いつどんな社寺に行けばいい?東海地方のお宮参り事情を知ろう

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2015/08/07

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現在、日本は医学の進歩が目覚ましく、赤ちゃんは無事すくすく成長するのが当たり前となりました。

しかし、ひと昔前までは、赤ちゃんが1歳の誕生日を迎えることは、決して当たり前のことではなかったのです。

そんな時代にあって、人々が頼りにしたのは神仏の加護でした。そこで、赤ちゃんが生まれるとお宮参りをして、無事成長することを神や仏に祈ったのです。

時代は変わりましたが、親の気持ちは変わりませんよね。現在でも、各地でお宮参りをする習慣は残っています。しかし、地域によってしきたりや時期が若干異なります。

愛知・岐阜・静岡県のお宮参り事情…いつ行けばいいの?

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愛知県では、男の子は生後32日目、女の子は33日目にお参りするという地域があります。その逆になる地域もあるようです。

岐阜県では、生後1ヶ月前後のお宮参りが一般的ですが、土岐市周辺のように赤ちゃんの首が据わる110日目という土地もあります。

静岡県では、男の子は生後30日目か32日目、女の子は31日目か32日目と言われているそうです。また富士山周辺では51日目にお参りする風習があります。

さらに100日までに参詣した方がよいとされる地域もありますし、浜松一帯のように男の子は55日目、女の子は33日目という地域もあります。

いろいろな風習が残る地域がありますが、一番重要なのは赤ちゃんの体調とママのコンディションです。天候や神社の混雑具合を考え、家族にとって良い日を選べばよいでしょう。

赤ちゃんはママの身体の負担を考慮し、また神道では出産を「穢れ」と考えることから、父方の祖母が抱っこするというしきたりがありますが、それも変化しつつあります。

祝い着を着た赤ちゃんはとってもキュート。みんなでかわるがわる抱っこして写真を撮るなど、臨機応変に対応してもよいでしょう。

みんなが選んでいる!参詣者の多い愛知の神社とお寺7

大都市名古屋がある愛知県。尾張・三河と歴史的にも重要なポイントだった愛知県には、今もなお多くの人の信仰をあつめる神社仏閣がたくさん残っています。

1.三種の神器のひとつである草薙の真剣がある「熱田神宮」

熱田神宮は、名古屋市にある神社です。日本を代表する格式と歴史を誇る大神宮で、地元では「熱田さま」と呼ばれています。

熱田神宮には、三種の神器のひとつである草薙の神剣があります。日本神話の英雄、ヤマトタケルノミコトが持っていた剣です。

ヤマトタケルの死後、妃によって熱田の地に剣が祀られました。それが熱田神宮の創建とされています。

三種の神器のひとつである八咫鏡をご神体とする伊勢神宮にならび、朝廷からも重視されてきました。

草薙の神剣は、誰も見ることが許されないそうです。また形代が造られ、それは現在皇居の吹上御所に安置されているそうですよ。

神代の時代から長く聖地として信仰をあつめてきた熱田神宮は、現在名古屋の大社として多くの参詣者が訪れています。初詣には230万人もの人が参詣します。

熱田神宮でお宮参りをする場合、予約制ではありません。初詣シーズンや七五三など混雑する日や祭礼の日をさけてお参りしましょう。

不安な場合は事前に問い合わせてからお出かけくださいね。受付時間は午前8時半から午後4時まで、祈祷料は6千円からになります。

熱田神宮
公式サイト:http://www.atsutajingu.or.jp/
所在地:名古屋市熱田区神宮1-1-1
電話番号:052-671-4151
Google map:https://goo.gl/maps/0e9Ab

2.東海地方の安産祈願所として有名「塩竈神社」

塩竈神社は、名古屋市にある神社です。塩竃神社は、名古屋はもちろん東海地方の安産祈願所として大変有名なお社です。

塩竃神社の総本宮は、宮城県塩釜市にある鹽竈神社です。鹽竈神社は、東北の陸奥国一之宮であり、全国に名を馳せる安産祈願のお社でもあります。

鹽竈神社にはシオツチノオヂという神様が祀られています。潮の満ち引きをつかさどる海の神で、ひいては人の生死、誕生をつかさどるとされてきました。

名古屋市の塩竃神社は、宮城県の鹽竈神社から勧請されたお社です。創建されたのは、江戸時代後期のことです。

現在では安産祈願に訪れる人が後を絶たない、人気の高い神社となりました。また子安・子育てでもご利益があると言われ、初宮参りをすると塩竃神社の預かり児と呼ばれます。

塩竈神社でお宮参りをする場合、予約制ではありません。毎日午前9時から午後3時まで祈祷を受け付けています。

安産祈願所として知られているため、戌の日に重なる土日祝日は大変混雑します。また初詣シーズンや七五三シーズン、祭礼のある日も混雑します。

混雑時は、付き添いの人の昇殿祈祷ができないため、お宮参りなら混雑しない日をあらかじめ問い合わせてから参詣するとよいでしょう。

安産祈願も塩竃神社で行った場合は、お守りとお札を納めます。また4月には初宮参りをした子どものための護児祭が開催されます。翌年から参詣しましょう。

塩竈神社
公式サイト:http://www.siogamajinja.or.jp/index.html
所在地:名古屋市天白区御幸山1328
電話番号:052-831-1633
Google map:https://goo.gl/maps/KyXa9

3.曹洞宗のお寺です「豊川稲荷」

豊川稲荷は、豊川市にある曹洞宗のお寺です。稲荷というと、伏見稲荷をはじめ神社を想像しますが、豊川稲荷は妙厳寺という名前のお寺になります。

祀られているのは吒枳尼天という仏教の守護神です。この神様が狐と稲穂に縁が深いことから、稲荷信仰の霊場として親しまれるようになったそうですよ。

豊川稲荷でお宮参りをする場合、祈祷は基本的に予約制ではありません。午前6時から午後3時半まで受け付けています。

予約は受け付けませんが、法要などで祈祷が受けられない日時もあります。事前に問い合わせておくと安心です。祈祷料は3千円からになります。

豊川稲荷
公式サイト:http://toyokawainari.jp/
所在地:豊川市豊川町1
電話番号:0533-86-2002
Google map:https://goo.gl/maps/dvS1e

4.一宮市といえばここ!「真清田神社」

真清田神社は、一宮市にある神社です。歴史と格式を持つ、愛知県屈指の大きな神社です。一宮市の地名にもなっているように、尾張国一之宮とされています。

創建は、初代天皇、神武天皇の御代とされ、神話時代にさかのぼります。尾張地方の歴史とともに歩んできた神社です。

現在でも、一宮市の市章は、真清田神社の神宝である五鈴鏡をかたどったものとなっています。一宮市といえば真清田神社、という、地元の人から親しまれている神社です。

真清田神社でお宮参りをする場合、予約制ではありません。当日参詣して受付をします。

創建日の桃花祭りなど、祭礼と重なると大変混雑します。また七五三シーズン・初詣期間も人出が多く、混みあいます。

事前に昇殿祈祷が可能な日時かどうか、問い合わせておくと赤ちゃんを待たせずに済みます。受付時間は午前9時から午後4時まで、祈祷料は6千円からになります。

真清田神社
公式サイト:http://www.masumida.or.jp/
所在地:一宮市真清田1丁目2-1
電話番号:0586-73-5196
Google map:https://goo.gl/maps/cWO2p

5.周りの発展にも大きく貢献「大須観音」

大須観音は、名古屋市中区にある真言宗のお寺です。お寺としては宝生院という名前があるのですが、大須観音という通称で呼ばれています。

日本三大観音のひとつに数えられている、国内を代表する観音霊場で、鎌倉時代に創建されたと伝えられています。

大須商店街を門前町に持ち、周囲の発展にも大きく貢献してきたお寺でもあります。後村上天皇の祈願所であり、織田信長・徳川家康にも保護されました。

現在でも日々多くの人々が参詣に訪れる、大変人気の高いお寺です。真言宗智山派別格本山としての格式も持つ、名古屋の名刹です。

大須観音でお宮参りをする場合、祈祷を行う時間は午前9時・11時、午後1時、3時になります。

法要などがあると時間に祈祷が行われない場合もあるので、事前に確認してから参詣しましょう。真言宗のお寺なので護摩祈祷になります。祈祷料は3千円からです。

大須観音
公式サイト:http://www.osu-kannon.jp/
所在地:名古屋市中区大須2-21-47
電話番号:052-231-6525
Google map:https://goo.gl/maps/a72Ba

6.家庭円満の神が祀られている「津島神社」

津島神社は、津島市にある神社です。近隣の人々には「天王さん」「天王社」と呼ばれて親しまれています。

創建されたのは6世紀とされ、壱岐対馬から祭神であるスサノオが来臨したことが縁起とされています。そのため、津島神社と呼ばれるようになりました。

また、神仏習合が行われていた時期には、牛頭天王信仰の本拠地となり、全国にある天王社3千社の総本社とされています。

祭神は創建の由来となったスサノオと、その息子であるオオクニヌシです。スサノオは厄払いの神として知られ、霊験があるといわれています。

また妻であるクシナダヒメを守ったヤマタノオロチ伝説から、オオクニヌシと並んで家庭・夫婦円満、縁結びの神として信仰されています。

津島神社でお宮参りをする場合、大きな祭礼がおこなわれる神社でもあります。事前に問い合わせてから参詣してくださいね。

特に初詣期間や七五三シーズンは混みあいます。公式サイトに祭礼カレンダーがあるので、参考にして日時を決めましょう。

津島神社
公式サイト:http://tsushimajinja.or.jp/
所在地:津島市神明町1
電話番号:0567-26-3216
Google map:https://goo.gl/maps/yHqwk

7.一願成就の社として信仰されている「砥鹿神社」

砥鹿神社は、豊川市にある神社です。真清田神社は尾張国一之宮ですが、こちらは三河国一之宮とされています。

砥鹿神社には、豊川市一宮町にある里宮と、本宮山の頂上にある奥宮があります。古くは奥宮が本宮で、非常に古い歴史を誇りました。今でも一願成就の社として信仰されています。

飛鳥時代の大宝年間に里宮が創建され、平安時代に編纂された『延喜式』にも登場します。歴代の領主・藩主からも手厚く保護されてきました。

砥鹿神社でお宮参りをする場合、里宮、奥宮いずれでも祈祷を受け付けています。

祈祷の受付時間は午前9時から午後4時まで、奥宮は3時までになります。祈祷料は里宮が6千円から、奥宮が5千円からです。事前に問い合わせてから参詣してくださいね。

砥鹿神社
公式サイト:http://www.togajinja.or.jp/
所在地:豊川市一宮町西垣内2
電話番号:0533-93-2001
Google map:https://goo.gl/maps/D1dEk

霊験あらたか、ご利益があると評判の岐阜県の社寺7

岐阜県には、伊奈波神社をはじめ南宮大社や千代保稲荷など、全国的にも知られる大社があります。お宮参りで人気の高い神社をピックアップしてみました。

1.岐阜県内で人気が高い「伊奈波神社」

伊奈波神社は、岐阜市にある神社です。県内では初詣に最も多くの人が参詣に訪れる、人気の高い神社です。

美濃国三宮とされ、大変古い歴史があります。神代の時代に創建されたと伝えられ、天武天皇も信仰したと言われています。

さらに斎藤道三によって、稲葉山城の鎮守として遷座されました。その時から、岐阜市内の現在地に位置しています。

地元の人々からは、伊奈波さんと呼ばれて親しまれています。初詣だけでなく、人生儀礼で訪れる人も少なくありません。

伊奈波神社でお宮参りをする場合、基本的に予約は必要ありません。祭礼と重ならないかを確認の上、参詣しましょう。

祈祷の受付時間は午前9時から午後4時までです。祭礼や初詣期間は祈祷の受付が変動します。祈祷料は5千円からになります。

伊奈波神社
公式サイト:http://www.inabasan.com/
所在地:岐阜市伊奈波通1-1
電話番号:058-262-5151
Google map:https://goo.gl/maps/s4YDJ

2.飛騨一宮水無神社

飛騨一宮水無神社は、高山市にある神社です。非常に古い歴史を持ち、その創建は太古の昔ともいわれています。

平安時代に編纂された『延喜式』にその名がある延喜式内社で、飛騨の大社として古くから親しまれてきました。

日本の本州の表裏をわかつ分水嶺にあたり、さらに宮川が伏流になる地点でもあるため、水をつかさどる神「水無」神が祀られたそうです。

水無神社は、「みなし」神社と読みます。飛騨国一ノ宮とされ、歴代領主からも尊崇されてきましたが、江戸時代の「大原騒動」の舞台になりました。

それまでは神仏習合が行われお寺としての色合いが強かった水無神社ですが、一揆騒動をきっかけに神社としての体裁を整え、今に至ります。飛騨大祭起源の神社ともされています。

飛騨一宮水無神社でお宮参りをする場合、昇殿祈祷を希望する場合は事前に問い合わせてから参詣することをオススメします。祈祷料は5千円からです。

飛騨一宮水無神社
公式サイト:http://minashijinjya.or.jp/
所在地:高山市一之宮町5323
電話番号:0577-53-2001
Google map:https://goo.gl/maps/8kAW6

3.年間通して多くの人が参詣「千代保稲荷神社」

千代保稲荷神社は、海津市にある神社です。創建されたのは平安時代で、源八幡太郎義家にゆかりのある社と伝えられています。

稲荷神社は、京都の伏見稲荷を総本宮とする神社で、五穀や食べ物の神様を祀っています。狐に縁がありますが、稲荷神の御使いが狐とされているからです。

実は、千代保稲荷神社は、京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷とならび、日本三大稲荷のひとつに数えられている、知る人ぞ知る名社なのです。

年間通して多くの人が参詣に訪れます。地元では「お千代保稲荷」と呼ばれ、また「おちょぼさん」とも呼ばれているそうですよ。

千代保稲荷神社でお宮参りをする場合、こちらの神社ではお札やお守りなどを販売しないそうです。

また月末は月並祭りが開催され、非常に混雑します。赤ちゃんを連れての参詣は、混雑を避けた方が良いでしょう。祈祷を希望する際は、必ず電話で確認してから参詣しましょう。

千代保稲荷神社
サイト(Naverまとめ):http://matome.naver.jp/odai/2141050855639931701
所在地:海津市平田町三郷1980
電話番号:0584-66-2613
Google map:https://goo.gl/maps/dJwSV

4.南宮大社

南宮大社は、不破郡垂井町にある神社です。美濃国一之宮とされ、南宮山のふもとに位置しています。地元では「南宮さん」と呼ばれて親しまれています。

南宮大社は神代の昔からの歴史があるとされており、平安時代の『延喜式』には金山彦神社として登場します。

金山彦とは、南宮大社の祭神のことです。カナヤマヒコノミコトとは、名前が示すように鉱山の神様です。

全国的にも鉱山や金属業にたずさわる人々から信仰される神社として知られており、鉱山の鎮守としては総本宮にあたります。

南宮大社でお宮参りをする場合、事前に電話で問い合わせてから参詣しましょう。

祭礼と重なると昇殿祈祷が受けられないこともあります。祈祷の受付時間は午前9時から午後4時半までです。祈祷料は5千円からになります。

南宮大社
公式サイト:http://www.nangu-san.com/
所在地:不破郡垂井町宮代1734−1

電話番号:0584-22-1225
Google map:https://goo.gl/maps/ZEDEv

5.でんでん太鼓や破魔矢、手形足形などの記念品も「駄知白山神社」

駄知白山神社は、土岐市にある神社です。同じ境内に、駄知白山神社と駄知八王子神社が建っています。

白山神社は、石川県の白山をご神体とする神社です。白山の山頂には白山比咩神社があり、白山の女神を祀っています。

白山の山麓に当たる石川、福井、岐阜を中心として、白山の女神を祀る白山信仰が広がり、駄知白山神社もそのひとつです。

また八王子神社は、東京の八王子の地名にもなっている八柱の神様を祀る神社です。八王子は、アマテラスとスサノオのきょうだい神の契約で誕生した神様です。

駄知白山神社、駄知八王子神社は、土岐市をはじめ多治見市や瑞浪市から多くの人が参詣に訪れるお社です。

駄知白山神社でお宮参りをする場合、神職さんが不在のこともあるので必ず予約をしてから参詣しましょう。

駄知白山神社で初宮参りの祈祷を受けると、でんでん太鼓や破魔矢をはじめ、手形足形などの記念品が授与されます。

駄知白山神社
公式サイト:http://www.tokishi-jinja.com/%E4%B8%83%E4%BA%94%E4%B8%89-%E5%AE%AE%E5%8F%82%E3%82%8A/
所在地:土岐市駄知町1030−1
電話番号:0572-59-8833
Google map:https://goo.gl/maps/cjxq1

6.席にいながら善光寺参りができると大変人気「関善光寺」

関善光寺は、関市にある天台宗のお寺です。本来の名前は宗休寺といい、関善光寺は通称です。

善光寺は、長野の名刹・善光寺に由来しています。善光寺は宗派に属さない特殊なお寺で、全国から多くの人が参詣に訪れる人気の高い霊場です。

関善光寺が創建されたのは、江戸時代のことです。その後、長野の善光寺の出開帳が行われるようになり、善光寺を模して本堂などが建てられました。

なかでも地下の戒壇は大変有名で、卍型をした非常にめずらしいものです。関にいながらにして善光寺を参詣できるとし、こちらも大変人気の高いお寺です。

関善光寺でお宮参りをする場合、事前に電話か公式サイトの専用フォームから申し込みましょう。

急ぎの場合は電話の方が確実です。電話の受付時間は午前9時から午後5時までです。祈祷の受付時間は午前9時から午後4時まで、お宮参りの祈祷料は5千円からになります。

関善光寺
公式サイト:http://www.seki-zenkoji.jp/
所在地:関市西日吉町35
電話番号:0575-22-2159
Google map:https://goo.gl/maps/X4oRI

7.戦勝や開運の神として信仰「手力雄神社」

手力雄神社は、各務原市にある神社です。創建されたのは平安時代とされています。現在は火祭りで有名な神社です。地元では「てぢからさん」と呼ばれています。

戦国時代には、何度も戦火に襲われ焼失しました。特に、関ヶ原の戦いでは社殿が全焼する災難に遭いました。

しかし、江戸時代に入ってから早い時代に再建され、以降は近隣の人々から信仰をあつめています。現在の社殿は平成になってから建てられたものです。

ちょっと変わった名前の神社ですが、祭神の名前に由来しています。アマテラスの天岩戸伝説の時、岩戸をこじあけた力持ちが、手力雄神とされています。

それから、戦勝や開運の神として信仰されるようになりました。特に織田信長が戦勝祈願をしたことで知られており、神紋も織田木瓜です。

手力雄神社でお宮参りをする場合、平日は予約制です。土日祝日は基本的に必要ありませんが、問い合わせてから参詣した方が安心でしょう。

祈祷の受付時間は午前9時半から午後4時までになります。初宮詣での祈祷料は5千円からです。

手力雄神社
公式サイト:http://www.tezikarao.org/
所在地:各務原市那加手力町4
電話番号:058-382-3383
Google map:https://goo.gl/maps/9Ef7x

静岡でお宮参りなら押さえておきたい!人気の高い神社7

静岡県は、世界遺産・富士山のお膝元にある県です。静岡浅間神社や本宮浅間神社など、富士山にゆかりのあるお社もたくさんあります。

1.静岡浅間神社

静岡浅間神社は、静岡市にある神社です。一般的には「おせんげんさま」と呼ばれて親しまれています。

静岡浅間神社の境内には、神部神社と浅間神社、大歳御祖神社という三つの神社があります。内、神部神社と浅間神社は同じ本殿に祀られています。

もっとも古い歴史があるとされているのは、神部神社です。なんと神代の時代、現在から2千年以上も昔に創建されたと伝えられています。

神部神社は駿河開拓の祖を祀った神社で、静岡浅間神社も駿河国総社、静岡総氏神とされています。現在でも初詣には50万人もの人出がある、大変人気の高い神社です。

静岡浅間神社でお宮参りをする場合、基本的には予約は必要ありません。祭礼と重ならないか確認の上参詣しましょう。

祈祷の受付時間は午前9時から午後4時までです。日によって受付時間は変動します。祈祷料は5千円からになります。

静岡浅間神社
公式サイト:http://www.shizuokasengen.net/
所在地:静岡市葵区宮ケ崎町102-1
電話番号:054-245-1820
Google map:https://goo.gl/maps/VdE0X

2.育児の女神としても信仰「富士山本宮浅間大社」

富士山本宮浅間大社は、富士宮市にある神社です。駿河国一之宮とされており、富士山とともに世界文化遺産にも指定されています。

富士山の裾野にある静岡県や山梨県、また関東各地には、浅間神社と呼ばれる神社が点在しています。

浅間神社とは、多くが富士山を神として祀る神社なのです。その総本宮にあたるのが、富士山本宮浅間大社です。

富士宮市にあるのは本宮で、奥宮が富士山頂にあります。富士山をご神体として祀るお社です。

祭神は、富士山の女神であるコノハナサクヤヒメです。日本神話きっての美女として非常に有名ですね。

コノハナサクヤヒメはその美貌から、天孫降臨を行ったニニギノミコトという神に見初められ、安産で子を産みました。

その子たちは成長し、海幸彦・山幸彦となります。さらに山幸彦は日本の天皇家の祖となったため、コノハナサクヤヒメは安産、子安、育児の女神としても信仰されるようになりました。

富士山本宮浅間大社でお宮参りをする場合、祈祷は里宮になる本宮で受け付けています。

祈祷の受付時間は午前8時半から午後4時半までですが、祭礼などで変動します。事前に確認しておきましょう。祈祷料は5千円からになります。

富士山本宮浅間大社
公式サイト:http://fuji-hongu.or.jp/sengen/
所在地:富士宮市宮町1−1
電話番号:0544-27-2002
Google map:https://goo.gl/maps/NqS2F

3.来宮神社

来宮神社は、熱海市にある神社です。来宮と書いて「きのみや」神社と読みます。奈良時代初頭に創建されたと伝えられています。

その昔、熱海湾で木の根っこが漁師の網にかかり、神像に見えたため麦こがしなどを備えたのが神社のはじまりと伝えられています。

坂上田村麻呂も祈願所とした神社とされ、歴史のあるお社です。現在でもこがし祭りという、創建にまつわるお祭りが行われています。

来宮神社でお宮参りをする場合、祈祷の受付時間は午前9時から午後4時半までになります。公式サイト、または電話で予約をしてから参詣しましょう。

来宮神社
公式サイト:http://www.kinomiya.or.jp/
所在地:熱海市西山町43−1
電話番号:0557-82-2241
Google map:https://goo.gl/maps/BiruP

4.子育ての神様として親しまれています「五社神社・諏訪神社」

五社神社・諏訪神社は、浜松市にある神社です。浜松市では、子育ての神様として親しまれている神社です。

ちょっと変わった名前ですが、五社神社と諏訪神社が合祀されているためこう呼ばれています。

諏訪神社は、長野の諏訪市にある諏訪大社が総本宮のお社で、奈良時代に創建されました。

五社神社は、戦国時代初期に創建されたと伝えられています。五柱の神を祀るため、五社神社と名付けられました。

五社神社も、諏訪神社も、江戸の二代将軍徳川秀忠の産土神でした。昭和に入ってから合祀されましたが、現在に至るまで二代将軍の産土神として、育児の神と親しまれています。

五社神社・諏訪神社でお宮参りをする場合、予約制ではありません。祭礼と重ならないかだけ注意して参詣しましょう。

祈祷の受付時間は午前9時から午後4時半までです。祈祷料は5千円からになります。

五社神社・諏訪神社
公式サイト:http://www.gosyajinjya-suwajinjya.or.jp/
所在地:浜松市中区利町302-5
電話番号:053-452-3001
Google map:https://goo.gl/maps/yF8b9

5.源頼朝もあつく信仰「三嶋大社」

三嶋大社は、三島市にある神社です。非常に古い歴史があるとされ、奈良時代にはすでに存在していたことがわかっています。

東海地方を代表する神社として、伊豆に流刑されてきた源頼朝などもあつく信仰しました。伊豆国一之宮とされています。

三嶋大社でお宮参りをする場合、予約制ではありません。祭礼などと重ならないか確認して、当日受付で参詣しましょう。

祈祷の受付時間は午前8時半から午後5時までになります。お宮参りの祈祷料は5千円からです。

三嶋大社
公式サイト:http://www.mishimataisha.or.jp/
所在地:三島市大宮町2-1-5
電話番号:055-975-0172
Google map:https://goo.gl/maps/FbyZO

6.祭神は出雲大社の神オオクニヌシ「小國神社」

小國神社は、周智郡森町にある神社です。遠江国一之宮とされ、この地方の人々からあつく信仰されてきました。

創建は古く、6世紀にさかのぼるとされます。祭神は出雲大社の神・オオクニヌシで、出雲の大國に対して、小國と名付けられたと言われています。

小國神社でお宮参りをする場合、予約制ではありません。祈祷が可能な日を問い合わせ、当日の受付で参詣しましょう。

祈祷の受付時間は午前9時から午後4時までになります。初宮参りの祈祷料は、5千円からです。

小國神社
公式サイト:http://www.okunijinja.or.jp/
所在地:周智郡森町一宮3956-1
電話番号:0538-89-7302
Google map:https://goo.gl/maps/Hw5Ag

7.伊豆のパワースポット「伊豆山神社」

伊豆山神社は、熱海市にある神社です。伊豆山と書いて「いずさん」と読みます。大変古い歴史があるとされています。

創建は神代の時代、紀元前にさかのぼると伝えられています。以後、仁徳天皇をはじめとする天皇家の勅願所とされ、現在にいたるまで関わりのある神社です。

修験道の祖といわれる役小角や弘法大師空海なども参詣したと言われ、源頼朝もあつく信仰されたと言われる伊豆のパワースポットです。

伊豆山神社でお宮参りをする場合、予約制になります。必ず事前に電話で問い合わせてから参詣しましょう。

祈祷の受付時間は午前9時半から午後3時半までになります。初宮参りの祈祷料は、1万円からです。

伊豆山神社
公式サイト:http://izusanjinjya.jp/
所在地:熱海市伊豆山708−1
電話番号:0557-80-3164
Google map:https://goo.gl/maps/AK0CN

家族みんなで、思い出に残るお宮参りを

同じ地方にある愛知県・岐阜県・静岡県だけを見ても、お宮参りの風習はさまざまです。隣り合う地域でも、お宮参りをする時期が違っていることもあります。

風習にとらわれ過ぎず、赤ちゃんの成長とママの回復を見て参詣することがおすすめです。現在は、土地のしきたりを守るべきという神社は少数派です。

家族みんなで無理なく参詣し、可愛い赤ちゃんの写真をたくさん残しましょう。成長してから話してあげることで、子どもにとってお宮参りが「愛された思い出」になっていきますよ。

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