群馬県で人気の安産祈願スポット!家族で安産祈願に出かけよう
群馬県で安産祈願を受けられる神社・お寺をお探しのパパママ、県内には人気の高い社寺がたくさんあるんです。歴史と伝統を持ち、長く人々の信仰を集めてきた神社仏閣で、無事なお産をお祈りしましょう。
安産祈願と腹帯の豆知識
安産祈願ってなに?
安産祈願は、妊娠期間を健やかに過ごし無事安産できるように、神社やお寺でお詣りすることです。妊娠はとても嬉しいことですが、ママにとっては不安もたくさんありますよね。
そこで古来、無事なお産を迎えられるように多くの女性が安産祈願を受けてきました。安産祈願は安産な動物として知られる犬にあやかり、戌の日に行うと良いと言われています。
現在は戌の日にこだわらず、体調や家族の都合をみて吉日を選べばよいという寺社が多数派です。参詣して祈祷を受ける際は、寺社に問い合わせておくと安心ですよ。
腹帯ってなに?
腹帯は日本固有の習慣で、妊婦さんのお腹を保護・保温するために巻く帯のことです。古くは岩田帯と呼ばれるさらしの一本布が一般的でした。
科学的に安産を保証するものではなく、お守りとしての意味が強い帯です。現在では骨盤サポートなどの機能性を持つ、ベルトやガードルが主流になりつつあります。
こうした機能的腹帯につけられるお守りを頂く寺社もあれば、手持ちの腹帯をお祓いしてもらえるところもあります。寺社にたずねてみましょう。
また、戌の日に安産祈願の参詣が出来なかった場合は、戌の日を選んで腹帯を巻き始めると良いと言われています。
戌の日カレンダーは多くの社寺の公式サイトにある、安産祈願ページに掲載されていますよ。参考にしてみましょう。
安産と言えば産泰神社
前橋市にある安産の神様
群馬県の安産祈願スポットといえば、まず忘れてはいけないのが産泰神社です。産泰神社は前橋市にある神社で、田畑に囲まれた風光明媚な市内東部に位置しています。
なだらかな関東平野にぽつりと浮かぶ丘にあり、雰囲気漂うパワースポットです。名前も「産泰」と、いかにも安産にご利益がありそうな神社ですよね。
その名にたがわず、産泰神社は安産や子育てを守る神様として地元の人々に愛されてきた神社です。群馬県内だけでなく、近隣県からも信仰を集める神社なのです。
歴史もある産泰神社
産泰神社は大変歴史ある神社でもあります。伝承では日本武尊が勧請したとも言われており、有史以来の歴史があることになります。
今となっては神社の縁起が残っていないため定かではありませんが、赤城山の石山なだれによって産まれた磐座が祀られており、太古の昔から信仰されてきたと考えられているんですよ。
地元の人々にとっては、自然・山岳信仰とも結びついた親しみ深い産土神です。前橋在住の方はもちろん、安産パワーにあやかりたいパパママには特におすすめの安産神社です。
産泰神社の安産祈願
産泰神社には年間通して多くのファミリーが安産祈願に訪れます。安産祈願のための、赤ちゃんが描かれた可愛らしい絵馬もありますよ。
安産祈願で訪れたファミリーは無事出産を終えたのちに、
- 安産のお礼参り
- 初宮参り
- 七五三
- 十三詣り
などにも訪れることが多いようです。子どもの守り神としても知られる神社なので、育児の強い味方として長くお付き合いできますね。
お出かけの際は予約する必要はありません。神楽奉納や祭礼などの都合で一般的な祈祷の時間がずれ、長時間待たされる場合もあります。問い合わせてからお出かけしましょう。
平日に訪れる場合、戌の日でなければ仏滅は祈祷を行っていません。また戌の日に限らず吉日であれば祈祷を行っているので、体調に合わせて日時を決めましょう。
祈祷とお守り
産泰神社では初穂料5千円で祈祷とお守りやお札のセットを頂けます。また初穂料8千円になると、朱印を捺した腹帯もいただけます。
お守りやお札のセットには、五つのアイテムが入っています。神社で頂く腹帯ではなく、機能性の高いベルトやコルセットを使用する場合は、付属の産泰帯守をつけると良いですよ。
3つの安産スポットをめぐろう
産泰神社には、大変有名な3つの安産祈願スポットがあります。
- 安産抜けびしゃく
- 安産・子育て戌
- 安産胎内くぐり
です。
安産抜けびしゃくは、底の抜けたひしゃくで水を汲むものです。底の無いひしゃくで水をすくうように、ひっかからずにすっと産めるようにという縁起物です。
安産・子育て戌は、安産のシンボルである犬張子の石像です。ママと赤ちゃんの干支のシンボルを撫でると、安産になるそうですよ。
安産胎内くぐりは、石山なだれで産まれた磐座です。現在は立ち入り禁止で外から手を合わせるだけになっていますが、古くから信仰を集めてきました。
本殿で本格的な祈祷を受けたあと、3つのパワースポットをめぐって安産パワーをフル充電してくださいね。
公式サイト:http://www.santai-jinja.jp/
所在地:前橋市下大屋町569
電話番号:027-268-1161
Google map:https://goo.gl/maps/aOmsd
女性の守り神・赤城神社
信仰の地、赤城山
群馬県の中央部にある赤城山は、上毛三山のひとつとして古くから地元の人々に親しまれてきた山です。日本百名山にも数えられる山で、標高もかなり高い本格的な火山です。
上州といえば「からっかぜ」が有名ですが、そのからっかぜの正体は、この赤城山から吹き降ろす赤城おろしなのです。
たくさんの山頂をもつ赤城山は観光地・登山のメッカとしても親しまれていますが、物語の舞台としても知られています。「赤城の山も今宵限り」のセリフでおなじみの国定忠治は上州の有名人ですね。
さらに赤城山は古くから信仰の対象でもありました。赤城山の神と日光男体山の神が戦場ヶ原で戦った伝説は、北関東の人なら誰でも知っている有名な逸話です。
赤城神社の総本宮へ
赤城神社は赤城山をご神体とした山岳信仰の神社です。実は赤城神社と名のつく神社は全国にたくさんあり、なんと300にも及ぶと言われています。
その総本宮のひとつとされているのが、前橋市に位置する赤城山の山頂にある赤城神社です。大沼のほとりにある、風光明媚な大神宮です。
赤城山周辺には赤城神社と呼ばれる神社が散在しています。また同じく赤城神社の総本宮とされる論社が
- 赤城神社(山頂)
- 赤城神社(三夜沢町)
- 二宮赤城神社(二之宮町)
と三つあります。間違えないように訪れましょう。
大沼のほとりにあるのが、こちらで紹介する山頂の赤城神社です。大洞赤城神社とも呼ばれています。
赤城姫の伝説
赤城神社の歴史は大変古く、山岳信仰の地として先史の時代から祀られてきたのではないかと考えられているようです。荒々しいイメージがありますが、実は女神様で有名な神社でもあります。
赤城神社の建つ大沼という湖にゆかりの深い赤城姫という女神は、女性の守り神として知られています。この姫神様は、女性の願いを必ずかなえてくれるという伝説があるんですよ。
そこで赤城神社は女性からの信仰があつく、安産祈願に訪れる女性も少なくありません。特に注目されているのは姫守りというお守りです。
美女として知られる赤城姫にちなんで、美しい心と姿の子が産まれることを祈るお守りです。女の子が欲しいママや女の子を授かったママは、求めてみてはいかがでしょうか。
赤城神社の安産祈願
赤城神社では子授け・安産祈願・子育て祈願などの祈祷を受け付けています。予約をしておけば待つことなく祈祷を受けられますよ。
赤城山の山頂にあることもあり、紅葉のシーズンは観光客でにぎわいます。前橋市内ではありますが、街内よりもずっと早く秋冬が訪れるので、冷えないように注意しましょう。
冬場は特に足もとに注意しましょう。山頂の神社なので戌の日にこだわらず、ママの体調や天候と相談して参詣の日を決めてくださいね。
公式サイト:http://akagijinja.jp/
所在地:前橋市富士見町赤城4-2
電話番号:027-287-8202
Google map:https://goo.gl/maps/YqZDS
きつねの安産神社・冠稲荷
日本七社・冠稲荷神社
冠稲荷神社は太田市にある大きなお稲荷さんです。稲荷神社も伏見総大社をはじめ全国に無数にありますが、その中の大きな稲荷七社のうちのひとつといわれています。
冠稲荷神社は平安時代にさかのぼる古い歴史を持ち、そのルーツは源氏と言われています。たくさんの伝承が残る由緒ある神社です。
特に注目されているのが、県指定の天然記念物にも指定されている木瓜のご神木です。木瓜は「ボケ」と読み、バラ科の植物で梅によく似ています。樹齢400年とも言われる古木です。
日本一の木瓜の神社
冠稲荷神社の木瓜は、縁結びと子授けの伝説で大変有名です。良縁と子宝に恵まれず悩んでいた女性が、修験者から不思議な木瓜の実を授けられたところ、子宝に恵まれたという伝説です。
そこで冠稲荷神社では、この木瓜の神木を大切に祀っています。現代でも良縁成就や子授け・安産・子育てなどのご利益をもとめて、多くの人々が参詣に訪れます。
冠稲荷神社の境内に生える木瓜のご神木のすぐそばに、実咲社というご神木のお宮があります。安産祈願に訪れた際は、こちらもお詣りしましょう。
ここには良縁や子宝などいろいろな縁を守る、六種のお狐像が祀られています。安産狐は岩田帯でくるんだ赤ちゃん狐を抱く、優しいお母さん狐です。
冠稲荷神社の安産祈願
冠稲荷神社ではフリーダイヤルとメールで安産祈願の申し込みを受け付けています。予約は必ず必要というわけではありませんが、混雑を避けるためには申し込んだ方がスムーズです。
メールの場合は参詣の三日前までに予約しておきましょう。公式サイトから専用フォームにリンクできます。戌の日を含めた安産吉日カレンダーも掲載されていますよ。
木瓜の花をデザインした可愛いお守りも人気があります。参詣の際は、春に訪れるとちょうど満開の木瓜の花を見ることができますよ。
また一度分かれた幹がふたたびつながっている縁結びの桜の木も、木瓜のご神木の近くにあります。無事な出産とパパとのより強い愛情を願うにはぴったりの神社ですね。
公式サイト:kanmuri.com/
所在地:太田市細谷町1
電話番号:フリーダイヤル0120-32-7000:社務所0276-32-2500
Google map:https://goo.gl/maps/l8s2G
高崎の安産神社・山名八幡宮
安産で名高い八幡様
白衣観音で知られる高崎にも、安産で有名な神社があります。それが地元で人気の山名八幡宮です。
創建より830年という由緒正しい神社で、その祖は源氏の新田一族と言われています。特に安産と子育てにご利益があるとして親しまれてきました。
もともとは武功の神として名高い宇佐八幡宮を勧請したのが、山名八幡宮の始まりと言われています。当時は戦勝を祈願する神社として信仰を集めていました。
安産・子育ての神社へ
その後、玉依比売命や応神天皇・神功皇后の三柱の神を祭神としました。玉依比売命は多くの神の母として知られ、安産・育児の守護神として信仰を集める女神です。
神功皇后も安産に関する逸話があり、安産・育児の女神としてあがめられています。そこで山名八幡宮は、安産と子育ての神社として知られるようになりました。
上州といえば絹産業の国ですよね。山名八幡宮は養蚕や商売繁盛にもご利益があるとされています。古くから土地の人々に親しまれ、今でも祭礼にぎわう人気のお社です。
山名八幡宮の安産祈願
山名八幡宮では戌の日はもちろん、いつでも安産祈願を受け付けています。ただ予約をした方が良いそうですので、事前に問い合わせをしましょう。
腹帯も千円で授けています。安産お守りとのセットなら1500円と良心的です。特に祈祷を受けたいという方は、5千円以上初穂料として包むとよいでしょう。
上の子を連れての参詣も大丈夫です。またマイ腹帯を使いたいという方は持参すると良いですね。無事出産した後は、健やかな子どもの成長を願って参詣したい神社です。
公式サイト:yamana8.net/
所在地:高崎市山名町1581
電話番号:027-346-1736
Google map:https://goo.gl/maps/GDSb4
高崎といえば安産だるま
高崎はだるまの街
高崎と言えばだるまで有名ですね。関東一円では高崎だるまは大変名高く、我が家でも毎年高崎だるまを購入しています。
そんな高崎だるまには、安産を願う安産だるまもあるんですよ。工房や職人さんによってデザインもさまざまです。
通販ショップでも入手できるので検索してみましょう。
- 起成商店:
http://www.mashimo-terunaga.com/anzan.html
- 鈴屋:
http://www.suzuya1974.com/shopbrand/007/O/
- 大門屋:
http://daimonya.free.makeshop.jp/shopdetail/004000000006/
などのショップで通販購入可能ですよ。
安産だるまいろいろ
起成商店のだるまはカラーバリエーションが豊富で、とってもキュートです。ハートマークが入っているのがワンポイントですね。
鈴屋の安産だるまは、ベビーピンクのワンちゃんデザインです。戌の日にちなんだだるまで、オリジナルデザインが可愛いですよ。
大門屋の安産だるまは、赤とピンクから選べます。優しいお顔のだるまさんで、背面にママの名前が入れられます。
世界遺産にほど近い貫前神社へ
絹の街富岡の貫前神社
群馬県で今最も注目を集めている街といえば、富岡市ではないでしょうか。富岡製糸場と周辺の史跡が、このたび世界文化遺産に認定されました。
そんな富岡にある上野国一之宮貫前神社は、富岡出身の友人イチオシの神社です。通常、神社は山や丘の上にあり、拝殿に向かって階段をのぼっていくのが一般的ですよね。
でもこの貫前神社は、逆に階段をさがっていったところに拝殿があるんです。とても神秘的な神社は、なんと1400年という歴史をもつ由緒正しい神社です。
パワースポットとしても注目されています。また延喜式に名前のある神社ということで、上野国一之宮と呼ばれ信仰を集めてきました。
貫前神社と安産祈願
絹の街富岡らしく、貫前神社は機織りや農耕の神様として知られています。一方で縁結びや安産の神様としても親しまれてきました。
姫大神を祀り、武家の女性からも信仰されてきた神社です。安産祈願に参詣するにはぴったりですね。
小日光と呼ばれるほど美しい社殿も特徴です。参詣した折は、壮麗な楼門や回廊なども一見の価値がありますよ。
安産祈願はもちろん、初宮参りや七五三の参詣でも記念写真撮影が映えます。家族の想い出を刻むには最適な富岡の人気神社です。
公式サイト:http://nukisaki.or.jp/
所在地:富岡市一ノ宮1535
電話番号:0274-62-2009
Google map:https://goo.gl/maps/opDYt
子育て呑龍の大光院
上毛かるたでおなじみの呑龍様
群馬県のあるあるネタでも知られる上毛かるたは、群馬で育った人なら知らない人はいないご当地アイテムですね。
そんな上毛かるたにも「太田かなやま子育て呑龍」と詠まれているのが、太田市金山町にある大光院です。浄土宗のお寺で、呑龍とは開山の祖となった僧侶の名前です。
呑龍は江戸時代初期の僧です。捨て子や貧困のため間引きの対象になった子どもを引き取り、寺で育てた心優しい僧侶でした。
そこで地元では「子育て呑龍」として親しまれ、後世まで伝承が大切に受け継がれてきたのです。群馬では知らない人のいない、子育ての守り神です。
子育て呑龍・大光院の安産祈願
大光院は歴史も古く、大変立派なお寺です。子育て祈願で名高いため、年間通して参詣者も多く訪れます。
また安産祈願で訪れる人も多いお寺です。祈祷をお願いした際はお守りや腹帯などを頂きます。戌の日以外でも参詣は可能ですが、祈祷をお願いする際は事前に問い合わせておきましょう。
子育て祈願で大変有名なので、産後も初宮参りや七五三など、子供が無事育つようにお詣りするファミリーが多いお寺です。家族みんなで赤ちゃんの健やかな成長を祈りたいですね。
サイト:http://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0170-009kyoiku-bunka/manga-11.html(太田市のサイト)
所在地:太田市金山町37−8
電話番号:0276-22-2007
Google map:https://goo.gl/maps/RHSoU
みなかみ地方の野仏めぐり
あじさいの寺・泰寧寺
みなかみ地方の有名なお寺といえば、あじさい寺として親しまれている泰寧寺です。大自然に恵まれた土地で、夏の蛍も有名ですね。
14世紀に開山したという歴史ある曹洞宗のお寺です。そんな泰寧寺の周辺には、たくさんの野仏が点在しています。
豊かな緑に抱かれたたくみの里は、いろいろな体験が楽しめる観光スポットです。野仏はこの周辺にあり、散策に最適です。
安産にご利益がある野仏も
野仏の中には月待塔と呼ばれるものがあります。月は女性のバイオリズムと強く結びついていると言われていますが、この塔も女性の病気や安産祈願にご利益があると信じられてきました。
また一宮地蔵尊も女性に親しまれてきたお地蔵様です。もともとお地蔵様は子どもの守り仏として信仰されてきましたが、子授け・安産のお地蔵様として信じられてきたそうですよ。
安定期に入ると、医師の許可がおりればウォーキングなどある程度身体を動かした方が健康的と言われていますね。体調と相談して散策してみてはいかがでしょうか。
公式サイト:http://takuminosato.o-oku.jp/nobotoke/nobotoke_01.html (たくみの里)
所在地:利根郡みなかみ町須川847
電話番号:0278-64-2210
Google map:https://goo.gl/maps/d5Wtr
その他にも群馬県には前橋東照宮や護国神社など、安産祈願でも人気の高い神社仏閣がたくさんあります。
さらに伊香保温泉の伊香保神社や渋川市の子持神社など、子授け・子宝で有名な神社もありますよ。子宝神社をお探しの際は、参詣してみてはいかがでしょうか。