【体験談】専業主婦の育児は実は辛い…孤独感や達成感のなさを乗り越えるコツ

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2018/04/20

専業主婦が育児で辛い様子

私は子供が3人います。双子の息子たちと2歳下に娘です。初めての出産から約3年ほど専業主婦でした。不器用なので子育てに専念させてもらいました。

専業主婦は恵まれていると思いつつ、当時の私は「辛い」「寂しい」「虚しい」と孤独感や達成感のなさでいっぱいでした。

そんな私でも考え方を改めたり工夫をして少しずつ乗り越えてきました。「専業主婦の育児は辛い」と思っている方に参考になればと思い、乗り越えるコツのご紹介です。

出産はゴールと思っていたら育児のスタートだった

子供を産むまで育児の大変さというものをまったく知りませんでした。むしろ仕事より簡単だろうと思っていたほどです。

ちょっと前まで正社員で働き、繁忙期は2週間休みなく働いたこともありました。12時間連続で働いた経験もあり、仕事をする体力には自信があったのです。

無事に双子の出産が終わった時にはホッとして「ゴールした!!」という気分になっていました。しかし、出産は育児のスタートだったのです。

育児中に辛いと感じたこと

  • 24時間ハラハラしている、子供を気遣う
  • 道路を歩くときはかなり神経を使う
  • 家事が頻繁に中断される
  • 5ヶ月の管理入院で体力が落ち疲れやすくなっていた
  • 夕飯の支度がしんどい

幸い実家の母が育児を助けてくれました。「もし母がいなかったら追い詰められて育児ノイローゼになっていたかも…」そんな風に思うほど育児は大変なものでした。

仕事をしていたときの方が精神的に楽だったと思うこともありました。

【孤独感】「毎日家にいて暇でいいな」夫の言葉に傷つく

双子を出産して数ヶ月、夫の転勤が決まり知らない土地へ。実家の母も頼れなくなり、ワンオペ育児がはじまりました。夫には「暇でいいな」と言われ続けて悲しかったです。

夫に弱音を吐くと「頑張ったアピールやめて」「皆している」と言われる

家事育児は、昔から女性は当たり前のようにしてきたことだと思います。私の母も専業主婦をしていた時期があったので、もっと軽やかなものだと思っていました。

皆が当たり前に出来ることが、私には苦しい。

そんな思いが心に渦巻き、夫に弱音を吐くと否定されるので「家事育児を手伝って」とはとても言えませんでした。

当時はどうやって双子をお風呂に入れていたか、どうやって自身が昼ご飯を食べていたか、あまり覚えていません。たぶん、自分の着替えは後回しにして、リビングへ双子をつれて着替えをさせたり、立ったまま食事をしていたような気がします。

労働時間が明確で休みがあり、給料をもらえる夫をずっと羨ましいと思っていました。

寂しくても育児サークルでママ友をつくる元気はない

子供の4ヶ月健診、10ヶ月健診、一歳半健診などで、育児の相談窓口や育児サークルに参加しませんかなどの誘いはあります。

しかし私の辛さやしんどさは相談しても解決できないと思っていました。

働いている兼業主婦の方が大変、専業主婦なのに育児が大変というなんて贅沢で甘えている悩みではないかと不安でいっぱい、自分で壁を作っていました。

今なら育児の悩みに兼業も専業も関係ないと分かるので、不安なことは気軽に相談してみればよかったと思います。

【達成感のなさ】専業主婦のワンオペ育児

物理的な達成感のなさは次のようなことでした。

  • 掃除をしてもすぐに汚れる、はかどらない
  • 夫が休みの日は夫の世話も加わり大変になる

「イクメン」になろうとする男性がいる中、家の場合は助けてくれるどころか「家事育児はお前の仕事、絶対に家事育児なんてしない」と言われていました。

夫の休日は昼ご飯や飲み物の準備、爪切り取ってなど、小さな雑用が地味に増えます。兼業主婦だったら「私も働いてるんだからそれぐらいして」と言えますが、1円も稼いでいない専業主婦だった私は、引け目を感じて体を動かして解決するのみでした。

精神面での達成感のなさは次のようなことです。

  • 罪悪感
  • 価値観
  • 国の方針

専業主婦なのに家事育児が完璧でないことに罪悪感を感じる

専業主婦で誇りを持っている方は、自分のペースで家事育児ができて堂々と「家族を支えている」と言える方だと思うのです。

私の場合家事育児が完璧でないと感じて、できない自分に罪悪感を感じていました。

家庭の運営は仕事と同じく、マルチタスクで考えて実行していかなければできません。思考したくても次々と家事育児が押し寄せてきて、何も改善しないという悪循環でした。

稼ぐことが大人だという価値観で生きてきたのに専業主婦は違う

家事代行などで仕事で家事をするのとは違います。家庭の家事は給料は出ず、成果も見えません。

お金が発生しない仕事があること、専業主婦だった母が私にしてくれていたこと、専業主婦になってみて気付きました。このような価値観を受け入れるのに時間がかかってしまいました。

安倍首相の「女性が輝く日本」の取り組みに専業主婦はいらない?

テレビのニュースからは「輝く女性」というフレーズが流れていました。1997年ぐらいから、兼業主婦世帯が主流になっています。専業主婦は時代に逆行しているかのようでした。

私は専業主婦でしたが働きたい気持ちはありました。なのに「働けない」「専業主婦として誇りも持てない」ととても中途半端な状態でした。

保育園不足や男性の長時間労働など、世の中が改善していってほしいという気持ちはあります。しかし、専業主婦を周りが認める空気もあればなあと思っていました。

専業主婦、時間はあるけど何もできない

働く女性は時間のメリハリがありますが、専業主婦は時間が区切られていません。なので時間を上手く使えないと、24時間営業のような気持ちに陥ってしまいます。

子育てが加わると作業時間が引き延ばされてしまいます。一つ一つの作業は小さくても次のようなことを思っていました。

  • ご飯を作りたい
  • お皿を洗いたい
  • 掃除をしたい
  • トイレに5分でいいからいきたい
  • 通勤している方をみると自由に外を歩けて羨ましいと思う

時間があるのに何もできないというジレンマに襲われていました。

【私の場合】苦しい気持ちを少しずつ乗り越えたコツ

現状のままだと解決しないと思い、少しずつでも改善してきました。私の場合のコツを5つご紹介します。

【一歩目】家事を効率化

行き当たりばったりの家事を何とかしたいと思い、何か効率化できないか考えました。

  • ネットスーパーを利用する
  • 掃除場所の一覧表をつくりローテンションを組む
  • リビングにママ専用の家事机を置く

ネットスーパーの利用は夫から「楽をするな」と反対されました。しかし双子をベビーカーにのせて歩くだけで20kg以上になるので、何とか説得しました。

配達員の方と顔なじみになって、子供たちは挨拶するのを楽しみにしてくれました。

ワンオペ育児のイラスト

掃除は基本毎日するところと、曜日わけでするところを書き出しました。視覚化すると分かりやすくなって「今日はどこを掃除しよう」と考えなくてすみます。

家事机は家計簿や書類整理ができて、ママのプライベートスペースでもあります。リビングは家族で使うものなので、小さな机があると便利です。

効率化するところは人それぞれだと思います。たくさんの作業を早くやるのではなく、やらなくてもいいことはないか探すと少し楽になります。

【二歩目】子供自身が片付けできるのは小学生でいいと割り切る

片付けのしつけは幼児の頃からしなければならないと思い、絵本やおもちゃを片付けない子供たちにイライラしていました。子供に求めすぎだったと思います。

リビングは毎日あっという間にちらかります。

散らかっている部屋

ここまで片付けるのに1時間ぐらいです。片付けが苦手なので2時間かかることもありました。

散らかっている部屋が片付いた様子

片付けは小学生になってから出来るようになって遅くないと割り切り、一つでも片付けてくれたらよしとしようと思いました。

おもちゃ箱にイラストをつけて子供が片付けを楽しくするように工夫したりしました。

【三歩目】口癖を「疲れた」から「大丈夫」に変更

「疲れた」を連発していると、次第に気力まで疲れていきます。でも、とてもじゃないけど「私は元気!」とは言えない状態。

口癖を「大丈夫」に変えると、自分にも家族にも良かったです!

自分を肯定してくれる言葉です。子供たちが5歳と3歳になった今も「大丈夫?」「大丈夫!」と色んな場面で言っています。

【四歩目】ブログを始める

週1回の楽しみでブログをしていました。その時よんだ絵本をメインに紹介していました。文章を綴ることがストレス解消になりました。

コメントがあると嬉しくなり、小さな世界ですが社会とつながっていました。

今は書くネタがなくなってしまいお休みしていますが、また絵本を読みためて再開したいなあと楽しみにしています。

【五歩目】家族写真を飾る

「私だけが家事育児している、夫は分かってくれない」
「俺だけが仕事をしている、妻は感謝してくれない」

そんなギスギスした夫婦でした。私は家に写真を飾るタイプではなかったのですが、「家族の節目の写真をリビングに飾っておくと風水的によい」と主婦雑誌で目にして実行することにしました。

ふと写真が目に留まると「家族とともに人生を歩んでいるんだ」と再認識することができます。

今でも夫の存在を当り前と思って感謝を忘れてしまうことがあります。でも写真があることで感謝を思い出すことが出来ます。

私が感謝の気持ちを持つようになってから、自然と夫が子育てに参加してくれるようになりました。たまに子供たち3人をお風呂にいれてくれたりお出かけしたりしてくれます。

以上が私の場合のコツですが、参考になる部分があれば幸いです。

【専業主婦は向き不向きがある】一人一人生き方は違う

専業主婦で十分幸せを感じる方ももちろんいます。一人一人感じ方は違います。私は辛いと思うことが多かったのですが、専業主婦だからこそできたこともありました。

  • 手作りのスタイを作った
  • 平日に子供と図書館に行けた
  • 朝は子供も私もゆっくり起きれた

もちろん兼業主婦の方も出来ることです。ただ要領の悪い私の場合、働いていたら諦めていたことです。

専業主婦で育児が辛い方は、ぜひ今の幸せに目を向けてくださいね。

理想の家事育児ができなかったとしても自分を責めないでください。「ここまで頑張った」と、疲れたら温かい飲み物で一息ついてくださいね。

みんなのコメント
  • こたママさん

    この記事を書いてくださった方にお礼が言いたいです。
    すごく勇気づけられました。救われました。
    Twitterとかやっていないのかな。
    書いた方にメッセージ送りたいです。

    • mama-senseiさん

      コメントいただきありがとうございます。
      ここにコメントいただければ確認できますので、よろしくお願いいたします。
      こちらにお礼をいただいている旨はお伝え済みです^^
      ご丁寧にありがとうございます。

  • こたママさん

    ライターさん一覧も拝見したのですがわかりませんでした。
    一言でもやりとりできたら嬉しいです。。

  • yocco(よっこ)さん

    びっくり嬉しい!!

    コメントありがとうございます!!
    MARCHライターのyocco(よっこ)です。

    こたママさん
    「救われた」なんて、私一個人の経験が少しでもお役にたって嬉しいです!
    Twitterはやっていなくて、雑記ブログしています。
    「自営業主婦のコーヒー休憩 」という名前です。
    よければ遊びに来てくださいね(^^♪
    こちらのコメント欄、ブログのコメント欄、どちらでもメッセージお待ちしております!!

    お返事お待たせして申し訳ありませんでした。

  • 無記名さんさん

    何の参考にもならなかったわ

  • こたママさん

    mama-senseiさん
    yoccoさん
    お忙しい中ご返信をくださってありがとうございました!
    とてもとても嬉しいです(>ωω<。)
    本当に感謝を申し上げます。
    ブログ今から読みに行きます!
    ありがとうございました!

  • yocco(よっこ)さん

    こたママさん
    こちらこそコメントをありがとうございます!

    読者の皆様が元気になったり希望をもてることが
    MARCHライター冥利につきるので
    コメントがあると「届いているんだ」と本当に嬉しくなります。

    いつでもMARCHに遊びにきてくださいね!
    私もよく遊びにきてます(^^♪

  • のっちさん

    はじめまして。
    まさにその通りやー!!と、達成感のない毎日でもやもやしておりました。
    私も今、もうすぐ2歳になる双子男子とおませな5歳の女子の母です。
    毎日自分の時間もなく、子どもと寝落ちしてしまう日々です。
    今日は寝落ちせず、久々にPC開いて梅酒ロック飲みながら自分時間を満喫しています。
    最近、心に余裕がなく、ギスギスした日もよくあります。
    でも、専業主婦だからこその視点からの幸せもあるんですよね。
    ハッと気づかされました。
    ブログ、私も見に行かせてください!!

  • yocco(よっこ)さん

    のっちさん
    コメントをありがとうございます!
    MARCHライターのyocco(よっこ)です。

    のっちさん3人のお子様を育ててらっしゃるんですね。
    それぞれの個性が爆発して大変な毎日だと思いますが
    ママの笑顔があるからこそのびのびと育っているのだと思います。
    梅酒ロック万歳!

    うちの場合
    子供が夕方寝をしてしまった日が
    寝かしつけの時間が伸びて
    ママの寝落ち率が高くなってます(^^;)

    いつでもMARCHやブログに遊びにきてくださいね!(^^♪

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