ハウスダストのアレルギーは家が汚いから!?主な原因と対策
自分の子供にアレルギーがあると、ショックですよね。
ましてや、ハウスダストのアレルギーがあると分かると、「自分が掃除を怠っているからかな」と自責の念にかられるママが多いのです。
でも「毎日掃除機かけているのに…。これ以上どうすれば良いのだろう?家具を移動しながら毎日掃除??」と頭を悩ませるママさんもいらっしゃるのではないでしょうか。
家を塵一つない状態に毎日保つのは正直不可能ですよね。
そこで今回は、ハウスダストのアレルギーに本気で対策を打つべく、ハウスダストの原因を詳しく説明しつつ、効果的な対策をご紹介いたします。
この記事の目次
昔に比べて現代っ子はアレルギー持ちが多い!?その理由
「アレルギー」や「ハウスダスト」という言葉は、日本に昔からあったものでしょうか。
電化製品が普及しておらず、はたきやホウキ・雑巾で掃除をしていた戦後は、今よりも塵やホコリが少なく、清潔が保たれていたのでしょうか?
実はアレルギーを持つ人の数は、ここ数十年で急激に増加しました。
その原因として考えれることには以下のことが挙げられます。
- 文明が発達したことによる環境汚染
- 食生活の欧米化
- 現代人の衛生的すぎる生活
- 集合住宅の増加
- 睡眠時間の減少
では、この原因と考えられる点を1つずつ見ていきましょう。
- 文明が発達したことによる環境汚染
- アレルギーを持つ人の数は、発展途上国より先進国の人の方が圧倒的に多いのです。
- そこで、文明が発達したことによる環境汚染や化学物質の増加が原因ではないかと言われています。
排気ガスやプラスチック製品に含まれる化学物質の増加が、体内に入ることでアレルギー症状を引き起こしていると考えられています。
- 食生活の欧米化
- 戦後日本食生活は、欧米化が進み和食から洋食へと大きく変化しました。
動物性たんぱくが多く含まれた洋食により、日本人の腸内環境が変化し、アレルギー持ちの人が多くなったと言われています。
- 現代人の衛生的過ぎる生活
- 除菌グッズに空気清浄機などの普及により、現代の日本は衛星的過ぎる環境とも言えます。医学の進歩もあって、少しでも咳や鼻水が出ると抗生物質が処方されます。
こうしたある意味衛生的過ぎる環境は、免疫機能を弱めてしまい菌に弱い体をつくる要因となります。
菌に触れる機会の少ない環境により、アレルゲンの刺激を受けやすくなったことでアレルギー体質の人が増えてしまったとも考えられています。
- 集合住宅の増加
- かつての日本は風通しの良い平家が多かったのですが、現代は断熱効果があり、気密性の高い集合住宅が増えました。
そうした住環境は、ダニやカビにとっても住みやすい環境となってしまい、アレルギー持ちの人が増加する要因となっているのです。
- 睡眠時間の減少
- 電気が発展したことにより、夜でも明るい生活を送ることができるようになりました。
夜中でもテレビを見ることができるので、昔に比べると人の睡眠時間は大幅に減少しているのです。
睡眠時間の減少により、自律神経が乱れてしまい、免疫力や抵抗力が落ちたこともアレルギー持ちの人が増えた原因と言われています。
こうした考えられる原因を見ていくと、アレルギーが増えた原因と逆のことをしていけば、アレルギーは減るように思いませんか?
しかし、長期的に見るとそうした小さな積み重ねが体質を変えていくのかもしれません。
かつての日本人の生活スタイルを真似ることは、アレルギー改善に少なからず良い影響を与えると思われます。
遺伝?体質?赤ちゃんや乳幼児がアレルギーを発症する理由
世の中には様々なアレルゲンがあり、誰しもそのアレルゲンに触れながら過ごしています。それでも、アレルギー症状の出る人と出ない人がいるのは、そのコップの大きさが人によって異なるからなのです。
要するに体質の差です。生まれて間もない、アレルゲンにあまり触れてきていないであろう赤ちゃんにアレルギー症状が出てしまうのは、赤ちゃんの体質なのです。
もちろん、住環境や食生活などの環境がアレルギーの要因となっていることもありますが、遺伝の可能性もあります。
- パパかママのどちらかがアレルギーの場合、約30%が子供に遺伝
- パパとママふたりともアレルギーの場合、約50%が子供に遺伝
- パパとママのどちらもアレルギーがない場合でも約10%の子供にアレルギー症状が出る
文献によって、この遺伝確率には多少差はありますが、アレルギーは遺伝するものであり、両親共にアレルギーがあればその確率は高まるのです。
和歌山県和歌山市にある遠藤アレルギークリニックの遠藤薫院長は、クリニックのホームページ内で学会報告したものを下記引用部分のように記しています。
「子供が5歳の時の」アレルギー疾患のリスクを述べて、アレルギーが遺伝的疾患であることが記載されています。
Luuoma(1983)らによると、子供が5歳の時のアレルギー疾患のリスクは、
父母のどちらにもアレルギーの既往がなければ20%であるのに対し、
父母のどちらか一方にアレルギーがあれば50%、
父母の両方にアレルギーがあれば66%
となると報告しています。
また、アレルギーより遺伝性の強いアトピーの遺伝確率は、広島県福山市ではしもとじんクリニックを開業されている橋本昌美院長が、クリニックのホームページ内でアレルギーやアトピーは遺伝傾向が強いと下記のように記しています。
アトピーとはアレルギーとほぼ同じ意味の言葉ですが、より正確にはアレルギーの中でも、特に遺伝傾向が強く、片親がアレルギー体質の場合、60~70%、両親の場合は、90%ほどの確率で遺伝します。
似ているようで違う!アレルギーとアトピーの違いについて
アトピーとアレルギーの遺伝確率の話が出たので、ここで少し両者の違いについて触れておきたいと思います。
「痒みを伴う皮膚症状があるのがアトピー?痒みの出る頻度が高いのがアトピー?」と、なんとなく思ってしまいますよね。しかし、アレルギーでも痒みを伴う皮膚症状は現れます。
アトピーとアレルギーの違いを端的に述べるのなら、「アレルギーは原因物質を排除すると症状が出ないけれど、アトピーは原因物質を排除しても症状が引くわけではない」と表せます。
- アレルギー
-
そばアレルギー、ハウスダストアレルギー、金属アレルギー…など、○○アレルギーというようにアレルゲンがはっきりとしています。
しかし、アトピーに関しては卵アトピー、小麦アトピーという言い方はせず「アトピー」です。
- アトピー
-
何らかの物質に反応して症状が引き起こされていることは確かなのですが、その原因が1つではなく、様々な要因が絡み合っているのです。
食べ物アレルギーの人は、その原因となる食べ物を食べない(若しくは触れない)ようにすればアレルギー症状は出ません。
金属アレルギーの人も、金属を身につけないことでアレルギー症状を出さないようにすることができます。
アレルギー体質だった人が、アトピーになることもありますし、親はアレルギーだったのに、子供はアトピーになることもあります。
神経質になり過ぎてもダメ!?ハウスダストへの対策
ハウスダストの原因物質として知られているのが、ホコリやダニです。生きているダニそのものよりも、糞や死骸・卵などがアレルゲンとなります。
冬場は多少減るものの、前述したように、現代の住まいは断熱性・気密性に優れている為、ダニにとっては年中過ごしすい環境とも言えます。
確かに掃除をしない・窓をあけないという生活をしている家は、ホコリだらけでダニも大量におり、「アレルギーになりたい!」と言っているようなものです。
しかし、毎日掃除をしているのにアレルギーと言われてしまうケースもあります。
特にお子さんがハウスダストのアレルギーと診断されると「うちが汚いからかな」「もっともっと掃除しないとダメなのかな」とママは責任を感じてしまいます。
でも、ホコリ1つない・ダニが一匹もいない環境をつくることは不可能です。 普通に生活していれば、ホコリやダニはいます。
埃やダニだけならまだしも、人が生活しているのですから、皮膚やフケ、髪の毛が落ちることもありますし、食べかすが床に落ちることもあります。
要するに、アレルギーであると診断されてもアレルゲンを100%排除することができないのです。
では、私達はどのようにハウスダストのアレルギーと向き合っていけばよいのでしょうか。
これ以上ダニを増やす環境を作らない!アレルギー症状を悪化させない!その為に私達にできることは、住環境の整備です。
続いて、ハウスダスト対策に効果的な掃除法と対策をご紹介いたします。
基本は風通し!アレルゲンを減らすのに効果的な掃除と対策
ハウスダストの対策と言うと「掃除!」と思いますが、いくら掃除をしても家の中の空気が動かないと意味がありません。
風通しをよくして、換気を心掛けないとアレルゲンたくさんの空気を吸い込みながら生活することとなり、どんなに掃除をしても改善には至りません。
掃除中はもちろんですが、日頃から風通しをよくすること、家の中に風の通り道をつくることを心掛けましょう。
そして、ハウスダスト対策の掃除というと下記のポイントをよく聞きませんか?
- 毎日掃除機をかける(できれば拭き掃除も)
- 埃が舞うのを避ける為、必ず拭き掃除→掃除機の順を守る
- 敷布団だけでなく、掛布団・毛布・シーツなどの表面も掃除機で吸う
- 週に1度はシーツを変える
- 週に1度は布団を干す
- カーテンも1シーズンに1度は洗濯する
- エアコンのフィルターや空気清浄機のフィルターは週に1度は掃除する
家事や子供の相手に負われていると、「必要最低限の」掃除に留まってしまいます。やりたくても上記レベルの掃除ができないのが本音でしょう。
シーツを洗ったり、布団を干したりするのは天候にも左右されて計画通りにはいかないものです。
日本リサーチセンターが全国の15歳~79歳の男女1200人に「家の掃除」についてアンケートを実施したところ下記のような結果がでました。
- リビング・和室・洋室等の居室を掃除する頻度で最も多いのは週に1回以上(全体の約3割強)
- エアコンのフィルター・照明器具・窓のサッシの掃除頻度で最も多いのは、年に1~2回又は3~4回(全体の約5割)
布団については、一般財団法人日本ふとん協会のHPで布団を干す頻度を下記のように勧めています。
- 綿のふとんは週に1~2回程度
- 合繊(ポリエステル)のふとんは週に1~2回程度
- 羊毛(ウール)のふとんは週に1回程度
- 羽毛ふとんは月に1~2回程度
このように、布団の種類によって干す頻度が異なってくるのです。布団を頻繁に干すことが難しい場合は、布団の種類を変えてみるのも1つの対策かもしれません。
ハウスダストの対策として毎日掃除はしたいけれども、現状それが難しい場合の対策で何かよいものはないでしょうか。
- 忙しいママでも取り入れられる打開策をご紹介!
-
- 埃が舞うのを避ける為、掃除をする日は必ず拭き掃除→掃除機の順を守る
- 照明を掃除する時は、照明器具を最初に掃除する。基本掃除は高いところから優先的に行う
- 布団を干した時は、中わたがちぎれるとハウスダストの原因となるので、布団たたきを使用しない!
- 寝具の天日干しは、天候に左右されるので布団乾燥機を持つ
- 寝具は、防ダニシーツなど防ダニ効果のあるものにする
- ぬいぐるみは極力持たない。子供が特別大事にしているものだけに留める!
- カーペットやじゅうたんの数を減らす
- エアコンにフィルターを自動に掃除する機能がついている場合は、その機能をフル活用する
- 家具を買い替える時は、革製品又はビニール製品にする。(布製ソファ→革ソファなど)
如何でしょうか。毎日の掃除は難しくても、「掃除をする日限定で気を付けること」と考えれば取り入れられるポイントばかりだと思います。
カーペットや絨毯・家具などの数については、今すぐ実行するのは難しくても買い替える時の参考にしてみてください。
また、意外と重要なのは掃除をする時間帯!
ホコリが床に積もっている状態の時にサっと掃除をしてしまうのがよいでしょう。
「朝早い時間帯に掃除機をかけるのはちょっと…」と思われる方は、音の出ない拭き掃除だけでも済ませておくといいですよ!
色々とポイントを記載しましたが、あまり神経質になりすぎるのもいけません。
神経質に1日中掃除ばかりしていては、それだけホコリを舞い上がらせていることになります。
ここでご紹介した対策を「毎日必ずやらなくては!」と思うと、ママはとてもしんどくなります。
神経質になりすぎて、ママが倒れてしまっては意味がありません。ママがダウンしている間の掃除は誰がするのでしょうか?
「○○しなくては!」と義務や課題のように自分を追い込むのではなく、ポイントを押させて「すべき時にする!」ということが大事なのです。
だからと言って、「ホコリじゃ死なないから」「神経質になりすぎるのも良くないって!」と自分に言い訳をして掃除を怠るのは本末転倒です。
この記事のタイトルにある「ハウスダストのアレルギーは家が汚いから?」という回答になりますが、家が汚ければ当然ハウスダストのアレルギーになる確率はグンと高まります。
「前回掃除機掛けたのはいつだっけ?」と言うレベルの掃除頻度、飲みかけのペットボトルや食べかけのものが散乱…という環境では、アレルギー体質でない人でもアレルギーを発症してしまうかもしれません。
家族が「人並みに暮らしやすい」と思える環境は維持していきたいものですね。
体質改善で抗アレルギー対策!食事療法と薬について
掃除をこまめに行って環境整備をすることはとても大事ですが、食事や薬によってアレルギー体質と向き合っていくことも大事なことです。
病院でアレルギーと診断されると、当然薬が処方されます。
薬を処方されたお母さんなら分かると思いますが、薬を飲んでいる時はお子さんにアレルギー症状が出なくても薬を止めた途端にまた咳や鼻水が出てしまう…ということありませんか?
「いつまで飲むのだろう?」「こんなに飲み続けて大丈夫なのか?」と心配になりますよね。
自己判断で薬を中断することはせず、処方された分はちゃんと飲み切るつもりで服用しましょう。勝手に薬を止めて辛い思いをするのは子供です。
薬を止めた途端、ゼェゼェ・ヒューヒューという咳、涙目、鼻水ズルズル・・・というのを繰り返していては前進しません。
こうしたことが繰り返されるようでしたら、医師の方でも何らかの検査を行うと思われます。
あまりの長期服用が心配なようでしたら、一度お医者さんに「こうした薬はいつまで飲み続けるのか」と聞いてみましょう。
体験談を紹介します!
私の子供もアレルギー(ハウスダストと花粉)&喘息持ちで、アレルギーの薬と喘息の薬を毎日飲んでいます。
「薬は長期間服用して大丈夫なのでしょうか?」と質問しました。
すると、「治す為に、薬をある程度飲み続ける必要があるんです。中途半端にしてはいけません」と言われました。
正直、それまでは薬自体に抵抗があり、子供の症状を見ては勝手に中断したこともありました。
でも、薬を止めると症状が出てしまっていたのです。顔も常にかゆそうにしていました。
アレルギーと喘息の薬を処方通りに毎日服用したところ、症状も落ち着き肌もきれいになっています。自己判断で薬を中断したことで、子供に辛い思いをさせていたと反省しました。
薬に対して過剰に怯えることなく、お医者様を信じて、処方された通りに薬を服用していきましょう!
薬を使いつつ、家でもできる体質改善法があれば是非取り入れたいですよね。体質が変われば、アレルギー症状とのお別れを早めることができるかもしれません!
続いて、薬以外の体質改善法についてご紹介いたします。
免疫細胞のバランスを整える!食事療法による体質改善
少々専門的な話になりますが、アレルギー症状は免疫細胞のバランスが崩れることで生じます。
T細胞という免疫細胞は、何らかの刺激を受けるとTh1型もしくはTh2型に変化します。
というように、Th2型が多くなるとアレルギー症状が出るのです。
逆に言うと、アレルギー症状を引き起こさない為には、Th1型を増やしTh2型を減らせば良いのです。
ヨーグルトを食べ続けることで、花粉症の症状が改善される人がいるという話を聞いたことがあるかと思います。
それは、ヨーグルトの乳酸菌が人の免疫細胞のバランスを整える作用があるからなのです。
ヨーグルト以外に効果のある食材には下記のものがあります。小さな子供でも食べられるものを中心にまとめてみました。
食材 | 説明 |
---|---|
味噌 | ヨーグルトと同じく、乳酸菌を含んだ発酵食品です。 |
魚>肉の食生活 | ハウスダストのアレルゲンは、タンパクと言われています。ダニの糞・卵・死骸などはタンパクです。 しかし、人はタンパク質を摂取しないと生きていけません。 タンパク質は人にとってなくてはならない栄養素なのです。 肉や魚には、タンパク質が含まれていますが、消化しやすいタンパク質を摂取することで、アレルギー症状を引き起こしにくく、タンパク質を摂取することができます。 肉に比べて魚の方が消化しやすい為、肉よりも魚を多く食べるようにしましょう。 |
キャベツ | タンパク質が、アレルゲンとなると厄介な話ですが、タンパク質を含んだ食べものを摂取しても、胃できちんと消化され、腸で無駄に吸収されなければ問題ありません。 その為、胃腸の働きをよくするキャベツなど食物繊維を豊富に含んだ野菜は、アレルギー症状を抑える食材と言えます。 よく「キャベツがアトピーに効く」という話を耳にしますが、それはキャベツの消化促進という作用も1つの理由であるのです。 |
上記とは逆に、アレルギー症状を引き起こす作用のある食材には、下記のものがあります。
- ナッツ類
- 植物油(ごま油・菜種油・ベニバナ油など)
- マヨネーズ、マーガリンなど
- 大豆製品
上記に共通しているのが、リノール酸です。
リノール酸やタンパク質・その他の油分は、確かにアレルギー症状を引き起こしやすいものではありますが、アレルギー症状の程度によっては「絶対に食べてはいけない」というものでもありません。
神経質になりすぎず、バランスの良い食事を心掛けるようにしましょう。洋食中心の生活から和食中心に変えるだけでも、全然違います。
「洋食は週末だけ」と決めてストレスなく食事療法に取り組むようにしましょう。
呼吸器を鍛えて体質改善!水泳が良いとされる理由
子供が咳などのアレルギー症状を起こす理由は、呼吸器系の発達が未熟であるということも1つあります。
特に小児喘息の子は、中学生くらいまでに善くなるケースが多く、それは未発達であった呼吸器官が成長する為、喘息の症状が出なくなるのです。
しかし、咳や鼻水で苦しそうな我が子を見ているのは親としてとても辛いですよね。
そこで体質改善にお勧めするのが水泳です。水泳がアレルギーの体質改善に良いとされる理由には下記の点があります。
- 身体を動かすことがストレス解消になる
- 水中で息を止める→息継ぎをするという繰り返しが肺活量を鍛える
- 屋内で行う温水プールは、ホコリが少なくハウスダストのアレルギーの子に適している
「呼吸器系を鍛える・アレルギー症状を起こしにくい体づくりをする」ことに水泳は適していますが、ストレスフリーにやることが最も大事です。
親の思いばかり強くなり、本人がまったくやりたがらずイヤイヤしているのに、無理に習わせても効果はありません。ストレスによって、かえって症状を強くしてしまうことがあるのです。
水泳以外で、呼吸器系を鍛える方法としては下記のようなものもあります。
- 風船をふくらます
- マスクをする
- 腹式呼吸をする(歌をうたうなど)
お子さん本人の気持ちを第一に考え、取り入れられるものがあれば是非やってみてください。
症状を出さないことを目指す!アレルギーに強くなる体づくり
アレルギーは治らないのでは!?と思われますが、免疫細胞のバランスが整えば、アレルギー症状が出ることはありません。
アレルギーは症状が出なければ、日常生活に支障はありません。
症状を出ないような、強い体づくりを目指していきましょう!その方法の1つとして、この記事でご紹介した環境整備の方法や食事療法が役立てば幸いです。
「除菌!」「掃除!」と神経質になりすぎないことも、アレルギーに強くなる体づくりには大事なことです。多少の菌に触れることは、免疫力を高めることにもつながるのです。
掃除も食事療法も「継続」あってこそ!コツコツと続けていくことで、家族をアレルギー症状の出ない体へと導きましょう!
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