コレで大丈夫か心配…葬儀に子供が参列するときの服装とマナー
子供も一緒に葬儀に参列しなければならないことがあるかもしれません。そうすると、何を着せればいいのか悩むものです。
筆者は子供が2歳のときに実母が亡くなり、自分のことでいっぱいいっぱいで子供の葬儀のときの服装など全く考えていなく、直前になって黒系の服がない!と慌てて買いに行った経験があります。
葬儀というのはある日突然知らせが来ることがほとんどですし、今更人には聞きづらいところ。それに日頃から準備しているご家庭も少ないのではないでしょうか?
そこで、子供と葬儀に参列する際の子供の服装や事前に子供に教えておきたいマナーなどをまとめてご紹介します。
子供の服装の基本もやはり黒系!ちなみに紺やグレーもOKです
まずは、服装から。子供も大人と同様、葬儀の際は黒系の服が基本。または、紺や濃い目のグレーもOKです。
子供の園の制服があるおうちは制服で参列させましょう
幼稚園・保育園に制服で通っていて制服があるというご家庭は制服を着用させましょう。中学生・高校生も制服で参列していますよね。子供にとって制服が正装となります。
もし、制服のリボンやネクタイなどの小物に赤が入っていても基本的にそのままつけても大丈夫です。
入園式や卒園式に出席するときの気持ちで着崩したりせずきちんと着せましょう。
私服派のおうちは黒の白のモノトーンコーデでまとめましょう
制服がない場合は、男の子も女の子も黒と白のモノトーンコーデが基本です。
上だけ園服があるというご家庭はこの白黒コーデの上に着せましょう。夏場は暑いので無理をして着せなくても大丈夫です。その時々の天候で決めましょう。
事前に用意しておくことがベストですが、普段なかなか着ないものだと家にないというご家庭が多いと思いますが、バーゲンなどの安い時でいいので揃えておくことをオススメします。
ちなみに筆者の子供(女の子)場合は、冬場だったので、長袖の白シャツ(600円)と黒のワンピース(2000円ぐらい)に黒タイツを履かせました。
赤ちゃんの服装はどうすればいいの?普段通りの服装でOK
身内の葬儀となると赤ちゃん連れで参列することになると思います。赤ちゃん用のセレモノー衣装も一応売られていますが、赤ちゃんの服装はいつも通りで大丈夫です。
葬儀場にベビーカーの持ち込みは基本どこもOKです。しかし、お寺などで葬儀をとり行う場合だと段差が結構多いのでベビーカーの持ち運びはかなり大変になります。
抱っこ紐とベビーカーの両方を用意しておき、臨機応変に使い分けられるようにしておきましょう。
知っておいて!こんな服装はNGです
白黒モノトーンコーデや紺やグレーが基本ですが、よくない事例もご紹介します。
派手な色合い、柄モノ、デニム等は避けましょう
赤は血を連想するのでNG。他にもオレンジやピンク、柄物、特に殺生を連想するアニマル柄はご法度。
それからショートパンツやミニスカートなどの露出が高めの服装やパーカーやデニムなどのカジュアルな服装も葬儀の場にはふさわしくないので避けたほうが無難です。
見落としがちな小物遣いにも注意して!
特に髪の長い女の子は髪を結ぶときの髪飾りが華美にならないように気を付けましょう。黒いゴムで低めのポニーテールなど控えめな髪型にするようにします。
あとは、足元にも要注意。黒い靴が理想ですが、持っているご家庭は少ないと思いますし、この1回しか履かないかもしれないのに買うのはなんかもったいないと思う方もいらっしゃると思います。
それに、葬儀の形式や場所によっては靴を脱いだり履いたりすることが多くなることもあるので、子供には普段から履きなれているスニーカーのほうがいいでしょう。
子供の場合、普段のスニーカーでも”子供だから”と気にしない傾向にあります。しかし、キラキラし過ぎている靴、ローラースケートが付いている靴など派手な装飾がついている靴は控えましょう。
また、夏場は暑いので靴を嫌がってサンダルがいいと言い出すかもしれませんが、葬儀に参列するのにサンダルはNG。暑くてもちょっと我慢して履いてもらいましょう。
服装にもよりますが、靴下もできればショート靴下やキャラクターのイラスト入りの靴下ではなく、無地の黒・紺・白のいずれかのソックスでまとめるようにしましょう。
参列前に子供に伝えておいて!葬儀でのマナーは「真似をしてね」
葬儀は厳かに行われます。しかし、子供はそんな雰囲気にもお構いなしに元気いっぱいです。参列する前にこういうときはどうすればいいのかを教えることで乗り切りましょう。
その日の朝に今日は何があるのかと説明しておく
まずは今日何をするのかを子供に簡単でいいので伝えます。17時から御通夜に行く場合、「今日は17時にとても大切な用事があるからお口にチャックね」というふうに子供と約束をしておくといいでしょう。
他にもこんな言葉掛けもいいと思います。
- 「パパとママの真似をして静かにしていようね」
- 「13時半ごろ終わるからそれまでは一緒に頑張ろうね」
- 「疲れたときはこっそり教えてね」
葬儀の独特の雰囲気は子供にとったらちょっと怖いもの。いきなり葬儀の場に連れて行かれたら戸惑うと思います。「静かにしてなきゃダメ」という言葉よりも前向きな言葉をかけるようにしましょう。
筆者のいとこの子がそうでした。いつもニコニコしている子なのですが、雰囲気もいつもと違うし、黒い服の人がいっぱいいるし、終始落ち着かないようで途中で怖いと泣いていました。
準備等で忙しいと思いますが、子供を安心させるためにも今日は何があるのかをきちんとまずは話しておきましょう。
子供に教えておきたいマナーと言いましたが、ご焼香の仕方など難しいことは教えなくてもの大丈夫。大切なところで静かにすることができれば十分です。
パパとママで、できるだけ交代で子供の相手をしてあげて
葬儀の形式は宗派派や地域によって異なってくるので、一概にこれが正しいマナーとは言い難いのですが、長丁場になりやすいので子供も飽きてきてしまいます。
もし、大切な場面で子供が飽きてきて騒ぎ始めたらその場から少し離れる勇気も必要です。
その場合、パパかママかあるいは他の親戚の方などに頼んでおいて誰が子供とその場を離れるのか事前に話し合っておくといいでしょう。
また、荷物になると思いますが、お菓子や絵本などが入った子供専用のバッグやリュックを1つ用意しておき、万が一のときはそのバッグと共に子供と別室で過ごします。
子供は親の真似をして静かにしてくれる!と信じてみようし
子連れで葬儀に参列するとなると「邪魔にならないか」などと心配になったり不安になったりしますが、親が静かにしている様子を見て子供も真似する事がおお多いです。
子連れだと子供にも気を使い、周囲にも気を使いと大変ですが、この記事を読んで少しでも悩みが解決してくれたらいいなぁと思います。
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