2歳から子供の運動能力の発達を促す!親子で楽しむ室内遊び
よちよち歩きだったころと比べて、2歳になると子供の運動機能はぐんぐんと発達してきます。走るのもだんだん早くなってきたり、体をダイナミックに使って遊んだりと動くことを楽しんでいるのではないでしょうか?
でもいつも同じような公園に行く程度で、滑り台や砂場といったお気に入りの遊びばっかり…もっと運動させた方がいいのかな?と思っているママも多いのではないでしょうか。
またパワー全開の2歳児にとって、天候が悪い日に外で遊べないのはストレスが溜まってしまいますよね。
そこで今回は、室内でも十分に発散しつつ運動能力もUPさせちゃうような、親子で楽しむ遊びをご紹介します。
この記事の目次
バランス感覚を鍛えよう!マット運動の基礎になる遊び
まずどんなスポーツをする上でもとても大切なバランス感覚を育てる遊びをご紹介します。
布団でゴーロゴロ – スピードを変えて子供を転がして
お布団の上をゴロゴロと転がるのが好きなお子さんは多いと思います。もちろん、自分で転がるという動きはとてもいい運動になるんですが、お子さんの乗った布団を持ち上げて転がしてしまいましょう。
はじめはゆっくり、急に上に大きく持ち上げるなど緩急をつけることで、それに対応できる体の動きが身に付いてきます。ただ転がされるだけでなく、自分の体をバランスの取れた状態に保とうと自然に動くことが出来るようになるんですね。
大人ならあまりクルクル回っているとすぐに酔ってしまいますが、2歳ならまず気持ち悪くなることはないと思います。「もっとやって~!」と何度もせがまれてママの方が大変かも!?どんなお子さんでも大好きな遊びですね。
ハイハイ障害物レース – 転んだ時にとっさに手が出るように
次に、どのお子さんにもぜひやってもらいたいハイハイをしながらバランスを取る運動です。
段ボール(トンネルなどお持ちならもちろんそれでOK)をくぐり、布団の山を越えて…とハイハイでどんどん障害物をクリアしていきましょう。
途中にママが寝転んで上を乗り越えたり、四つん這いのママの下をくぐり抜けたりしても面白いですよね。
くぐることは自分の体の大きさを知ることに繋がり、布団のような不安定なところを上り下りすることでバランスを取りながら腕の筋肉をしっかりつけていくことができます。
最近では転んだ時にとっさに手をつくことが出来ず、顔やおでこを怪我してしまうケースが増えているといいます。2歳になってからでもハイハイをさせることはこの「とっさに手をつく」ためのいい練習になりますので、ぜひやってみてくださいね。
動体視力・瞬発力を磨く – 球技が得意になるかも!
次にパッと反応して動く力を磨く遊びをご紹介します。動体視力も鍛えられるので、続けていけば球技が得意になるかもしれませんよ!
バイキンをつかまえろ! – サッと体が反応するようになってくる
この遊びはもぐらたたきと同じようなものです。ご家庭ではもぐらと穴を作るのは大変ですから、もっと簡単に出来る方法でやってみましょう。
まずは割りばしをつけた厚紙(うちわなどでもOK)にバイキンなど、好きな絵を描いたものを貼り付けます。
これを段ボールや座布団などで隠して色々なところからにょきっと出すようにします。お子さんは叩いたり捕まえたり出来るように、しっかり目で追って反応しましょう。
お子さんによって反応スピードは違います。最初からスピードを速くしてしまうと「面白くない」となってしまいますので、しっかり捕まえられるスピードで始めましょう。 徐々に速くしていって、捕まえられないこともあってもいいですね。
また、2歳というとまだまだ視野が狭いので、隠す場所をあまり大きくし過ぎないことも大切です。どこから出て来てもすぐ見えるくらいの大きさのものを使ってくださいね。
手拍子でジャンプ! – 縄跳びの基礎が身に付く
遊び方はとても簡単。ママの手拍子に合わせて子供がジャンプする、これだけです。
曲をかけてもママが歌ってもいいので何か音楽をかけてそれに合わせるといいですね。リズミカルに跳び続けることは、縄跳びを上手に出来るようになるためにとても重要。
4歳くらいから縄跳びは出来るようになる子が増えてきますので、それまでにしっかりと基礎を身に付けておきたいですね。
ママの手拍子に上手に合わせられるようになったら、速くしたり遅くしたりとスピードを変えて合わせられるようにしましょう。遊びも盛り上がりますね!
腕の力をつけよう!逆上がりが早く出来るようになる
最後に苦手な子が多い鉄棒、特に逆上がりが早く、上手に出来るようになるためにぜひ取り入れておきたい遊びをご紹介します。
逆上がりは小学生の頃に頑張って練習した方が多いと思いますが、5,6歳の頃が一番出来るようになりやすい年齢なんだそうですよ。園児のうちに出来るようになるために、今からしかり腕の力を付けておきたいですね。
くるりんこ – ほぼ逆上がりと同じ動き!腕を曲げるのがコツ
お子さんに両手の親指をしっかりつかませて、逆上がりをするようにママのひざに足を掛けてクルッと回る遊びです。
ポイントはお子さんが腕をしっかり曲げて力を入れていること。私も2歳の子供たちと何人も何回もこの遊びをしてきましたが、なかなか上手に回れない子は途中で肘が伸びてしまうことがほとんどです。
上手に出来ない子は、大人が手伝って何とか回れるくらいの漢字なんですが、上手な子はちょっと手を持たせてあげているだけといった感じ。ひざに足をかけなくてもできるようになってきます。
体の大きなお子さんはどうしても苦手な子が多くて(我が家の子供たちもそうです…)ただでさえ体が重いのになかなか回れなくて、ママの方が大変なんですよね。腰を痛めてしまうことがないように気を付けてくださいね。
もし回るのが難しければ、お子さんに腕を曲げたままにさせて手をつかませてグッと持ち上げてみる(鉄棒の懸垂のような感じ)ようにして腕の力を付けていくといいですよ。
ママ一周 – 自分の力でしがみつこう!体の使い方を覚える
お子さんをおんぶしたところからスタートして、抱っこのとこまで自分の力で落ちずに回ってこれるかという遊びです。
だんだん力が付いて体の使い方も分かってくると、抱っこからスタートしてグルッと一周回って来れるようになってきます。2歳ではこれはまだ難しいかもしれませんが、いずれできるようになりたいですね。
これは握力もしっかりしていないと出来ない運動。脚もギュッと締めるようにしないといけないのでかなり大変ですよね。
基本的にはお子さんが自分の力で頑張ってしがみついてほしいんですが、なかなか大変ですし落ちてしまう危険もあるため、手をお子さんの体に必ず添えるようにしましょう。
体の横を移動してくる時には脚をママの腕にかけられるように手伝ってあげてもいいですね。こういった遊びは「出来た!」という達成感がないと嫌になってしまうので、ちゃんと成功するように力を貸してあげてくださいね。
ママとの触れ合いが嬉しい!うまく出来なくても楽しんで
今回ご紹介したような遊びなら、普段のちょっとしたお家遊びの中にとりいれていけるのではないでしょうか?
気を付けておいてほしいのは、ママが「運動がよく出来るようになるために!」という目的でやってしまわないこと。上手にできないと「何でできないの?そうじゃない!」とイライラしてきてしまいますからね。
運動である以前に「体を動かす遊び」なので「上手に出来なくて当たり前」くらいの気持ちで始めてください。
お子さんにとってはママと触れ合って遊ぶことが出来るのが何よりの幸せです。親子で楽しんだ結果として、運動機能が発達してくれるといいですね。
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