子供は何歳頃から?子連れ野外フェスを楽しめる持ち物や服装
少し勇気がいる子連れの野外フェス。
泊まりがけから日帰りまで様々な物がありますが、何歳ごろから行って楽しめるの?食事やトイレ、もちものはどうしよう?そもそも子供も楽しめるの?
子供と一緒に行きたい野外フェスについての疑問についてまとめてみました。
この記事の目次
野外フェスティバルにはどういうものがあるのか
夏になると楽しみなのが夏の野外ロックフェスティバル。夏の四大ロックフェスと呼ばれるものから、地域で行われるゆる~い物など幅広くあります。
大好きだけど、ママになってからは行かなくなってしまったという方も多くいるのではないでしょうか。
しかし近年ロックフェスは年齢層も上がるにつれて様変わりし、これからのフェスはママでも子連れでも行きやすいものへと進化しつつあります。
子連れでもフェスが行きやすくなった点
黎明期よりも野外フェスが子供連れでも行きやすくなった点を挙げます。
- フェスの中にキッズコーナーができるようになった
- モーターキャンプやホテル宿泊など、キャンプ以外の宿泊の多様化
- 託児付きのフェスも開催されるようになった
託児付きのフェスや、子供と楽しめそうなフェスを探して参加してみるのもいいかもしれませんね。
子連れでフェスに行く上での注意点とは
しかし、子供を連れて野外フェスに行くのは非常識と考える人も中にはいます。
子供のことを心配する周囲の意見ですが、ママとしても子連れでフェスに行くには気をつけないといけないこともあります。
- 乳幼児の同伴禁止のフェスもあるのでよくチェックする
- ベビーカーの持ち込みが禁止の場合や、一部禁止というエリアもあるので、どこまでベビーカーで入れるか事前に確認しておく
- ステージ前列に子供を連れていかない
- 大音量のスピーカー前に子供を連れて行かない
- 子供を絶対一人にはしない
- 夜は子供を早く寝かせる
以上を踏まえ、フェスを楽しみましょう。
何歳からフェスに連れていくことができるのか?
野外フェスなんて外だし疲れるし、子供は楽しめないんじゃないかという心配があるかと思います。
子供は確かにフェスに行っても好きなミュージシャンがいるわけでもないし、何をしにきたのかよくわからない子もいるかもしれません。
けれどフェスの楽しみ方は人それぞれ。皆が楽しそうに音楽を聴いていると、雰囲気だけでも楽しい気持ちになれます。
公園に来たようなのびのびとした気分でのんびり楽しめば、きっと子供も一緒にフェスを楽しめますよ。
子供が一緒に行く時には、フェスの内容をよく確認することが大事です。
0歳~3歳はゆるフェスで楽しもう
0歳の子供がいるけれど、どうしてもフェスを楽しみたい方やフェスの初心者は、最もラクなフェスに参加するのがオススメです。
ラクなフェスとは、以下のようなフェスです。
- 日帰り(混雑する時間をさけて移動する)
- タープテントなどを張って、テントの中でゆっくりできるフェス。
- もしくは屋根のある野外音楽堂やコンサートホール等室内でのフェス
- 出店で食べ物を買わずにお弁当持参にする
ラクなフェスの例として、福岡県で行われる野外フェス「CIRCLE」に娘が2歳のころに参加したことがあります。
ステージが見える小高い場所に簡易テントを設置し、お弁当を持っていき、音楽を聞きながらのんびりと過ごしました。
娘は音楽を聴いて歌ったり踊ったり、お絵かきをしたりボールや風船で遊んだり、シールブックで遊んだり、テントで昼寝をしたりしていました。帰りは3時ごろには帰路につき、できるだけゆっくり過ごすように努めました。
このようなフェスなら、小さい子供でも安全にのんびり楽しめますよ。
3歳からのフェスでも無理は禁物
3歳頃になると体がしっかりと成長し、病気にも強くなってきます。
こちらは失敗例になりますが、娘が3歳のころ、新潟県の山で行われる野外フェス「フジロックフェスティバル」に参加したことがあります。
自動車で行きましたが、駐車場から入場門まで山道を歩き、目指す会場までさらに山道を歩きようやく到達できましたが、今度は別のライブ会場へ行きたくて移動し、その移動だけで娘は既にクタクタ。
3歳とはいえ山道を長く歩かないといけないフェスは子供には酷だったようで、昼過ぎにはすぐにおんぶして帰ってくるハメになりました。
3歳からでも子供は大人ほどの体力がありません。無理をしないフェスを心がけましょう。
【無理をしないコツ】
- ライブ会場がいくつもあるフェスでは、子供がいる場合には会場をできるだけ一つに絞り、移動を極力減らして体力の消耗をおさえる。
- 自家用車で行くなどし、交通機関を乗り継ぐことでの体力の消耗を抑える。
- 食べ物を買いに行くのにも並んだりしてひと苦労する場合があるので、子供にはおむすびやフルーツなどの軽食を用意していつでも食べられるようにしておく。
- できるだけ静かな場所に休める固定場所を用意し、元気いっぱいに走り回っていた子供が急に疲れてしまった時などにすぐに休めるようにしておく。
- テントレンタルや荷物の宅配を積極的に利用し、子供を抱っこできるように大きな荷物を減らすようにする。
以上を踏まえ、できるだけ子供の負担を減らすようにしましょう。
フェスの子供の服装は元気のいい格好で
夏の野外フェスでは、Tシャツ、短パンなど気軽なファッションで行くのがいいでしょう。
鮮やかなTシャツや、子供用のサングラスをしたりして、オシャレに決めましょう!
【おすすめの服装】
- 虫が多い野外フェスでは、薄地の長ズボンか、短パンにスパッツなどがいい
- パーカーなどのはおりものを持っていく
- 子供にバッグを持たせる場合は、両手が空くリュックやボディバッグ、ウエストポーチなど
- 靴は履きなれたスニーカーがおすすめ
- つばつきでUV加工がしてある帽子
- 暑い時は、背中にタオルを入れたり、首やおでこに冷えピタを貼る
靴は、補足的に脱ぎ履きしやすいようにサンダルや、ぬかるみや雨の場合は長靴などを追加で持っていってもいいでしょう。
特に川遊びがある時やテントを持っていく時などは、ぬぎはきしやすいサンダルやクロックスがあると便利です。
子供にとってラクな格好を心がけましょう。
子連れのフェスで持っていきたい必須アイテム
子供連れならではの、絶対に持っていきたいアイテムをまとめました。
子供用の雨具
野外フェスの場合に子供にも雨対策は必須です。子供用のヤッケや合羽を買っておきましょう。
寒さにも対応できるので、できればアウトドア用品の店で見られるヤッケがおすすめです。
なお雨具は、両手が開かない上に人も多いので、傘ではない方がいいでしょう。フェス会場では傘が禁止のところもあります。
子供の着替え
野外フェス会場に水遊びができそうな場所があるときや、雨がふりそうな時は着替えを持っていくのは必須です。
暑くて汗をかきそうな時にも、子供のシャツや下着、靴下の替えを持っていきましょう。
虫よけグッズ
子供は虫さされに対する抗体があまりないため、すごく肌が腫れてしまうことがあります。虫よけグッズを持っていきましょう。
子供用の薬
フェス会場で買えることはあっても、急な病気に対応できるように、特に泊まりの場合は子供用の常備薬を持っていくようにしましょう。
風邪薬やお腹の薬、熱さましや絆創膏などがあるといいでしょう。保冷剤もあるといいですね。
熱中症予防グッズ
熱中症予防の塩飴や、子供用の経口補水液などを必ず持っていきましょう。
飴はポケットにいくつか入れてあげてもいいです。経口補水液が苦手な子供にであるなら、スポーツドリンクをもっていきましょう。
迷子対策グッズ
フェス会場は人が多いので、迷子対策はしすぎという事はありません。
子供用のイヤホン・イヤーマフ
余裕があれば、子供用のイヤホンやイヤーマフを買っておくといいでしょう。子供の耳を大音量から守ることができます。
ネットで購入するか、雑貨屋などで売っています。
おもちゃ
お気に入りのぬいぐるみなど、気に行っているおもちゃを持っていってあげましょう。
時間つぶしにオススメなおもちゃは、風船、シャボン玉、ぬりえ、お絵かき帳、おりがみ、シールブックなどです。
音が出るおもちゃの場合は、音量調節ができたり、ミュートができるかを確認してから持って行きましょう。
場合によって必要な物
以下は、赤ちゃんを連れていく場合に必要な物です。
- 授乳ケープ…場所を選ばず授乳できるのであると便利。
- 抱っこひも…大きいものだとかなり邪魔になるので、スリングやトンガなどがあると携帯できて便利です。
日本四大ロックフェスティバルに子供は連れていけるのか
誰が言ったか日本四大ロックフェスと呼ばれるフェスがあります。
下記の四つですが、山や海など場所も状況も様々ありバラエティに富んでいるので、子連れでいくにはどうなのか参考までにまとめてみました。
フェス名 | 日にち | 開催地 |
---|---|---|
FUJI ROCK FESTIVAL(フジロック) | 3日間 | 新潟県/苗場スキー場(山・川) |
ROCK IN JAPAN FESTIVAL(ロッキン) | 3日間 | 茨城県/国営ひたち海浜公園(平原・海) |
RISING SUN ROCK FESTIVAL(ライジング) | 2日間 | 北海道/石狩湾新港(海) |
SUMMER SONIC(サマソニ) | 2日間 | 千葉県/QVCマリンフィールド 大阪府/舞洲スポーツアイランド (都会・海) |
ラクなのはサマーソニック、楽しめるのはライジングサン
実際に行った感触でいえば、個人的には屋内があり、子供用の施設も室内にあるサマーソニックが一番子連れには優しいかなと思いました。
夫の場合は、子連れに一番のオススメはライジングサンだと言います。子供連れのキャンプを楽しんでいるような感覚で行けるので、パパには特に子連れで楽しいフェスかもしれません。
断然、大変なのはフジロックです。
雨に降られ熱を出して腰も痛め、フェスに来たのに寝込み続けたなんてこともあります。
雨が降るとベビーカーもぬかるみで動かなくなります。
フジロックは上級者向けフェス
フジロックは山の上で行われるフェスなので、雨が降ることが多いです。もちろん子供にも長靴とヤッケやポンチョが必要なので用意してあげてくださいね。
お金は防水のお財布かジップロックに入れ、雨が降ること前提の防備をしていきましょう。
ライブ会場はたくさんあって非常に広く、一日にあちこちに行くには山を何往復もする過酷さがあります。
大きいステージの奥にゆっくりできる場所を確保するか、小さいステージのそばでのんびりと過ごすなど、子連れの場合は落ち着ける定位置を作るのがおすすめです。
子供の体力温存のためには、苗場プリンスホテルに泊まったり、モーターキャンプを使用するのも良いと思います。
【フジロック子供連れにおすすめスポット】
- STONED CIRCLE…世界中から集めた楽器を叩いて遊ぶことができる
- DAY DREAMING and SILENT BREEZE…ドラゴンドラに乗って行く山頂の会場で、涼しい風が吹き抜ける中紙芝居や縄跳びなどゆるく遊ぶことができる。
- KIDS LAND…授乳所やおむつ交換所などがあるので、小さい子どもがいる場合にはここを基点に遊ぶのが吉。
- ところ天国…川に足を浸しながら、おいしい食べ物を食べてくつろげる。川遊びも楽しめる。
- PYRAMID GARDEN…キャンプ利用者のみ楽しめる場所。子供向けのワークショップやヨガなどがあり、テントのそばで一日中のんびり過ごせる。
個人的な感想を言えば、子連れだとフジロックは非常に疲れました。
野外スポットが多く、何処も混んでいる上に山道なので、子供の体力がしっかりついてから来た方がベターかもしれません。
ロッキンジャパンは木陰にテントで対応
ROCK IN JAPAN FESTIVALは茨城県ひたちなか市で行われる野外ロックフェスティバルで、日本人アーティストが出るところが特徴です。
日差しがきつくて暑いです。飲み物や帽子、熱中症対策をしっかりとしておきましょう。
GRASS STAGE後方のテントゾーンとテントの森でパラソルやテントを使用できるので、子供が休憩できる場所を確保しておくといいでしょう。
日蔭のいい場所にテントを張るのは、なかなか競争率が高いので頑張りましょう。
このフェスは海浜公園でおこなわれますしベビーカーも利用できます。子供たちや家族連れなどがよく見られ、子供でも比較的行きやすいフェスです。
ライジングは家族でキャンプ気分
北海道で行われるライジングサンはテント中心にライブ会場が点在しており、テントの前でバーベキューなどを楽しみつつ、ふらりとライブ会場で音楽を聴いたり、ワークショップやイベントを楽しんだりできます。
楽しいキャンプ感覚で子連れで行くのもありなフェスです。ライブを聴いて疲れたら、テントに戻って休憩するなど、ゆるゆると楽しみましょう。
子供が遊べるスペース「KIDS GARDEN」もあります。
余談ですが私の実家はここから自転車で行ける距離にあるほどの地元なのですが、夏とは言え本州の人からすると北海道の夏は非常に寒いです。
ライジングでは夜寝るときにダウンを着こんで寝る人もいます。特に子供には、長そでのはおりものを薄手と厚手の二枚以上持っていくようにしましょう。
駐車場は一日中出入り自由なので、途中で抜け出して温泉に行くなどして楽しむこともできます。
サマーソニックは都市型ロックフェスティバル
サマーソニックは東京や大阪などの大都市に近い、都市型フェスを掲げています。アクセスがいいため、電車などを使用して気軽に行けるところが魅力です。
屋内に会場があるので、体力の消耗が他と違って少なく済み、子連れにはお勧めです。屋内にキッズスペースも設置されています。
舗装されているのでベビーカーで簡単に移動する事も出来ます。
【注意したいところ】
- 海辺の砂浜のステージはゆるくてとても楽しいのですが、子連れだと移動が大変ですし、疲れてしまうのであまり向きません。
- 室内なので音の拡散も少なく、音楽がかなり大音量で流れています。子供にはイヤホンやイヤーマフがあるといいかもしれません。
- 屋外にはミストなども設置されていますが、ベビーカーの子供などはコンクリートの照り返しなどによる熱中症に特に注意して下さい。
屋内にステージがあると言うのは非常に子連れにはありがたいです。
夏の野外フェスティバル、家族で楽しい思い出を作りましょう
若い頃は好きなアーティストを最前列で聴き、モッシュやダイブなどもしていたという方もいらっしゃるかもしれまっせんが、子供が産まれてママとなってからは、そのような楽しみ方はなかなかできません。
けれど子供と一緒に音楽に合わせてダンスを踊ったり、涼しい風が吹き抜ける中ゆっくりとお気に入りの音楽を聴きながら楽しく過ごす時間はまた違った楽しみがあります。
たまには日常生活から飛び出して、子供と一緒に親子で”野外ロックフェス”を楽しみましょう!
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