達でも安心して遊べる空間となっています。

ゆうゆうアンパンマンカーではこんな遊びもできちゃいます

ではどのような遊びを楽しむことが出来るのでしょうか?まず遊べる内容を紹介していきましょう。

アンパンマンやキャラクター達を探す
ゆうゆうアンパンマンカーはいろいろなところにアンパンマンやキャラクターたちが隠れています。1両目の座席の前にあるテーブルを下したところにも、キャラクターが隠れていることもあります。

子供が好きなキャラクターがどこに隠れているのかを、列車内を探検して探すこともできますよね。

ちらがより早く探したいキャラクターを探せるのかを競い合っても楽しいひと時を過ごすことが出来ます。

描かれている線路で電車ごっこをする
ゆうゆうアンパンマンカーの床には線路が描かれています。時には壁にも線路が描かれていたり、トンネルを通過していったりと、縦横無尽に描かれた線路を使って電車ごっこを楽しむこともできます。

パパやママにとっては通りにくいトンネルもありますが、子供と一緒に電車ごっこをしながら過ごすことだってできますね。

いつの間にかお友達になった他の子供たちと一緒に遊んですごしてくれれば、パパやママはほっと一息つくこともできます。

この線路は座席がある1両目までつながっていますので、もし途中で休憩をさせたいと思ったときには、電車ごっこをしながら座席まで誘導していくこともできますので、子供が嫌がらずに座席まで来ることもできます。

せっかくの楽しい旅なので子供が嫌がらずに行動が出来るのはうれしいですよね。笑顔のまま旅を続けることが出来るのが一番です。

今どこかな?路線図で現在地を確認する
座席のある1両目の天井には、ひらがなで書かれた路線図があります。この路線図を使って、今いる場所はどこかなと子供と一緒に考えてみることもおすすめです。

あと何駅で到着かな?などお話をしながら残りの旅を楽しむこともできますよね。

子供にとってはひらがなの練習になりますし、もうすぐ到着だから降りる準備をしようねといった誘導をするのがとっても楽になりますよ。

追いかけっこもかくれんぼもできちゃう

ゆうゆうアンパンマンカーの車内はかくれんぼが出来る壁もあります。床もクッションシートになっているため、転んでしまったとしても大きなけがをする心配がありません。

もちろん、大きなお友達が本気で追いかけっこやかくれんぼをするのは危険ですが、小さなお友達がパパやママと追いかけっこをしたりかくれんぼをするといったことはOKです。

じっと座席に座っているのではなく、こうして体を動かして遊ぶことが出来るのがゆうゆうアンパンマンカーが人気になっている理由になっているんです。

ゆうゆうアンパンマンカーのプレイルームで遊んでいれば、約70分の電車の旅もあっという間に過ぎてしまう事間違いなしですよね。

ゆうゆうアンパンマンカーで遊ぶために必要な物とは

ゆうゆうアンパンマンカーは特急電車に連結する形で運行しています。そのため特急電車にはゆうゆうアンパンマンカー以外にも一般車両の指定席や自由席があります。

ですが、ゆうゆうアンパンマンカーのプレイルームで遊ぶためには、ゆうゆうアンパンマンカーの指定券が必要になります。

ゆうゆうアンパンマンカーの指定券は1両目だけで、全部で20席です。狭き門になってしまいますが、その分プレイルームではゆったりと遊ぶことが出来ますね。

席を取るのは大変なので、パパかママのどちらかが子供と一緒にゆうゆうアンパンマンカーに乗って、一緒に乗らない人は特急電車でちょっとゆっくりとすることもできます。

お荷物も別行動の人が預かれば、子供と一緒の人は身軽に遊ぶことが出来ますよ。

四国にはこのアンパンマン列車以外にも沢山の観光列車が走っていますので、電車大好きな子供たちにとっては楽しいエリアですよね。

東北の旅なら「POKEMON with YOU トレイン」100匹以上のポケモンがいます

東北への旅行に使いたい楽しい観光列車がJR東日本の大船渡線で運行されています。

一ノ関駅から気仙沼駅の区間を走っている電車で、その名前を「POKÉMON with YOU トレイン」といいます。

この「POKÉMON with YOU トレイン」の車両は全部で2両で、コミュニケーションシート車両とプレイルーム車両に分かれています。座席指定をすることができるのはコミュニケーションシート車両です。

プレイルーム車両はPOKEMON with YOU トレインのコミュニケーションシートの座席指定券を持っている人だけが遊べる車両になっています。

コミュニケーションシートは全部で46席あり、2人掛けのシートが基本として向かい合わせに設置されています。

シートはとてもカラフルで、それぞれにポケモンのキャラクターが描かれています。このコミュニケーションシートだけで46匹のポケモンが隠れています。

カーテンやシートの上の蛍光灯カバーにもポケモンが隠れているので、ぜひ大好きなポケモンを探してみてくださいね。どこかにピカチュウも隠れています。

プレイルーム車両は一両まるまる靴を脱いで遊ぶことが出来るエリアになっています。

中央にはピカチュウとビクティニの木があり、トンネルやモンスターボール、えあわせサイコロなど楽しい遊び道具もたくさん用意されています。

では、このPOKEMON with YOU トレインではどのように過ごすことが出来るのでしょうか?

POKEMON with YOU トレインでの過ごし方、遊び方

実際にPOKEMON with YOU トレインで楽しく過ごすためにはどうしたらいいのでしょうか?遊び方の一例をご紹介します。

100匹のポケモンを探し出そう
このPOKEMON with YOU トレインには100匹のポケモンが隠れています。ポケモントレイナーになって気分でポケモンを探し出してみましょう。

コミュニケーションシートに描かれているポケモンだけでも46匹ですので、残り54匹がどこにいるのかを探してみましょう。プレイルームだけではなく、トイレや壁や天井にもポケモンは隠れています。

100匹を誰が一番早く見つけることが出来るのか、またピカチュウがどこに隠れていたのか探してみてください。

えあわせサイコロを使ってポケモンを見つけよう
プレイルームにあるえあわせさいころは、4つのサイコロで一つのポケモンを見つけることが出来るさいころになっています。

お友達と強力をしてさいころの絵を合わせてポケモンを見つけ出してみましょう。そして、えあわせをして見つけ出したポケモンが車両のどこにいるのかを探してみるのも楽しいですよね。

モグリューのトンネルでモンスターボール転がしをしよう
プレイルームのモグリューのトンネルの中にモンスターボールを持ち込んで、中でボール転がしをするのもとっても楽しいです。

初めて会ったお友達でも、モンスターボール転がしをしながら仲良くなれたらうれしいですよね。

小さなお友達もいるので投げ合うことは危険ですが、転がして遊ぶことで周りのお友達にぶつける心配もなくなってとっても楽しく遊ぶことが出来ます。

カビゴンのおなかでお昼寝をしてもいいね
プレイルームには仰向けになってお昼寝をしているカビゴンの姿も見かけることが出来ます、ふわふわのカビゴンのおなかの上なら、きっととってもいい夢を見てお昼寝をすることもできます。

遊ぶ方がとっても忙しいと思いますが、ちょっと疲れちゃったときにはカビゴンのおなかの上で休憩をしてみるのもいいですよね。

パパやママと寝る時とは違うポケモンの夢を見ることが出来るかもしれません。

途中駅にもポケモンがたくさん
POKEMON with YOU トレインが途中で停車する駅にはどの駅にもポケモンがたくさん描かれています。

ポケモンのオブジェもたくさんありますので、途中で停車するごとにホームに降りてみて、ポケモンたちと写真を撮るのも楽しいです。

駅のホームの柵などにもポケモンが隠れているので、ぜひいろいろなところのポケモンをしっかりと見つけ出してきてください。

このようにPOKEMON with YOU トレインはプレイルーム車両でポケモン探しをしたり身体を使って思いっきり遊ぶこともできますので、約2時間の旅も飽きることなく過ごすことが出来ますよ。

また、このPOKÉMON with YOU トレインは2017年7月15日にリニューアルデビューを行います。新しくなるPOKÉMON with YOU トレインは内装も外装も変わるので楽しみですよね。

POKÉMON with YOU トレインはいつ運行しているのか

気になるPOKÉMON with YOU トレインの運行日ですが、土日を中心として夏休みや冬休みなどの長期連休では毎日運行されることもあります。

毎日1往復の運行で、席は46席なのでやや入手困難な切符ということもできます。

東北の被災地復興支援活動の一環として運行されているPOKÉMON with YOU トレインにのって、ぜひ東北の被災地に遊びに行ってみてくださいね。

「スーパービュー踊り子」には無料のこども室がある

スーパービュー踊り子は新宿駅や東京駅などから直接伊豆急行線内に直通運転している特急電車として、首都圏から伊豆方面への旅行に使われることが多い電車となっています。

さまざまな世代の方が利用される特急列車で、回転式のリクライニングシートがあったり、高床式で見晴らしが抜群だったりします。

実はこのスーパービュー踊り子も子供たちにとって大人気の観光列車の一つになっているのはご存知でしたか?

スーパービュー踊り子の先頭車両や最後尾は展望車になっているので、景色がとってもよく見えるから人気とも言われているのですが、実はもっと特別な車両があるんです。

それが、10号車に用意されている「こども室」です。スーパービュー踊り子の10号車は誰でも自由に使うことが出来る子ども室となっていて、周りを気にせずに遊ぶことが出来るスペースとなっています。

こども室の気になる中の様子はこちら

無料のこども室の中の様子というのはとっても気になりますよね。気になるこども室の中の様子をみてみましょう。

カラフルなシートは柔らか素材でできています
通常の座席ではなくこども室の座席はとてもカラフルで、さらに柔らかな素材でできています。

少しくらいジャンプをしても問題がありませんし、小さい子供なら走って転んでしまっても怪我の心配がありません。

一般の車両では大きな声でお話をしたり騒いでしまうと周りのお客さんに迷惑をかけてしまいますが、ここではよほど大きな声でなければはしゃいでもOKです。

靴を脱いで遊ぶことが出来るので、小さな子供でも楽しく過ごすことが出来ますね。

個室として使える母子室がとっても便利
こども室の奥には母子室といって個室として利用することが出来るベビールームが設置されています。

この母子室では授乳をすることもできますし、おむつ替えもOKです。つまり、ひとめを気にすることなく赤ちゃんのうんちの処理も、授乳もすることができます。

スーパービュー踊り子の旅は東京駅から下田までだと2時間半くらいかかる長時間になりますので、この間にうんちをされてしまうとにおいの心配があります。

かといって座席でおむつ替えはできませんよね。電車内のトイレはせまく、個数も少ないのでおむつ替えをするのは気が引けてしまう事もあります。

ベビールームでなら安心しておむつ替えが出来るので、赤ちゃんにとてもうれしい事になりますね。

席の移動も子供にとっては気分転換の一つです
指定席からこども室に移動するだけでも、子供にとってはいい気分転換になりますし、途中5号車の売店でお菓子を買ったり飲み物を買ったりすることもとっても楽しい経験になります。

5号車の売店は鉄道グッズも販売されていますので、電車好きの子どもにとってもうれしい場所です。

1号車と2号車のグリーン車に乗車している場合には、1号車にあるサロンの利用もできます。サロンでは飲み物のサービスや、サロンでしか食べることが出来ないメニューの提供なども行われています。

ちょっとした特別感に子供が喜んでくれますよ。

おすすめはこども室がある10号車のお隣の9号車

こども室の利用を考えている方が座席指定をするときにお勧めしたい車両とはどこになるのでしょうか?

こども室は最後尾の10号車で、こども室の真上には展望席もあるので、ここが見晴らしもよくいいのではないかと思うかもしれませんが、実はあまりお勧めではありません。

展望席は2階に位置しているので、実は階段を利用して上る必要があります。子連れの旅行ではどうしても荷物が多くなってしまいますので、階段を上がるのは大変ですよね。

スーパービュー踊り子号は車両の横の窓も広く取られていて景色がよく見えますので、あえて展望席でなくても景色は十分にみることが出来ます。

どちらかといえば、こども室に近い9号車の方が、利便性は高くなります。

9号車はトイレもとても近い位置にありますので、子供が急にトイレ!と騒いだ場合でもすぐに連れていくことが出来ます。

5号車の売店からほどほど距離もありますので、ちょっと飽きてきたかなというときに5号車まで探検に行くことで子供に飽きさせないで乗車時間を過ごすこともできます。

さらに座席の位置ですが、各車両の一番前の席や一番後ろの席は他の席に比べると足元がやや広めになっています。荷物が多い子連れ旅行にはおすすめしたい座席ということができます。

スーパービュー踊り子に乗る場合にもこの9号車の一番前または一番後ろの座席を狙ってみることをお勧めします。

伊豆は首都圏からの日帰り旅行や1泊旅行などで人気のエリアということもありますので、遊べる子ども室があるスーパービュー踊り子はかなりおすすめできる観光列車の一つということができます。

観光列車天国のJR九州で子供の人気No.1は「あそぼーい」

特急あそぼーいという電車の画像

観光列車が沢山走っていることでも知られている九州ですが、その中でも子供の人気No.1といえば「特急あそぼーい」です。

特急あそぼーいの車体には、オリジナルキャラクターのクロちゃんが車体のいたるところに描かれています。さらに、車内は列車内にいることを忘れさせてしまうような空間が広がっています。

すべての車両にフリースペースはカウンターベンチシートなどが設置されちされていますが、やはり注目したいのは3号車になります。

大人気の3号車では何をして遊ぶことが出来るのか

観光列車の特急あそぼーいの中でも最も人気がある3号車ではどのような事をして遊ぶことが出来るのかご紹介します。

木のボールがたくさん入ったボールプール「木のプール」で遊ぼう
円形のボールプールの中には木で作られているボールがたくさん入っています。

投げたりすると痛いので、投げて遊ぶことはできませんが、木のぬくもりに触れながらボールの感触を味わってみることができます。

ボールプールに思いっきり横になってみると固い木のボールなのにどこか温かみを感じることが出来ます。

大人が一緒にボールプールに入ることはできませんが、近くにはスタッフの方が控えていますので、子供が遊んでいる様子を見守って過ごすことが出来ます。

足を延ばして「和室」でくつろいでみよう
列車の中なのにあそぼーいには和室があります。ここでは飲食をすることはできませんが、足を延ばしてゆっくりとくつろぐことが出来る空間になっています。

図書室にある本を持ってきて読むこともできますので、身体を使って遊ぶより本を読むほうが好きという子供ものんびりできます。

大人が一緒に和室に入り、子供を膝にのせて一緒に絵本を読むのも、いつものお部屋で読む絵本タイムとは違う雰囲気で楽しい時間を過ごすことが出来ますよね。
絵本がたくさんある「図書室」でゆっくりと読書もいいね
あそぼーいには図書室だってあります。列車の中なのに絵本がたくさんあり、自分が気に入った絵本を図書室で読むことが出来ます。

すぐ近くの和室にもっていって靴を脱いでゆっくりとした気持ちで読むこともできます。

もちろん、自分のお席にもっていって読むこともできますが、最後はちゃんと図書室に絵本を戻しに行きましょう。

自分が普段読んでいる絵本とは違う絵本と出会うことが出来るチャンスですね。

あそぼーいだけの特別なグルメを楽しめる「クロカフェ」もあるよ
3号車の2号車よりにはクロカフェという売店があります。この売店には予約をすることで購入することが出来る特別なお弁当「くろちゃん弁当」や、あそぼーいの社内限定で販売されているプリンも販売しています。

お弁当は予約をしないと手に入れることが難しくなりますが、プリンは早い時間であれば購入することが可能になっていますので、あそぼーいグルメをぜひ楽しんでみてください。

明るい白を基調とした車内はとても過ごしやすく、遊び場付近には乗務員さんが常にいてくれるので、複数の子供がいる家族でも一人一人別々の遊び場で過ごしていても安心して遊ばせることが出来ます。

この3号車の存在が、特急あそぼーいが子供に大人気の観光列車となっているわけですが、車内にはさまざまな場所に子供が飽きずに過ごせる工夫があります。

4号車はだれでも利用できるラウンジとなっており、窓側に向いて設置されたテーブル&ベンチや、ソファー席なども人気です。

車両と車両の間はくろちゃんがデザインされたのれんがかかっており、子供でも安心して車両間の移動が出来る工夫がされているのもうれしいですよね。

子供が車両を移動することをあらかじめ考慮した設計がなされているという点も特急あそぼーいの特徴ということができます。

人気のくろちゃんシートは激戦

特急あそぼーいの3号車は遊び場もありますが、クロちゃんシートと呼ばれる座席もあります。このクロちゃんシートは窓際に子供が、通路側に大人が座ることを想定している二人掛けのシートになっています。

足元が広く取られ、子供が座るシートはヘッドレストも座面も子供サイズになっています。フッドレストもあるので幼児が一人で安心して座ることが出来るシートになっています。

自分の席があるというのは、幼児期の子供にはとっても嬉しいことですよね。


このクロちゃんシートは9組分しか用意されていませんので、入手がかなり難しい切符となっています。乗車券発売後真っ先に売り切れてしまうのがこのクロちゃんシートになっています

ですが、特急あそぼーいはクロちゃんシート以外でもパノラマシートやボックスシート、さらに普通席も非常に過ごしやすくなっていますので、クロちゃんシートが取れなくてもがっかりしないでくださいね。

注:クロちゃんシートはあくまでも幼児用座席と大人用座席の二人一組のシートとなっていますので、小学生以上のお子様がいるという方にはあまり向かないシートです。体が大きな幼児の場合にもちょっときついかもしれません。

車内にがちゃがちゃがある電車「おもちゃ電車」が面白い

和歌山県を走る和歌山電鉄は、日本一豊かなローカル線を目指し、猫が駅長を務めている路線を運航している鉄道会社としても知られています。

実はこの和歌山電鉄には、子供が思わずはしゃぎたくなる「おもちゃ電車」が走っています。

このおもちゃ電車が走る和歌山電鉄は、和歌山駅と貴志駅を結ぶローカル線で、おもちゃ電車も通常の電車と同様に一般の人が通勤や通学、お買い物やお出かけにも利用している普通電車になります。

指定席券や特急券が不要なので幼児は無料で乗れるという点はとてもうれしいですね。

「おもちゃ電車」は遊び心満点の電車
おもちゃ電車の座席は木製で、カラフルな座布団が敷かれていたりするなど非常に明るい車内となっています。

実は普通に座席中央にベビーサークルがおかれているなど、子供連れにはうれしい施設があります。

電車の車内にはカプセルトイの自動販売機、つまりガチャガチャマシーンが備え付けられているというかなりユニークな設備があります。

連結部分付近にはさまざまな年代のおもちゃやフィギュアが展示されており、大人でも思わず見入ってしまうこと間違いなしです。

おもちゃ電車だけではなく、和歌山電鉄の車両は面白い

この和歌山電鉄の貴志線を走る電車はおもちゃ電車以外にも「いちご電車」や「たま電車」など個性的な車両が走っている路線として知られています。

これらの電車もおもちゃ電車同様に子供たちにとっても人気がある電車となっています。

女の子がうれしい「いちご電車」
いちご電車はその名前の通りに車体にはいちごが描かれ、車内にもいちごが満載でかわいらしい電車です。

まるでキッチンのような雰囲気を持つエリアがあるなど、女の子にとっては電車に乗りながらついついおままごと遊びをしたくなるような電車になっています

かわいい猫がいっぱいの「たま電車」
たま電車はいたるところに貴志駅の駅長であるたま駅長のイラストが飾られ、シートにも猫のシルエットの背もたれがあるなど非常に個性的です。

猫が好きという子供にとっては楽しい移動時間となります。猫足のベンチのようなシートなど、ついつい長居したくなるような車内です。

たま電車はよく見ると、先頭車両に猫の耳や駅長さんの帽子のようなものもみることが出来るので、ホームでのお出迎えやお見送りも楽しい電車になっています。

いちご電車もたま電車もごく普通に走っている電車なので、走り回って遊ぶことは避けるべきですが、どこに何があるのかなと探検をしながら楽しい乗車時間を過ごすことが出来ますよ。

観光列車の予約は1カ月前から

観光列車の中で指定券やグリーン指定券が必要な電車は、乗車する日の一か月前から予約がスタートします。

子供に大人気の観光列車の場合、どうしても指定券を予約することが困難になってしまうケースが多くなっています。

私も特急あそぼーいを予約したときには、予約スタートの日にパソコンの前に座り、予約開始時間の前から予約画面をスタンバイさせました。

JR各社の指定券の予約は、乗車する日の一か月前の午前10時から、駅や旅行会社の窓口、インターネット予約サイトなどで一斉に発売になりますので、午前10時には発売窓口に到着しておく必要があります。

とくに今回ご紹介した「ゆうゆうアンパンマンカー」や「POKEMON with YOU トレイン」や「特急あそぼーい」は非常に入手が困難となっていますので、かなりの激戦を覚悟する必要があります。

また特急あそぼーいのくろちゃんシートは窓口での取り扱いのみになりますので、特急あそぼーいのくろちゃんシートを希望する場合には、午前10時前に窓口に並んで駅員さんによく相談をしておきましょう。

旅行会社の窓口の場合でも、電車の切符のみの取り扱いは乗車日1か月前の午前10時からとなりますので、10時に窓口が開くタイプの旅行会社の場合には、入手は困難になる可能性は高くなります。

宿との組み合わせ、パッケージ旅行などとして販売がある場合には、このようなプランで申し込みをして座席指定券を午前10時に確実に申し込みを入れてもらうようにすることがおすすめです。

未就学児でもチケットが必要なケースもあります

通常の電車の場合には、乳幼児の場合には、大人一人について乳幼児2人までは乗車料がかからないケースが多くなっていますが、観光列車の場合には少し事情が変わってきます。

未就学児でも、座席が必要な場合には必ず指定席券と乗車券が必要になります。

まだ0歳児や1歳児で一人で座ることが出来ないため座席を使うことはないというケースは該当しませんが、3歳以上になってくる指定席券と乗車券を用意する必要が出てきます。

我が家でも小学校入学前に九州の観光列車に乗りに行きましたが、ほぼ全行程で息子の分の指定席券と乗車券が必要になりました。

指定席券を購入する場合には、乗車券もセットで必要になりますので、この点は注意しましょう。

移動もたっぷり楽しい観光列車でご機嫌な旅行をしましょう

車内に沢山の遊び場がある観光列車なら、子供達も楽しみながら移動をすることが出来ますよね。これならパパもママも笑顔で旅行ができそうです。

観光列車を目的に旅行に行くのも楽しいですし、旅行に行くための移動手段として利用するというのもお勧めです。ぜひ観光列車を使って楽しい旅をしてくださいね。

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