忙しいママの毎日は作り置きおかずで乗りきろう!子供も喜ぶ簡単レシピ
家事の中でも時間がかかってしまう食事作り。子育てに仕事にと忙しいママにとっては、できれば手早く短時間で食事の準備をしたいものです。
週末や、子供を寝かしつけた後などの空き時間を利用して、まとめて作り置きおかずを作っておくことで普段の食事作りの時間が短縮することできますよ。
ここでは作り置きおかずの詳細や、子供も喜ぶ簡単レシピなどにも注目しながらご紹介します。
この記事の目次
毎日の食事作りが楽になる!作り置きおかずのメリット
作り置きおかずは時間を短縮することができるというだけではなく、主婦にとっては嬉しいメリットがたくさんあります。
食卓に並ぶおかずが多種類になる
毎日の品目や品数を気にしながら献立を考えて作るのには時間がかかります。
- 時間がない時は品数が少なくなってしまう…
- おかずの種類に偏りが出てしまう…
作り置きおかずをうまく組み合わせることができれば、そんな悩みも一気に解消することができます。
食事を作る準備にかかる時間も減るので光熱費が減る
毎日の食事作りには意外と時間がかかります。その食事作りの時間を短縮することができれば、日々の光熱費の削減にもなり節約にも繋がりますね。
また作り置きのおかずを作る「時間帯」にも気を配ると、更に節約ができますよ!デイタイムではなく、夜間や朝方を利用するのも賢い方法です。
買い物が減るので無駄な買い物を減らすことができる
作り置きおかずを作る時は、あらかじめレシピを考えて作るとスムーズに作ることができます。
レシピに従って要る物のみ買うことで、無駄買いを減らすことができます。また買い物へ行く手間も省くことができます。
家族と過ごす時間が増えたり、気持ちにゆとりを持つことができる
準備時間が減ることで時間の短縮になるため、食事中や食後の家族団欒の時間を確保することができるようになります。
また、自分の時間の確保にもつながり、自身の気持ちにもゆとりができるようになります。
- 著者も時間と気持ちに「ゆとり」が出来ました!
-
著者は外勤を始めると同時に、今まで毎日作っていた夕食作りを作り置きおかずに切り替えました。
作り置きおかずにシフトすることで時間にも気持ちにもゆとりができただけではなく、「今日も作り置きのおかずがある」という安心感もあるので、今まで振り回されていた夕食の準備に焦ることがなくなりました。
また、職場に持って行くお弁当も作り置きおかずを利用するので、朝の支度もお弁当作りに時間を割くことがなく余裕を持って朝の準備をすることができています。
自分にあった方法で、作り置きおかずをうまく取り入れていくことで日々の生活のリズムも良い方向に変わっていくことでしょう。
作り置きおかずの保存方法。冷蔵と冷凍の使いわけ
実際に作り置きおかずを作る上で気になることといえば保存方法ですね。
どんな方法でどのように保存をすれば良いのか、どのような入れ物に保存すれば良いかなどあらかじめチェックをしておきましょう。
冷蔵保存のメリット・デメリット
- メリット:基本的にはどのような食材でも保存が可能で解凍の手間を省ける
- デメリット:日持ちしない
冷凍保存することができない食材に関しては、冷蔵保存が重宝します。サラダなどは、温め直す必要もないのでサッと食卓に出すことができて便利ですね。
冷蔵保存は冷凍保存よりも日持ちしにくく、夏場などの季節によっては冷蔵をしていても傷んでしまうこともあります。
冷凍保存のメリット・デメリット
- 冷凍保存のメリット:冷蔵保存よりも日持ちし、味が中まで染み込むので薄い味付けでOK
- 冷凍保存のデメリット:鮮度が落ちることと、冷凍できない食材がある
揚げ物や餃子など、たくさん作りすぎてしまった場合や、すぐに使用しないおかずに関しては、冷蔵よりも長期間保存することが可能な冷凍保存が便利です。
冷凍保存することで食材そのものの細胞が破壊されるので、味付けをした調味料が食材の中に入り込みやすくなります。
冷凍ができない食材があったり、鮮度が落ちてしまうことも考慮して、冷蔵と冷凍をうまく使い分けて保存をすることをおすすめします。
保存する時に注意したいこと
冷蔵も冷凍も作り置きの食材を保存するのにはいくつかの注意点があります。注意点もしっかりと理解した上で保存をしましょう。
- 保存容器は洗浄、消毒などをした清潔な物を使用する
- 保存容器にはしっかりと拭いてから使用する
- 調理後は粗熱をとり、しっかりと冷ました状態で冷蔵庫に入れる
- 清潔な箸やスプーンなどを使用して保存容器に詰める
- 食材にはしっかりと火を通すこと
保存容器の選び方!容器の種類と特徴を知ろう
何日間かおかずを入れて保存しておく容器は、特に気を配りたいですよね。
保存容器ごとの主な特徴などを知っておくことで、作ったおかずにあった容器を選ぶことができます。
プラスチックタイプの容器
- 価格が安い
- 種類が多い
- 電子レンジ対応のものが多い
- 色うつりや匂いうつりがある
- 油が落としにくい
- 素材の持ちが悪い
スーパーやホームセンターだけではなく100円ショップなどでもたくさんの種類のものが売られています。電子レンジに対応していることもあり、気軽に利用できる点が最大の魅力です。
ホーロータイプの容器
- デザインがシンプルなのでそのまま食卓にだしてもおしゃれ
- 臭い移りがしにくい
- 保温しやすく冷却しやすい
- 汚れがつきにくい
- 直火とオーブンが使用可
- 電子レンジが不可
- 価格が高め
- 中の食材がみえないものもある
丈夫でシンプルなデザインなので、保存容器としてだけではなく食器として使用する人も多い保存容器です。
そのままガスコンロにかけることができたり、オーブンなどにも使用することができる点も人気の理由です。臭い移りがしにくく、汚れも落ちやすいので、カレーやシチュー、ケチャップ料理などを保存するのにも向いています。
電子レンジが使えないので、保存をしているものを電子レンジで温めたい場合は、別のお皿に入れ替えるなどの手間はかかってしまいます。
耐熱ガラスの容器
- 食器としてそのまま食卓に出すことができる
- オーブンと電子レンジが使用可
- 色移りや臭い移りがしにくい
- 洗いやすい
- 中の食材が見える
- 重量感がある
- 重い
- 割れる心配が…
- 蓋の密閉が弱い
- 価格が高め
保存してある食材が一目でわかるので、何がどれくらい残っているかなどが素早く把握できます。
また、ホーロー製の容器と同じく、色移りや臭い移りがしにくいのでどのような食材でも臨機応変に保存ができる優秀な保存容器です。
オーブンも電子レンジもどちらも対応できるので、耐熱容器を使ったメニューを作れば容器に入れ替える手間も省くことができます。
日持ちはどれくらい?基本の保存期間
作り置きおかずを作るときには、時間がある時に長期間の食事をまかなえるくらいの分量で、できるだけ多めの準備をしておきたいですよね。
保存期間のバランスも考えながら作るように心がけていきましょう。
効率よく作り置きおかずを消費していくためには、基本の保存期間を理解しておくことが大切です。
冷蔵保存は通常は3日。長くても5日ほど
- キャベツやほうれん草などの葉物を利用した料理:保存後3日目までには消費(水気が多く含まれているため傷みやすい)
- 味がしっかりつけてある煮物など:保存後5日ほど持つ
しかし、上記の保存期間はあくまでも目安!
夏場など暑い時期には冷蔵庫の温度も変化しやすくなっているため、上記の期間よりも保存期間が短くなります。冷凍保存に切り替えるなど、臨機応変に対応しましょう。
冷凍保存は、長くても3週間が目安
冷凍保存は期間を長く保つことができて便利な一方、食材によっては保存できないものもあるためチェックしておきましょう。
- イモ類
- 厚揚げなどの豆腐類
- こんにゃく
- 大根 など
作り置きおかずのストック食材として上手に取り入れてみるのも良いかもしれませんね。
できるだけ長持ちさせたい!作り置きおかずを日持ちさせる秘訣
せっかく作った作り置きおかず。常備菜をできるだけ長く日持ちさせたいですよね。
いつもの料理の方法に、少し手を加えるだけで日持ちする常備菜を簡単に作ることができますので以下の方法をぜひ参考にしてみてください。
- いつもより味付けをしっかりとつける
- 加熱を行うようにする
- 水気をしっかりときる(火を通すときは水気をしっかりとばす)
- 空気に触れないような密閉容器を選ぶ
味付けを濃いめに仕上げることで、調味料の糖分や塩分などの成分が菌を繁殖するのを防ぎ、食材の加熱をしっかり行うことで減菌の効果もあります。
また、食材についた水気などをキッチンペーパーやふきんなどでしっかりときったり、調理時に水気を火力でしっかりと飛ばしておいたり、空気に触れないような密閉された容器にいれることで、雑菌の繁殖も防ぐことができます。
作り置きおかずを作るときには食材自体にも雑菌を増やさないような工夫や一手間を心がけるようにしましょう。
知っておきたい!作り置きおかずを作る時のポイント
作り置きおかずを作るためにはまとまった時間が必要となってきます。まとまった時間をかくほできても、作業は効率よく短時間ですませたいものです。
ポイントの中には筆者が作り置きおかずを作るときに行っていることや、おすすめしたいことも含みながらご紹介します。
作るレシピの名前を書き出し、作る順番を決める
作るものをあらかじめ決めておき、作る手順を決めておけば効率よく作業ができます。
書き出した紙を冷蔵庫などに貼りだしておけば、次になにを作るのか確認することができるのでおすすめです。
使う食材や調味料を事前に冷蔵庫などから出して並べてみる
使うものをすべて冷蔵庫から出しておけば、冷蔵庫を何度も開ける手間も省けたり、省エネにもなります。
ただし、肉や魚などの生鮮食品に関しては温度などの変化で傷みやすくなりますので、使う時に出したほうがよいでしょう。
調味料もあらかじめ出しておくことで、出す手間を省くことができます。
「切る作業」は先に行う
すべての食材の切る作業を先に行っておけば、まな板を先に片づけることができます。
後々作業台を有効に使うことができたり、切った食材をすぐに利用することができるので時間短縮にも繋がります。
洗い物を減らすために肉や魚を切る時の工夫を!
作り置きおかずを作るとどうしても洗い物が大量に出てしまいます。
生ものを切った後のまな板の処理は手間がかかるので、牛乳パックを開いたものを用意しておき、まな板代わりに利用してみてはいかがでしょうか。
使い終わった牛乳パックはサッと洗って干したものを処分するだけでなので衛生面でもおすすめです。
煮る作業と焼く作業を同時に行う
煮ている間に焼く作業を行いましょう。同時に行うことで時間短縮につながります。
また、魚焼きグリルやオーブン、電子レンジは同時に使うことができて効率的ですよ!
焼く作業の時には、油汚れが少ないレシピを優先して作る
焼く作業は油汚れが少ないものを優先して行えば、フライパンを洗う作業に時間を取られません。
例えば、オムレツなどの卵料理と焼肉を作る場合は、オムレツを優先して作るようにしましょう。
優先順位を決めたり、効率よく作業ができるための工夫をすることで、時短をすることが可能になります。
肉・魚・野菜。子供も喜ぶおすすめ作り置きレシピ
作り置きおかずはそのまま出してもおいしくいただけますが、少し手を加えてアレンジすることもできます。子供も喜ぶ簡単作り置きおかずのレシピをご紹介します。
【肉の作り置きおかず】定番!肉そぼろの色々レシピ
- ひき肉(お好みのひき肉で…) 300グラム
- しょうが(チューブのものでも可)小さじ1
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 砂糖 大さじ2
- 水 大さじ2
- ひき肉以外の材料はあらかじめ一緒にしておく
- ひき肉をフライパンで色が変わるまで炒める
- 1の材料を炒めたひき肉に加えて汁がなくなるまで炒める
- 火を止めて容器に入れて冷ましてから冷蔵庫へ保存する
※保存期間…4~5日間
定番肉そぼろは、子供からも人気の高いメニューのひとつです。いり卵とそぼろをのせた三食そぼろ丼のほかにも、オムレツの具としても利用できます。その他、肉そぼろを使ったアレンジレシピで以下のものができます。
- コロッケ
- ゆでてマッシュしたじゃがいもに肉そぼろを加えます。形を整えた後に、小麦粉→溶き卵→パン粉の順に衣をつけ、170℃の油で揚げます。
- ミートソース
- みじん切りにしたたまねぎを炒めて肉そぼろとケチャップと水を加えて炒めます。(肉そぼろに味がついているため、味付けはケチャップのみでオッケー)
【魚の作り置きおかず】簡単!鮭フレークの色々レシピ
- 鮭 甘口 2~3切れ
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 塩 小さじ1/2
- ごま油 小さじ1/2
- あらかじめ鮭を焼いておく(魚焼きグリルでOK)
- 焼いた鮭をほぐす(ほぐしながら骨もとる)
- ほぐした鮭をフライパンに移し、鮭の水分を飛ばす
- みりんと酒を加えて混ぜ、塩をいれる
- 最後にごま油を回しいれ、火からおろし、容器に入れて冷ましてから冷蔵庫へ
※保存期間…冷蔵約5日間、冷凍約1か月
鮭フレークはごはんにそのままかけてふりかけにしたり、鮭フレークを使った鮭茶漬けなどにもできますので、簡単にすませたい食事の時でもかなり重宝します。鮭フレークを使った主なおすすめアレンジレシピは以下を参考にしてください。
- 鮭フレーク入りの卵焼き
- 割った卵を軽くといた後に、鮭フレークを入れて混ぜます。この時に、小口ネギなどの緑の野菜などを一緒にいれると仕上がりに彩りがでます。混ぜたあとは、通常の卵焼きの作り方と同じです。
- 鮭フレークのちらし寿司
- 寿司酢(市販のちらし寿司のもとでもOK)とあたたかいご飯を混ぜた後、鮭フレークや錦糸卵などお好みの具をごはんの上に彩りよくのせて完成です。
【野菜の作り置きおかず】茹でるだけ!ゆでほうれん草の色々レシピ
- ほうれん草 一束
- 水 1リットル
- 塩 小さじ1
- ほうれん草はよく洗う。鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したら塩をいれる
- ほうれん草をゆでます。この時、ほうれん草の根本から鍋に入れるようする
- 1分ほどゆでたら取り出し、流水につける
- 冷めたらほうれん草を取り出し、つぶれないように注意しながら水気を絞る
※保存期間…冷蔵約3日間、冷凍約3週間
ゆでるだけのほうれん草は、お浸しなどでそのまま食卓に出せますので、作り置きおかずの中でもかなり便利でおすすめな食材です。ほうれん草が苦手な子供にはアレンジレシピでさらにおいしく変身させてしまいましょう。
- ほうれん草とチーズの春巻き
- 市販の春巻きの皮にゆでほうれん草やスライスチーズなどを入れて巻きます。(具はお好みでプラスしても可。先にご紹介した肉そぼろなどを入れてみるのもおすすめです。)170℃に熱した油でこんがり色になるまであげましょう。作りすぎてしまった春巻きは冷凍保存もしておけますよ。
- ほうれん草と肉そぼろのオムレツ
- オムレツの具にゆでたほうれん草と先にご紹介した肉そぼろを入れるだけの簡単レシピです。少し小振りに作っておけば、お弁当のおかずとしても使えます。
作り置きおかずでゆとりある生活を実現しよう!
毎日作っていた食事作りの習慣を作り置きおかずに置き換えることで、時間も気持ちにもゆとりが持てたというママさんはたくさんいます。
慣れない初心者さんや、1度にたくさん作る時間の確保が難しい時も多いと思います。まずはできそうなところからチャレンジしてみて下さいね。
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