おむつ専用ゴミ箱はいる?いらない?簡単&経済的なおむつの捨て方
出産準備で赤ちゃん用品を選んでいる時、「オムツ専用ゴミ箱って必要なのかな」と悩むママは少なくありません。
ベビー用オムツ専用ゴミ箱は、使用済みおむつをゴミ箱内で臭わないよう処理できるゴミ箱です。
便利ですが、コストはかかります。
また置き場所にも困りますよね。さらに子供がトイレトレーニングをしておむつを卒業してしまったら、使わなくなるというデメリットもあります。
かといって、放置すると悪臭を放つのがオムツです。戸建て住宅なら庭などにゴミ箱を置けますが、集合住宅だとより臭いが気になりますよね。
オムツ専用ゴミ箱を使わなくても、におい漏れが気にならない捨て方がわかればいいのに…と思ったことがあるのではないでしょうか。
ズバリ、その方法をご紹介します。ニオイ漏れを心配せずに済む処理方法をはじめ、専用ゴミ箱を買った場合とのコストの比較もしてみましょう。
この記事の目次
本当に使いやすいのかお試しで使ってみよう!まずはレンタル
実際に使って見なければわからない…というのはもっともですよね。そこで、まずはレンタルで様子を見てみましょう。
ベビー用品はたいていのものがレンタルでまかなえる時代です。ゴミ箱もレンタルしてみてはいかがでしょうか。
カセットタイプのものは、内部カセットを自分で購入する必要が出てきます。
1~3ヶ月使ってみてコストパフォーマンスをチェックしてから、代用するかどうか決めても良いでしょう。
おむつ専用ゴミ箱を使わずに、臭いを気にせず処理する捨て方
おむつ専用ゴミ箱を使わなくても、臭いを気にせず捨てることは可能です。たとえて言うなら、臭いのキツい生ごみと同じ。手早く賢く処理しましょう。
専用ゴミ箱の代用になるゴミ箱を探そう…まずは構造を理解
まずは専用ごみ箱の代わりになるゴミ箱を探します。そのために、専用ゴミ箱の構造を理解してみましょう。
- フタがついていて密閉できる
- 内部でビニール袋に密封して臭いを防ぐ
- 密封したままおむつを捨てられる
また、専用ゴミ箱は大きく2種類に分けられます。
- 専用カートリッジが必要なタイプ(カートリッジ式)
- 家庭用ごみ袋がセットできるタイプ
専用カートリッジの多くは、長いビニールの専用袋におむつを封入し、ソーセージ状にねじって密封することで臭いを防ぎます。
ゴミ箱内部で、おむつを入れるとフィルム状のビニールが1個分ずつねじれます。消臭効果があるものや微香性のものもあり、より臭い対策がしっかりしています。
抗菌成分などが入った抗菌フィルムや防臭フィルムなど、機能性も高く活用している人も少なくありません。いろいろなメーカーから人気商品も出ています。
ただしカートリッジ使用タイプは、無くなったら専用フィルムカセットの交換にお金がかかるので、ローコストとは言えません。
家庭用ごみ袋を利用できるタイプは便利ですが、ひとつひとつのおむつを密封することはできません。その代り入れ口の密閉性が高くなっています。
理想的な代用ゴミ箱を探してみよう!フタとごみ袋がポイント
市販の専用ゴミ箱のシステムがわかったので、今度は理想的な代用ゴミ箱の条件についてチェックしてみましょう。
- フタがついていてある程度密閉性がある
-
フタがついているゴミ箱だと、臭いをシャットアウトできます。
フタ部分にパッキンが取り付けてあるタイプなら、より密閉性が高くなります
- 内部にゴミ袋を設置できる
-
内部に家庭用ごみ袋を設置できると、そのまま溜まったら捨てることができて便利です。
この2つの条件を満たすゴミ箱があれば、量販店やホームセンターで販売しているフタつきゴミ箱やふた付きバケツで充分代用できちゃうんです。
ただし、パッキンがついているものなど機能性が高くなると、普通のゴミ箱であってもコストも上がります。
家庭用ごみ袋やスーパーのレジ袋を使えるおむつ専用ゴミ箱の方が、コスパが高いというケースもあります。価格を比較してより安い方を選ぶと良いですね。
また、代用ゴミ箱は家庭の設置場所を考えてサイズを自由に選べるという点・インテリアに合わせやすい点もメリットです。
ゴミ箱を設置する場所は…大きな密閉ゴミ箱と手軽な小ゴミ箱
ゴミ箱本体の値段をどうしても抑えたい場合や、部屋の中に大きなフタ付きゴミ箱を置いておきたくない場合は、ゴミ箱を2つ設置する方法もありますよ。
たっぷり入る!大きな密閉ゴミ箱は邪魔にならない場所へ
フタがついていてある程度密閉性がある大ゴミ箱なら、次のゴミ収集日までオムツをたっぷり捨てられます。
ある程度大きなものであれば家庭用ごみ袋をセットして使えるうえ、かなりの量入れられるのでごみ収集日までの置き場所に困ることもありません。
しかし、たくさん溜めておく大ゴミ箱は、ある程度においが気になるときもあります。
そこで設置場所を工夫しましょう。
- 風通しがよく涼しい、直射日光が当たらない場所
- 人目に付きにくく換気扇が使える場所
- ベランダや庭・駐車スペースなど屋外で雨の入らない場所
- 脱臭剤・スプレー・ハエ・コバエなど害虫対策薬剤を設置しておく
おむつは大量の水分を含んでいます。大腸菌などもいるので、ちょっと温度があがるとあっという間にムレて臭い始めます。
そこで直射日光が入らない廊下の片隅や、換気扇を使える洗面所など高温になりにくく風通しが良い場所に置いておくと臭いにくくなりますよ。
具体的には、こんな場所はいかがでしょう。日常生活の邪魔にならない場所がお勧めです。
- キッチン
- 洗面所
- トイレの中・トイレ前の廊下など
- 庭の日陰・ベランダなど
- 階段下などのスペース
すぐにポイっと捨てられる!小ゴミ箱は日常生活を送る場所へ
すぐにポイっと捨てられる小ゴミ箱は、寝室やリビングなど、日常おむつを交換する場所に設置いておきましょう。
ある程度溜まったら、ママがトイレにいくついでなどに大ゴミ箱に捨てに行けばお部屋の臭いも気になりませんし、面倒もありません。
蓋付バケツもお手頃価格です。サイズが小さい物なら、100円均一ショップでもフタ付きゴミ箱が購入できますよ。
すぐに捨てられる小ゴミ箱は、捨てやすさがポイントになります。ママがいちいち捨てに行かなくて済む場所に置いておきましょう。
- いつもおむつ替えをする場所
- おむつやお尻拭き一式と近い場所
- 部屋の中でも風通しがよく、直射日光や暖房が当たりにくい場所
これらが適切な場所ですね。
その他にも、重曹やクエン酸を使った臭い対策も合わせて行えば、万全ですね!
▼紙おむつ育児についてはコチラも参考にしてみて!
おむつが臭いにくくなる!おすすめの捨て方をご紹介します
おむつをそのままポイっと捨てただけでは、どうしても臭いを防ぐことが難しいですよね。そのため専用ゴミ箱には、フィルムでソーセージ状に包むものが多いのです。
普通のゴミ箱の密封性はそんなに高くありません。フィルムで自動的に包むことも難しいですね。そこで臭いにくくなるおすすめの捨て方をご紹介します。
スーパーの小分けビニール袋に入れて捨てる!無料でできる
スーパーに行くと、野菜や肉のパックを入れる小分けビニール袋をもらえますよね。捨てずに取って置き、おむつを入れて捨てると簡単に密封できます。
ビニール袋の口を結んだら袋ごとオムツを捨てればOKです。収納を工夫すると使いやすくてかさばりませんよ。
- 袋の出し入れ口から左右の親指を突っ込む
- 開いた状態のまま、底までたたんでまとめる
- 収納用の袋を用意し、まとめたビニール袋をタテ方向に突っ込む
専用の消臭袋も販売されていますが、お値段がだいたい1枚10円程度です。2年ほどは使い続けることを考えると、無料で使える小分けポリ袋に軍配でしょうか。
古新聞紙で防臭しよう!おむつを包んで嫌な臭いをカット
新聞紙には防臭効果があります。生ごみを包んで捨てているご家庭もあるのではないでしょうか。
おむつも包めば防臭効果を発揮してくれます。おむつをちょうど包めるくらいの大きさに新聞紙を切り、常に用意しておきましょう。
おむつをコンパクトに丸めたら、新聞紙でくるっと包んでそのまま小分けビニールに入れ、口をしっかり結びます。
スーパーの小分けビニール袋と小さく切った新聞紙は、いつもおむつ替えをするスペースにおむつ一式と一緒に置いておきましょう。
これだけの工夫でも、気温が高い部屋では無ければけっこう防臭効果が期待できます。
古新聞紙はまだ役立つ!ゴミ箱まるごと悪臭をシャットアウト
1日のおむつ替えが終了したら、ゴミ箱の中をある程度ならし、その上にたたんだ新聞紙を更に乗せます。
このひと手間で臭いが違ってきます!
1日分のおむつゴミの上に新聞紙でフタをして、地層のようにしていきます。夏場などより臭いが気になるときは半日分でやってみましょう。
我が家では生ごみ・家庭ごみで同じことをしていますが、意外と臭いが漏れてこなくなりますよ。
うんちはきれいに流してから!離乳食が始まったらキツくなる
おしっこだけのおむつと、うんち付きオムツでは格段に臭いのきつさが違います。うんちはできるだけきれいに流してから捨てましょう。
特に離乳食が始まってからのうんちは臭いますし、量がドッサリ…ということもあります。大人と変わらなくなってきますよね。
また部屋の中の小ゴミ箱に捨てるのはおしっこおむつだけ、ウンチの時はすぐに大ゴミ箱に捨てに行くなどの配慮でずいぶん臭いは違ってきますよ。
傘用ビニール袋を使えるのは、オムツのサイズが小さい時期
傘用ビニール袋をおむつ捨てに使うという方法も話題になりましたよね。資材屋さんなどで大量に入ってお得に販売されています。
ただ、傘用ビニール袋は細めなので、Sサイズ~Mサイズのおむつまでしか入りません。
Lサイズ以上はちょっときつくて入りにくいですし、Mサイズもパンパンにおしっこが溜まった状態ではきつめです。
月齢・体重が小さなうちだけしか使えない可能性があるので、サイズアップを考えあまり大量に買いためない方が安心かもしれません。
こまめにゴミ出ししてため込まない!暑い季節は特に要注意
ゴミを家庭内に長時間置いておくと、どんなに気を付けていても臭いがきになります。こまめにゴミ出しすることは絶対必要です。
パッキンがついていないタイプのゴミ箱を使う場合は、ついているものより臭いが漂いやすくなります。よりこまめにゴミ出しをしたいですね。
またおむつは水分をたっぷり含んでいます。気温が上がってくると、どうしても内部が湿ってカビや雑菌繁殖がおこりやすくなります。
これは、おむつ専用ゴミ箱を使っている場合も同じです。溜め込まず、こまめにゴミ出しをし、ゴミ箱の臭いがきつくならないうちに定期的に洗いましょう。
外出時も、日ごろの工夫でコストをかけずにおむつを処理!
外出先では、気軽にオムツを捨てられるとは限りません。駅トイレなどは汚物入れにおむつを捨てないでくださいと書いてあることもあります。
使用済みオムツを長時間持ち歩き、帰ってから捨てる必要があることもありますよね。
そんな時も、市販のオムツ袋を購入せずに処理できます。
- 新聞紙をナイロン袋の大きさに合わせて切る
- スーパー袋に新聞を折って入れ、たたむ
- 2の袋をいくつか作っておき、ジップ付き袋に入れて持ち歩く
- 白いタイプのレジ袋もたたんで入れておく
- 使用済みおむつを入れて口を縛ったら、レジ袋にまとめて入れる
臭いが気になる外出時の使用済みオムツも、これなら臭いにくくて帰ったらすぐにポイっと捨てられますよ。
おむつ専用ゴミ箱を使った場合のコストと比較してみましょう
専用ゴミ箱を使わず代用で済ませても、コストがあまり変わらなければ意味がありません。専用ゴミ箱を使った場合のコストと比較してみましょう。
おむつ専用ゴミ箱の値段…専用カートリッジが必要なタイプ
まずはおむつカートリッジ式専用ゴミ箱本体と、カートリッジの値段をチェックしてみましょう。
アップリカ におわなくてポイ
https://goo.gl/ncyoIF
本体3000円+専用カートリッジ3個セット2550円。(Amazon)
消臭・抗菌・防臭タイプ。我が家も昔使っていました。普通のゴミ箱と同じような大きさで、ソーセージ方式になっています。
コンビにおいクルルンポイ
https://goo.gl/r9kELD
本体2298円+専用カートリッジ3個セット2545円。(Amazon)
コンビ ポイテック
https://goo.gl/RbOMhk
本体2545円+専用カートリッジ3個セット2545円。(Amazon)
コンビ スマートポイ
https://goo.gl/DGI18z
本体1514円+専用カートリッジ3個セット2380円。
5層防臭で、カセット1つでおむつ180枚処理可能なコストパフォーマンスが高いゴミ箱。Combi製品はバラエティ豊富で家庭に合わせて選べる点が嬉しいですね。
日本育児KORBELLおむつポット
https://goo.gl/9NwClP
本体3168円+専用カートリッジ3個セット2125円。(Amazon)
たとえばアップリカのカートリッジは1個で約1ヶ月分です。だいたい3個パックで2500円前後なので、1ヶ月800円はかかる計算になります。
おむつはトイレトレーニングが完了するまでずっと使い続けるものです。さらにLサイズ、ビッグサイズになれば、収納できる量は当然減ってきます。
ここまでが専用カセットタイプです。本体は中古でも購入できるのでもう少し抑えられる商品もありますが、問題はカートリッジです。
家庭用ごみ袋をそのままセットできるタイプの専用ゴミ箱
ここで紹介するのは、家庭用ごみ袋やレジ袋を使えるタイプ、つまりカートリッジが必要ないタイプです。
ピジョン らくらくおむつポットン
https://goo.gl/8415Kc
4930円。(Amazon)
プーポット おむつペール
https://goo.gl/BcRLOA
5910円。(Amazon)
Ubbiインテリアおむつペール
https://goo.gl/NJ8FzN
7980円。(Amazon)
カラーラインナップが豊富で、インテリアに合わせて選べる楽しみもあります。オシャレ重視のママにはピッタリですね。
専用カートリッジが必要ないゴミ箱の場合、カートリッジにコストがかからない分本体価格が若干高めになっていますね。
ただし、専用カートリッジが必要ないタイプであれば、トイレトレーニングが終わった後も邪魔になりません。
おむつ専用ゴミ箱も万能ではない…長時間置けば臭いやカビも
また、おむつ専用ゴミ箱であっても万能選手ではありません。日当たりの良い暑い場所に置いておけば、それだけ臭いやすくなります。
大容量のものほど長くため込むことになるため、水分で蒸れて内部が湿気たり、その結果カビやハエの発生などが起こるケースもあります。
おむつ専用ゴミ箱を使っていても、注意したい点は代用ゴミ箱と同じです。
- こまめにゴミ出しする
- 風通しがよく涼しい場所に置く
- 定期的に掃除する
カートリッジは微香性と無香性があるものがあります。ニオイに敏感なママは、間違えないように購入しましょう。
おむつ卒業後のゴミ箱転用裏ワザ…専用ゴミ箱&代用ゴミ箱
おむつを卒業した後、おむつ用のゴミ箱はどうすれば良いのでしょうか。カートリッジタイプ・家庭用ごみ袋タイプ・代用ゴミ箱でその後を追って見ましょう。
- カートリッジが必要な専用ゴミ箱
-
子供が全員おむつを卒業してしまったら、介護用に転用するか、もしくはきれいに洗って中古品買取ショップへ。
カートリッジにお金がかかるので、他目的に使用するにはちょっと悩みますよね。またけっこう大きいので、使わないなら収納場所もとります。
- 家庭用ごみ袋をセットできる専用ゴミ箱
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そのまま生ごみ箱として使い続けられます。ニオイが気になりにくいので、便利ですよ。
赤ちゃんがおむつを卒業した後まで見越して購入するのであれば、家庭でいつも使っているゴミ袋のサイズに合わせて選ぶと良いでしょう。
- 代用ゴミ箱
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そのまま普通のゴミ箱として、あるいはきれいに洗っておもちゃ箱や収納ケースとして使うことができます。
赤ちゃんがトイレトレーニング完了した後のことまで見据えて買うのであれば、何にでも転用が利く代用ゴミ箱が一番便利と言えます。
やっぱりリーズナブル!防臭の知恵もいろいろある代用ゴミ箱
おむつ専用ゴミ箱を使用しておむつを捨てるのと、代用ゴミ箱に応用ワザを使うのとでは、やはり代用ゴミ箱の方が圧倒的にリーズナブルです。
ちょっとした面倒さはありますが、ゴミ捨てや捨て方をいい加減にしていると臭ってくるのは専用ゴミ箱も同様です。
ただし、専用ゴミ箱の方がしっかりと封入でき、さらにパッキンなどでしっかりフタをしめることが可能なので、より臭いにくいというメリットはあります。
風通しがあまりよくない家やスペースがなくて臭いがこもりやすい部屋、ゴミを溜めやすい家庭などは、どちらが快適かをよく判断して決めましょう。
臭いの感じ方には個人差があります。また週のゴミ回収の曜日や、仕事で日中保育園に預けることが多いなど、おむつの量にも違いが出ます。
新聞紙でくるんでスーパーの小分けビニール袋で密封して捨てるワザは、おむつはもちろん生ごみにも通用します。
新聞紙なら脱臭剤にかかるコストもカットすることができますよね。少しでもコストをかけたくないというママにおすすめです。
先輩ママたちの意見やおすすめ商品も参考になります。実際に使ってみた人の感想も取り入れながら、我が家にぴったりの方法を選びましょう。
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