子供と海水浴の注意点や持ち物!子連れ海遊びを安心安全に楽しむコツ
夏になると、海水浴に出かけるご家族も多いと思います。海水浴は大人から子供まで楽しめるレジャー。海に入って泳いだり、浜辺で砂遊びをしたり楽しみがいっぱいです。
しかし海は、思っている以上に危険な場所です。時間ごとに変化するその表情は、時として命の危険を伴う危険が潜んでいます。
プールとは違います。波や深みがあるので危険と背中合わせの場所であるということを忘れてはいけません。
海に対する知識がないまま、「これくらいなら大丈夫でしょ。」と安易な考えや、ちょっとした油断が大きな危険に繋がってしまいます。
大人でさえ危険な海なのですから、子連れだと更に危険です。
楽しい思い出を作る為にも、大人が海の危険を認識し、予め予測して子供を海の危険から守る方法をご紹介します。
この記事の目次
海水浴場は遊泳区域で!決められた安全な場所が安心
「海水浴へ行こう!」と決めたら、何処の海にするのか?などまず行く場所を決めるかと思います。有名な海水浴場は、休日や夏休みの期間は、大変混雑します。
そのため、車が止めやすい「ちょっと離れた場所で!」「誰も来ない静かな浜辺の方で泳ごう」なんて考えを持つ場合もありますよね。
しかしこれはとても危険ですので注意して下さい。
大丈夫と過信しないで!「遊泳禁止」の場所では絶対に泳がないが鉄則
まず海水浴を楽しむ場合、絶対に「遊泳禁止」の場所で泳がないようにしましょう。
遊泳禁止の場所は、浅いと思って海の中を歩いていたら、急に深くなるなど素人では、予想できない危険がある場所になります。
見た目以上に潮の流れが速い場合がありますので、大変危険です。絶対にその様な場所では泳がないようにしましょう。
海水浴場と呼ばれる場所には、ライフセーバーがいたり、救命道具があるなど何かトラブルが起きた時の備えがあります。
自然の中で遊ぶという事は、危険が隣り合わせという事を意識しておきましょう。
海水浴場のルールは、場所によって違います。予め情報入手を
近年、海岸でのマナーが問題視されています。お酒や騒音問題などもあがっており、小さな子供を連れていくには、ちょっと…。と思われる方もいるかもしれません。
海水浴場によって、持ち込めるものや使っていいものなど ルールがそれぞれ異なります。中には飲酒が禁止の場所やスピーカーで音楽を流す行為を禁止している場所もあります。
前もって、家族か安心して楽しめる場所を選んで行く様にしましょう。ファミリー向けの海水浴場をチョイスするのがベストです。
海岸についたらまず確認をしておきたい旗の色
海の悪天候は危険が伴います。「せっかく来たんだし。」「このくらいの風なら大丈夫!」と自己判断をしてはいけません。
海水浴場に到着したら、まず海の状況を旗の色で確認しましょう。旗の色で当日海に入ってもいいのか?注意すべき状況なのかを判断する事ができます。
- 青色・・・海水浴に適した日。ルールを守って海水浴を楽しんでください。
- 黄色・・・不安定な状況。海に入る場合は、大きな波が来る事もあるので注意が必要
- 赤色・・・遊泳禁止です。絶対に入らないようにしましょう。
自己判断で海に入るのではなく、専門的な方の判断で出されている旗の色もチェックしてください。
遊泳中の水難事故はマリンレジャーの30%に及ぶ!
毎年夏になると、残念ながら海の事故をニュースで耳にします。その中でも海水浴での事故は多く、マリンレジャーでの水難事故のうちの30%が「遊泳中」の事故です。
更に遊泳中の事故の内20%が「離岸流」と呼ばれる、海の海流に流されてしまう事が原因で起こってしまう事故です。
最近では、遊泳中の事故者のうち、約20%が、「離岸流」と関係していることがわかりました。
引用…政府広報オンライン
離岸流とは一体どんな海流なのでしょうか?
遊泳中の事故の20%は離岸流が原因の事故!
海水浴での事故でとても危険なのが「離岸流」による事故です。海で泳ぐ際は、絶対に気をつけておかなくてはいけない事です。
離岸流とは、沖に向かって流れる強い海流の事です。誤ってこの海流に乗ってしまうと、早いスピードで沖へ流されてしまい、大人でも岸へ戻ってくることが困難になります。
離岸流は、流れが強く逆らって泳ぐ事は難しく大変危険です。子供が浮き輪でぷかぷか浮かんでいて、気が付いたら岸からあっと言う間に離れてしまい、行方不明になってしまったとなれば、取り返しのつかない事にもなりかねません。
浮き輪を使っているから溺れない。と安心してはいけません。絶対に子供から目を離さないようにしましょう。
離岸流に流されない為にも注意しておきたいポイント
離岸流は、見た目では分かり辛く思わぬ場所で発生します。発生しやすいのは下記のような場所です。
- 周りより波が少ない場所
- ゴミが岸の方へ向かうのではなく沖へ向かって流れている
- 構造物や防波堤のそばは離岸流が発生しやすいので近寄らない
離岸流が発生しやすい場所には、絶対に近寄らないようにしましょう。また、子供にも海には、流れが違う場所がある事を予め泳ぐ前に伝えておきましょう。
「離岸流」へ入ってしまうと、岸からどんどん離れてしまい、とても危険なので、”親から絶対に離れてはいけない!”という事もしっかりと伝えておきたいですね。
そして、万が一離岸流に流されてしまった場合は、大きく手を振って助けを求める事も子供に伝えておきましょう。
離岸流に流されてしまったら、慌てず岸と平行に泳いで!
とは言っても、こんなに危険な離岸流に巻き込まれてしまったら、どうしたら良いのでしょうか?
離岸流には特徴があり、海から沖に向かっては最大数百メートルもあるのに対し、幅は10m~30mほどです。もしも巻き込まれてしまったら、まずは離岸流から出る事を考えましょう。
逆らって泳いで岸に戻ることは不可能なので、岸と平行に泳ぎ離岸流から脱出します。そうすれば、岸に戻ってくることができます。
そして、大きな声で叫び、大きく岸に向かって手を振りましょう。
大人が離岸流に巻き込まれた場合でも、必死な思いで抜け出す状態です。ですから、子供が一人で流されてしまっては大変危険です。
海で泳いでいる間は、絶対に大人が子供の側を離れないようにしてください。
子連れなら持って行った方が良いものリスト
海に行くのであれば、様々なものが必要になりますが、子供の安全を守るために最低限持って行った方が良いものを紹介します。
- ビーチサンダルやマリンシューズ(アクアシューズ)
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海岸にはガラス・プラスチック・貝の割れた破片など、様々なものが落ちています。
また、日照りが強いと砂が「熱い」と感じてしまうほどです。足を怪我しないように、ビーチサンダルやマリンシューズ、水はけのよい合成樹脂製のシューズなどを履くようにしましょう。
ビーチサンダルは、今では100円ショップや海沿いのコンビニでも手に入ります。ただ、素足がむき出しになるので、貝殻の破片や石などで怪我をしてしまう可能性があります。マリンシューズ(アクアシューズ)は、ビーチサンダルよりも靴に近い形になっているので石などで怪我をする心配が少ないです。
また、子供に履かせやすいマジックテープ式も売られており、ネットやスポーツ用品店で手に入れる事ができます。
- 日焼け止め
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海の紫外線をあなどってはいけません。晴れている日は大変強い日差しです。やけどに匹敵すくらいの日焼けをする事もあります。
日焼け止めを塗るのであれば、水に強いウォータープルーフタイプを使用しましょう。最近では、ベビー用でもウォータープルーフタイプで、SPF50+という商品が売られています。
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海の日差しに負けないような日焼け止めは、非常に肌に刺激が強い可能性があります。後で肌のトラブルにならないためにも、大人用を子供に塗るのには注意が必要です。
日焼け止めの効果が高いほど、赤ちゃんや子供の肌に負担が大きいものもありますので、ベビー用や子供用の安心なものを選ぶようにしましょう。そして、海ではこまめに塗り直しもしましょう。
- ラッシュガードやTシャツ
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海から出た後の体温保持や日焼け止めに最適です。1枚は持って行きましょう。ラッシュガードの様な水泳用の物をお持ちでなければ、Tシャツでも応用できます。
私の場合父が海育ちという事もあり、子供の頃は海に入る時はひどい日焼けをしない様にと、水着の上に必ずTシャツを着たまま海に入らされていました。
そのため、子供が小さいうちは水着の上に捨てても良いTシャツを着て、海に入らせた事もあります。たった1枚Tシャツやラッシュガードを着る事で、簡単にやけどの様な日焼けが回避できます。
ただ、半袖のTシャツは、袖からでた部分は日焼けをしてしまいますので、ぴったりのTシャツよりは少しゆとりのあるものや少し袖が長いものの方が良いでしょう。
- 帽子
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頭に直接日が当たると、頭の上まで大変熱くなります。また、直射日光により頭皮が焼けてしまう恐れがあります。
帽子は日光から頭や頭皮を守り、熱中症からも守ってくれる効果が期待できます。
ただし、黒色など熱を吸収しやすい色や、風通しの悪い素材の帽子は、帽子の中で温度が上昇し頭の中が蒸れてしまう可能性があります。かぶる事でかえって熱中症を引き起こす事があるので注意が必要です。帽子をかぶる場合は、時々帽子を取って蒸れを防ぐことも大切です。
- お菓子や飲み物
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海の様な炎天下の下にいると、熱中症にかかる可能性があります。熱中症にならない為にも、飲み物を持参し、しっかりと水分補給をしましょう。
ところが大量に汗をかくと、大量に塩分も失われてしまうので、水分をとるだけでは熱中症からの回復が遅くなり重症化してしまう恐れがあります。
塩分も併せて摂取するようにしましょう。また、同時に糖分を摂取する事で塩分の吸収を良くしてくれます。熱中症の予防には、「水分・塩分・糖分」この3つを同時に摂取するようにしましょう。
熱中症対策にお茶やお水はもちろん必要ですが、子供が食べやすい スナック菓子や甘い飴・ジュースなども有効です。また、夏になると手軽に熱中症対策ができる飴なども売られていますので、活用してみてください。
- 浮き輪やアームリング
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海はプールの様に深さが決まっていません。ですから、浅いと思って歩いていても、急に深くなってしまう危険があります。足が届かないような深さの場所もたくさんあります。
また、船が通るだけでも高い波がやってきたりと、捕まるものが無いと溺れてしまう心配があります。
必ず、子どもには腕に着ける浮き輪(アームリング)をつけましょう。また、安定して浮く事ができる浮き輪を持って行くようにしましょう。
浮き輪は、目を離してしまうと 離岸流などによりあっという間に沖に流されてしまう可能性もあります。
大人がしっかりと目を離さず、浮き輪を手から離さないようにしましょう。
- 携帯電話用防水ケース
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海水に落としてしまったり、浜辺の細かい砂が入ってしまったりと携帯電話が故障してしまう恐れもあります。
もしもの時に電話ができなくなってしまっては大変です。防水ケースに入れて、携帯電話がいつでも使える様に準備しておきましょう。
防水ケースは、ネットなどでも簡単に購入できます。水着などポケットが無い服装でも安心して持ち運びできる、首からかけるタイプもおススメです。
- レジャーシート
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直接砂浜に直接座ると石やガラスもあり危険です。そして砂の温度が高くやけどをする危険性もあります。
小さな子供を連れている場合は、途中で眠たくなってしまう事もあります。寝かせる時に怪我をさせない為にも、レジャーシートは必須アイテムになります。
また海水浴場は、ハイシーズンになると大変混雑をします。レジャーシートをひいて、「パパやママとはぐれてしまった場合は、ここへ戻ってくるんだよ。」と子供が迷子にならない様に戻る場所を確認させておきましょう。
- 保険証や乳児医療証
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海は思っている以上に体力を消耗します。子供が急に体調を崩す事も考えられます。また、思わぬ大けがをする事もあります。
急遽病院へ行く事になっても、困らないように保険証を持って行きましょう。保険証が無いと基本的には、保険適用外となってしまい高額な金額を請求されてしまいます。
近くであれば、「後から保険証をお持ちください」と一時金を支払って、後日清算。という事もできますが、遠出の場合になると、なかなかその様な事は難しくなります。
必ず家族全員分の保険証を持って行きましょう。また、乳児医療証が使える地域であれば、持って行くようにしましょう。
赤ちゃんの海デビューに更に持っていくと便利な物
赤ちゃんが海で遊ぶ場合、海で泳ぐよりも浜辺で過ごす時間の方が長いかもしれません。浜辺でもできるだけ快適に過ごしたり、遊べるものを持って行くとよいでしょう。
- パラソルやポップアップテントなど日陰を作れるもの
- ビニールプール
- 赤ちゃんが寝てしまった時のタオル・バスタオル
- 水遊び用パンツ
- ゴーグル
- 目からの紫外線防止に子供用サングラス
- 暑い浜辺で活躍。飲み物や アイスノンを入れるクーラーボックス
- 軽食・お弁当
- 怪我をした時の簡単な応急セッ
- のぼせ防止に冷却シート
- ビーチボールや砂場セットなど浜辺でも楽しめるおもちゃ
ご家族の様子や状況にあわせて、持ち物を考えましょう。
子供と海水浴に行くからには、準備しておきたい心構え
海に行くときは、「危険があるかもしれない」という意識を常にもっているようにしましょう。
そのためにも、予めどの様な危険があるかをイメージしておくことは大切です。
そして、危険な場面に遭遇しないためにも、どんな危険があるのか?どうやったら防止できるのか?予め家族でルールを話し合っておきましょう。
監視がない場所を選ばない、近寄らない
子供と一緒に海水浴という場合は、必ず監視員の方がいるような場所を選んで欲しいです。
プライベートビーチも捨てがたいのですが、どうしても人の目が足りないのでリスクが高くなります。
万が一溺れたり流されたりしたら、助けてくれる大人が自分達しかしないとなってしまいます。
プライベートビーチはお子さんたちがかなり成長してからとしてみてはどうでしょうか?
泳げない、泳ぎがまだ完ぺきではない子供がいる場合は、やはり人目の多い監視員の方達もいるビーチをおすすめします。
混雑しているようなビーチでも、監視がしっかりとしているビーチのほうが安心出来ます。監視員がいるかいないか、事前にビーチのチェックは必須です。
海の状況は時間ごとに変わります。子供から絶対に目を離さないこと
慣れている公園であれば、ついつい目を離してしまう事もあるでしょう。しかし、海は時間ごとに変化をする生き物のような大自然です。
小さい波が来たかと思えば、大きななみが寄せてくる。泳いでいる場所に毒をもったクラゲが泳いでいる事もあります。
数秒後には、何が起こるかわかりません。子供が一人で海に入ってしまって取り返しのつかないことになってしまっては大変です。
ママやパパもなかなか休まらないとは思いますが、海に行くのであれば絶対に子供から目を離してはいけません。
子供が勝手に親から離れないよう十分に話しておきましょう
子供にとって、海は怖い場所ではありません。とても楽しみしていた時間であり、海はのびのびと遊べるプールの様な場所だと考える子供がほとんどです。
「少しくらいなら大丈夫かな。」と、子どもだけで行動させると思わぬ事故にあってしまう可能性もあります。
ですから、絶対に子供だけで勝手な行動をしないように、大人がいかに海が危険であるかをしっかりと理解をして子供に伝えなくてはなりません。
- 一人で海に入らない事
- 親から離れない事
- ライフセーバーの存在や指示に従う事の大切さを伝える
- 泳いではいけない場所がある事を伝える
- 気分悪くなったらすぐに伝える事
- もしもの事があれば、すぐに助けを呼ぶこと
「海」=「楽しい場所」としか認識していないと危険です。危ない場所であるということだけははきちんと事前に伝えたほうがいいでしょう。
恐怖心ばかりを抱かせてしまうのはどうかと思いますが、海には危険がある事をしっかりと伝え、自然の中で遊ぶときの心構えを伝えてあげましょう。これも大切な教育の一つです。
定期的に休んで子供の様子を確認。体調管理に気をつけて
楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまいます。気が付いたら数時間たっていた。なんてこともあるでしょう。
しかし、海水浴は、思っているよりも体力を消耗します。
1時間に1度は、休息時間を設けてしっかりと体を休めましょう。子供の唇の色が紫だったり、体調が悪そうであれば、遊泳は控えましょう。
子供は楽しいと、体調が悪い事に気が付かない場合もあります。時には大人が「体調は大丈夫?」と声をかけてあげる様にしましょう。
浜辺にはガラスが沢山…はだしにならない
海には、残念ながらごみが沢山落ちている場合があります。そのごみは海外からのものもあり、「なぜ海にこんなものが?」と思うようなものまで捨てられている事があります。
プラスチックごみやガラスの瓶が割れて、その破片が散らかっている事もあります。そんな場所を、はだしで歩くのは非常に危険です。
持ち物の箇所でもお伝えしましたが、 子供にも浜辺を歩く際は、怪我をしないように必ずビーチサンダルやマリンシューズを履くことを伝えておきましょう。
お盆過ぎはクラゲが多くいる地域もある事を知っておこう
お盆を過ぎた頃になると、地域によっては一部の種類のクラゲが大量発生します。
クラゲは、透明なので気が付かず気づいたら刺されていた。なんてこともあります。
お盆の時期に発生するクラゲの種類は、主に4種類です。
- ミズクラゲ
- エンドンクラゲ
- アカクラゲ
- カツオノエボシ(電気クラゲ)
ミズクラゲの様に、刺されてもあまり痛くないものから、カツオノエボシの様に激痛がはしるものまで様々です。
そしてお盆でなくとも、クラゲは海にいます。海に慣れていない子供は、クラゲに毒があり刺す事を知らない可能性もあります。
好奇心が旺盛な子供たちは、珍しい生き物を見ると触りたくなってしまうので、絶対にクラゲを見つけても触らないように子供に伝えておきましょう。
私も以前海で刺された経験があり、痛い思いをしました。
子供が刺されると痛く辛いので、クラゲが大量発生するお盆前に海水浴を楽しむようにしましょう。
事故の危険があります。お酒を飲んだら絶対にやめましょう
海に出かけた際、気分がよくなりお酒を飲みたくなる事もあるかと思いますが、お酒を飲んだら海に入る事はやめましょう。
海で泳ぐ事は全身運動です。ですから大変お酒が回りやすい状態になっています。
お酒が回っている状態で海にはいると、血圧が上がり心臓麻痺を起こる可能性もあり大変危険です。
実際に飲酒後の海水浴で事故が多発しています。子連れの場合は、子どもから決して目をはなさないようにしなくてはいけません。
お酒を飲んでいては、いざという時に子供を守る事ができません。お酒は控えるようにしましょう。
津波について念頭にいれて遊びましょう
海岸で遊んでいる時に、もしも大きな地震が起きた場合津波が起きる可能性がある事を念頭に入れておかなくてはいけません。
海岸にいる際、長い揺れや大きな揺れを感じたり、津波警報が発令された場合直ちに海岸から離れて、津波時一時避難場所(津波避難ビル)や高台に逃げましょう。
津波警報は、自分が揺れを感じていなくても、発令されることがあります。
海水浴場では、ライフセーバーや海水浴場でのアナウンスには遊んでいる間もしっかりと耳を傾けましょう。
津波の予報の種類を知っておきましょう。
- 大津波警報であれば3m以上の津波が到達する恐れがあります。
- 津波警報であれば、1m~2m
- 津波注意法であれば0.5mほどの津波の到達が予想されます。
ただ、津波は高さが低くても強い力で押し寄せてくるので、足元をあっという間にすくわれ流されてしまいます。
警報・注意報に関わらず直ちに海岸から離れるようにしましょう。津波は、繰り返しやってくるのが特徴です。
警報や注意報が解除されるまでは、絶対に海岸には近づかないようにしましょう。
津波が発生したら、津波一時避難所へ
津波は、地震発生後 数分で到達する事も考えられます。できるだけ素早く海岸から離れ、高い場所へ逃げる事が大切です。
高台へ逃げる際注意しておきたい事が、できるだけ高い場所へ逃げるという事です。東日本大震災では最大40mもの津波が観測されているからです。
高台の確保が難し地域では、近隣のビルが津波時一時避難場所になっている事があります。
見知らぬ土地で、津波避難ビルをすぐに見つけるのは大変です。津波避難ビルのマーク等、予めHPなどで避難場所が紹介されている事もあります。
いざという時は1秒でも素早く逃げられるように、事前に避難場所をチェックしておきましょう。
津波が発生したら、とにかく逃げる事を子供に伝えておきましょう
東日本大震災の時に有名になった言い伝えにもあるように「津波てんでんこ」です。
「津波が来たらとにかく逃げましょう。そして自分の身を守りましょう。」という事です。
家族それぞれが逃げる事ができれば、後日必ず会う事ができます。津波の場合、家族それぞれが自分の身を守ることを考えて逃げる事が大切です。
子供には、予め大きな地震が起きると津波が来る可能性がある事を説明しておきましょう。
震源地が近くだと、津波の到達時間はすぐの場合があります。避難時間は1分1秒を争うほどです。
緊急地震速報・津波警報・ライフセーバーのアナウンスがあったら、すぐに高台に逃げられるように、子供と一緒に避難所の場所を家族で確認しておきましょう。
海のもしもは、「118」番。海上保安庁へ連絡
様々な備えをしていても、海では予想をしないような事故が起きる事があります。
海でもしもの事が起きた時は、「118」番の海上保安庁へ連絡しましょう。
子供が離岸流に流されてしまった。溺れてしまったなど、救助が必要な時には「いつ」「どこで」「何があったのか」を落ち着いて、伝えましょう。
自分で助けなきゃ!と無理をしてしても助けられるとはかぎりません。二次災害を防ぐためにも無理をせず救助を要請しましょう。
いざという時のためにも、しっかりと充電した携帯電話を防水ケースに入れて持って行きましょう。
海は注意が多い場所だからこそ、子供に良い勉強の場になる
海は危険がいっぱいですが、海水浴を通して子供にとって良い勉強の場となります。
人が海と上手な付き合い方をする上で、大切な事を教える事ができるチャンスです。
大きくなって子供達が友達と海へ遊びに行くようになった時に、危険を回避できる人間になれます。
海水浴も注意をしていれば、楽しい思い出がたくさん作る事ができます。
ぜひ正しい知識を入手して、ご家族で良い夏の思い出を海水浴でも作ってくださいね。
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