「パン粥」が嫌いな赤ちゃん…何としても食べさせるべきなの?
赤ちゃんが生後5か月や6か月くらいになりますと、いよいよ離乳食をスタートさせる時期に入ります。離乳食作りはどうしても手間がかかるものもあるので、最初は大変に思う方もいらっしゃるかもしれません。
時間をかけて作った離乳食を赤ちゃんが食べてくれないと、母としては結構ショックを受けるもの。例えば我が子たちはみんなパン粥を食べてくれませんでしたが、パン粥が嫌いな子の場合には無理矢理でも食べさせたほうが良いのでしょうか。
パン粥が苦手…どんな部分が嫌なのでしょう?考えられる3つ理由
離乳食の中でもパン粥に関してはどうしても食べない、という場合には何が原因で嫌がると思いますか?私の子供たちが苦手だと思った理由は以下の通りです。
- 匂いが嫌
- 味が美味しくない
- のど越しが悪い
この3つが原因かなと感じたのですが、それぞれ詳しく説明したいと思います。
匂いが嫌だと感じるのはミルクに慣れていないから?
匂いが嫌、というのは作っている私がそう思ったので実際のところはわかりません。ただし匂いが嫌だと私が感じたのならば、赤ちゃんも同様に嫌な気持ちになったかもしれないとは思います。
さて、どうして匂いが嫌だと感じたのか、という点なのですが、我が子たちはみんな産院を退院してから完全母乳で育てていました。
たくさんの食べ物を食べている大人がいい匂いと思わなかっただけかもしれないのですが、赤ちゃんもいい匂いと思わなかったのではとどうしても考えてしまいます。
食べ慣れていないと美味しいと感じないかもしれません
味が美味しくない、というのは匂いにも繋がる問題だと思うのですが、ミルクというもの自体飲み慣れていない、ということから美味しいと感じないと考えたのです。普段飲んだ事があるものならば、そう抵抗はなくパン粥を食べたかもしれません。
でも初めての味で、粉ミルクは牛乳と違い大人は飲まないものですので推測ですが、甘味は少ないのではと思いました。母乳オンリーの子の方が、粉ミルクの味に対して抵抗感があっても不思議ではありません。
のど越しが良くないのは時期が早いか、とろみが足りないか
のど越しが悪い、というのは案外赤ちゃんには大切な事です。ごくんと飲むのが難しい場合には、どうしても食べたいと思わなくなってしまいがち。
いずれにしても単独、もしくは複数の苦手な原因が絡み合って赤ちゃんは「食べたくない」と拒絶してしまうのではないかと思います。
栄養分は主に炭水化物だから!特にパン粥にこだわらなくてもいい
パン粥はお粥と同様に炭水化物です。パン粥の中に野菜やお肉などを入れたら、野菜などの栄養も含まれていますが、基本はパンとして考えますと特別パン粥に拘る理由がないのがおわかりいただけると思います。
ミルクが入るので鉄分などもプラスされていることになりますが、そう量は使われていないと思っていいのではないでしょうか。
他にかわりになるメニューはない?そんな事はありません
「パン粥を食べないからどうすればいい?」という悩みは時々インターネットで見かけます。
その質問に対しての回答は「わざわざ嫌がる物をあげなくて良い」とか「他に食べられるものがたくさんあるのだから、パン粥を食べなくても気にしないでいることは大事ではない」でしょうか。
しかも一生懸命に作っても口にしてくれないとすると、相当ショックを受けるのは私も経験しているのでよく理解出来ます。
パン粥を食べなくても、もう少し大きくなったら普通のパンを食べてくれる子がほとんどだと思いますので焦らなくても大丈夫でしょう。
離乳食は「食べ物に慣らす」が目的!栄養を完璧にと深刻にならないで
離乳食を手作りするのはやはり大変です。量が少ないから冷凍して活用すればよいのでは?と言われても、食材の大きさや滑らかさなどは月齢によって異なってきますし、食中毒にも気をつけなくてはなりません。
また大人の食事とは別に準備する手間もかかります。
もちろん中には全く好き嫌いしないタイプもいますし、逆にパン粥以外にも嫌いな食べ物がたくさんある子もいます。
嫌いな物が多い子は大概ミルクや母乳が好きなのでそこから栄養をしっかり摂っている事がほとんどです。栄養に関する心配はあまりしなくてもいいとは思います。
ただし体重がずっと増加していない、減少しているなどがあれば要注意です。
リラックスして楽しんで離乳食をあげるのを前提に楽しい時間にしてあげてください。パン粥で躓いても、そう深刻に考えない事が大事です。
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