子供が寝る前のお話を楽しみにしてくれる!お話とツールの紹介
寝る前のお話を習慣化すると、親子のコミュニケーションがとても充実したものになります。大人が何気なくしたお話を子供はよく覚えているのです。
お話をしたいけどネタがつきてしまう、スムーズにいかない、もっと満足したものにしたい、そんな時に保護者さまを助けてくれるおススメのお話やツールのご紹介です。
耳を澄まそう!寝る前のお話で想像の世界へ
人間の聴力は胎児の頃から発達していきます。暗闇の中で耳を澄ませることは母親のお腹の中の状態と似ているのかもしれません。
暗闇や眠るのが怖いという子供も、パパママの声でとても安心します。夜は少しの音でも響くので、そんなに声を大きくしなくてもお話をすることができます。
安心して気が散らないための準備
- 歯磨き、トイレ、水分補給など済ませる
- 「鼻水」と言われたときのティッシュを置いておく
- ぬいぐるみなど側に置く
兄弟が多いと大変ですが、「トイレ」「お水飲みたい」などと言われて拍子抜けしないように声かけをしておくといいですね。それでは待ちに待ったお話の時間です。
オススメのお話のジャンル3つ
覚えている話はなら電気を消して出来ます。ちょうどよい長さの物語を話してみましょう。
おすすめのお話のジャンル3つ
- 昔話
- 自分の話
- 家族の話
【昔話】「ももたろう」は今も昔も子供に大人気!
なじみ深い昔話はパパママも覚えていて話しやすいと思います。だいたいのあらすじを思い出せばすぐにお話をすることができます。
タイトル | あらすじ |
---|---|
浦島太郎 | 浦島太郎が子供にいじめられていた亀を助ける 亀が恩返しに浦島太郎を竜宮城につれていく 乙姫さまと楽しく過ごす 地上に帰るときに玉手箱をもらう 玉手箱を空けると煙がでてきて浦島太郎はおじいさんになってしまう |
かぐや姫 | おじいさんが竹やぶで光る竹から女の子を見つける かぐや姫と名付けられた女の子は美しい女性に育つ 5人の若者から求婚されるが断る ついに帝にも求婚されるが、実はかぐや姫は月の人間で月へ帰ってしまう |
かさじぞう | あるところに貧しいおじいさんとおばあさんが住んでいました 年の瀬がせまった頃、おじいさんは笠を売りに町に出ましたが売れませんでした 帰る途中、7体のお地蔵様に笠と自分の手ぬぐいをかけてあげました その夜、家の外で音がしたのでのぞいてみると米やお宝が積まれていました |
金太郎 | あしがら山の金太郎は、毎日クマやシカなど動物たちと遊んでいました 相撲をしたり綱引きをしたり金太郎は力持ち ある日、動物たちは谷をわたる橋がなくて困っていました 金太郎は木を折って橋にして助けました 心優しい金太郎は立派に育ちました |
ももたろう | おばあさんが川で洗濯していると桃が流れてきました 持ち帰ると桃の中から赤ちゃんが出てきました おじいさんとおばあさんは赤ちゃんを桃太郎と名づけ大切に育てました 成長した桃太郎は鬼退治にいくことにしました 道中、いぬ・さる・きじを仲間にして鬼ヶ島へ 鬼退治をした桃太郎たちは宝を村へ持ち帰り、幸せに暮らしました |
30年前の「ももたろう」は宝を持ち帰ったところで終わっていましたが、現在の絵本では「鬼が奪った村人の宝を桃太郎が取り返した」という内容になっています。
パパママの解釈でお話してくださいね。解釈が変わっても子供は正義感が強いので鬼を退治する場面をとても喜んでくれます。
【自分の話】親の話は子供にとって人生勉強!
学校でする勉強だけが勉強ではありません。大人が経験談や家族のお話をするのは子供にとって人生の勉強になります。
テーマ | 内容 |
---|---|
パパママが小さい頃の話 | アニメやゲーム、生活のこと |
失敗した話 | 友達とのケンカや学校での失敗など |
頑張った話 | 習い事やスポーツのこと |
パパママ結婚の話 | 出会いや式のことなど |
自分(子供)が誕生したときの話 | 産まれた病院や喜んでくれた人のこと |
自分の体験、失敗どんどん話してみましょう!
特に自分が産まれたという話はとても興味を持って聞いてくれます。「ボクは〇〇病院で産まれたんだよ」と自分のルーツを覚えてくれます。
【家族の話】ふだん会えない家族・親族の話をしておくと親近感が増します!
遠方にいる家族や親族の話もオススメです。単身赴任でパパがいないときは、パパの話をしてあげると身近に感じることができます。
家族・親族 | 内容 |
---|---|
おじいちゃん おばあちゃん |
産まれた時たくさんだっこしてくれた お泊りにいったときの思い出 |
おじ・おば・いとこ | 遊んだときの思い出 |
ペット | 何で飼い始めたか いつから一緒に暮らしているか |
遊んだ時の楽しい話は、子供も参加して思い出話に花が咲きます。「会いたいね」と締めくくって眠りにつくことができます。
またペットがいましたら、飼うことになったエピソードをお話してみましょう。「産まれたときからずっと一緒にいるんだよ」などと聞くとより絆を感じることができます。
オススメのツール3つ
便利なツールを利用するとお話の幅が広がります。どれも気軽に始めることができます。
- 絵本
- アプリ
- 手(おててえほん)
眠りに導く人気の絵本
作 カール=ヨハン・エリーン
飛鳥新社
参考価格 1,400円
ウサギのロジャーのお話。2016年に話題になった絵本で、読むパパママも眠たくなります。心理学を取り入れた内容が画期的、眠りに引き込まれます。
作 マーガレット・ワイズ・ブラウン
評論社
参考価格 1,296円
身近なお部屋のものに「おやすみなさい」を言うお話です。短い文で繰り返し読めます。英語に興味のあるの方は「GOODNIGHT MOON」という英語版があります。
「できるよ!せいかつ366(頭のいい子を育てる)」
「しぜんとかがくのはっけん!366(頭のいい子を育てる)」
主婦の友社
参考価格 各2,484円
小学校1~3年生ぐらいにオススメの366のシリーズです。挿絵がついており幼児から小学生まで楽しめるお話です。大人も雑学として楽しめます。
絵本の選び方についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
親子で楽しめる絵本もおすすめですよ!こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
子供のスマホ好きを利用!アプリで楽しむ
制作 GAKKEN CO.
50以上のお話があり、英語でも読めて知育にピッタリです。キャラが動くスマホならではの演出で子供が喜んでくれます。
制作 Benesse Corporation
はじめて英語にふれる子供が楽しめるように工夫されたアプリです。人気のキャラクターしまじろうと一緒に英語の勉強を始めることができます。
手(おててえほん)で想像力を伸ばそう!
こちらは子供が自分自身で語ってもらうというもの。手を絵本に見立てておはなしをします。内容は自由に、子供の発想にお任せです。
パパママが一度手本を見せるとスムーズです。
おててえほんの方法
- 両手を絵本にみたててパタパタさせ「お話はじめるよ」などと声かけする
- お話を創作しながら話す
- 「〇〇ちゃんもやってみる?」とうながす
創作話の例
タイトル | 主人公 | あらすじ |
---|---|---|
お月様と夜 | うさぎちゃん | お月様に住んでいるうさぎちゃん 夜が怖くて逃げだした 〇〇ちゃん(子供の名前)に出会って勇気をもらい月に帰った |
赤ちゃんお姉ちゃん | 〇〇ちゃん (子供) |
〇〇ちゃんのお家に弟(妹)が産まれた お姉ちゃんになった〇〇ちゃん 弟(妹)はかわいいけどパパママがかまってくれなくて寂しくなる 〇〇ちゃんは赤ちゃんみたいに泣いてしまう そのときパパママが抱きしめてくれた |
空で遊ぼう! | 飛行機くん | 飛行機くんはなかなか空を飛べない 友達のプロペラ君が励ましてくれる ついにお空を飛ぶことができた! |
基本自由な創作ですが、子供が慣れないうちは「うさぎちゃんを主人公にしてみる?」などと大人が働きかけをするとスムーズです。
おしゃべりが大好きな子供は「ラストはどうなるの!?」と聞いて終わらせるとよいでしょう。
傑作ができたときはパパママがメモを残しておくといいですね。育児を振り返った時のよい思い出になります。
寝る前に子供に聴かせてあげたいお話の作り方についてはこちらも参考にしてみてください。
お休み前のコミュニケーション
子供が保育園や幼稚園に通い出すと、園で色々あったのに忙しいパパママがじっくりとお話を聞けるのはお休み前です。
子供と一通りお話が済んだら、長すぎず短すぎない物語をぜひ一緒に楽しみましょう!
- 「もうお休みしようね」と優しく諭す
- 兄弟が一緒のときは「誰が一番に寝るかな!?」と寝る競争をする
- 「ママもう寝るよ」とあくびしてみせる
- 「おばけがいるかもよ!目をつぶって静かにすれば大丈夫だよ」という
- 子守歌を歌うなど入眠儀式をする
言葉の話せない子供でもパパママの愛情は通じています。
夜しか子供とコミュニケーションをとれないパパも多いと思うので、寝る前のお話を子供と触れ合う時間に活用してみたくださいね。
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まさちゃんさん
むかしむかし お風呂のきらいなまさちゃんという やせた子供がいました。
お隣には お風呂の大好きな、シキという犬がすんでいました。
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