生後3ヶ月の赤ちゃん向けの遊び!成長や発達を促す関わり方

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2016/08/16

3ヵ月の赤ちゃんとの遊び

生後3ヶ月の赤ちゃんは、よく笑うようになってとっても可愛い時期です。仕草も愛らしく、相手になってあげると興味深く遊べるようにもなってきます。

ママもパパも、たくさん遊んであげたい時期ですね。でも普段小さな子どもと関わっていないと、遊び方がわからないこともあるでしょう。

またこの時期は、成長に合わせて生活リズムを整えていきたい時期でもあります。心身の健やかな成長のために生活リズムは重要ですし、遊びはとても役立ちます。

そこで上手な遊び方や関わり方をはじめ、今後の成長を見据えた成長の見守り方、お母さんとしてつらい時の対処法をご紹介していきます。

3ヶ月の赤ちゃんの体と心の発達…できること・笑顔が増える

3ヶ月くらいの赤ちゃんは、出生時と比べ体重は2倍に育ちます。身長も伸びていますが、それ以上に心の中も発達しているんですよ。

体の発達…首が据わり筋肉もついて、活発に動くようになる

3ヶ月の赤ちゃんは、首もしっかり据わってくる時期です。筋肉・関節も日々成長し、早い子は寝返りの練習が始まります。

  • 視力…一段とよく見えるようになる
  • 手…意識的に動かせるようになり、掴むことも上手になってくる
  • 足…力強くバタバタ蹴られるようになる

赤ちゃんは首から据わりはじめ、腰や股関節もしっかりしてきます。首が据わっても腰はまだ未発達なので、注意しながら遊んだりお世話をしてあげましょう。

また手はより器用で力強くなってきます。ラトル(ガラガラ)や歯がため・知育玩具などを掴ませると、口に持って行ってどんなものか確かめようとします。

脚の力も強くなり、どんどん床や壁・布団を蹴っ飛ばして移動してしまいます。ゴチンと壁にぶつかったり、ソファから落ちるなど注意が必要です。

3ヶ月の赤ちゃんの心の発達…感情が育ち甘えるようになる

赤ちゃんは心や知能がぐんぐん成長する時期に入ります。不快感以外の感情も表せるようになりますよ。

  • 表情…あやすとよく笑う
  • 表現…笑い声を出す・甘えて泣く・起こって突っ張るなどが出始める
  • 聴覚…音の違いが分かるようになってくる
  • その他…たそがれ泣きがはじまる

3ヶ月といえば黄昏泣き(たそがれ泣き)がスタートする時期です。これも昼夜の区別がついたり、甘え・寂しさといった感情が育った表れとされています。

3ヶ月の節目にしておきたい、今後の育児のための準備と整理

生後3ヶ月は、昔から百日参りという儀式をするように生後の節目のひとつといえます。首が据わり、ねんね期から活発な時期への転換期でもあります。

そんな生後3ヶ月にしておきたいことをまとめてみました。

  • 育児支援施設・託児などの準備・デビュー
  • おもちゃの見直し
  • 健診で質問したいことのまとめ

子育て支援施設デビュー…ママ友と交流しサポートを探そう

育児支援のため、自治体では子育て支援センターを設けていろいろな育児支援を行っています。

育児に関するセミナーやママ友づくり・先輩ママたちと話し合える場のセッティング・困り事への対処など、さまざまな支援が行われています。

予防接種や検診は行政からお知らせが来ますが、育児セミナーや子育てサロンなどは広報や新聞・ホームページでチェックしなければわかりません。

ママ友を作るチャンスです。孤独に苦しんでいるママは、一度行ってみてはいかがでしょうか。

また、育児に疲れてしまっているママや体調不良のママ、美容院にも行けないママのためのこんな支援もあります。

  • ベビーシッター
  • 託児支援
  • 預かり支援

自宅にシッターさんが来てくれるケースや、託児所や保育園の一時預かりなどの託児、預かってくれる保育者の家に赤ちゃんを連れていくタイプなどいろいろあります。

自治体・サービスによって利用できる年齢も違ってきます。行政でよく質問して、我が家にあった支援を探しましょう。

またあらかじめ登録が必要なものも多いので、ママが元気なうちにパパと見学に行き、一度実際利用してみるともしものときに慌てずに済みますよ。

おもちゃの見直し…頂き物のオモチャを無駄にしないように!

出産祝いなどでいただいたおもちゃや知育玩具・絵本などをもう一度見直してみましょう。

新生児、ねんね期の間はあまりおもちゃで遊ぶことができません。でも生後3ヶ月くらいになると、握る力や好奇心も育ち、遊べるようになってきます。

  • メリー・置き型メリー
  • ベビージム・プレイジム
  • プレイマット

これらの大型のおもちゃは、そろそろ蹴ったり両手を伸ばしたりして楽しめるようになってきますよ。

  • ラトル(ガラガラ)や歯がため
  • 握って遊べる知育玩具
  • 光・音・音楽などがなるオモチャ

こういったおもちゃにもそろそろ興味が出始めます。哺乳瓶に手を伸ばしたり、自分の手を口に持って行って盛んになめたりしますよね。

おしゃぶりはおもちゃではありません。指しゃぶりやこぶししゃぶりが気になるときは、歯固めがおすすめです。

おもちゃはしまい込んでいると、うっかり適切な月齢を過ぎて無駄にしてしまうこともあります。定期的に見直して、好奇心を伸ばしてあげましょう。

3~4ヶ月健診で訊いておきたい事を普段からまとめておこう

生後3ヶ月になると、3~4ヶ月健診を受けます。ふだんの育児の中での気がかりや心配事は、ここで相談してみましょう。

  • 授乳間隔や授乳量・おっぱいに関すること
  • 睡眠時間・たそがれ泣きに関すること
  • 喃語や遊び・反応について
  • 首据わりについて
  • 便秘やいきみの原因について

普段の生活の中では不安や疑問を感じているのに、いざ検診!となると慌ただしかったり緊張で質問がうまく出てこないこともありますよね。

そこで、普段から気がかりなことは母子手帳に書いておきましょう。検診や予防接種では母子手帳が必要なので、忘れずに質問できますよ。

3ヶ月の赤ちゃんと遊ぼう!生活リズム付けに役立つ遊び方

3ヶ月から4ヶ月くらいになると、そろそろ本格的に生活リズムを整えたい時期です。昼間たっぷり遊ぶことが、夜の安眠をもたらします。

お家遊びも活発に!体を動かす遊びを毎日取り入れよう

3ヶ月の赤ちゃんは筋肉もどんどん発達します。たくさん動くことで発達を促し、また生活リズム付けにも役立ちます。

バウンサーやハイローチェアに寝かせっぱなしでは、運動になりません。午前・午後にお家遊び・ひとり遊びの時間を設けてしっかり遊ばせましょう。

どの程度ひとり遊びをさせたらよいかわからないというママも多いようです。赤ちゃんが飽きてぐずるまで遊ばせ、飽きたら構って一緒に遊んであげましょう。

うつぶせ運動

そろそろ首が据わりはじめる赤ちゃんは、うつ伏せ状態から首をあげようとします。

大好きなママやパパの声で呼んだり、面白い音のおもちゃを鳴らすと一生懸命首をあげて探そうとするかもしれません。

※うつぶせ運動はうつぶせ寝とは違います。そのまま寝かし付けることはSIDS(乳幼児突然死症候群)の危険があるのでやめましょう。

また、うつぶせ運動中は窒息の恐れもあるので、そばで目を離さず見ていてあげることが大切です。

ママと体操

ママは背中を壁などにもたれて、両膝を立てて体育座りのように座ります。そして太ももの上に赤ちゃんを乗せます。

赤ちゃんの両手を持って音楽に合わせてダンスをさせたり、脚をゆっくり屈伸させてあげましょう。大好きな曲をかけ、歌いながら行うともっと楽しいですよ。

股関節の開きに注意しながらやってみましょう。

ベビーマッサージ

お風呂上りや朝の着替えの時など、ベビーマッサージを取り入れてスキンシップをはかりましょう。

赤ちゃんの体をくまなく触ることで、ママも赤ちゃんの不調や変化に気付きやすくなります。

普段からお腹をコチョコチョしたり、背中やお腹に口を当てて「ブーッ」と音を鳴らすなど、遊んであげましょう。

おもちゃ遊び

そろそろおもちゃでも遊べます。ラトルを目の前で振って見せたり、鏡を見せたりしてみましょう。

また柔らかなゴムボールや転がすと音がするチャイムボールなどを転がし、赤ちゃんの体にそっと当ててみます。

「あれ?なんだろう」と思っているようなら、好奇心が育っている証拠。いろいろ試して遊んであげましょう。

手近にピッタリのおもちゃがなくても、仰向け寝しているときにタオルやガーゼを目の前で振るだけでも楽しめますよ。

声をかける育児が心と頭脳を育む!たくさんお話してあげよう

生後3ヶ月くらいになると、喃語が出始めます。喃語は、言語の芽です。大切に育ててあげましょう。

毎日の挨拶

「おはよう」「いただきます」「ありがとう」「おやすみなさい」などの挨拶はかかさず声掛けしましょう。

話せるようになってからしつけるよりも自然に身に付きやすいです。

言葉を覚えると同時に身に着けられるように毎日言葉をかけましょう。

感覚的な言葉がけ

「お花がきれいね」「小鳥さん可愛いね」「おっぱい美味しい?」など、感覚的な言葉をたくさんかけましょう。

きれいなもの・可愛いもの・気持ちが良いものなど、プラスの感覚をたくさん覚えることで、感受性が育っていきます。

喃語で会話

赤ちゃんが「あー」「うーうー」といった声を出したら、お返事してあげましょう。

「そうなのー」「楽しいね」「ご機嫌ねえ」など、会話をしてあげることで、赤ちゃんは喃語が楽しくなってきます。

コミュニケーション能力はキャッチボールで上達します。喃語が出たら、お返事してあげましょう。

知育ゲーム・脳育遊び

喃語の真似をして、「○○ちゃん号が走りまーす、うーうー、ゴーゴー」「○○ちゃんうさちゃんが飛びますよ、ぴょーん」など、遊びましょう。

首が据わりはじめていても、まだしっかりしない子が多い時期です。横に抱っこしたまま、スライドさせたりゆらゆらさせて遊びましょう。

言葉と動きが組み合わされる遊びは、知能の発達を促すと言われています。手遊びも含めていろいろな遊びを試してみましょう。

絵本をたくさん読んであげよう!言葉と絵の楽しさを教えて

絵本は、子どもの知能に欠かせない栄養です。たくさん読んであげましょう。与えるのに早すぎるということはありません。

我が家では妊娠中から読み聞かせていましたし、全国自治体ではブックスターと事業を展開しています。

できるだけ早めに、そして毎日読み聞かせをスタートしてあげましょう。絵本はなんでも構いませんが、赤など原色を使ったものは目に入りやすいですね。

読み聞かせがあまり好きではないママは、仕掛け絵本や音が出る絵本からスタートしても良いでしょう。

自分で触ろうとするようになったら、布絵本がおすすめです。ぬいぐるみ感覚で遊びながら、絵本も楽しめますよ。

生後3ヶ月くらいの赤ちゃんにおすすめのタイプをご紹介します。

  • いないいないばあ!や手遊び歌の絵本
  • カラフルな色と面白い語感の簡単な絵本
  • 厚紙・布など触っても舐めても破れない絵本

お散歩はできるだけ毎日しましょう!できれば午前と午後に

生後3ヶ月ころから赤ちゃんはたそがれ泣きをはじめ、4ヶ月ころには昼夜の区別がついてきます。

体の内部では体内時計がしっかり発達しはじめ、心の中では昼と夜の差がわかるようになってくるのです。

このころから、夜は6時間前後たっぷり寝てくれる子も出てきます。夜しっかり眠ってくれれば、ママも楽ですよね。それだけではありません。

夜しっかり眠ることは、成長ホルモンの分泌にも欠かせない要素です。成長ホルモン分泌を促すためにも、しっかり寝てもらいましょう。

昼寝をしすぎたり、昼間ゴロゴロしていては夜眠れないのは大人も子どもも同じです。赤ちゃんも、昼間は活発に活動する時間です。

そこで、赤ちゃんにとって刺激がたくさんあるお外へお散歩へ行きましょう。ベビーカーでお買い物にも連れていきましょう。

お散歩はできるだけ毎日、さらに午前1回午後1回行けると良いですね。天候が悪い日や暑い日は、ショッピングモールなどを歩いても良いでしょう。

ママの体調が悪くてなかなかお散歩に行けない家庭では、お家遊びで体をたくさん動かせるよう、工夫してみましょう。

パパと赤ちゃんが楽しく遊ぶ方法!ママを助ける子育て術

3ヶ月くらいになると、赤ちゃんは人の顔もしげしげとみるようになってきます。声の違いなども感じているようです。

この時期にパパがたくさん遊んであげることで、赤ちゃんの知恵や感受性が豊かに育ちます。いっぱい遊ぶポイントをつかみましょう。

毎日帰宅が遅い…パパが陥りやすいママのストレス倍増生活

毎日帰りが遅い忙しいパパは、なかなか関わる時間が取れません。毎日関わろうとしても、深夜になってしまうと難しいですよね。

  • 帰宅するとすでに赤ちゃんは寝ている
  • 帰宅すると赤ちゃんの寝かし付けでパパの世話をママができない
  • 赤ちゃんが寝る直前に帰ってしまい、興奮して寝付かなくなる

こうした「生活時間のすれ違い」は、赤ちゃんの生活リズムを整えるうえで意外と大きな障害になってしまいます。

パパにとってはやっと帰り着いた家で、1日の疲れを赤ちゃんやママに癒されたい!と思うことでしょう。

でも、ママは1日中赤ちゃんのお世話で忙しく、ストレスも疲れも頂点になっています。赤ちゃんを大切に育てたいという思いから、頑張りつづけているのです。

それなのに、今後の成長のカギとなる寝かし付けをパパが邪魔してしまったら、ママのストレスは爆発してしまうでしょう。

なかなか寝てくれない赤ちゃんの寝かし付けは、育児の中でももっともストレスフルなものの一つです。そこをよく理解しましょう。

寝かし付けなど、赤ちゃんの生活リズムを乱さない関わり方

帰宅後に赤ちゃんと関わる時間を持とうとすると、寝かし付けを邪魔してしまうこともあります。そうならない関わり方をご紹介します。

ママの育児を助ける毎日の関わり方をご紹介しましょう。

  • 成長ホルモンや生活リズムなど、睡眠の重要性を知る
  • ママに寝かし付けの大変さを話してもらい、理解する
  • 赤ちゃんの就寝時間まで余裕をもって帰宅できたら穏やかに触れ合う
  • 赤ちゃんの就寝時間前15分を切ったら、顔を合わせない
  • 帰宅時に寝かし付けていたら、静かに入浴などを済ませておく
  • 帰宅時すでに寝ていたら絶対に起こさない
  • ママもダウンしていたら、洗い物など協力できることをする

育児のストレスを理解せずに邪魔ばかりしているようでは、産後クライシスに発展しかねません。

理解と協力が、マタニティブルーを改善し産後クライシスや離婚を未然に防ぎます。父親としての自覚をしっかり持ち、できることから始めましょう。

パパと赤ちゃんが一緒にできる楽しい遊び!体を動かそう

パパが赤ちゃんとできる遊びはたくさんあります。時間があるときはいろいろ試して、楽しく遊んであげましょう。

飛行機ブーン

幼児にするようなダイナミックなものではなく、横抱っこのままそっとブーンをしてあげます。

首が据わってきている赤ちゃんは、興味深くキョロキョロするかもしれません。あまり揺さぶりすぎないようにしましょう。

こちょこちょブー!

お腹を指でこちょこちょのぼったあとで、口を付けてブー!をします。ママよりも手が大きくてブー!もダイナミックなので、赤ちゃんも喜びますよ。

慣れてきたらうつぶせにし、背中でもやってあげましょう。頭を起こす練習にもなります。

体操

歌を歌いながら手足をそっと屈伸させます。股関節は脱臼しやすいので、様子を見つつ優しく曲げましょう。

お散歩

ベビーカーや抱っこひもで、公園など外にお散歩に出かけましょう。抱っこなら、ママとは目線が違うのでまた興味深く感じるのではないでしょうか。

お風呂

首が据わってくると、お風呂もぐんと楽になります。一緒に入浴タイムを楽しみましょう。パパが上手に入浴させてあげれば、赤ちゃんからもママからも大絶賛されますよ。

ママとの遊びに比べ、パパとの遊びは赤ちゃんにとってとてもエキサイティングです。

赤ちゃんは女性に安心感を、男性に興奮を覚えると言われています。

パパと遊んでもらうことで興奮し、心地よく疲れてぐっすり眠ってくれるかもしれません。ママも大助かりですよね。

お休みの日にパパができること…ママのストレスを軽減!

普段はなかなか育児に関われないパパだからこそ、お休みの日はしっかり遊んであげたいですよね。

ママは24時間育児でがんじがらめになっています。そこでパパがお休みの日だけでも赤ちゃんと遊んだり、お世話を代わるだけでとても気持ちが楽になります。

散歩に出かける

赤ちゃんと散歩に行き、ママをゆっくりくつろがせてあげましょう。普段は赤ちゃんから目が離せない・たそがれ泣きされるママも、集中して家事がこなせます。

ミルク授乳・オムツ替えをする

この二つがこなせなければ、赤ちゃんとふたりお留守番はできません。うんちのおむつでも手早く交換できるように練習しましょう。

赤ちゃんと二人で留守番し、ママを外出させる

赤ちゃんとお留守番して、遊ばせたり昼寝をさせてみましょう。

授乳の間の3~4時間だけでも、美容院に行ったり友達とランチを楽しんだり、ママは気分転換やリラックスができます。

寝かし付ける

お昼寝・夜の寝かしつけをパパが担当してみましょう。添え乳卒業中のママは、積極的にお願いしてみましょう。

パパからはおっぱいの匂いがしません。赤ちゃんもあきらめがつきやすいかもしれませんね。また、パパと一緒だと赤ちゃんは興奮する傾向にあります。寝かし付けの大変さを、身をもって理解してくれるでしょう。

歌を歌ったり絵本を読むと寝てくれません。電気を消し、手を握って一緒に寝てしまうのが一番の早業です。

お休みの日を利用して、イクメンパパを目指しましょう。ママの大変さを理解することにも役立ちますし、ママを休ませてあげられます。

3~4ヶ月健診や6ヶ月ころの発達を見据えての関わり方

3ヶ月に入ったら、3~4ヶ月健診やその後の生後半年くらいの成長を見据えてお世話をしていきましょう。

3~4ヶ月健診でチェックすることを知り成長を確認しよう

3~4ヶ月健診でチェックされるもっとも大きな項目は、体重の増加と首据わりです。

生後3ヶ月の間に出生体重の2倍前後になっていればOKといえます。便秘やおしっこの量・日ごろのご機嫌を見て授乳量を加減していきましょう。

首据わりは、子どもによって個人差があります。生後1ヶ月くらいでけっこう据わってくる子もいれば、3ヶ月に入ってもグラグラしている子もいます。

首据わりが遅くても、その後の発達が遅れるとは限りません。焦る必要はありませんし、新生児期と比べてちゃんと起こすようになってくれば大丈夫ですよ。

うつぶせからの頭起こしや体操など、体を動かす遊びをたくさんすることで筋力や関節の機能も発達します。たくさん遊んであげましょう。

可愛い喃語を育てて、コミュニケーション能力をはぐくもう

このころから出始める喃語を大切に育ててあげることで、その後のコミュニケーション能力や知能の発達も違ってきます。

3~4ヶ月には声を出して笑うようになり、喃語がどんどん出てきます。生後6ヶ月くらいには唇や舌の動きも発達して、声を出すことが面白くなってきます。

この時期にたくさん話しかけ、返事をかえしてあげることで「コミュニケーションって楽しい」と学習することができます。

逆に話しかけない・あやさない・笑いかけないといった一方通行の育児を続けていると、サイレントベビーといって反応がない子どもになる可能性もあります。

将来的な対人スキルなども考慮し、「愛される子」に育てるためにもたくさん言葉という愛情のシャワーを浴びせてあげましょう。

離乳食に向けてできること…味の無い水分にもチャレンジ

離乳食スタートは、だいたい6ヶ月前後くらいです。食べ物へ興味を持ってもらうために、大人の食事風景を見せてみましょう。

4ヶ月くらいにはよだれがたくさん出始めて、体でも離乳食スタートの準備が始まります。気持ちの準備も進めていきたいですね。

3~4ヶ月健診では、離乳食スタートに向けてスープや果汁を飲ませていますかという質問をされることがあります。

昔は離乳食前に果汁やスープを飲ませた方が良いと言われていました。今は濃い味に慣れさせないためにも、しなくていいという意見が主です。

ミルクのような甘みを持たない十倍がゆなどにすぐ慣れてもらうためには、湯冷ましや麦茶・薄めたほうじ茶などの味に慣らしておくと良いですね。

特に完全母乳育児で哺乳瓶も嫌がる子は、早めにスプーンにならしたり、コップ飲みを練習させておくと舌や唇の感覚が慣れていきます。

育児の孤独感や構ってあげられない罪悪感で苦しい時の対処法

毎日赤ちゃんとばかり向き合う日々は、大人の女性であるママにとってかなり孤独でつらいものです。

その日々を「つらい」「苦しい」「育児は楽しくない」と感じることは、決して異常な事ではありません。

多くのママが一度は経験しているはずです。私も最初はそうでした。育児雑誌や育児書のような「楽しい育児」の日々なんて、絶対に来ないと思っていました。

今はあらゆることを適当にこなし、なんとなく楽しく子供と生きています。苦しかった新米母としての日々は、「頑張っていたんだなあ」と愛おしく思えます。

育児が苦しい時、つらい時の対処法をご紹介します。

赤ちゃんが寝ている時

一緒に寝てしまうのもよいでしょう。睡眠不足だと、うつ状態は悪化すると言われています。

また、LINEをするなどネットで外の世界とつながったり、好きなゲームや漫画を読むなど自由に過ごす時間に当てましょう。

赤ちゃんが一人遊びをしている時

どうしてもつらいなら、ごく短時間別の部屋でお茶を飲むなど赤ちゃんと離れてみましょう。

短い時間離れるだけなら、育児放棄ではありません。自分を責める必要はありませんよ。ストレスが爆発してしまうと赤ちゃんにあたってしまうこともあります。そうなる前に、少し距離を置いて冷静になってみましょう。

パパと過ごす時

育児のつらさ・孤独感を伝えましょう。感情的になると、男性はなかなか受け入れられないこともあります。

育児雑誌やサイトなどのマタニティブルーや産後うつ・育児の孤独や苦しみ・産後クライシスといった特集を読んでもらうと冷静に伝えられます。

どうしてもつらい時

託児サービスを利用したり、育児サークルに参加してみましょう。託児サービスに預けたことに対し罪悪感を覚える必要はありません。赤ちゃんのために必要な時間を過ごしているのですよ。

育児サークルには、きっと同じ思いを抱えているママがきっといます。話をしてみましょう。

また、夜眠れないなど心身の症状が出た場合は、無理をせず産婦人科を受診しましょう。

3ヶ月の赤ちゃんと楽しく過ごして、今後の成長を見守ろう

生後3ヶ月の赤ちゃんは、笑顔も喃語も増えてとっても可愛い時期です。素肌のトラブルも落ち着き始め、赤ちゃんらしい見た目になってきますね。

遊んであげると反応が返ってきて、かかわりが楽しくなる時期です。赤ちゃんの内部でもコミュニケーション能力が育つ時期なので、たくさん遊んであげましょう。

生活リズムを整える時期でもあります。外遊びや身体を使った遊びを上手に取り入れ、生活リズム付けにも役立てましょう。

生活習慣のしつけには、パパの協力も欠かせません。パパの帰りが遅い家庭では、普段の日は朝に関わったり、お休みの日にまとめて遊んであげましょう。

親が赤ちゃんにたくさん関わることで、赤ちゃんは心豊かに育っていきます。今後どんな人に育ってほしいかを夫婦や家族で話し合い、ともに育てていきましょう。

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