男女問わず子供が服にこだわり持つことも!理由と対処法5つ
通園やお出かけ前の忙しい時間に「この服イヤ!」なんて子供がくずってしまったらママは大変です。子供の服のこだわりが強い場合「絶対この服!」なんてことも。
子供が服にこだわってしまうのは次のような理由があります。
- 安心するため
- 自立心が芽生えてきた
子供にとって日々の暮らしは変更が多く、外の世界に向き合うために「服にこだわる」ことで安心しているのです。また自立心が芽生えてきたのは、成長の証です。
執着の度が過ぎて困っている、気持ちの切り替えができず他の服を着てくれない、そんなときの対処法5つをご紹介します。
この記事の目次
1.子供自身に明日着る服を選んでもらおう!ママは助言者
明日の予定が決まっている場合は、前日から子供と一緒に準備をしてみましょう。時間に余裕があるので、落ち着いて選ぶことが出来ます。ポイントは3つです。
- 前日の夜に選んでおく
- 子供自身に選ばせる
- 選んだ服はお着換えする場所に置いておく
ママは子供が出かける準備を全部してしまいがちです。その方が早く効率がいいのですが、服のこだわりがある時は子供の意見をゆっくり聞いてみましょう。
子供自身が選ぶことで納得してくれてます。上下の柄が合わなかったり、季節に合わない服を選ぼうとしたら、ママは助言者になって分かりやすい言葉で教えてあげましょう。
何歳ぐらいから自分で服を選び、たたんでしまうのかは個人差がありますが、少なくとも小学生になれば明日の準備を自分でするということが必要になってきます。
その予行練習だと思って自分で選ばせてみましょう。
タンスのどこに何がしまってあるかを毎回教えるのは大変だと思いますので、そのときはちょっとしたイラストを貼るとスムーズです。
「自分で選んだ!」それが子供の自信になります。
靴下にこだわりがある子やTシャツにこだわりがある子も、それ以外はどれでもいいということがあります。
そのときは「これにする?」などとアドバイスして、着る服を一通りそろえておくと服の準備が終わります。
あとは着替える場所にあらかじめ置いておけば、当日の朝「着替えてね!」と一声かけるだけです。
- もう一度きたい服を選ばせる
- 時間がないときは「今度お気に入りの服を着ようね」と諭す
子供は気まぐれなところがあるので、翌日には意見が変わっていることもあります。ママはなるべくイライラしないで「こういうこともある」という気持ちで対応しましょう。
2.これも着てみない?ママが提案してたくさん褒める!
「いつもの服は綺麗に洗濯しようね」「他の服も着てみようか」などと声かけして、他の服をすすめてみましょう。そのとき子供も服もいっぱい褒めましょう!
- オシャレだね
- 色合いがいいよ
- かっこいいね
- かわいいね
- わー!似合ってる!
- 元気な感じがしていい!
子供は褒められるととても嬉しく思うもの。とっさに言葉が出てこないかもしれませんが、探せばほめるところが一つはあるはずです!
2・3歳ぐらいですと、大げさにほめて嬉しそうにしていることが多いです。4・5歳くらいで大げさに褒めると白々しく思われることもあるので、笑顔で普通に言えば伝わると思います。
1回ダメでも諦めないで、他の服を着れたら「とても似合ってる!」などと褒めておきましょう。子供のお気に入りになって服のレパートリーが増えるかもしれません。
3.毎日同じ服を着ても大丈夫!ママが洗濯を頑張ろう
自分の子供を他の子と比べてはいけないと思いつつ、毎日同じ服が着たいと言われると「普通は毎日同じ服を着ないのに」と思ってしまいますね。
少し普通とは違っても、ママは子供のこだわりに寄り添ってみましょう。他の服をかたくなに拒否する場合は、同じ服を着せて安心してもらいましょう。
ただ同じ服にこだわりがあると、汚れてもそのまま着たいと言い出しかねません。ママは大変ですが、毎日洗濯をして乗り切りましょう。
お店にまだ在庫があれば同じものをもう一枚そろえることができますが、ない場合はママの洗濯が頼りです。乾燥機を利用すれば雨の日も大丈夫です。
園に通っている場合は担任の先生に「服にこだわりがあります」と伝えておきましょう。同じ服を着ていると「着替えてないの?汚い!」などと、お友達がからかう可能性があります。
大人だとすぐ洗濯すれば1日で乾くと分かっていますが、子供は分かりません。そういったときに対応してもらえるよう、先生に一言お願いしておくと安心です。
また、ママも感情的になって傷つく言葉を言わないように注意しましょう。マイナスの言葉を毎日のように言われると自己否定の感情が強くなってしまいます。
忙しくてイライラしてしまうかもしれませんが、我慢です。
- 同じ服ばかりで変だよ!
- 他の服を着ることなんて簡単なのに何故できないの?
たとえ同じ服をきていても「かっこいいよ」「かわいいよ」「色がいいね」など、良さを認める言葉を伝えたいですね。そのほうが子供もママも楽しく暮らせます。
4.服屋さんに一緒に行こう!同時に素材もチェックしよう
季節が変わったらママが子供服を買っておくという家庭が多いのではないでしょうか。ひと手間かかりますが、買う時から子供に選ばせてみませんか。
「自分で選べた」という喜びを持たせることができ、お気に入りの服が増えればそのぶん着まわせることができるので、ママは対応が楽になりますよ!
こんなに違う!男の子と女の子の服の好み傾向を知っておこう
男女でデザインの好みが分かれることがあります。専門店などで服の選択肢が多い時は、子供も選ぶのが大変です。
パパママがカッコイイ・カワイイ服を数枚えらびとって、「どれがいい?」と最終的に子供に選んでもらいましょう。
- 戦隊のキャラクター柄
- 恐竜、車の柄
- 青や緑、赤色のもの
- かわいいアニメキャラクター柄
- 動物さんの柄
- 花柄
- ピンクや水色のもの
- リボン・フリルつき
保育園・幼稚園では、スカートやパーカーが禁止されていることがあります。引っかかったり、ふざけて引っ張ったりして危ないという理由です。
園で着る服を選ぶときは、安全性は大丈夫か・トイレがしやすい服であるかなどを考慮して選びましょう。
入園案内の書類を見直すと、服の基準が書いてあることがあります。分からないときは先生に気軽にきいて確認しておきましょう。
パパママが子供にキャラクターの服を着せたくないという場合
どうしてもキャラクターの服に抵抗があるというパパママもいると思います。そういった場合は、キャラクターを着たい子供とぶつかってしまいますね。
Tシャツに大きく描いてあるキャラクターじゃなくても、靴下にワンポイントで描かれているだけでお子さまは嬉しいと思います。
服ではなくて下着や靴下でキャラクターデザインを楽しんでもらい、使わせてあげてはいかがでしょうか。
さわり心地のいい服は着たくなる!服をさわってタグのチェックもしよう
服屋さんでは商品を実際に手に取ることができ、タグのチェックもできます。
「着心地がいい」ということが服のこだわりの理由にあるかもしれませんので、チェックしておきましょう。
素材 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ポリエステル | さらさら感がある シワができにくい 乾きやすい |
毛玉ができやすく目立つことがある |
ナイロン | 生地が強く長く着ることができる | 頻繁に静電気を帯びる |
アクリル | セーターに多く使われる 紫外線に強い |
毛玉ができやすく目立つことがある |
レーヨン | 着心地がいい | シワができやすい |
ポリウレタン | 伸縮性がある | 熱に弱い |
綿 | 着心地がいい 涼しい |
伸縮性がない |
絹 | 見た目がキラキラして美しい | 紫外線に弱い |
「綿何%、レーヨン何%、ポリウレタン何%」など混合してあることがほとんどですが、好みの素材が分かると今後の服選びの参考になります。
似た配分の品質表示されている服を選ぶと、子供が着てくれるかもしれません。
5.広告のコーディネートを一緒に見てオシャレを楽しむ
インターネットや雑誌、チラシなどのファッション広告を子供と一緒にみてみましょう。他の服に興味を持ってくれることがあります。
お気に入りの服と同じものや、似ている服が見つかれば購入することもできます。大人でも色違いで服を揃えて楽しむことがあるので、色違いはオススメです。柄が同じでも、色が違うだけで雰囲気が変わります。
服の広告は見ているだけでコーディネートの勉強になります。子供にさりげなくオシャレを教えることができるチャンスです。絵本感覚で楽しんでみましょう!
「このページでどの服が好き?」などと子供に問いかけてみると、普段から好みを把握することができます。服に興味があることは、男の子も女の子もとても素敵なことです。
晴れの日にレインコート、柄on柄、子供の独特なコーデに困ったら
季節感がなかったり、柄の上に柄を重ねたり、晴れの日に長靴をはきたいと言ったり。子供の独特な感性に困ってしまうこともありますね。
「おかしいよ」と言ってしまうと、癇癪を起してしまうこともあります。そのようなときは次のような対策をしてみてはいかがでしょうか。
- 家の中で着せて満足させる
- 写真をとって満足させる
- レインコートは雨の日の楽しみにしようと伝える
- 一日だけ着せてみる
子供の気持ちとママの気持ちどちらも大切です。子供の気持ちを尊重すれば、ママのお話に耳を傾けてくれると思います。
なるべく子供の感性を尊重したいけど、「これはあんまり」と思う時は時間をかけて諭していきましょう。
子供の心を受け止めてサポートしていこう
私の2歳の娘の場合は、特に服のこだわりはないのですが「服に水滴が1滴でも落ちていると絶対イヤ」というのがあります。
「すぐ乾くのにこれだけで着替えるのはもったいない」と思うのですが、激しく泣いてしまうので「濡れてしまったね、着替えようか」とタンスに服を選びに行きます。
「毅然として我慢しなさいと言ったほうがいいのかな」と思う場面で子供の気持ちを優先するのは忍耐がいります。
子供の気持ちを優先して「ママは私の気持ちを分かってくれる」と思ってくれたら嬉しいですね。より心が通じ合うことができます。
時間がなくて無理やり着せてしまうことがあっても、たまには子供自身で服を選ばせて「自分でできた!」という小さな達成感を積み重ねてみましょう。
「これこれ出来なかったからオヤツなしね!」などと罰を与えてしまうと、子供が委縮して自信を失ってしまう可能性があります。服の好みで罰を与えるのはやめたほうが無難です。
いつかは成長して服の支度ができるようになるので、気長に見守りましょう。また、こだわりは一時的なもので消えることもあります。
服のこだわり以外にも気になることがあり「発達障害なのでは」と心配なときは次のような専門機関に相談してみましょう。
- 小児精神科
- 児童精神科
- かかりつけ小児科
- 子供専門のクリニック
- 保健所
- 子育て支援センター
- 役所の福祉課
1カ所だけでなく複数に相談すると、お子さまの最適な対処法が見つかると思います。
「同じ服ばかり着て!」と叱るよりも「他の服も着れたね」「似合っているね」といいところをほめて、子供もママも気持ちよくすごす日々がいいですね!
以上、子供が服にこだわったときの対処法でした。



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