幼稚園の預かり保育とは?特徴や預かり時間などを知っておこう!
子どもを保育園と幼稚園のどちらに通わせるかは、子どもをもつ親なら一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。
以前は働くママの子どもは保育園に入れるのが一般的でした。しかし、子育て支援のニーズが高まり幼稚園でも長時間預けられるようになったことで、共働き家庭でも幼稚園に通わせることができるようになってきました。
今回は幼稚園の預かり保育の特徴や、保育内容についてまとめました。園選びの参考にしていただければ幸いです。
保育園と幼稚園の違い
まずは保育園と幼稚園の違いを説明します。
保育園は仕事などの理由によって子どもの面倒をみることができない親に代わって保育をする「児童福祉施設」です。管轄は厚生労働省です。
一方で、幼稚園は文部科学省が定める「学校」であり、教育を目的としています。
幼稚園の預かり保育とは?
預かり保育とは、幼稚園の通常の教育時間以外に保育することをいいます。預かり保育を実施している幼稚園は年々増えてきています。
時間について
時間は通常保育終了後から最長で19時までのところが多いですが、7時半くらいから早朝の預かり保育を行っているところもあります。
夏休みなどの長期休暇に8時から18時くらいまでの終日で実施している幼稚園もあります。
利用料金について
料金は幼稚園によって様々ですが、一般的には1回で500円程度と比較的安く利用できます。1回毎ではなく、1時間単位で料金設定をしているところもあります。月極で利用できる幼稚園もあります。
定員が設けられている場合もある
幼稚園によっては、利用できる定員を設けている場合があります。就労が理由であれば、優先的に利用できることが多いものの、確実に利用できるかは分かりません。
幼稚園によっては習い事ができる
預かり保育の時間に習い事ができる幼稚園もあります。英語や体操教室、バレエ教室など習い事は幼稚園によって違いがあります。
別途月謝が必要になりますが、習い事教室への送迎の手間がないのはメリットといえます。友達と一緒に習い事ができるのは、子どもにとっても嬉しいでしょう。
幼稚園の預かり保育を利用しながら働きたいなら
幼稚園の預かり保育を定期的に利用したいなら、他にも確認しておいた方が良い項目があります。
- 年少児でも入園当初から利用できるか
- バス降園は可能か
年少は、まだ幼稚園に慣れていないという理由から入園当初は利用できないケースがあります。また、通常保育の時間ではないためバスを利用できない場合が多くなります。
カバーしきれない分のサポート体制を整えておく
幼稚園での預かり保育が充実してきたものの、共働きが前提ではない幼稚園もまだまだ多いです。参観などの園の行事は平日であることが多いですし、役員の仕事も働いていることを理由に免除されるわけではありません。
ときには仕事の折り合いをつける必要がでてくるでしょう。勤務時間に融通が利く仕事の方が働きやすいといえます。夫や祖父母の協力が期待できるなら心強いかもしれません。
預かり保育はかわいそうなことなのか?
長時間預けることがかわいそうと思う人もいるかもしれません。一般的に友達が降園した後で預かり保育に入るので、はじめは寂しさを感じることがあるかもしれません。
しかし、子どもは環境に慣れるのが早いですし、そこでの楽しみを見つけるのが上手です。保育士をしていたとき、登園時ママと離れるのが嫌で泣く子をたくさん見てきましたが、バイバイすると案外すぐけろっと遊び始める子が多かったです。
子どもより親の方が後ろ髪を引かれる思いだったのでは、と感じます。
また、預かり保育では異なる年齢が一緒に過ごすことになり、通常保育とは違う楽しさもあります。大きいクラスの子が小さいクラスの子のお世話をしたり、小さいクラスの子が大きいクラスの子を見て刺激を受けるなど互いに良い影響があります。
預かり保育を担当する先生はクラス担任ではないことが多いですが、色々な先生と関わる機会にもなります。
預かり保育のこともよく調べておこう
幼稚園の預かり保育について紹介しました。幼稚園によって預かり保育のシステムが異なるので、利用を考えているママは園選びの際にはその点を注意して見ておきたいですね。



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