幼稚園の行事が苦痛なママも…不参加の場合の子供への影響
幼稚園の様々な季節行事は意外と数もあり、お勤めのママも、そうでないママも、面倒だな…と感じてしまうことってありませんか?
子どもの姿は見たいけど、行事に参加すれば、ママ友つき合いが苦痛だという声もよく聞きます。
「いっそ親子揃って園行事の日は休んでしまいたい…」と考えてしまう親御さんもいらっしゃるかもしれませんね。
幼稚園の行事はどうしても参加をしなければならないのか、親の都合で不参加の場合、子どもがどんな気持ちでいるのかなどを一緒に考えてみましょう。
幼稚園行事は子供の成長のバロメーター
子供にとって初めての家庭の外の社会、初めての集団生活が幼稚園です。幼稚園ではただ毎日遊んでいるわけではなく、遊びの中からいろんなことを学びます。
その延長線上に、集団で何かする、発表するなどの季節行事があります。そのほとんどが家族も一緒に参加となっています。
お誕生会や七夕、運動会に芋掘り、音楽会にクリスマス会など、園によって工夫を凝らした行事がラインナップされています。
その一つ一つに我が子の成長を見ることができます。年少の時は頼りない声でおどおど歌っていたのに、年長になれば表情豊かにのびのびと歌っていたり…。
家では見せない顔が見られるのも行事のいいところです。真剣な表情や周りを気遣う様子など、子供の成長がわかりやすく、親子で楽しく参加できるのも幼稚園の時期だけです。
子供の社会性を見るいい機会
子供の社会性は、家庭の中では見ることは難しいものです。いわゆる「外面」を見るいい機会と言えるでしょう。
お友達とどのような話し方をしているのか。気になる先生との関係は、先生とのやり取りの中で表情を見ればわかりやすいですね。
みんなに遅れを取っていないか、特に仲の良い子はどんな子か、お友達に優しくできているのか…など確認したいことはたくさんあります。
家では甘えてばかり、動作ものんびりで言うことも聞かない…でも、幼稚園ではハキハキ行動派なんてこともあるかもしれません。
行事に参加すれば、新たな子供の側面や可能性を見つけることができます。また、周りからどのように接してもらっているかも知ることができます。
パパも積極的に参加しよう!
近頃は、土曜日に父親参観がプログラムされていたりもします。親子で工作や、体を動かすものなど気軽に参加できるようになっていますよ。
毎日ママの送り迎えという家庭も多いと思いますが、パパと幼稚園で一緒というのは子供にはとても特別感あがあります。
パパにしたらちょっと恥ずかしい感じもあるかもしれませんね。保育園・幼稚園関係は「ママの仕事」と思い込んでいるパパもいるかもしれませんがそんなことはありません。
運動会や音楽発表会など、大きい行事にはできれば仕事の都合をつけてでも参加することをおすすめします。
パパも、頑張る我が子に感動すること間違いありませんよ。
仕事を休んででも行く価値はある!
なかなかお休みを取れないお仕事もあるとは思いますが、ママもパパもできるだけ都合して園の行事に参加してあげてください。
幼稚園行事での写真は大切なものですし、親の前でがんばった記憶は鮮明に残ります。行事参加にあまり積極的でない親御さんも少し想像してみてください。
小学校や中学・高校と大きくなればなるほど関わりが薄くなり「あの幼稚園の時期は良かったなぁ…」と後でしみじみ思うものなのです。
夫婦で「あの時のかけっこ、お遊戯がどうだった」と必ず楽しい思い出話になります。小学校や中学校とはひと味違って、必ず親の幸せな記憶として残ります。
もちろん成長した子供自身も親子で写る幼稚園のかわいい写真を見て、じわっとその時の気持ちを思い出します。
幼稚園の行事だけは、仕事を休んででも参加する値打ちがあると思いますよ。時間がたてばたつほどお金に変えられない親としての喜びになります。
幼児期の発表会や運動会は親にも一生の思い出になる
子供の晴れ舞台は子供の思い出になるのも間違いないですが、実は、圧倒的に親の一生の思い出となるんです。
ほんの4、5年前に生まれたばかりなのに、「立派になったなぁ」と感慨ひとしおです。
子育てに一番手がかかる時期を乗り越えてのことですから尚更です。
私は、子供が可愛い声で歌う合唱でいつもうるうる涙目になっていました。恥ずかしながらしんどい事や嬉しい事でよく泣いていた時期でした。
本番までのプロセスを想像してみて
行事の中でも発表会や運動会のように、本番当日までの練習が必要なものは、子供も担任の先生も何度も何度も同じことを繰り返し練習します。
演技が揃っていない、声が小さいなどと、同じことを毎日毎日練習するわけですから、そのプロセスだけでも褒めたあげたいくらいです。
小学校と違い、何もかも見たことない体験したことないものをゼロから練習するんです。緊張感もあるでしょう。
発表会でのセリフを覚えたり、みんなで何かを作り出す過程は子供にとってかけがえのない経験です。
先生方のご苦労も想像しただけで頭が下がります。練習期間中は、親もおうちで子供の練習を手伝ったり、励ましたり、褒めたりしながらサポートしてあげたいものです。
親の想像力も大切です。毎日の練習風景を想像して、子供を応援してあげてください。
家に帰ってきてちょっと疲れているような時はゆったり休ませてあげてください。
行事当日は子供にとって大切な晴れ舞台と理解して!
いよいよ待ちに待った本番当日は、子供はとても張り切っていると思います。ひょっとしたら緊張してかたくなっている子もいるかもしれませんね。
子供さんの性格もいろいろですが、大切な晴れ舞台をママやパパに見てもらいたいと嬉しい気持ちでいっぱいなはずです。
ママやパパの喜ぶ顔が見たいのです。精一杯の拍手をもらいたいと思っているんです。たくさん褒めてもらいたいと思っているんです。
もしもそれが許されるのであれば、名前を呼んで手を振って応援してあげましょう。子供の気持ちに寄り添って、大きな行事にはぜひ参加をしてあげてください。
親の勝手な都合で行事に行かないと、子供は悲しい思いをする
大人は何か理由を見つけて嫌な苦手なことは避けようとしてしまいます。それにどうしても仕事が休めないということもあります。それはもう仕方ないことです。
どうしても園行事に行けない場合は、子供にしっかりわかってもらえるよう説明を尽くしてあげてください。もし可能ならば、祖父母にピンチヒッターと頼むことも考えてみてください。
でも、単なる苦手意識で不参加なのは子供を悲しませます。あなたのように行事に参加することをしんどいと思いながら、子供のためだからと頑張って参加するママもいるのです。
決してあなた一人だけではありません。他にも行事に参加することに煩わしさや苦手意識を持っている親御さんはいると思います。
先生や友達にも気まずい気持ちで子供は耐えている
もしも、音楽会や生活発表会で自分の親が来ていなかったら…幼稚園ではほとんどの親、ママパパどちらかが必ず来ていると考えてください。
自分の親だけ来ていないと子供はどう感じるでしょうか?友達のママは嬉しそうに自分の子供に手を振りカメラを構えて一生懸命見ているというのに、自分の親はいない。
誰に向かって頑張ればいいのでしょうか?今までの練習はこの日のため、親に褒めてもらいたくて頑張ってきたのです。
ママパパがいないとなると、モチベーションは下がりますし、気落ちして失敗の数も増えるかもしれませんね。
何より辛いのは、ママやパパと楽しんでいる友達を見ることです。友達に「ママ来てないの?」と聞かれることです。
子供は深い意味なく何気なく聞くことなので悪気はありませんが、言われた子にとってみれば、かなり傷つく言葉となってしまします。
担任の先生も親が来ない子供には、配慮していただけますが、それでも子供は暗く重い気持ちになってしまいます。
しっかりした子になると、けなげに気丈に振舞うでしょうが、グッと一人耐えている姿は、想像しただけでもかわいそうです。
家族旅行などで子供も一緒に休ませるのはやめて
最近見られる傾向として、家族旅行やレジャーのために行事当日に子供を休ませる親がいることです。
普段の通園日ならまだしも、行事当日ということはクラスのみんなに迷惑がかかります。
運動会当日にディズニーランドに旅行に行くと言って休んだ家庭がありました。年々そんな家庭が増えているそうです。
先生方は運動会に向けて一生懸命練習していた子供の様子を知っていますから、子供がかわいそうでならない様子でした。
運動会などでは、プロのカメラマンが撮影に入っているものです。後日子供たちそれぞれが写った写真を購入するわけですが、運動会の思い出が残らないことになります。
卒園アルバムの各行事のクラス写真に自分だけ写っていない悲しいことになります。
その当時はピンと来ないかもしれませんが、あとあと、ちゃんと参加させておくんだったと後悔することになるかもしれません。
幼稚園行事が苦痛なのは自分だけじゃない
幼稚園の行事関係が、「苦手」「苦痛」「できることなら行きたくない」というママはあなただけではないと思いますよ。
意外と渋々参加するママも多いと思います。正直私自身も「喜んで参加したい」方ではありませんでした。
でもいざ行ってみると、子供の超うれしそうな顔にこちらも嬉しいのが伝染してしまいます。
こんなに楽しそうな喜んだ表情は、家ではなかなか見ることがありません。必死でいいところを見せようとしている子供の姿に、親として誇らしい気持ちにもなりました。
苦手なママ同士の付き合いは適当でいい
行事に行くのが気後れする原因の一つに、親同士のお付き合いがあります。すでに仲良しママグループができていたり、いろいろ話しかけられやしないかと気になったり…
人見知りタイプのママは辛いかもしれませんね。また、専業主婦か職業を持っているかでもお付き合いの仕方が変わってきますよね。
キャピキャピとした感じに馴染めなかったり、人の噂話に加わりたくなかったり、「自分だけ誰も話せる人がいないのでは…」と孤独感や不安、心配はつきません。
ママ友同士のお付き合いが苦手で嫌なら、挨拶だけする程度の距離で適当でいいと思います。気にすることはありません。
例えば、自分だけランチに誘われないことがあったとしても気にしないことです。幼稚園は子供のためのものであって、親は関係ありません。
大体2、3年だけのお付き合いで、卒園して小学校が違ってしまえばママたちとの関係は不思議なほどなくなっていきます。
もしママ友作りをお考えなら、PTAの役員などをすれば友達作りのきっかけとなるのでおすすめです。最初に人間関係を作ってしまう方法です。
私も役員で友達が随分できましたが、今でも親しいお付き合いがあるのは一人だけです。他の皆さんとは顔を合わせば少し会話する程度です。
よほど特別なお付き合いでなければ、メールのやり取りや家を行き来するようなこともありません。
幼児期の親孝行である「頑張る可愛い姿」を園行事で見てあげて!
子育ては1年ごとに内容が変わってきます。それは子供が成長し続けているからです。
一番手がかかって、一番イライラして、一番可愛くて、一生記憶に残るのはこの幼児期です。
生まれてから小学校に上がるまでの成長過程は、ものすごい変化とスピードを感じます。親に叱られながらも精一杯頑張っているこの時期の健気な姿は愛おしいものです。
幼稚園行事への参加は確かに億劫かもしれませんが、子供の記憶にも残りますし、将来の家族の思い出にもなりますからできるだけ笑顔で参加してあげてくださいね。
思春期からのややこしい時期でも、この幼稚園時期の子供の顔を思い出すと、「親としてしっかり支えなければ!」と励みになります。
幼稚園行事を通じて、子供は早くも親孝行をしてくれているんだと捉え、喜んで我が子の成長した姿を見てあげましょう。
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いろこさん
内容が幼稚園の先生みたいですね。実際に幼稚園でも、お子さんのためにと言われたことを思い出しました。行きたくない人は行かないでも良いと思いますが、その考えは少数派のようです。
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ねこさん
下のこが幼稚園に4月に入りました。
子供が楽しく幼稚園にいってくれればいいと思ってます。
娘と過ごせる二年間を楽しく過ごすと思うことにして
います。
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