一度なると繰り返す「膀胱炎」子供を苦しめないための予防策

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2015/08/07

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一度膀胱炎になると「繰り返す」と聞いたことがありませんか?実際に何度も膀胱炎になって辛い思いをしたことがあるというママもいらっしゃることでしょう。

膀胱炎で苦しい思いをする子供も少なくありません。まず膀胱炎にならないように、またもしなってしまった時にまた繰り返すことがないようにするための予防法をご紹介します。

知っておくべき「膀胱炎」の原因と症状、治療について

はじめに膀胱炎になってしまう原因と症状を解説していきます。

原因は菌が膀胱に「侵入」して「増殖」すること

膀胱炎の原因となるのは主に大腸菌。何らかの原因で菌が尿道口から侵入して膀胱へ入って増殖します。

この菌が原因で炎症が起こってしまう。これが膀胱炎です。

独特で分かりやすい!排尿時の痛み・頻尿などの辛い症状

膀胱炎の辛い症状は次の通りです。

  • おしっこをする時、特に最後の方に痛みがある。
  • おしっこが濁っている
  • さっき行ったばかりなのに、すぐにトイレに行きたくなる(ほとんど出ない)
  • もう出ないのにまだおしっこが残っている気がする
  • 血尿が出る

私自身も膀胱炎になった経験がありますが、本当にさっき行ったばかりなのに急激に尿意に襲われるんですよね。そしてほんの少ししか出ないし、痛い…。娘も3歳の頃に経験がありますが「痛い!」と泣いて可哀想でした…。

怪しいと思ったらすぐ病院へ!治療は抗生物質で

膀胱炎の症状は分かりやすいので、これは怪しいと思ったら早く病院へ行きましょう。

子供の場合はかかりつけの小児科でOK。トイレでおしっこを取って膀胱炎かどうかを調べてもらえます。おしっこが近い状態なので少ししか出ないかもしれません。

問題ないとは思いますが「少ししか取れないかも」ということを伝えておきましょう。

膀胱炎と診断されたら、菌の増殖を抑える抗生物質を処方されます。薬を飲み始めれば治りは早いです。

治った!と思ったらまた…再発しやすい理由がここに

薬を飲んで普通のおしっこになったし、もう大丈夫!と思っていたら再発することも。忘れた頃にまたかかってしまうこともあります。これってナゼなのでしょうか?

薬を全部飲み切っていないため

すぐに再発した場合には抗生物質を最後まで飲み切っていないことが原因かも。症状がなくなったからと安心してしまうと、つい忘れてしまって「もう治ってるし、いいか」となってしまいがち。

でもまだ少しでも菌が残っていると、また増殖して悪さをしてしまいます。

「抗生物質は一定の間隔で飲み続けることが大切」と薬剤師さんに言われたことがあります。忘れないように全て飲ませましょう。

膀胱炎になりやすい習慣がある

すっかり治って数か月経ったのに、また…という場合には膀胱炎になりやすい習慣があるのかもしれません。

次のようなことに心当たりはありませんか?

  1. うんちの後の拭き方(前から後ろへ)を子供に徹底させていない
  2. おむつにウンチが出ているのにしばらく気付かないでいることがある
  3. トイレやお風呂で子供が尿道口辺りを手で触っていることがある
  4. おしっこを我慢していることがよくある
  5. 普段あまり水分を摂らない

1~3は膀胱に菌が入ってしまう、4、5は入ってしまった菌を外へ出せずに増やしてしまう原因となります。

せっかく一度完治しても、菌が入り増えやすいような習慣を続けていると再発しやすいということになります。

免疫力が下がっているのかも

菌が入らないように気を付けているし、トイレにもこまめに行くようにしているのに…という場合には免疫力が下がっていることが原因かもしれません。

膀胱は本来、細菌に対する抵抗力・免疫力を持っていますが、病気や無理なダイエット、過労で体力が落ち、抵抗力が弱くなった場合に感染しやすくなります。

膀胱炎だけでなく他の病気にもなりやすい場合には、免疫力をアップできるように生活そのものを見直していくことが大切です。

具体的なポイント!ここに気を付ければ膀胱炎は予防できる

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では具体的に実践していきたいことをチェックしておきましょう。

菌を膀胱に入れない

ある程度は菌が入ってしまうのは仕方のないことなのですが、少しでも減らすために次のことに気を付けましょう。

  • トイレでウンチをする度に「前から後ろへ」の拭き方を徹底させる
  • おむつにウンチが出た場合には出来る限りシャワーで洗い流す
  • 尿道口辺りを触らせないように。優しく「やめようね」と止める

ウンチがおむつに出ていてもしばらく気付かないことってあるんですよね。子供もべちゃっと座ってしまわない限り結構平気で遊んでいますし。

トイレトレーニングをまだするつもりがなくても、ウンチが出そうなタイミングでトイレに座らせることを始めてもいいですね。ウンチをトイレで出来るようになると後の処理もとても楽なのでおすすめです。

入ってしまった菌が増えないうちに外に出す

気を付けていても菌はどうしても入ってしまうもの。普通は炎症を起こすほど菌が増える前におしっこと一緒に体の外に出してしまいます。

でもおしっこを我慢していると菌は膀胱の中にとどまって菌が増えやすくなってしまうようです。

お腹がパンパンになるまで我慢していると膀胱の血流が悪くなり、菌が増えやすい状態をつくります。

逆に、水分を摂らなければいいの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、おしっこ自体が溜まらないのでトイレに行かない原因になってしまいます。

暑い時期は気を付けて水分を摂らせるようにしますし、寒いとあまり汗をかかない分おしっこが近くなりますよね。注意すべきなのは春や秋の快適な時期。喉はあまり乾かないけれど意外とたくさん汗をかいているものなのです。

やはり一年を通して水分をたくさん摂らせるように気を付けてあげてください。

トイレに対するプレッシャーを掛け過ぎない

お漏らしをしてしまったりトイレが近くて「またおしっこ?」なんて言われてしまったりすると、子供はトイレに行くことに対してストレスを感じてしまうようになります。

そうなるとおしっこに行きたくなっても我慢してしまったり、「たくさん飲むとまたおしっこに行きたくなる…」とあまり水分を摂らなくなってしまいますよね。

「え~!また?」と言わずに何度でもトイレに付き合ってあげてください。おしっこをすることはとても大事で、いいことなんだと教えてあげるといいですね。失敗しても叱らないで。

トイレに対するストレスは免疫力を低下させてしまうことにも繋がります。リラックスして自分の行きたい時にトイレに行けるように、温かく見守ってあげましょうね。

子供に辛い思いはさせない!普段からの心がけで膀胱炎を防ごう

膀胱炎が再発しやすい理由と予防策が分かっていただけたでしょうか?ちょっとしたことの積み重ねが招く病気なので、普段から少しずつ心がけていくことで防ぐことができるんですよね。

かかったことがないと無縁と感じてしまう膀胱炎ですが、お子さんに辛い思いをさせないためにも今一度、膀胱炎になりやすい習慣がないか、そして水分をちゃんととらせてあげているかなどを思い出してみてくださいね!

みんなのコメント
  • マイメロさん

    わかりやすかったです。

  • 赤いカラスさん

    なるほど。勉強になりました。

  • Kizugawa_Mickyさん

    参考になりました。
    ありがとうございます。

  • ちょこちっぷさん

    私は今高校生で、とても小さい頃から膀胱の不快感に悩んできました。それで今までずっと誰にも言えず、1人で抱え込んできたのですが、色々と調べてみたら膀胱炎の症状が当てはまっていることに気づきました。近いうちに病院へ行ってみようと思います。そして、参考にさせていただきます。ありがとうございます。

  • 山田涼介さん

    私も参考にして、治していきたいと思いました。そして、膀胱炎の原因がどれもあてはまっていました!

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