子連れで温泉に行きたい!おむつの赤ちゃんは?など気になること
子供歓迎の温泉も数多くありますが、だからといって何でもかんでも許されるわけではなく、マナーや必要最低限のルールは守って利用して欲しいものです。
そこで、赤ちゃんの温泉デビューはいつ頃でおむつはどうするのか?や子供に教えておくべき温泉マナーや注意点などを一挙にご紹介します。
この記事の目次
赤ちゃんと一緒に温泉にいつから行ける?工夫次第で行けますよ!
「赤ちゃんとはまだ早いかな?」と思う方もいらっしゃると思いますが、工夫と心の準備次第で一緒に入ることはできますよ。
赤ちゃんの温泉デビュー!早いとおすわりに安定感が出たくらいから
赤ちゃんと温泉に入るためには赤ちゃんや子供歓迎という温泉を探し、そこに行くのが安心です。
ベビーバスチェアやベビーベットなどの赤ちゃん用品を完備している施設をネットなどで探しましょう。
最近では、浴場の床が全て畳敷きにしてあるという温泉もあるようです。まだあんよができないお子様をお持ちのママには、とても優しい配慮ですよね。
温泉施設によっては全てのお客さんにゆったり過ごしてほしいなどのコンセプトから「○歳未満入浴禁止」という所もあるので、ネットや雑誌なので、情報を確かめてから出かけましょう。
次に、赤ちゃんや子連れ歓迎の温泉施設を見つけたところで、今度は「何か月ぐらいから行けるのかな?」と思いますよね。
明確に「何か月から温泉OK」という決まりはありませんが、おすわりに安定感が出てからがベターです。
慣れるまでは1人で入れるのは想像以上に大変です。温泉で癒されるはずが返って疲れてしまいます。
できれば日帰り入浴で誰か他の人と一緒に入れるとママも楽です。実母でも義母でも姉妹でも誰かいるのといないのではかなり違います。
また、赤ちゃんは大人に比べて熱がりです。ゆっくり湯船に浸かってしたいところですが、赤ちゃんに合わせて早めに上がるようにしましょう。
赤ちゃんが湯上りに休むのにちょうどいいのが和室休憩室です。行く予定の温泉施設に休憩室があるかどうか事前にチェックしておくといいでしょう。
オムツが取れていない赤ちゃんとは、貸し切り風呂などを利用するほうが周りに配慮できる
おむつが外れていない場合、6か月以降になれば排泄のリズムも徐々に一定になってくるので時間帯などに注意すれば入れますが、大浴場を利用する場合は、オムツが外れる3歳前後が良いとされています。
子供連れのお客さんだけではなく、様々なお客さんがいらっしゃいますから、衛生面を考慮してのことでしょう。
子連れ大歓迎の宿であればOKですが、そうでない場合は、やはり家族風呂や貸し切り風呂などを利用する方が良いですね。
その際は、授乳直後は避けましょう。
授乳直後はおしっこが出やすい状態!授乳してからある程度時間が経ち、その日うんちはしたかなど確認しましょう。温泉に入って気持ちよくなって排せつをしてしまうことはよくあるので、うんちの確認は必ずしましょう。
赤ちゃん連れには午後がオススメ。お昼寝が終わって15時~17時の間に入れると比較的ご機嫌に入ってくれます。
「それでもやっぱり心配…」という方は、温泉用のオムツを貸し出している施設を選ぶか、オムツが外れるまで温泉は我慢するという決断も大事です。
今は行かない代わりに、大きくなったら泊まりがけで宿に家族旅行に行く計画を立てると将来の楽しみができて、育児のモチベーションにもつながるかもしれませんよ。
脱衣所にベッドがある温泉かを事前にチェック!
赤ちゃん連れ歓迎の温泉では、ベビーベッドなどのおむつ交換ができるものを脱衣所に置いています。初めての赤ちゃんとの温泉でしたら、できるだけこの手のサービスが充実している温泉がベストです。
周りも赤ちゃん連れで来ているお客さんを見慣れていますし、自分のところだけでなく他の赤ちゃん連れのご家庭もいらっしゃるかもしれません。おむつ用のゴミ箱なども用意されているし、ベビーチェアなどがある可能性が高いので、そういう面から温泉を探すのもいいですね。
赤ちゃんの使用済みオムツは原則持ち帰りがマナー
そして、皆さんが1番に気になるのがオムツのことではないでしょうか。温泉施設によってはオムツの子供にはプール用の紙おむつをフロントで購入し、これを履かないと入れないというシステムという所もあります。
赤ちゃん用品が完備してあるところはオムツ用のゴミ箱を設置してくれる施設もありますが、使用済みのオムツは原則持ち帰りを心がけましょう。
遠出をして自宅に持ち帰ることができない場合は、使用済みオムツは袋に入れて捨てましょう。丸めてそのままポイはニオイの元になってしまうので絶対にNGです。
公共の場なので、黒のアメニティー袋を持参し、それに入れるのがマナーです。
フード付きやボタン付きバスタオルがあると便利!
普段家庭では普通のバスタオルを使っていると思いますが、赤ちゃんや小さい子連れの場合、フード付きのタオルやボタン付きのバスタオルがあると便利です。
ママが着替えている間に子供にタオルをかけておくと湯冷めの心配が少なくなります。また、乾かす時間を短縮するためにはタオルキャップがオススメ。
ドライヤーですぐ乾かせるとは限らないので、上がってタオルで拭いた後、ドライヤーで乾かすまで被せておけば、髪の毛についた水分が服に移って服がビショビショにならなくてすみますよ。
何を持っていけばよい?あると便利なもの
赤ちゃんと入る場合に体を洗う赤ちゃん用石鹸は持っていくと良いと思います。備え付けてある場所もまれにありますが、少ないです。
お風呂から上がって着替えをする際、子供用にバスローブがあると便利です。オムツだけはかせてあげて、ママが先に着替えることができます。また、ベビーベッドが使用中だった場合や、暑くて着替えの前にさましてあげたいときにも良いでしょう。
母乳で育てていらっしゃる場合はあがってすぐに授乳ができますが、ミルクやお水、麦茶など水分補給の準備はしておきましょう。温泉は気持ちが良いけれど、赤ちゃんにとっては負担も大きいものです。入浴後の水分補給は忘れずに!
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そのほかにあると便利な物
- 子供用ベビー石鹸
- タオル類
- ビニール袋
- 小さなおもちゃ
簡単な入浴手順を紹介
何回か温泉に通うたびに入れやすい手順が分かって来ると思いますが、参考に一例をご紹介します。基本的にはお家で入れる方法と一緒でOKです。
- 赤ちゃんをベビーベットに置いて、ママの入浴準備・荷物の整理・着替えの準備
- 赤ちゃんの服・おむつを脱がせる
(入浴)
- 赤ちゃんの頭・体を洗う
- ベビーチェア等あればママの頭・体を洗う
- 湯船に浸かる(ベビーバスで入れてもOK)
(入浴後)
- 上がり湯で温泉の成分を流す
- バスタオルやバスローブで赤ちゃんをくるみ、水気を拭き取る
- ベビーベッドに寝せ、オムツをはかせる(寒い時は服も着せる)
- ママの着替え
- 赤ちゃんの着替え
- 水分補給
着替えの順番はどちらが先でも大丈夫ですが、裸にしてからおしっこやうんちをしてしまうこともあるので、オムツだけはぎりぎりまではかせておく方が無難です。
冬場、脱衣所が寒いときなどは上がってすぐに服を着せる方がよいのですが、暖房・お風呂の蒸気等でムシムシと暑い事が多いので、先にママが着替えても大丈夫です。
赤ちゃんの温泉デビューはお肌の刺激が少なめの単純泉がオススメ
温泉には泉質があります。酸性湯や硫黄泉など温泉によって泉質や効能などが表示されているのを見たことがあると思います。温泉水は、9タイプに分類できます。
- 二酸化炭素泉
- 炭酸水素塩泉
- 塩化物泉
- 硫酸塩泉
- 鉄泉
- 硫黄泉
- 酸性泉
- 放射能泉
- 単純温泉
その中でも赤ちゃんの温泉デビューにオススメの泉質が単純泉です。
効能成分が他の泉質に比べて少なめですが、それだけお肌への刺激が少ないので、赤ちゃんからお肌が弱い方やお年寄りまで家族連れには安心して入れる温泉です。
逆に酸性やアルカリ性が強い温泉(酸性泉、炭酸水素塩泉など)、硫黄線は刺激が強いので、避けた方が無難です。湯温が高そうな浴槽もなるべく避けるようにしましょう。
温泉に入って温泉成分が肌に残るのが気になる場合は、上がるときにシャワーで流してあげれば大丈夫です。
子供がちょっと大きくなってきたら…周りに迷惑をかけないために温泉マナーを子供に教えて!
大人にとったら癒しの場でも、子供たちのからすればちょっとしたアミューズメントパークに見えます。そのためテンションが上がって騒いでしまうことも。
周囲に迷惑をかけないため、思わぬケガをしないようになど事前に子供に教えておきたいマナーについてお話します。
- 走ったり、騒いだりして周りに迷惑をかけないよう子供から目を離さないで
- トイレを済ませてから!そして必ず身体を洗って、掛け湯をしてから入ること
- おうちのお風呂ではなく、みんなで使う公共施設というのを意識させて
- 持参するおもちゃは種類を考えて!そしてスタッフに必ず確認を
- 上がったあとも騒いだりしないように事前に約束事を決めておく
これらが特に気をつけて欲しい項目となります。コツなどを次にお伝えします。
走ったり、騒いだりして周りに迷惑をかけないよう子供から目を離さないで
子供というのはとにかく走りたがります。滑って転ぶということが予測できないのか、滑りやすい所でも走ることも良くあります。
濡れている場所は滑りやすいので頭を打つかもしれないこと、他にお客さんもいるからぶつかったら迷惑だから、などと伝えてから入浴するようにしましょう。
走っている子を見るとつられて、他の湯船や興味のある方にパッと行ってしまうことが多いようです。「他のお風呂に行きたくなったママに教えてね。一緒に行こうね。」と約束して、必ず手を繋いで移動しましょう。
トイレを済ませてから!そして必ず身体を洗って、掛け湯をしてから入ること
温泉に入る前には必ずトイレを済ませておきましょう。もし、子どもが「出ない」と言っても、トイレに座れば案外出るものなので必ず連れていきます。
そして、湯船に入る前に体を綺麗に洗ってから入る、掛け湯をするということは教えましょう。大人からすれば当たり前のことですが、いきなり入ろうとする子は少なくありません。
身体をキレイにすること以外にも、急激な温度変化に対応できるように身体を徐々に慣らしていくという目的もあるので、「一緒に洗おうね」と一声かけてあげましょう。
この時、「髪の毛も最初に洗った方がいい?」というちょっとした疑問がありますが、シャンプーではなく、お湯で頭を洗うだけでも大体の汚れが取れます。
温泉に入って汗をかいたところで改めてシャンプーをすると、汗臭さが残りづらいですよ。
また、湯船に入る前に髪の長い女の子は必ず髪の毛を高めの位置で結んで温泉に髪の毛が浸からないようにするのもエチケットですね。
おうちのお風呂ではなく、みんなで使う公共施設というのを意識させて
脱衣所や洗い場はスペースが限られています。時々大人でも混雑しているのに悪びれる様子もなくドーンと座ったり、荷物を広げたりしている方もいますがそれはマナー違反です。
湯船はプールではないので、潜ったり、泳いだりするのはもちろんNGです。できるだけ静かに入るように大人が常に側にいるように気を付けましょう。
また、シャワーを使う場合、水圧が強いものだと後ろや隣の方にシャワーがかかることもありますし、シャンプーや石鹸の泡が飛んでいき迷惑となることも予測できます。
シャワーは基本的に固定したままで使用すると飛び散りも少なくなります。
このあたりは言葉で言い聞かせようとするよりも、親が手本を見せたり実際に使って覚えさせましょう。見守りつつおうちでも繰り返し教えてあげるといいでしょう。
鏡や床などに残った泡はシャワーでさっと流して、次の人が気持ちよく使えるように大人が見本を見せつつ教えてきましょう。
持参するおもちゃは種類を考えて!そしてスタッフに必ず確認を
子供が早く飽きないようにとお風呂用のおもちゃを持参する方を見かけます。大人に比べて黙って入っていることが難しいのでお風呂用のおもちゃの持参はいい作戦だと思います。
ただ、温泉施設によってはおもちゃの持ち込みNGのところもありますので、できるだけスタッフの方に一言断ってから持ち込むようにしましょう。
そして、そのおもちゃを湯船に入れるのは基本NGです。温泉は皆で使う公共の場です。自分の家のお風呂ではないのに、堂々と自分のおもちゃを入れるのはマナー違反です。
おもちゃを持参した場合は、桶に一杯お湯を入れ、その中におもちゃを入れて温泉に入れないようにして遊ばせるようにしましょう。
持参するおもちゃもアヒルや小さめのじょうろなど、2個ぐらいで小さめな物を選びましょう。大きなものや水鉄砲は周囲の迷惑になる可能性が大なのでいけません。持って行くおもちゃは厳選して持って行きましょう。
上がったあとも騒いだりしないように事前に約束事を決めておく
温泉といういつもとは違った場所のせいか温泉から上がった後こそ、アイスだの、ジュースだの、「ママ、まだ?」とテンションが上がって騒いでしまうことも考えられます。
温泉に入っている間と同様、脱衣場や更衣室でも走り回ったり、騒いだりすると他の人に迷惑がかかるし、ぶつかって思わぬケガをしてしまうこともあります。
上がった後は「服に着替えたら座って待っていようね」「勝手に外に行かないこと」など事前にお約束を作っておくといいでしょう。
前後してしまいましたが、温泉から上がる際は、脱衣所が水浸しにならないように、タオルで体の水分を拭いてから脱衣場に行くことも合わせて教えましょう。
子は親の鏡!手本になるのはママとパパの行動ですよ
「子供というのは、1番身近にいる大人の姿を見て育ちます。大人が周りに気を配り、使い終わった洗い場の椅子や桶を片づける姿や立ち振る舞いを子供はしっかりと見ています。
子連れで温泉に行く姿は珍しいものではなくなってきていますが、「赤ちゃんだから、子供だから仕方ないのよね」と開き直る態度も良くありません。
率先して大人である私たちが、マナーに気を付けて行動することを心がけましょう。
もしも、知らない方に子供が注意されても「何、あの人!」と逆ギレするのではなく、「すみませんでした。叱って頂きまして、ありがとうございます」という言葉を言えるくらいスマートな大人でありたいものです。
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保育士ママさん
温泉の記事、拝見しました。
子連れが配慮しなければならないところがよくわかりました。
ただ…オムツの取れていない子供はさすがに温泉はダメでは?
温泉側がよいといっても、そこは遠慮するのがよいかと思います。
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