牛乳は飲み過ぎに注意して!子供の健康へのメリットとデメリット

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2015/12/09

牛乳を飲む子
「牛乳」と聞くと幼児期の子供の健康や成長に欠かせない栄養食品の代表的存在のイメージですよね。お弁当や給食のときに提供されているという園も多いと思います。

一見身体に良さそうな牛乳ですが、飲み過ぎると貧血になったり、肥満の原因になったりと子供の身体に悪影響を及ぼす可能性もあることをご存知でしょうか?

しかし牛乳を絶対に飲んではダメというわけではありません。どのぐらいなら飲んでもいいのか、どうして飲み過ぎはNGのかなど「牛乳」のちょっとした疑問にお答えいたします。

「牛乳」そのまま飲ませるのは1歳以降に少量ずつ!

「牛乳」何歳くらいの子供から飲ませていいのか?という疑問について。筆者の子供が6か月健診を受けたときに、「牛乳を飲ませるのは1歳以降で」と栄養士さんに指導されました。

とはいうものの、パンやチーズなど他の食材にも牛乳は入っているので、絶対に1歳まで飲ませてはいけないというわけでありませんが、

離乳食で牛乳を調味料的に使う場合は、大さじ1~2杯程度を必ず加熱して使うことが好ましいでしょう。

コップ等で牛乳をそのまま飲ませることに対しては、1歳以降でということになります。少量ずつ飲ませてくださいね。

それでもやっぱり心配…という方は離乳食が完了した1歳半以降が無難でしょう。

子供には牛乳はどれくらい必要?そして背が伸びるのは本当なのか

「牛乳」は色々な種類がありますよね。その違いについてみなさんご存知ですか。そして子供にとってどれくらいが適量なのでしょうか?

また巷では牛乳は、「背が伸びる」や「太りやすい」など様々な噂がささやかれています。実際はどうなのでしょうか?

まずは牛乳について知ろう!牛乳の種類によって含まれている成分は違う

スーパーなどで売られている同じような牛乳でも実は成分等が違うということをご存知でしょうか?

  • 牛乳:搾りたての牛乳を殺菌したもの
  • 成分無調整:牛乳の製造工程で成分を調整(加えたり除いたり)していないもの
  • 乳飲料:生乳20~25%に対して果汁やコーヒーなどを加えたもの
  • 成分調整牛乳:乳脂肪分や水分の一部を除去し、濃度を調整したもの
  • 低脂肪乳:成分調整牛乳の部類だけど、さらに乳脂肪分を減らしたもの

私たちがよく見かけるのが成分調整牛乳や珈琲牛乳などの乳飲料です。このように同じような牛乳でも成分が違ってきます。

つまり、同じ牛乳コップ1杯でもカロリーなどが変わってくるので、「牛乳を飲むと太る」などのデメリットも言われるようになるわけです。

さらに珈琲牛乳やフルーツ牛乳などに変わるとカロリーがアップすることがあります。さりげなく買っている牛乳ですが、我が家には今どの牛乳がいいのかちょっと立ち止まってから買いましょう。

幼児期の適量は子供用のコップ1から2杯位で十分

1歳以降になったらまずは少量ずつ与えましょうと言いましたが、「じゃあ、幼児期(2歳~小学校入学前まで)の子供にはどのぐらいの量が適切なの?」ということになりますよね。

幼児期の牛乳の適量は?の答えは100~200ml程度です。つまり子供用のコップ1~2杯で十分。逆に飲み過ぎのボーダーラインはどこかというと、毎日1L以上は飲み過ぎの域です。

幼稚園や保育園で提供される牛乳は大体100~200mlです。(年齢によって量を変えて提供するという園もありますが)

もし幼稚園や保育園で牛乳が提供されているのであれば、家庭で飲む量は子供用コップ一杯程度で十分ということです。

飲むタイミングはどの時間帯でもいいようですが、飲む頻度については考えたほうがよさそうです。

喉が渇いたときに牛乳、朝食やおやつのときにも牛乳、お風呂上りにも牛乳など、お水やお茶の代わりに牛乳を飲んでいる家庭は牛乳を飲む頻度を減らすことをオススメします。

牛乳を飲んだら、必ず背が伸びるという訳ではありません

牛乳を飲むと背が伸びるとよく聞きますよね。一流アスリートの方でも「子供の頃は毎日牛乳を2本飲んでいました!」という方もいるので、「本当かも!」と思いますよね。

けれど、牛乳を飲んだからと言って必ず背が伸びるわけではないようです。

身長は人それぞれに生まれた時から何センチ伸びることができるとある程度は遺伝的に決まっているそうです。

「えー、じゃあ牛乳を飲んでも意味ないじゃん」と思われてしまいそうですが、遺伝的に決まっている身長まで誰しもが伸びてくれるとは限りません。

ややこしいですが、人それぞれ伸びる身長の限界は決まっているものの、きちんとした栄養を摂らないと伸びるものも伸びないというわけです。

そこで、背を伸ばすために牛乳は骨に必要な栄養素をバランスよく含んでいるので、「牛乳を飲むと背が伸びる」と言われるようになったのです。

【メリット】子供が比較的手軽に栄養を摂れることができる

牛乳を飲んで笑顔の子
牛乳を飲むことに対してのメリットを見ていきましょう。

  • 比較的気軽に様々な栄養がバランスよく摂れる
  • 加熱しても栄養価はあまり変わらない
  • スーパー、コンビニなどどこでも安価に手に入れやすい

牛乳のメリットは、子供が比較的手軽にカルシウムなどの栄養を摂れるところです。

牛乳はカルシウムの他にタンパク質やビタミンB2、ビタミンA、ナトリウムなど様々な栄養価入っているバランス食品です。

子供が比較的手軽にカルシウムを摂取しやすい

それこそ、ひじきや小魚などの方が同じ量でもカルシウムの含有量が多いですし、牛乳以外にもカルシウムを摂取できる食品は色々あります。

しかし、「他にもカルシウムが摂れる食品がありますよー」と言われても小魚やひじきなどを子供が食べてくれるかどうかは別問題。というのが現実です。

それに比べて牛乳は幼稚園や保育園でも提供されますし、スーパーでもコンビニでもどこでも手に入れやすいので、子供が比較的カルシウムを摂取しやすい食品といえるでしょう。

加熱しても大丈夫だから色々な料理に取り入れやすい

加熱しても栄養価はあまり変わらないので、料理に利用しやすいのもメリットです。

シチューやパスタだと普段あまり食べてくれないような野菜でも、子供がパクパク食べてくれることもあります。

他にはミルクスープやミルクリゾット、牛乳フルーツ寒天など子供が好きそうな料理に変身することができます。

【デメリット】牛をの飲み過ぎると様々な症状をが引き起こす可能性も…

摂りやすい食品だからと言って飲み過ぎはいけません。牛乳を飲みすぎるとデメリットのほうが多くなってしまいます。

  • 貧血や肥満になる
  • 寝る前の牛乳はかえって虫歯の原因になる
  • アレルギー反応や下痢を引き起こすことがある
  • ビタミンDやマグネシウムなども摂取しないと意味がない

貧血や肥満になりやすくなる

「貧血!?」と驚いた方もいると思います。原因は牛乳に含まれているリンです。リン自体も骨を形成するための大事な栄養素ですが、摂りすぎると鉄分やカルシウムなどの他のミネラルの吸収を阻害してしまいます。

カルシウムの吸収が阻害されるということは骨にカルシウムが行き届かなく、そのような生活が長く続くと将来骨粗鬆症、癌などのリスクが高まります。

リンは加工食品やスナック菓子などに”リン酸塩”として使用されているので、現代人は結構毎日のようにしっかりリンが摂れています。そこにさらに牛乳をたくさん飲んでしまうとリンの摂りすぎになってしまうのです。

また、肥満に繋がる理由はタンパク質の過剰摂取のためです。

筋肉や血液になるはずのタンパク質(お肉など)が余ると体脂肪に変わってしまうので、その結果肥満に繋がってしまうというわけです。

寝る前に牛乳を飲むんでも虫歯予防にはなりません…

「寝る前に牛乳を飲むと虫歯になる」と聞いたことがあると思います。牛乳に含まれるカルシウムが寝ている間に歯を丈夫にするとかそんな感じだと思いますが、しかし、そんな科学的根拠はありません。

牛乳にも糖分が含まれています。糖分は虫歯菌の大好物なので寝る直前に飲むとかえって虫歯のリスクが高まってしまいます。

乳歯が虫歯になってしまうと永久歯が生え始めた時に永久歯も虫歯になってしまう可能性があります。寝る前に牛乳を飲んだあとはしっかり歯磨きをしましょう。

元々体質的に合わない子もいるので最初は慎重に

牛乳アレルギーやお腹が弱い子、乳糖不耐症などそもそも体質的に合わない子もいます。なので、離乳食で牛乳を使用することを控えるようにと指導させる栄養士さんもいます。

牛の乳と書いて牛乳です。本来であれば牛の赤ちゃんが飲むものです。人間は赤ちゃんの時は母乳を飲みますよね。

人の体に合わないタンパク質を摂ると、体が拒否反応を起こしアレルギーやアトピーなどの原因となってしまいます。

また、西洋人に比べて牛乳を処理する能力が東洋人は低いと言われています。牛乳の成分の中の乳糖を分解する酵素が少ない乳糖不耐症の人が多く、牛乳を飲むと下痢をしてしまいます。

アレルギーは遺伝的な要因が大きいので、パパやママで何か食物アレルギーがある場合は我が子も何かしらの食物アレルギーがあるという前提で、牛乳も慎重に飲ませましょう。

どうやって慎重に飲ませればいいのかというと、まずはフォローアップミルクを飲ませてみて、機嫌はいいか、うんちは緩くなっていないかどうかということを確認しましょう。

大丈夫そうなら牛乳をスプーン1杯から飲ませるところから始めて様子をみましょう。

骨粗しょう症を誘発してしまうの?意見が二分化しています…

乳製品の摂取量が多い欧米では、骨粗しょう症が多いことをご存じですか。牛乳=カルシウムだとほとんどの人が信じてきましたが、牛乳に含まれるカルシウムがそのまま体に吸収されているわけではないようです。

牛乳は多くのタンパク質を含んでいます。タンパク質を多量に摂ると、血液というのは酸性になります。

体は常に血液を弱アルカリ性に保とうとするので、中和するためにカルシウムを使うのです。つまり牛乳を沢山飲んでしまうと、体内の骨などからカルシウムが使われてしまうのです。

このことにより、牛乳を飲み過ぎると骨粗しょう症になりやすくなってしまう…という考えが出てきているようです。

しかし、これが骨粗しょう症の直接的な原因になっているというわけではなく遺伝的なことが深く関わっているという意見もあります。

「除去しえない危険因子」に人種と家族歴があることからも明かなように、骨粗鬆症の危険因子には遺伝の要素が含まれており、もともと黄色人種や黒人に比べて、白人は骨粗鬆症になりやすいのです。

一方、「除去しうる危険因子」に「乳製品の摂取」は含まれていませんし、上記のように非常に多くの因子が関係しますので、「(乳製品を多く摂取する)欧米人に骨粗鬆症が多い」かもしれませんが、「乳製品を多く摂取すると骨粗鬆症になる」という意味ではありません。

むしろ国内外で、「牛乳はカルシウムの摂取につながり、骨粗鬆症の予防に有効である」との研究結果が報告されています。

「牛乳をたくさん飲むとカルシウムの摂取につながり、骨粗鬆症の予防に有効である」との研究結果が、世界中の多くの研究者や医師により報告されています。国内では、牛乳や乳製品の摂取量を増やすと小児期には骨量の増加に役立ち、中高年期の女性の場合は閉経後の骨量減少を抑えるという検証結果が発表されています(2002年度厚生労働省科学研究など)。
現段階では、「牛乳や乳製品が骨粗鬆症の原因になる」という情報は、科学的なデータに基づかない意見であると思われます。

「牛乳を飲むと骨粗しょう症になる!」「牛乳を飲みすぎでも骨粗しょう症にはならない!」という両意見が飛び交っていますので、この点に関してはどちらを信じるのかは自分でしっかり調べて判断していく必要があります。

牛乳プラスで、ビタミンDなど他の栄養素も一緒に摂りましょう

シチュー
牛乳を飲む目的として骨の成長があります。骨の代名詞といえばカルシウムですが、カルシウムはビタミンDやマグネシウムなど他の栄養素と一緒に摂ることが大切です。

これらの栄養素がないと、せっかく牛乳を飲んでも身体にはある程度しか吸収されず、吸収されなかった分は身体の外に排出されてしまいます。

牛乳を飲んで栄養を摂取したつもりでも効果はそれほどアップしないのでもったいないですよね。

ビタミンDを多く含む食品は魚類や干しシイタケです。子供には食べにくそうな食品ですが、しらすやイワシ、サケなど子供でも食べやすいお魚に多く含まれています。

マグネシウムはカルシウムと相互作用して骨だけではなく、筋肉を作る役割も担っています。大豆、ナッツ、海藻、小松菜などに多く含まれています。

個人的にオススメなのが、朝食にサケおにぎり、わかめと豆腐のお味噌汁、子供用のコップ1杯の牛乳、その他バナナなどのフルーツを添えるとバランスが摂れていいのかなぁと思います。

牛乳だけでなく、他の食べ物もバランスよく食べる事が大切!

牛乳自体は適量であれば身体に必要な栄養素が摂れメリットが多いです。けれど牛乳だけで栄養が摂れる!などと過信して飲み過ぎてしまうことは禁物です。

やはり何でももバランスよく食べて飲んでおいしく色々なものを食べるようにしたいものですね。

「牛乳以外でカルシウムが摂れそうにない…」というおうちもあると思いますが、他の食品でも摂れるので牛乳にこだわり過ぎなくても大丈夫。

また、これから小学校などに入学後も牛乳が基本は毎日出ますので、牛乳との付き合いはまだまだ長くなります。ですので、各家庭で我が子にはどのくらい飲ませればいいのかある程度調整してあげる必要があります。

「園や学校でこのくらい飲んでいるから家ではコップ1杯であとはお水やお茶で」「家で牛乳はおやつの時だけ」など、子供とルールを決めておいしく牛乳を飲みましょう。

みんなのコメント
  • 受け売りで書くと恥も書くさん

    >牛の乳と書いて牛乳です。(中略)それなのに人間は大人になってから、母乳でもない牛の乳を飲んでいます。

    牛の肉と書いて牛肉です。人間は大人になってから、母乳でもない牛の肉を食べています。牛肉は人の体に適していないのでしょうか?

    >また製法にも問題があります。(中略)その際にタンパク質が熱で変成してしまうのです。(中略)残念ながらとれたての牛乳とは別物になってしまっているのです。

    とれたての牛乳と別物になると何が問題なのでしょうか?
    牛肉などのタンパク質の食べ物も大抵火を通しますが。

    >タンパク質を多量に摂ると、血液というのは酸性になります。(中略)中和するためにカルシウムを使うのです。つまり牛乳を飲むことによって、体内の骨などからカルシウムが使われます。

    牛肉などのタンパク質の食べ物も同様にカルシウムが使われるのですよね。それならカルシウムが含まれていないほかのタンパク質のほうが牛乳よりよっぽど不健康なのでは?

  • 名無しさん

    出典も書いていない記事は信用できません。

  • セイタカシギさん

    そういえば、出典書いてないですね…

  • なんだこの記事さん

    そもそも誤字多すぎィ

  • 通りすがりの整形外科医さん

    中身がなさ過ぎる。無駄に長い学生のコピペレポートみたいで見苦しい記事ですね。無駄な言及が多すぎます。ご自身で理解できない事は記事にされない方があいですよ。もしくは監修をつけるべきです。わたしからみた内容は削除されるのが妥当と思います。

  • どこかの誰かさんさん

    わかりずらすぎー
    長いのに同じこと書いてて中身薄い。
    幼児の事しか書いてないし。
    見苦しい。

  • 無記名さんさん

    勉強になります。

  • 匿名さん

    ウェルク並に読む価値のない駄文。
    グーグルさん、ここも健康アップデートで追い出してよ。

  • とある医者さん

    通りすがりの専門医の私からすると、デマ情報、嘘情報がこの記事には多く含まれています
    もうちょっと牛乳について勉強して書いたほうが良いと思います
    この記事に書いてあることはどこからの情報でしょうか・・・

  • 無記名さんさん

    牛乳の多飲で便秘からの切れ痔になった子供もいるようです
    素人が知ったかぶって書いてる記事は鵜呑みにできませんね

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