「おなかが大きくなって寝苦しい!」妊娠後期にオススメな寝方
妊娠後期にはいると、いよいよ本格的におなかも大きくなってきますよね。日常生活を送る上で、色々な場面で不便を感じてくると思いますが、中でも寝苦しさに悩んでいる妊婦さんも多いのではないでしょうか。
そんなおなかの大きな妊婦さんが、リラックスをして寝ることができる姿勢や環境について、注目してみたいと思います。
妊娠後期は寝不足になりやすい
妊娠後期の妊婦さんは、おなかの赤ちゃんの胎動が激しくなったり、膀胱を圧迫されてトイレが近くなるために、夜中に目が覚めやすくなります。また、出産が近づくにつれ、不安や心配を感じ、なかなか眠りにつけない妊婦さんもいます。
さらに、大きな子宮によって内臓が圧迫され、寝苦しさを覚え、なかなか寝付けなくなってきます。少しでも妊娠後期の睡眠不足を解消するために、リラックスをして寝ることができる姿勢や環境で眠るようにしましょう。
妊娠後期にオススメの寝方
おなかが大きくなった妊婦さんが仰向けで寝ると、大きくなった子宮によって大動脈が圧迫され、血の巡りが悪くなり、血液が心臓に戻りにくくなリ、低血圧を招いてしまいます。そのため、息苦しさを感じたり、気分が悪くなってしまいます。
シムスの姿勢
妊娠中にオススメの寝方は、「シムスの姿勢」 です。シムスの姿勢は、アメリカの婦人科学の父と呼ばれたDr.James Marion Simsによって考案されました。
うつぶせ寝、もしくは身体の左右のどちらかを下にして横向きになり、上になったほうの足の膝を曲げて寝る姿勢のことです。上半身をうつぶせ寝に近い状態にすることによって、子宮による内臓の圧迫を防ぎ、全身の力を抜くことができ、楽に寝ることができます。
枕は高すぎないものを
枕の高さにも気を使うようにしましょう。あまり高さのある枕をつかってしまうと、首や肩に負担がかかり、結果として寝苦しくなってしまいます。
クッションを利用する
シムスの姿勢で上になったほうの足の膝を曲げたときに、足の下にクッションをおいてあげると姿勢が安定し、より快適な姿勢を保つことができます。
寝るタイミング
寝るタイミングは意外と重要です。やってしまいがちなのが、お風呂で身体を温めたあとにすぐに寝てしまうこと。身体が温かいうちに寝たほうがよく眠れそうな気がしますが、実はそうではないんです。
身体が熱くなっているうちは、緊張を感じているときに働く交感神経が優位になっているため、なかなか寝付くことができません。お風呂からあがって、少し体温が下がってきた頃に布団にはいるようにすると良いでしょう。
精神を安定させるために
寝付きを良くするには、精神を安定させることも、とても重要です。
食事は寝る3時間前までに
寝る直前に食事をしてしまうと、胃腸が働き出してしまい、身体が興奮状態になるため、寝付きが悪くなってしまいます。寝付きを良くするために、食事は寝る3時間前までに済ませるようにしましょう。
身体を温める飲み物
夜におなかが空いて寝付けなくなってしまったら、ホットミルクやお酢を飲みましょう。
ホットミルクは胃腸にもやさしく、快眠を促す作用をもっています。寝る前にコップ1杯を飲むと効果的です。大さじ一杯の蜂蜜をいれてあげると、癒し効果もあっていいですね。
お酢には身体を温める効果があるため、身体が冷えて眠れない妊婦さんはお酢を牛乳や豆乳などで割って飲むと良いでしょう。しょうがを入れると効果が上がります。夕食の料理に上手に取り入れてあげるとより効果的です。
また、物理的に身体を温めてあげることも効果的です。湯たんぽやカイロなどを上手に利用し、特に手足を温めてあげるようにしてください。
寝るときの姿勢や環境を整えてあげることによって、妊娠後期の寝苦しさは少しでも解消することができます。お母さんがリラックスしていると赤ちゃんもリラックスしてくれるはずです。赤ちゃんのためにも、快眠できるように心がけてみてください。
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