ベビーシッターの利用は働くママの強い味方!利用方法とメリット・デメリット
少し前に比べ、ベビーシッターを利用する方の人数は確実に増えています。
夫婦共働きの家庭が年々増加している今、保育園では対応しきれない保育の状況を、柔軟性のあるベビーシッターのサービスで補うことができるからです。
ベビーシッターはどんな時に頼むと便利なのか、そして利用の際のメリット・デメリットを紹介します。
この記事の目次
ベビーシッターってどんな人が頼むの?便利に利用できるのはこんな時
アメリカでは古くから一般に普及していますが、日本ではまだまだ利用したことのない人が多いベビーシッター。利用者が少ないために情報を手に入れる機会も少ないのが現状です。
実際に頼んだことのある人や、お世話をしてもらった経験のある人は少ないので、みんな一体どんな時に頼んでいるの?と疑問を持つ人も多いでしょう。
ベビーシッターの本場ともいえるアメリカでは、シッターの仕事は高校生がお小遣いを稼ぐための代表的なアルバイトになっています。日本に比べて夫婦揃って社交の場に出かける機会が多いので、その間家で小さい子どもの面倒を見てくれる人が必要だからです。
それに対して日本のベビーシッターの状況は少々異なります。
また多くの方が保育士や幼稚園教諭免許、全国保育サービス協会が実施する認定ベビーシッターの資格などを持っています。
したがって日本のベビーシッターは、家庭訪問保育のプロとしてより専門的で柔軟性のあるサポートをしてくれるという特徴があります。
そんなベビーシッターを便利に利用できる状況には以下のようなものがあります。
- 病気の子どもをおいて外出しなければならない時
- パパやママが自由な時間を持ちたい時
- 出産後赤ちゃんのお世話をサポートしてもらいたい時
- 保育園や幼稚園への送迎を頼みたい時
ひとつずつ見ていきましょう。
病気の子どもをおいて外出しなければならない時
体調を崩しやすい子どもたち。病気の時は保育園に預けることも幼稚園に登園することもできません。でも共働きの家庭などでは突然仕事を休むことは難しいですよね。
病児保育を利用するという手もありますが、突発的な利用は難しいことも。また病気の子を外に連れ出さなければならない負担も発生します。
そんな時にベビーシッターは便利に利用することが出来ます。体調の悪い子どもを外出させる必要がなく、自分の家で過ごさせてあげることができるのが最大の魅力です。
また希望があればシッターに病院へ連れて行ってもらうことも可能です。
24時間サービスを利用できるベビーシッター会社も多いので、やむを得ず夜間子どもを見ていて欲しい場合も、自分の家で過ごすことを重視した保育を受けることができます。
▼病児保育についてはコチラも参考にしてみて!
パパやママが自由な時間を持ちたい時
毎日の育児に追われていると、時にはパパやママも子育ての休息時間を持ちたくなることがあります。そんな時にもベビーシッターは役立ちます。
ママが美容室やショッピングに出かけたり、息抜きに映画や食事に行くこともできます。ベビーシッターは細かい時間の融通も利くので安心です。
また育児に不安を感じた時に少しの間子どもから離れて過ごしたい、というような場合にも活用することができるでしょう。
▼育児が楽しくない…についてはコチラも参考にしてみて!
出産後赤ちゃんのお世話をサポートしてもらいたい時
出産後、赤ちゃんのお世話が大変な時期にシッターにサポートを頼むことも可能です。沐浴のお手伝いをしてもらうなど、1人で育児をしなければならない方にとっては非常に助かります。
産後ママが体調を崩してしまった時などには心強い手助けになるかもしれません。
育児経験のある女性のシッターもたくさんいるので、ママの話し相手として子育ての相談をすることもできるでしょう。
保育園や幼稚園への送迎を頼みたい時
ベビーシッターは必ずしも家の中だけで保育をするのではありません。保育園へお迎えに行って子どもと帰宅してから自宅での保育に入ることもありますし、習い事への送り迎えをすることもあります。
家庭での保育は依頼せず、送迎のみを頼む方もいます。
他にも幼い子供を連れて旅行をする時に同行してもらってサポートを受けるという利用の仕方もあります。
ベビーシッターを頼むメリットはズバリ!幅広いサービスが受けられること
仕事や用事があって自分の子どもを預ける必要がある場合、多くの方が思いつくのは保育園でしょう。他にも各託児施設や公共機関の一時預かりなどを利用する方もいます。
それがベビーシッターサービスの最大のメリットと言えるでしょう。
保育園や一時預かりにはないさまざまなサービスの特徴
ベビーシッターならではのサービスには以下のようなものがあります。
- 突然の依頼でも来てもらえる(対応可能なシッターがいる場合)
- 短時間(1時間程度)からの利用が可能
- 家事や買い物なども頼むことが出来る
- 子供が病気でも保育をしてもらえる
- 子どもの送り迎えや、入浴・就寝のお世話も頼める
- ハンディキャップを持つ子の保育や送迎も頼める
- イベント会場などで複数の子どものグループ保育を頼むこともできる
他にもベビーシッター会社によって、サービス内容にはさまざまな特徴があります。
シッティング中の様子をリアルタイムで確認するために小さいWebカメラをレンタルしてくれるところや、英語で育児サポートをしてくれるシッター会社などもあるようです。
子どもが落ち着くことができる自宅保育
さらに特徴の1つとして「保育をその子の自宅で行う」ということが挙げられます。
子どもにとって自分の家は最も慣れた落ち着くことのできる場所です。そこで面倒を見て貰えるということは、病気の時はもちろん通常の保育の間も安心感を得ることにつながるでしょう。
ベビーシッターはマン・ツー・マンの保育なので、複数の子どもの面倒を見る施設とは違って細かいところまで行き届いたお世話をしてもらえるという利点もあります。当然保育後の親への報告も詳細に行われます。
ベビーシッター利用の際のデメリットはズバリ!お金と安全性
ベビーシッターの幅広いサービスやメリットを紹介してきました。しかし多くの方が気になるであろうデメリットも存在します。
依頼を検討している方は、デメリットとそれに対する自分たちなりの対策を充分に行うことをおすすめします。
施設に預ける保育に比べ割高な利用料
きめ細かいサービスを受けることが出来る分、ベビーシッターは利用料金も割高になります。保育園の保育料や延長保育料などに比べたら高額になることは否めません。
それ以外にもシッターの交通費がかかったり、早朝・深夜に利用した場合は上乗せ料金が発生したりもします。
保育園の代わりにすべてをベビーシッターに変更することは、お金に余裕がある家庭は別として、一般的には考えにくいでしょう。
細かい条件にも対応できることを活用し、基本は保育園に預けて、それではカバーできない部分をシッターに頼むという家庭が多いようです。
信頼できるシッターか確信がない…トラブル発生と隣り合わせ
さらにもうひとつのデメリットとして、ベビーシッターが来ている間の安全性の保持の点が挙げられます。
評判が良くて信頼できるベビーシッター会社を選んだとしても、その時に派遣されるシッターが100パーセント信用できる方かどうかは誰にも分かりません。
子どもに虐待やケガなどのトラブルが起こるかも知れないというリスクを常に背負わなければならないのです。
そして留守の間、シッターは自由に家の中を行き来できます。事前に入って良い部屋、使用してはいけない部屋を指定する場合が多いようですが、それでも信用できない場合があるかもしれません。
そのようなデメリットを考慮したうえで、自分たちでできる限りの情報収集、対策を講じることが必要になってきます。
大切な子どもを預けるベビーシッターは事前にできる限りの確認を!
ベビーシッターを利用したいと思ったら、まず始めることはベビーシッター会社の情報収集です。
インターネットで検索すると、さまざまな会社が存在することが分かります。会社によってサービスや利用料もさまざまで、それぞれの特徴を持っていることが分かるでしょう。
そして最近は公益社団法人全国保育サービス協会が行っているベビーシッターの割引制度もあります。
- 仕事と育児の両立支援のために
- 多胎児を養育するご家庭のために
上記2種類の割引券が存在します。1.については事業主が申請手続きを行えば、仕事のためにベビーシッターを利用した場合は1日につき2,200円の割引が受けられます。
2.については双子などの多胎児を養育する家庭に対して、双子なら1日につき9000円、三つ子なら1日につき1,8000円の割引が受けられます。(ただし1年につき2回まで。特別な事由がある場合は4回まで)
大事な子どもたちを預けるためのベビーシッター。賢く安全に利用できるといいですね。
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