子供に尊敬される父親は、パパのココがすごい!を持っている
子育ては夫婦の共同作業ですが、共働きか、そうでないかでもバランスは変わってきます。
どうしてもママに家事育児が偏りがちですが、そんな中でも、父親として家庭内で存在感を示すことは大切です。
子供は成長とともに父親の背中を見るようになります。その時、尊敬の気持ちで接してくれるかどうか気になるところです。
幼いうちに「パパってすごい!」と思った記憶はずっと心の奥に残ります。
仕事が忙しく、子どもに構ってあげられないと嘆いているパパに、父親として尊敬される方法をお伝えします。
パパは、体を使ったアクティブな子育てができるからすごい!
パパには、ママの家事まねや育児まねではなく、独自の子育てをして欲しいのです。パパの個性を発揮した子育てをしましょう。
ママにはない大きな体や強い力を活かして、ママでは出来ないことをカッコよくこなして欲しいのです。
パパはママ化してはいけない
育児や家事に積極的なパパが増えてきたように思います。気をつけないといけないことは、ママの代役ではないということです。ましてベビーシッターでもありません。
子供が違和感を持たないようにと、ママと同じやり方同じリズムで育児をする必要は全くありません。ママのようなパパがいたって子供には面白くもなんともありません。
男性ならではのダイナミックさを発揮して欲しいのです。妻の査定が気になるかもしれませんが、最低限の育児にパパらしさをプラスアルファしてみましょう。
ただし、ママが熱を出して倒れたなど緊急事態に、とりあえず子供の面倒が一通りできるのは必須です。
そしてその育児に”パパらしさ”があっていいのです。ただオムツを替えるだけじゃなく、その時「高い高い」をセットでしてあげるなどです。
女性の腕力ではなかなかできないようなことをしてあげると、子供からの得点はグッとあがります。「パパおもしろい!」「パパすごい!」と思わせましょう。
パパの得意なことを自慢しちゃおう!
パパの得意なことはなんですか?なんでも構いません。野球、サッカー、サーフィン、手品、鉄棒、バック転、ラジコンなど。
ママのできないことを、自慢げに見せびらかしましょう。相手は子供です。「子育ての恥はかきすて」と思い、恥ずかしくても照れくさくても、バーン!とヤッちゃいましょう。
とにかく「パパってなんかすごい!」と思わせるが勝ちです。腕立て伏せが100回できるとか、肩車だって構いませんよ。
何かひとつでいいのです。しつこく存在感を披露しましょう。ただ、ママもできてしまうことはNGです。パパだけの特別感がなくなってしまいます。
小さい頃のインパクトある記憶は永遠に子供の記憶に残る!
子供の頃の強烈な印象や、感動したことなどは大きくなってもなかなか忘れません。そんな記憶をパパには残してもらいたいのです。
私の父はプロレスが好きで、いつもテレビで見ていました。その影響だと思いますが、やたらと持ち上げられたり、アクロバティックなことをされ盛り上がっていました。
手を持ちぐるぐるスーパーマンのように回されたりしていましたね。痛い技をかけられることはありませんでしたけど…。
そしていつも母が「ふすまが破れるからやめて!」と叫んでいました(笑)。皆さんも母親にはない父親ならではのそんな子供の頃の楽しい記憶がありませんか?
親子ともで共有できる記憶を作る、そしてその内容をパパすごい!に結びつく内容にできるようにしましょう。
パパは、自分を語り生き方を教えてくれるからすごい!
親は子供にとって友達と同じ横並びではなく、人としての生き方を教える立場です。
母親は叱りながらもやさしく包み込むような子供の居場所です。
父親はここ一番威厳を持って、言葉や態度に頼りがいや重みが必要です。子供が緊張感で背筋がピンと伸びるような雰囲気がいいですね。
父親のポジションは重要な位置と心得よう
父親は船で例えるなら「キャプテン、船長」です。海が穏やかな時は静かにクルーに任せています。いざ、嵐や有事の際は全責任を持って指示を出します。
そんな船長は絶対的な信頼を置かれています。ママは細やかな子育てをし、でも家族が困ったり何かあった時こそパパがしっかりサポートしてくれる、そんな感じでしょうか。
仕事で忙しいのはわかりますが、家族一人一人の様子を至近距離でなく、高いところから眺めて欲しいのです。
ママが異常にテンパっていれば、それを察してやさしい言葉をかけてたり、「僕もいるんだから手伝うよ。なんでも言って。」といたわってください。
子供が元気がなければ、「調子が悪いのか?何かあったのか?」と懐深く話を聞いてあげてください。
家族みんなの「安心」を演出してあげましょう。「察する力」が大切です。細かいことはママに任せて、なんとなくうまくいっていない時にパパが助け舟を出せる体制がベストですね。
そのためにも家族のコミュニケーションは大切です。夫婦によっては、ママが全体を見る父親的な役割のところもあるかもしれませんね。
そんな夫婦の絶妙なバランスが、子供の目にも頼もしく安心感を与えると思います。
とにかく、パパはママと一緒になって子供に細々と小言を言わないことです。
大きく構えて、ここ一番の大事な舵取りを心がけてください。子どもの教育や躾のことなどママとすり合わせさえできていれば任せて、パパは裏方サポートで助けてあげましょう。
自分の失敗話を子供に聞かせよう
失敗談はあまり話したくないものですが、失敗はチャレンジの結果です。チャレンジなくして失敗も成功もありえません。
過去の自分を振り返り、「挑戦したけどこんな失敗をしてしまった。でも、3度目の正直で成功したんだ。」とチャレンジし続けることの大切さを教えてあげてください。
失敗談・体験談を面白おかしく話してあげれば、普段なかなか一緒の時間が取れなくても親近感がわきます。
パパとそんな会話をしていると、失敗してママに叱られることがあっても、めげずにまたトライできるたくましい子供になるでしょう。
成功話をしたいところですが、成功話は話をしている本人には面白いけれど、案外聞いてる方はそうでもないものです。
それに、あまりできすぎた父親像だと「僕に、私にできるかなあ…」と不安になってしまいます。
少しおっちょこちょいなところはご愛嬌で、「それでも、パパはこれがすごいんだ!」というものが1つでもあれば、子供にとって十分尊敬できるパパであると思います。
父親の背中を見せることは、生き様をみせること
「親の背中を見て育つ」という言葉がありますが、親が物事に取り組む姿勢やその姿を見て、子が手本とすることをいいます。
仕事で忙しくパパが子供と顔を合わすのは、帰宅後のわずかな時間と休みの日だけ。そんなことはありませんか?
その時、ビールを飲みながら会社の愚痴ばかりだったり、だらしないカッコでダラダラしている姿を見せていませんか?
「家にいるときくらい自由にさせてくれ。」と言いたいでしょうが、余りにもいつもいつもだと子供が父親の態度からどのように感じるか、残念な例を参考にしてみてください。
我が家の残念なお話…
我が家のサラリーマンの夫は、毎朝早くネクタイにスーツ姿でしんどそうに電車で出勤します。
帰宅後も、疲れたしんどいと言ってすぐに楽な服装に着替えます。元気ハツラツとスーツでいることがほとんどありませんでした。
子供の目には「スーツでネクタイ=電車通勤しんどい=サラリーマンは嫌」と、こう写ったようでした。
息子はサラリーマンになることに拒否反応を示し、いつしかネクタイ姿じゃない職業を模索することになります。
仕事の内容ではなく、「お父さんのようにスーツで電車通勤」が嫌だったんです。その結果、彼はネクタイのいらない調理師の道を選ぶことになりました。
楽しく仕事ができることが一番ですが、なんとなく夫がもっと生き生き楽しそうに会社に行っておれば、サラリーマンの道も選択肢にあったのではないかなと思います。
もしも、男の子の子供さんがいて、パパと同じ職業も可能性を残したければ、パパの仕事姿は楽しそうに見せるべきだと思います。
ママや祖父母をいたわる「穏やかなパパ」の姿を見せる
パパが、ママやおじいちゃんおばあちゃんをいたわる姿に、子供は両親への感謝の気持ちや、人としての優しさ思いやりを学びます。
弱い者を気遣ったり優しい言葉をかけたりすることは、子供心に「正義感」を植え付けます。
社会では、体の大きな力のある人間ほど、弱い人たちに優しくしないといけないことを教えてあげてください。
目上の人には、敬語を使うだとか、大人社会の上下関係も教えてあげてください。
礼節や思いやりのある子供に育って欲しいなと思うなら、自ら実践して見本を見せるのが一番です。子供は父親の背中を見て育つのですから…。
将来世の中を生きていくのに欠かせない、”価値観””人間関係””強い心””優しい心”の全てをその背中で教育してください。
尊敬できる父親には「パパすごい!」と「存在感」がある
子供の年齢に応じた「パパすごい!」を目指しましょう。
小さい時はちょっとしたことでも「すごい!」と思ってくれます。
あまりハードルを上げずに、一緒に遊びながら得意なことをかっこよくやって見せましょう。その時ママにも「パパすごいわ!」と持ち上げてもらう手配をしておくとバッチリです。
「あのママが絶賛している…」これは大きな効果を生むはずです。
また、ちょっとスポーツができるという小手先だけではなく、責任ある生き方、存在感を見せたいですね。
優しいだけじゃなく、力強く、いざという時ママより頼りになるカッコいいパパを目指して頑張りましょう!
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