尿路感染症は赤ちゃんもかかる!熱が出て入院になることも…
尿路感染症は、赤ちゃんから高齢者までさまざまな年齢層に見られる病気です。大人では男女差があり、女性に圧倒的に多いとされています。
体や免疫が未発達な赤ちゃんや幼児、免疫力が低下する高齢者にも多く見られる病気なのです。
特に赤ちゃんや幼児の場合は、臓器の奇形など外からではわからない問題が潜んでいることもありますし、腎機能に影響が出る場合もあります。
生まれたばかりの赤ちゃんが急に発熱すると、本当に不安になるものです。そんな症状を引き起こす可能性の1つとしての”尿路感染症”の原因や治療・予防について調べてみました。
この記事の目次
尿路感染症の症状…新生児の高熱はすぐに小児科受診を
赤ちゃんはママからもらった免疫に守られているので、生後半年までは風邪をひきにくい状態です。それでも高熱が出たらとても心配ですよね。
高熱の理由には様々な病気があるのですが、その中の1つとして”尿路感染症”も考えられます。症状などを見ていきましょう。
発熱や不機嫌…尿路感染症の主な症状
特徴的な症状を挙げてみましょう。
- 高熱(38.5度以上)
- 不機嫌・ぐずぐず
- おっぱいやミルクの飲みが悪い
- 下痢
- 嘔吐
- お腹がふくれる
- 背中の痛み
- おしっこがピンクになる・おむつに色がつく
- おしっこ・おむつにいつもと違う臭い(腐敗臭など)がする
特に顕著なのが発熱です。生後6ヶ月以内の赤ちゃんは症状が発熱だけということも多いようです。
おっぱいやミルクを飲まなくなったり、嘔吐や下痢を起こす赤ちゃんもいます。しかしこれらの症状は出ない子もいます。
尿路感染症は、生後間もない赤ちゃんにも起きる病気です。特にほかの病気にかかりにくい生後6ヶ月までの赤ちゃんの発熱は尿路感染症が疑われるので、できるだけ早めに小児科へ行きましょう。
幼稚園くらいに成長すると、背中の痛みなどを訴えることもあります。しかし幼い子どもの場合も、症状が発熱だけということも少なくありません。
尿路感染症かもしれない…と疑った際、「泌尿器科へ行くべき?」と悩むかもしれませんが、赤ちゃん・幼児はまず小児科へかかってくださいね。
…尿路感染症は主に2つに分けられ、男女差がある!
尿路感染症は、おしっこを作り排泄する通路に関する感染症です。
おしっこは腎臓で作られてから腎盂という器官を通り、尿管を通って膀胱に溜められます。
そこから尿道を通って排泄されるのですが、腎臓から尿道までの通路に感染が起きて発症するのが尿路感染症です。
尿路感染症と呼ばれる病気
- 上部尿路感染症
-
腎臓から尿管までの「上部尿路」に起きる感染症
特に腎臓の付け根にある腎盂に炎症を起こす「腎盂腎炎」が多い - 下部尿路感染症
-
膀胱から尿道までの「下部尿路」に起きる感染症
特に「膀胱炎」が多い
腎盂腎炎・膀胱炎が尿路感染症の代表格です。しかし赤ちゃんや子どもの場合はどこで炎症が起きているのかわかりにくく、一般に「尿路感染症」と呼ばれています。
大人では尿道から膀胱までの距離が短い女性に多い病気ですが、赤ちゃんの場合は男の子にも多く発症します。2歳くらいまでの幼児は男女ともに多く見られます。
特に高熱が出るのは上部尿路感染症です。下部尿路感染症である膀胱炎などの場合は発熱が見られないこともあるようです。
赤ちゃんが母乳やミルクを受け付けない、異常に機嫌が悪くて泣いてばかりいるなどいつもと違う様子が見られたら、万一を考えて受診すると良いでしょう。
尿路感染症とは、腎臓、膀胱、尿道、前立腺、精巣、精巣上体などの尿の通り道に起きる感染症です。(中略)
腎臓から尿管までを上部尿路といい、ここに炎症がおこったものが上部尿路感染症です。代表的疾患は尿の通り道を逆行して腎臓に炎症がおこる腎盂腎炎(じんうじんえん)です。また、膀胱から尿道までを下部尿路といい、炎症を起こした場合、下部尿路感染症といいます。
尿路感染症の原因…尿道から腎臓までの尿路に雑菌が感染する
尿路感染症は、おしっこの通り道に雑菌が繁殖して感染し起こるという事をお伝えしたのですが、乳幼児の場合は多くが「大腸菌」による感染といわれています。
尿道や膀胱は体の外側に近いので、少しずつ大腸菌などの雑菌が入り込みます。しかしたいていはおしっこが外に出ることで雑菌も外に出ていき感染しません。
しかしながら、赤ちゃんはおむつを使用しているため、感染しやすい状況なのです。また、幼い子どもも、うんちをうまくふけていなかったなどで感染する可能性があるのです。
尿路感染症の感染経路…原因は腸内やうんちにいる大腸菌!
尿路感染症はほとんどが大腸菌によるもので、年間通してみられる病気です。
おしっことうんちの排泄個所は大変近く、赤ちゃんの場合はおむつで密閉されていることもあり感染しやすい環境です。
汚れたままのおむつを長時間放置しておいたり、うんちをした後のお尻をきちんとケアしないと感染しやすくなります。
またトイレトレーニングが完了する時期になると、女の子に増え始めます。うんちをしたあと後ろから前に向かって拭くと、汚染されやすくなるのです。
また、夏になると幼児の男の子にアデノウイルス感染による膀胱炎が多くなります。
一般的な尿路感染症は治療が必要な病気ですが、アデノウイルス感染による膀胱炎は安静にしていれば軽快します。
アデノウイルス感染による急性出血性膀胱炎の場合は、排尿痛などがありコーヒー色の血尿が出るのが特徴です。
素人判断は禁物なので、おしっこに関する不安や疑問・風邪症状をともなわない発熱など気になる症状が出たらすぐに小児科を受診しましょう。
体が未発達で免疫力も弱い乳幼児は感染しやすいのですが、「膀胱尿管逆流症」や「水腎症」という病気が原因で起きる場合もあります。
各病気についても触れておきますね。
うんちにいる大腸菌以外にもある!尿路感染症を引き起こす病気
尿路感染症を引き起こす病気で特に多く見られるのが膀胱尿管逆流症です。
おしっこは腎臓から尿道まで常に上から下へと流れています。
そのため、下(尿道)から細菌が入り込んでも排泄のたびに洗い流されるのですが、逆流することで細菌が混ざった尿が膀胱に入り込んでしまいます。
赤ちゃんや2歳未満の幼児が尿路感染症を起こした場合は、まずこの「膀胱尿管逆流症」を疑って検査を行います。
特に男の子の場合はこの病気から尿路感染症を起こしていることが多いようです。女の子も2歳未満であれば逆流を疑って検査を行います。
水腎症は胎児のうちに超音波検査で発見されたり、新生児期・乳児期に発見されることが多いようです。発見されると成長を見守りながら経過観察を行います。
頻繁に尿路感染症を起こしたり痛みを伴う場合は狭くなっている場所を広げる手術を行うこともありますが、ほとんどが成長とともに軽快していくようです。
尿路感染症の再発…繰り返し感染すると腎臓に影響することも
尿路感染症は再発したり繰り返すことがあります。特に膀胱尿管逆流症や水腎症といった原因となる病気を持っている場合は注意が必要です。
2歳未満の赤ちゃん・幼児が感染した場合は症状の回復を待って検査を行うことがほとんどです。その際、原因となっている病気があるかどうかが判明します。
原因となっている病気がある場合は、再発や病気を繰り返す可能性が高くなりますので、定期検査を行い経過を観察するなどの対策がとられます。
膀胱尿管逆流症や水腎症がない場合も尿路感染症になりますし繰り返す可能性はゼロではありません。
尿路感染症は感染が進むほど、膀胱炎から腎盂腎炎へと上部へ感染が移っていきます。炎症が起きると腎臓にも負担がかかります。
何度も感染症を繰り返すことで腎臓にダメージを与え、腎機能が低下したり腎臓の発達が悪くなる可能性もあります。
また尿路感染症に気付かずに放置してしまうと、敗血症や髄膜炎などに発展するケースもまれにあるようですが、早めに処置すれば数日で完治します。
以下の項目では、尿路感染症にかかった時の治療方法と再発を防ぐための予防ケアなどをご紹介します。
尿路感染症の診断…おしっこ採取から始まる
腎臓は私たちの健康を支えるとても大切な臓器です。赤ちゃんの腎臓を守るためにも、尿路感染症はしっかり治療しましょう。
尿取りシールで尿検査をして診断!受診前に安易に薬を飲ませないで
尿路感染症で小児科を受診すると、まずは尿検査を行います。トイレトレーニング完了後の子どもならおしっこを採取して検査します。
おむつをしている赤ちゃんや幼児の場合は、シールタイプの採尿キットでおしっこを採取します。使用方法を看護師さんにしっかり聞きましょう。
おむつにピンク色のおしっこがついたなど、血尿が出る場合もあります。そういった場合は一応血尿がついたおむつをビニール袋に入れて持参すると良いですね。
生後6ヶ月以内の赤ちゃんの場合は高熱だけが手がかりという場合もあります。早めにケアするためにも様子見をせず、すぐに受診しましょう。
すでに病気を経験している乳幼児の場合、安易に手持ちの解熱剤や風邪薬などを飲ませてしまうママもいますが絶対にやめましょう。
風邪薬に抗生物質が含まれていたりすると、尿路感染症かどうか正しく診断できなくなってしまうことがあります。
子どもの病気には体の先天的な発達異常や怖い重病が潜んでいることも少なくありません。大切なシグナルなので、症状が出たら勝手に薬を飲ませずにまずは受診しましょう。
尿路感染症の治療…基本は抗生物質投与、入院することも
おしっこを検査して原因菌が突き止められ、尿路感染症と診断されると効果のある抗生物質が投与されます。
抗生物質は処方された量と期間を守り、しっかり飲み切るようにしましょう。
薬を飲み始めてだいたい1週間から10日前後で治ります。膀胱炎であれば、抗生物質が投与され症状が軽ければ3日くらいで良くなります。
しかし上部尿路感染症を起こし腎盂腎炎になると症状も重くなります。高熱や嘔吐による脱水などが強い場合は入院することもあります。
一時的な炎症がおさまれば退院・完治となります。しかし原因となる膀胱尿管逆流症や水腎症などがあれば治療がスタートすることもあります。
症状が軽いようなら弱めの抗生物質を継続的に処方され、様子を見ながら尿路の成長・発達を待ちます。
何度も腎盂腎炎のような強い感染症を繰り返すようであれば、腎臓への負担を考え手術が行われることもあります。
赤ちゃんや2歳以下の幼児が感染した場合は繰り返しを防ぐために定期検査が行われることが多いでしょう。
必ず忘れずに検査と診察を受け、主治医の説明をよく聞いて今後の治療方針を決める必要があります。
お家でできるケア…水分をたくさんとっておむつ・お尻を清潔に
尿路感染症と診断されたら、処方された薬をしっかり飲み切りましょう。発熱や嘔吐がある間は脱水症状に注意します。
尿路感染症にかかった時に気を付けたいケアをまとめました。
- 水分をたくさん取る
- おむつをこまめに取り換える・お尻を清潔に保つ
- おしっこを我慢しない・途中でやめない
尿路感染症にかかったら、とにかくたくさんおしっこを出して尿路を洗い流すことが大切です。水分をたくさん補給しましょう。
トイレトレーニングが完了した子どもは、トイレに行くことを面倒がって我慢してしまうことがあります。
しかし、トイレを我慢することは尿路感染症にとってとてもよくないことです。
またおしっこを全部出し切らずに終わりにすることも悪化を招きます。
ふだんからトイレを我慢しがちな子やトイレを途中で切り上げてしまう癖がある子は、こまめにトイレに行きしっかり出し切るように声掛けをしましょう。
特に注意したいのがおむつのケアです
尿路感染症にかかってしまったら、特に気を付けなければならないのがおむつのケアになります。
うんちが頻繁に出るタイプの子は、こまめにおむつを替えてあげましょう。
石鹸でしっかり洗ってしまうとかえってかぶれが強くなることもあるようです。刺激を少なくするためにも、お尻はぬるま湯で洗いましょう。
しかし、おむつ替えのたびにシャワーを浴びさせるのは大変ですよね。そこでカット綿を使ってお尻をきれいに保つ方法をお伝えしておきますね。
- 薬局や育児専門店などで売っている14cm×7cm程度のカット綿を用意する
- タッパーなどにぬるま湯を用意する
- カット綿にぬるま湯を多めに含ませ、お尻を流すように拭く
- 最後に固くしぼったカット綿で水分を優しく押さえて取り除く
お尻を拭く方向は必ず前から後ろに向けてが鉄則です。尿道の方にうんちの汚れが来ないように注意しましょう。
特に女の子は日ごろから注意しておきましょう。
ぬるま湯でも良いのですが、緑茶やほうじ茶でもかまいません。感染症や肌のかぶれなどがおさまるまでは市販のお尻ふきは控えておいた方が安心です。
お尻の清潔を保つために、発熱がなければ入浴して洗ってあげましょう。症状によって入浴すべきかどうか異なるので、必ず主治医に確認してくださいね。
湯船に入れても大丈夫という場合は、清潔なお湯に入るようにしましょう。
刺激を与えることもあるので、症状があるうちは炭酸系の入浴剤はやめておいた方が良いようです。
保育園・幼稚園登園や託児の利用は全身症状がおさまってから
発熱や嘔吐などの強い症状がなければ、基本的に幼稚園や保育園・託児などをお休みする必要はありません。
全身症状や元気かどうかを見て、主治医に相談しながら登園・託児利用を決めましょう。食べ物や運動に制限もありません。
免疫力が低下しているために感染が起きている場合は、安静が必要なこともあります。そういった場合は無理をせず、お家で休ませましょう。
不潔な環境は再発を招きます。トイレを我慢しやすかったり、おむつを頻繁に替えてもらえない・砂いじりした手で陰部をいじるなどの不安がある場合は完治するまで様子を見ましょう。
尿路感染症の予防と、再発の防止…清潔が大切!我慢は厳禁
尿路感染症を予防したり、一度感染してしまった場合再発や繰り返しを防ぐために、どんなことに気を付ければよいのでしょうか。
- 水分を日ごろから十分とるよう心掛ける
- 便秘をしないようにする
- おむつを汚れたまま放置しない
- うんちをしたらすみやかにおむつを替える
- おしっこを我慢しない・途中でやめない
- 女の子は前から後ろに拭く習慣をつける
- 男の子は汚れた手でちんちんをいじらせない
- 毎日お風呂に入ってよく洗う
おしっこがしっかり出ることが予防や再発防止にも効果的です。
また便秘は尿路感染症に悪影響を及ぼすといわれています。離乳食期の赤ちゃんは便秘になりやすいですよね。
尿路感染症になったことがある子は特に、食物繊維や発酵食品を積極的に食べさせて便秘を防ぎましょう。
汚れたおむつを放置したり、うんちをそのままにしておくと大腸菌が繁殖しやすくなりますので、できるだけすぐに取り替えてお尻周辺を清潔に保ちましょう。
また、おしっこを我慢する癖がついていると、尿路感染症になりやすくなりますし、おしっこを全部出し切らないこともよくありません。
一度尿路感染症を経験したことがある場合は、特に気を付けてこまめにトイレをうながし我慢する癖がつかないよう工夫しましょう。
外出時など、おむつ替えが少なくなったりおしっこを我慢させてしまうこともありますが、この機会に見直しできるだけこまめにトイレ休憩が取れるようにしてあげましょう。
トイレトレーニングが完了したら、女の子は特に注意が必要です。うんちの時もおしっこの時も、「前から後ろに」拭く習慣をつけてあげましょう。
男の子はおちんちんが気になる年頃になります。汚れた手でいじると、ばい菌が入りやすくなります。
「おちんちんを汚い手で触るとばい菌さんが体にはってしまうよー!」と日頃から言い聞かせておいたほうがいいですね。
基本的には毎日入浴して清潔に保つことが一番です。シャワーでしっかり流して、汚れをためないようにしましょう。
入院になったら…赤ちゃん・幼児の入院必需品と付き添い入院
生後6ヶ月以内の赤ちゃんが尿路感染症を起こした場合は、入院することもあります。我が家の子どもが別の病気で入院したとき、入院中の乳児の半数が尿路感染症でした。
尿路感染症は珍しい病気ではありません。赤ちゃんが入院!というとパパもママも真っ青になってしまうかもしれませんが、数日で退院できることがほとんどです。
受診後にすぐ入院、となってしまうとパパもママも焦ってしまいますよね。
入院って何を準備すればいいの?などについても触れておきます。
赤ちゃん・幼児が入院になった場合に必要なもの
- 健康保険証
- 入院費(退院前にある程度チェックしておくと良い)
- おむつ
- お尻ふき
- 肌着・洋服
- 授乳グッズ
- 離乳食用・食事の使い慣れたスプーンなどカトラリー
- タオル・バスタオル
赤ちゃんや幼児が入院になった場合は、病院から必要なもの・用意するもの一覧をもらえることも多いです。
また病院によって治療がしやすい院内服に着替えさせられたり、授乳グッズ一式を貸し出してくれるところもあります。よく話を聞いて必要なものだけ用意しましょう。
院内服か持ち込みの服か選べる場合は、院内服を借りた方がママの負担は軽減できます。ミルクを吐き戻す・おしっこを漏らすなどで汚れることも少なくありません。
服を家庭で用意する場合は、下着・ベビー服ともに前開きの服がおすすめです。幼児のパジャマも前開きのものの方が診察しやすく手当も受けやすいですよ。
また、赤ちゃんや幼児が入院する場合は、ママやパパの付き添い入院が必要な場合がほとんどです。
我が家の子どもが入院した病院は、病院側が赤ちゃんを見ていてくれる時間は無かったので、子どものそばをほとんど離れることができませんでした。
こういった場合は夫婦や祖父母の協力が不可欠です。付き添いを交代している間にママは自宅に戻って入浴するなど、力を合わせて乗り切りましょう。
ママの付き添い入院に必要なもの
- 部屋着
- 室内履き
- 雑誌など暇つぶしアイテム
- 洗顔用品
- 生理用品
- おやつ・小腹を満たせるもの
- 小銭(大金は不用心なので持ち込まない)
- 洗濯用洗剤・小さな物干しアイテム・ハンガーなど洗濯グッズ(可能な場合)
院内では狭いスペースで寝泊まりしなければなりませんので、動きやすい、部屋着を用意すると楽ですね。
滑りにくい室内履きもあると便利です。ずっと座っていると足がむくみやすくなり、産後のママには辛いです。
着圧ソックスやストレッチをして乗り切りましょう。
また、検査が入ったりタイミングを失うと食事をとれないこともあります。小腹を満たせるアイテムや暇つぶしアイテムがあると良いですよ。
大病院などは洗濯ルームが完備されていることもあります。病室は乾燥しやすいので、洗濯できる環境なら洗濯し、干しておくと乾燥を防ぐことができます。マスクもおすすめです。
生まれたばかりの赤ちゃんが高熱を出したり、入院になるとママは「私のせいだわ」と自分を責めてしまうこともありますよね。
また周囲の人の「どうして病気にさせたんだ」「育児がヘタなのでは」という心無い言葉で傷ついてしまうこともあるでしょう。
尿路感染症は赤ちゃんに多い病気です。おむつを頻繁に替えたり陰部を清潔に保っていても、感染してしまうケースもあります。
赤ちゃんの入院は不安がつのるものですが、ママはあまり自分を責めないようにしてくださいね。パパもママの不安を受け止めて、夫婦で病気を乗り越えましょう。
多くの人が経験する尿路感染症!見逃さずに素早く治療しよう
実は私も尿路感染症を経験しています。大人になってから腎盂腎炎になり、突然の高熱と腰から背中にかけて鉄板を入れられたような痛みで身動きが取れなくなりました。
大人になってからの上部尿路感染症は完治すれば腎機能に影響が及ぶことはあまりないようですが、乳幼児の繰り返す感染症は影響を及ぼすことがあるようです。
尿路感染症は、体の外からではわからない機能の不具合なので、なかなかサインに気づいてあげられないかもしれません。
発熱など顕著な症状を見逃さないようにして、もし何か気になることがあれば早めに医師に相談しましょう。