離乳食前に赤ちゃんのアレルギー検査がしたいけどいつからOK?
赤ちゃんについて気になることの一つに食物アレルギーがあります。
毎日の生活にかかわってきますし、パパママがアレルギー体質だということであれば、我が子についても離乳食を始める前に知っておきたいと思われるでしょう。
WHOの推奨する離乳食の時期が6ヶ月頃からなので、その前にアレルギー検査ができれば離乳食にも配慮が出来るわけですが、さてアレルギー検査はいつ頃からできるものなのでしょうか?
アレルギー検査の方法は?
アレルギー検査は小児科、耳鼻科などで「アレルギー科」が診療科名にある医院で希望すればいつでも受けることができます。
赤ちゃんならばまずはかかりつけの小児科で相談してみるといいでしょう。そこでは受けられなくても相談すれば検査の出来るところを紹介してもらえるかもしれません。
血液検査は注射針を刺して血液を採取し、アレルゲンへの反応の強さをチェックする方法で、多くのお医者さんでこの方法がとられています。
皮膚検査には、皮膚に傷をつけてアレルゲンを1滴垂らして反応を見るスクラッチテストもしくはプリックテストと呼ばれる方法。
またはアレルゲンの染み込んだパッチを貼り付けて皮膚の反応を見るパッチテストの2種類があります。
アレルゲンを2週間除去してどの程度症状が軽くなるかをチェックします。この時、母乳を飲んでいればお母さんも食事からアレルゲンを除去して様子をみます。
これは分量を誤るととても危険なので必ず医師の指示通りに行うことが大切です。
赤ちゃんのアレルギー検査は難しい!
このように食物アレルギーを特定するのはただでさえとても大変なのですが、赤ちゃんにアレルギー検査をすることはさらに困難なので渋るお医者さんが多いのが現実です。
その理由の一つが一般的に行われている血液検査。赤ちゃんのプニプニの体では血管を探すのが難しく、また血管が細いのでなかなかうまく針が刺さりません。
どうしても何度も針を刺すことになってしまい、検査が可能な血を採取するのに時間がかかる上、赤ちゃんが動いて内出血を起こしてしまうことも多いのです。
またアレルギー検査で陽性だったものがそのまま症状の出る食品には結び付かず、食べても大丈夫な場合も。
さらに生後半年頃ではまだまだ消化器官が未熟なためアレルギー反応を起こしやすく、いずれは治って行くものにまで反応が出てしまうこともあります。
- このように、ちゃんとした結果が期待できないこともアレルギー検査に難色を示す理由の一つです。
- 赤ちゃんにアレルギー検査を考えているのであればその必要性をしっかり見極め、検査・相談に積極的なお医者さんを探すことが大切ですね。
アレルギーの症状は?
それでは検査を考えた方がいい食物アレルギーの症状とはどんなものでしょうか?
食物アレルギーはある特定の食事を食べた後30分以内に症状が出ます。食後すぐにじんましん、顔の腫れ、下痢や嘔吐などの症状が出たらお医者さんで相談するといいでしょう。
一見すると気づかないのですが口の中が痒くなるのもアレルギー症状の一つ。
これを食べると決まってむずがる、というものがあったらそれは口の中にアレルギー症状が出ているかもしれません。
アナフィラキシーショックの症状が出た時は大変危険です。
食後20分以内に顔の腫れ、ひどいじんましん、呼吸や様子がおかしい、ということがあれば速やかに救急車を呼びましょう。
アレルギーが心配なお子さんへの離乳食の進め方
アレルギー検査は難しいけど離乳食で症状が出るのも心配だから、と自己判断でアレルゲンを除去してしまうのはいけません。
栄養バランスが悪くなってしまったり、逆にその食品への耐性がなくなってしまうこともあります。アレルギーが心配ならばまずは少量からゆっくり離乳食を進めていくといいですよ。
万が一何かあった時はすぐにお医者さんにかかれるように受診時間内に食べさせてあげればママさんも安心ではないでしょうか?
時々「アレルギーが心配な子は離乳食を遅めに始めるといい」と聞きますが、根拠はないそうです。
生活に大きくかかわってくる食物アレルギー。まずは離乳食をゆっくり進めること、そして必要なら小児科に相談することが大切です。

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みぃさん
『時々「アレルギーが心配な子は離乳食を遅めに始めるといい」と聞きますが、根拠はないそうです。』とのことですが、「西原博士のかしこい赤ちゃんの育て方」という本に、根拠が記載されています。
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ちりめんさん
イチゴもアレルギーが強いんですね?
アレルギーについて家族で共通理解しておきたいと思います✨


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