赤ちゃんの人見知り対策と、ひどいギャン泣きを乗り切る対処法

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2017/10/05

人見知りでギャン泣きしている赤ちゃん

人見知りが激しい赤ちゃんを育てていると、あまりにもちょっとしたことでギャン泣きをされてばかりで、親も疲れてしまいますよね。

ひどい子の場合はパパ見知りも激しいことも多いため、お世話をできる人がママしかいない、という状況になっていることも…。

少しでも赤ちゃんの人見知りを軽くさせるために、親にできることはないのでしょうか。人見知りの対策法について、考えてみましょう!

ママまで気を張っていない?まずはママがリラックス

人見知りが激しい赤ちゃんと一緒にお出かけすることって、ママにとっては勇気が必要なことですよね。

  • 「今日もまた泣かれてしまうかも…」
  • 「かわいがってくれる人にいやな思いをさせてしまうかも…」

こんな不安がストレスになってしまい、ママの心や身体がこわばってしまっているかもしれません。

そうした「ママの不安」を、赤ちゃんは敏感に感じ取ります。感じ取った結果、警戒心が強まり、人見知りが激しくなってしまう可能性も。

「泣いてもしょうがない!」とおおらかに構えてお出かけしちゃいましょう!

気負わずママのお出かけもしてみよう

赤ちゃんの人見知りは、決して環境のせいだけではありません。しかし、やはり他の人と触れあえる機会は、赤ちゃんの成長にとってプラスに働くことも多いです。

ママが精神的・肉体的な負担を大きく抱えてまで無理に外出する必要性はありませんが、赤ちゃんの人見知りがあるから外に出にくい…ということであれば、気負わずにどんどん外に連れて行ってあげてみてくださいね。

他の人と関わっているママの姿を見ることは、赤ちゃんにとっても良いことです。

ただし、「わたしが人見知りだから、この子もこんなに人見知りが激しいんだ…」とママが落ち込んでしまうことのないようにしてください。

確かに、人見知りしやすい気質には遺伝も理由のひとつとして考えられます。しかし、だからといって、それだけがすべてではありません。

そもそも、人見知りは成長する中で必要な一過性のものであり、決して悪いものではありません。自然体で接していきましょうね!

「ママが信頼している人」だということを理解してもらうことが大切!

赤ちゃんにとっての安全基地は母親です。そのため、ママが信頼している人・仲良くしている人だということがわかれば、赤ちゃんもその人に対して安心することにつながります。

いきなり人見知りが解けるわけではありませんが、小さな積み重ねが、赤ちゃんの警戒心を解くことにつながっていきますよ。

ママが仲良くしている姿を見せよう

とにかくママの抱っこじゃないとダメ! という赤ちゃんには、ママが笑顔でその人と仲良く話している姿を見せてあげましょう。

一時的に、おじいちゃん・おばあちゃん・パパにまで人見知りが激しくなってしまう赤ちゃんも少なくありません。

そうした家族に対しても、ママが親しく接する姿を見せ続けることで、赤ちゃんの警戒心が和らぎ、人見知りが軽くなる可能性がありますよ。

「優しいおばあちゃんだよ」、「おじいちゃん、○○ちゃんのこと、大好きだって」など、赤ちゃんに声かけをし続けることもおすすめです。

いきなり抱っこは避けて!ママに抱っこされた状態で慣らせてあげよう

赤ちゃんにも「慣れ」が必要です。赤ちゃんをかわいがりたいあまり、会った相手に、いきなり「抱っこさせて」と言われることもあるでしょう。

しかし、まずはママが抱っこした状態で、肩や頭に触れたり、手に指を握らせてあげたりして、赤ちゃんに「ワンクッション」置いてあげることも、人見知り対策には有効ですよ。

人見知りがそれほど激しくなければ、そうした段階を経た上でなら抱っこされても大丈夫という子もいます。

赤ちゃんを驚かせないように、気を配ってあげたいですね。

赤ちゃんを場の主役にしない

注目を浴びたり話しかけられたりし続けることは、赤ちゃんを緊張させ、警戒心を強めてしまいます。

赤ちゃんを主役にしたい周りの気持ちはわかりますが、赤ちゃんは「ママのおまけ」として、あまり会話の中心にしないように配慮してあげましょう。

ママのそばで周りの様子を見聞きしているうちに、場に慣れてくる赤ちゃんも多いですよ。

赤ちゃんと目を直接合わさないようにする

人見知りが激しい赤ちゃんには、他の人と目を真正面から合わすことで、より不安を感じる子が多いという特徴があります。

そのため、赤ちゃんを見るときは、全身を見るようにするなど、直接視線をしっかり合わせないように意識をしてみましょう。

先手必勝!「人見知りが激しくて…」と先に説明しちゃおう

抱っこしていても、他人に近づかれるだけで泣いてしまう…。

そんな赤ちゃんの場合には、「あら、かわいい赤ちゃんねえ」と話しかけられたら、すかさず「ありがとうございます。今、人見知りが激しいんですー」と「人見知りがある」ということを伝えてしまいましょう。

もし間に合わず、近づかれて赤ちゃんが泣き出してしまったときも、すぐに「すみません。今、母親以外の人への人見知りが本当に激しくて…」とフォローするように心がけます。

泣かれてしまった本人に、「あなたがイヤだから泣いたわけではないんですよ」というメッセージを伝えるだけでも、相手は「そうなんだ」と納得してくれますよ。

昔、子育てを経験してきた女性の場合は、「大変ねえ。うちもだったのよ」、「わかるわかる。ママが1番なのよね」とわかってくれる人も多いです。

そうした言葉に、ママが救われることもありますよ。

会って関わる時間を増やそう

めったに会うことのない人だからこそ、人見知りが激しくなる赤ちゃんも多いです。そのため、まずは物理的距離を縮めるところから対策をすることもおすすめです。

特にパパ見知りの場合、会う頻度に関係なくパパ見知りが激しい子もいますが、仕事でなかなか直接関われないからこそパパ見知りが発動している子もいます。

まずは顔を見て、声をかける機会を少しずつ増やしていきましょう。

月齢の近い子と遊ぶ機会を増やす

兄弟がいない赤ちゃんの場合、小さいうちは大人の中に自分と同じくらいの子がひとりという状況が多くなりがちです。

同じくらいの月齢の子と遊べる児童館などで、子ども同士が関われる機会を設けることで、赤ちゃんは「他者との関わり方」を覚えていくことができます。

無理のない程度に、公園や児童館など、赤ちゃんが集まる場所にお出かけしてみましょう。

ギャン泣きされてしまったときの対応法

上記でご紹介した対策をしていても、赤ちゃんが大泣きしてしまうことはありますよね。

今までは大丈夫だったけれど、急に人見知りのレベルが高くなるということも、赤ちゃんの人見知りではよくあることです。

「いつものように抱っこをしてもらったら、突然ギャン泣きされてしまった」など、赤ちゃんが大泣きをしてしまったとき、どのように対応したら良いでしょうか。

赤ちゃんがギャン泣きしてしまったときの対応法

  • ママは焦らないで!落ち着いて笑顔で赤ちゃんに接しよう
  • 人見知りをされてしまった人には即座にフォローを
  • 緊張がぶり返さないよう、相手と距離を取って対応しよう

大泣きされてしまうと、慌てて赤ちゃんを抱き戻してしまいたくなりますよね。

しかし、そんなママの慌てた様子は、赤ちゃんにとって、抱っこしてくれていた人が安心できない人だという認識をさせてしまう可能性があります。

慌てずに、「大丈夫だよー。どうしたのー?」と笑顔で赤ちゃんに話しかけながら、ゆっくり赤ちゃんを抱き戻すようにしましょう。

「大丈夫だよ、やさしい人だよー」と笑顔で話しかけてあげることも大切です。

泣かれてしまった相手に、「人見知りが激しい子なんです」とフォローをしておくことも忘れずに!

笑顔で「人見知り、始まっちゃったのかなあ?」と話す姿を見せることで、赤ちゃんにも「この人は警戒しなくてもいいんだ」というメッセージを伝えることができますよ。

パパ見知り対策は焦らずに!

人見知りの時期には、パパに対して過敏に泣いてしまう「パパ見知り」をする赤ちゃんも多いです。

パパ見知りの原因は、大きくわけてふたつ。

  • とにかく「ママじゃないとダメ!」という時期だから
  • パパと関われる時間が少ないから

1つ目の理由の場合、原因はパパにあるわけではありません。そのため、パパ見知りを何とかしようと躍起になることは、逆に赤ちゃんの緊張感を高めてしまい、逆効果になってしまうことも。

かといって、パパとコミュニケーションを取る機会を減らしてしまうこともいいことだとはいえません。

あくまでも赤ちゃんのペースで、ゆったりとパパにも慣れていってもらいましょう。

  • ママと一緒にコミュニケーションを取る時間を作る
  • おもちゃを介して遊ぶ

「ママがいい!」と泣いている赤ちゃんを強引に抱っこしたり、無理にあやし続けることは、赤ちゃんの「パパ嫌い」を加速させてしまいます。

少しずつ関わり合いを深めていけば、パパ見知りはなくなっていきます。焦らずにいきたいですね。

対策はあくまで「おまけ」。赤ちゃんのペースがあると捉えましょう

人見知りは、大なり小なり、赤ちゃんに起こって当たり前の現象です。

赤ちゃん時代の人見知りが、そのまま大人になっても続く人見知りになるというわけでもありません。親はあまり気にしすぎないことが大切でしょう。

ご紹介した人見知り対策をすべてやっても、赤ちゃんによっては付け焼き刃にすぎず、効果が見られないこともあります。

人見知りの程度や時期・長さ、すべてに赤ちゃん自身の持っているペースがあるものだと考えて、おおらかに接していきたいですね。

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