子供を守るために実践して!ムカデ対策と咬まれた時の応急処置
出来る限り遭遇したくないムカデですが、意外と身近なところに潜んでいます。そして時に人に咬みついてきます。
可愛いわが子がムカデの被害に遭うことがないように、私たち親はどのような対策をしていけばいいのでしょうか?またもし咬まれてしまった時の応急処置は?しっかり頭に入れておきましょう!
できれば遭遇したくない…ムカデが現れやすい条件をまず知ろう
まず対策をしていくためにはムカデに遭遇してしまう可能性がある条件を知っておきましょう。
「暗くジメジメした所」が好き!周りにこんな所ありませんか?
草むら、落ち葉や石、植木鉢の下などの暗くジメジメした場所に潜んでいます。夜行性なので夜になると獲物を求めて動き回ります。
梅雨の時期には雨を避けて建物の中に入り込んでくることも。
いつ頃よく現れる?気温が18℃以上になってきたら注意して!
ムカデは気温が18℃を超えると活発に活動し始めるので、5月頃から見かけるようになり真夏には一端あまり出てこなくなりますが、秋になるとまた交尾の相手を探しに出てきます。
よく「ムカデを見かけたらそばにもう一匹いる」と言われますが、それは交尾の時期だけで普段は単独で行動しています。
気温が下がってくると活動が鈍くなり、10℃を下回るようになると動きを停止します。
家には絶対に入れたくない!できるところから対策しましょう
まずは絶対に家の中に入れたくないですよね。どのような対策ができるのでしょうか?
入る隙間を作らない
ムカデは体が薄く少しの隙間でも入り込んできますし、そのような隙間を好むのでこの点の対策は難しいのですができる事から考えてみて。
まずは、窓や玄関など開けっ放しになっていることが無いように気を付けられるところから始めていきましょう。
また人間が寝ている間にムカデの活動が活発になりますので、寝ているところに近づけないために蚊帳を使うのが効果的。布団ごとすっぽりと覆ってしまうタイプの蚊帳を、ムカデ対策に使っていらっしゃる方が多いです。
薬剤を散布する
窓のように閉めることができないところもありますよね。子供のいる家ではなかなか使いたくないですが、家の周りにグルッと薬剤をまくと侵入をかなり防げます。
専門業者に依頼する
それでもなかなか効果がない場合には、やっぱり専門の業者さんに家を見てもらって徹底的に駆除してもらうのが一番。
値段は高いかもしれませんが、侵入経路が分かってムカデに効果的な対策を取ってもらえるなら考えてみるのもいいですね。
外遊びの時など、家の外でも気を付けて欲しいことがあります
家の中に入ってこないように対策をしていても、お外で遊ぶのが大好きな子供にとっては、ムカデによる被害は家の外でも遭いやすいです。どのようなことに気を付けておけばいいのでしょうか?
潜んでいそうな場所を知りなるべく近づかないで!
我が家は周りがとても自然豊かなところなので、当然いろんな虫や動物に遭遇します。ムカデも何度も見かけました。
中でも多いのがやっぱりプランターなどを動かした時に下に隠れているケース。本当にギョッとしますよ。
まずは、潜んでいそうな場所を把握し、そこになるべく近づけないことから始めてみましょう。
咬みつかれないための服装
ムカデに限らず草や葉が多く茂っていて虫が多いような場所では長袖長ズボン、靴もしっかり履いておくことが大切です。
子供ってすぐに裸足になりたがりますし気持ちいいものなんですが、虫の多いようなところでは靴を履かせておきましょう。ムカデの出てくる5月ごろは毛虫の増えてくる時期でもありますよね。
服装でもしっかりと対策をしておいてくださいね。
「この虫は危険!」子供に普段から教えておいて
これがとても大切。何にでも興味津々の子供は見たことがないもの、大人が気持ち悪く思うようなものでも平気で触ってしまいます。
咬まれてしまった!応急処置について知りたい
対策を取っていても咬まれてしまうことはあるもの。その応急処置は覚えておいて損はありませんよ!
ムカデの毒は「熱」に弱いです!
もしお子さんがムカデに咬みつかれてしまったら…あなたならどうしますか?水で洗い流す?毒を出すよう咬まれた箇所をつまむ?口で毒を吸い出す?
ちょっと待って!これらの方法は全てNG!
実はムカデに咬まれた時に有効なのは43~45℃のお湯を掛けることなんです。
「やけどしない程度に熱い(43℃以上)お湯で患部をよく温めてシャンプーで洗浄を」
43-45℃のお湯で10-20 分温める。たったこれだけです。冷やしたり毒を絞ったりする必要はありません。むしろしないで下さい。
ムカデの毒はタンパク毒なので熱に弱く、体のごく浅いところに毒が入るため、毒がまわる前に、つまり噛まれたらすぐ熱めのシャワーをかけ温めて、流すのが効果的
「温熱療法」と呼ばれるこの方法は徐々にお医者さんの間でも広まりつつあるようです。
こんな場合は要注意
ごくまれにムカデの毒でアナフィラキシーショックを起こしてしまうことがあります。ムカデの毒はハチの毒と似ていて2度、3度と咬まれてしまうと危険です。
また非常に大きなムカデや、まだ小さな赤ちゃんが咬まれてしまった場合にも心配ですのでしっかりと様子を見て、必要ならすぐに受診できる準備をしておきましょう。
ムカデに咬まれた実体験を紹介します
実は我が家の娘(小3)が先日ムカデに咬まれてしまいました。家の外の舗装してあるところだったのですが、裸足で遊んでいたら咬まれてしまったのです。
一緒に遊んでいた息子が家にいた私を呼びに来た時には、娘は「いて~!」と言いながら自分で咬まれた足を水で流していました。
応急処置の方法を知らなかった私は、すぐに調べて温熱療法のことを知り温めたお湯と石けんを持って娘の元へ。まずは咬まれた箇所を洗い、今度は「あち~!」と言われながらも何度かに分けてお湯を掛けることを続けました。
咬まれた箇所は蚊に刺されたような直径1cmにも満たないほどの膨らみでしたが、その後1時間も経つとムカデの牙の跡らしき赤い点が2カ所残るだけになりました。
もちろんお湯を掛けるのをやめた後も注意深く娘の様子を見て、何か変わったところはないか聞き続けました。2時間もすると「咬まれたことすっかり忘れてた」と呑気なことを言う娘。
結局その後何事もなく赤みも引いたので、病院へ行くこともなくキレイに治ってしまいました。適切な処置ができたおかげだと思っています。
ちなみに娘に咬みついたムカデは息子がほうきで家の前の水路に落として流したそうです。
正しい知識を頭に入れておいて!いざという時も焦らず対処
何度もムカデと書いていると本当に嫌な気分になってきました。ここまで読んでいただいてありがとうございました。
不快な虫だから目をそらしてしまいたくなりますが、正しい知識を持っておくことはとても大切ですよね。
まずはムカデが現れやすい条件を知りしっかりと対策を取った上で、万一咬まれることがあった場合に少しでも早く処置ができるようにしたいものです。
「危ないから」「何がいるか分からない」と子供を家に閉じ込めておくわけにはいきませんよね。
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