マイホームに一戸建てを選択!購入時ポイントや子育てにおすすめ間取り

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2017/01/28

子育て世代にとって「マイホームの購入」はとても大きなテーマのひとつです。

結婚し、子供が産まれて家族の形が出来始めると、それに合わせてより生活しやすく、納得のいく住まいを探し始める人がたくさんいます。

育児をする上で一戸建てを選ぶか、マンションを選ぶかというのはとても難しい選択です。それぞれの家族の事情や生活形態によっても変わってきます。

そこで今回は、子育て世代が一戸建てを購入する場合に気を付けるべきポイントやおすすめの間取りなどを紹介していきたいと思います。

一戸建ての選択肢 注文住宅・建売住宅・中古住宅のメリットとデメリット

一戸建てを購入する場合、主に3つの選択肢があります。

国土交通省が毎年行っている意識調査では、今後望ましい住宅形態として「一戸建て」を希望した人の割合が69.1パーセント(調査時期2015年1月)となっており、7割近い人が戸建てを希望しているという結果が出ました。

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  • 建築主が自分でプランニングし、施工会社との契約をかわして建築する新築住宅。
  • 不動産会社が住宅を建設し、土地と建物を合わせて販売する建売住宅。
  • 過去に別の方が住んでいた家を購入する中古住宅。

それぞれに考えられるメリット・デメリットを見ていきましょう。

新築住宅のメリット・デメリット

せっかく一戸建てを購入するなら注文住宅で!・・・というセリフもよく耳にする新築住宅。憧れる人も多いですが、デメリットも存在します。

新築住宅のメリット

  • 住む土地の場所を自由に選ぶことができる
  • 自分の希望を一から生かすことが出来る
  • 建築中の過程をチェックすることが出来る
新築住宅のデメリット

  • 設計や見積もりに多くの時間が割かれる
  • 図面から完成時の状態を理解する必要がある
  • 建売住宅や中古住宅に比べて高くなることが多い

新築住宅の特徴は、最大のメリットでもある「自分の希望通りの家を設計できること」にあるでしょう。

施主の希望が最優先されるので、間取りだけでなく外観や内装、使用する材料などすべてにおいて自分で選ぶことが可能です。好みやセンス、ライフスタイルに合った満足度の高い家を建てることができます。

けれどもそのためには当然細かい打ち合わせや、やり取りが必要になります。長い時間をかけて施工業者と話し合い、希望の家を設計していく訳です。購入までにはその分の時間の余裕を持たなければなりません。

さらに自分のこだわりが反映される分、価格が高くなることが多いのも注文住宅の特徴です。

工事の設計や変更などの追加料金のほか、設計料やデザイン料が発生することもあり、余裕を持った資金計画が必要になります。

また図面などの情報だけで完成した家の状態を想像しなければならないので、出来上がってからの誤差が生じやすいということもあります。

土地は自分で探して購入するので、住む場所を決める権利も自分たちにあります。

駅に近くて通勤しやすい場所とか、緑が多い自然豊かな場所、子どもの学校に近いところなど、周辺環境を見ながら将来自分が生活をする土地を探しに行くという楽しみもあるでしょう。

ただし土地を先に購入する場合、住宅ローンとは別にローンを組むなど資金のやり取りが繫雑になりやすく、金融機関との細かい打ち合わせが大切です。

建築が始まると施主はその過程をいつでも見に行くことが可能です。気になることはその場でもすぐに伝えられますし、タイミングにもよりますがちょっとした調整や設備の変更なども可能です。

まさに「自分の家を建てている」という感覚が味わえます。

建売住宅のメリット・デメリット

街で完成した建売の一戸建てを目にする機会は多いと思います。最近はおしゃれな外観の建売や、複数の戸建てで雰囲気の良い街を演出したつくりになっているところなど、好みに応じて選択肢の幅も広がっています。

建売住宅のメリット

  • 購入したらすぐに住むことが出来る
  • 費用が注文住宅に比べて安いことが多く、購入手続きが比較的単純
建売住宅のデメリット

  • 間取りはもちろん、設備や仕様を自分で選ぶことが出来ない
  • 工事の過程をチェックできない

建売住宅の設備や内装などは平均的なものが使われることがとても多いです。建売として売りやすいことが優先されているため、特別に高い設備やこだわりの内装デザインなどは取り入れることが難しいからです。

間取りに関しても万人が使いやすいものを意識して作られるため、こだわりのある人にとっては気に入った物件になかなか出会うことが出来ないという場合もあり得ます。

ただし建売住宅と言っても建築条件付き土地のように建物が建つ前の状態であったり、工事の初期段階で購入すれば、ある程度の変更が可能な場合も多々あります。

建売住宅の場合は、売り主である業者から土地と建物をまとめて購入するので、手続きが比較的単純です。

また購入する物件が決まればあとは売買契約が済み次第すぐに引っ越すこともできるので、家の購入を急いでいる方や仕事が忙しくてあまり時間をかけられない人などでもスムーズに進めることができます。

「家」というものに譲れないこだわりや夢がある人は、建売住宅はあまり向いていないかもしれません。左右に似たような家が並ぶことも多いです。

また建築中の様子は分からないので、どのような工事がなされているのか、欠陥などのリスクはないのかなど不安が残るという面もあります。

中古住宅のメリット・デメリット

最近はリノベーションやリフォームで、中古住宅を魅力的に再生する例も増えています。中古住宅のメリット・デメリットはどのようなものでしょうか。

中古住宅のメリット

  • 価格が安い
  • 住み始めてからあまり気を遣わなくて住む
  • リノベーションなどにより自分たちに合った住みやすい空間に作り替えることができる
中古住宅のデメリット

  • 中古なので痛んだり、汚れている部分がある
  • 建築の時期にもよるが、耐震面に不安がある

中古住宅には場所も建物も実にさまざまな物件が存在します。中古になると建物の価値はあまりなく、土地が主になるケースが多いため、新築なら決して買えないような場所や広さの物件を手に入れることも可能になります。

中古なので、当然前の住人がいたことによる痛みや汚れが存在します。これに関しては新築の物件に比べて住み始めてから気を遣う必要がないと捉える人もいます。

特に子どもが小さく、騒いだり汚したりしやすい家庭では気が楽というケースもあります。

リノベーションやリフォームに興味がある方は、例えば古民家を和モダン風に造り変えてみたり、古いので値段は安いけれどかなりの広さがある物件などを購入して自分好みに手を加える方法など、やり方によって楽しみながら充実した生活を送ることもできます。

ただしリフォームでいくら見た目がきれいになっても、柱や躯体、基礎など目に見えない部分は確認することができないため、建物の耐久性や耐震性には不安が残ります。

特に耐震構造に関しては1981年6月1日に施行された改正建築基準法の新耐震基準を満たしているかが大きなポイントになるでしょう。

どうしても心配という場合は、多少の費用はかかりますが専門家に調査してもらうという方法もあります。

家の購入は時間も予算も余裕のある計画を!

以上、3種類の戸建て購入について特徴を紹介しました。物件選びにおいては事前の調査や現地の見学などがとても大切になってきます。予算の問題もあるでしょう。

子どもが小さい場合は、これから教育にかかるお金なども考慮しなければなりません。

今後の生活の質を保つためにも、自分たちに見合った無理のない計画を立てることが重要です。

子育てに向いている環境とは?チェックするべき項目4つ

どんな物件や土地を探す場合でも考えなければならないのは、「どこに住むのか?」ということです。これが決まらなければ家を買うことはできません。

住む場所を決める時には、人によってそれぞれ譲れない条件があると思います。それらを考慮することももちろん大切ですが、子育て中のファミリーにはさらによく注意をして確認しておきたいポイントがあります。

  • 病院やよく利用する施設が近くにある
  • 小さい子どもも遊べる施設や公園が近くにある
  • 幼稚園、小学校、中学校が近くにある
  • 近隣に住んでいる人の世代が近い

ひとつずつ確認していきましょう。

病院やよく利用する施設が近くにある

赤ちゃんや子どもたちは大人に比べて頻繁に熱を出したり風邪をひいたりします。予期せぬ事故に見舞われることもあります。

そんな時近くに行きつけの小児科があると、ママにとってとても心強いものです。

他にも小児科だけでなく耳鼻科、歯科、皮膚科、眼科など、各科の病院やクリニックがあることが理想です。子どもだけでなく、大人にとっても病院が近い方が便利なのは言うまでもありません。

さらに突発的な病気などのために24時間対応してもらえる救急病院の場所も確認しておくと安心ですね。

病院以外にもチェックしておくべき施設としては、日常の買い物をするスーパーやドラッグストア、さらに駅やバス停までの距離と便数なども見ておくと良いでしょう。

小さい子供も遊べる施設や公園が近くにある

公園は小さい子供たちにとって本当に重要な遊び場です。近所にすぐに行かれる公園があると、子育ての仕方や毎日の生活の中に選択肢が増え、パパ、ママにも子どもたちにも良い影響がたくさんあります。

鉄棒や自転車に乗る練習をしたり、近所の子とお友達になれたり、ママ同士の情報を交換できたりと、公園に行って遊ぶことによるメリットはたくさん!

たとえ住宅街の小さな公園でも良いので、近所をよく確認してみて下さい。

また児童館や子育て支援センターなど、雨の日に室内で子供を遊ばせることができる施設もチェックしておきたいところです。

幼稚園、小学校、中学校が近くにある

自分の子どもに通わせたい学校の学区内を条件に、土地や建物などの物件を探す家庭もあります。しかし例えそうでなくても、わが子が通うことになる教育機関の場所は必ず確認してください。

同時に通学する際のルートや、近くに交通量の多い道路がないかなども見ておいた方が良いでしょう。

子どもたちが交通事故にあう危険性も意識して、たとえ大きな道路であっても歩道が整備されているかなど、いろいろなところに気を配って見てみることが大切です。

近所にいろいろな施設があって便利なのも良いことですが、周辺道路の安全性も特に子どもたちの成長過程においては重要です。

毎日交通量の多い大きな道路を渡らなければならないとか、車の騒音が届きやすい、排気ガスなどによる空気への影響はどうかなどを確認してみましょう。

また働くママの場合は保育園や託児所の位置も重要になります。送り迎えなどがしやすいかどうかなどを考えてチェックしておきましょう。

近隣に住んでいる人の世代が近い

ここまでは周辺施設に関してのチェックポイントでしたが、最後に近隣住民に関してのチェックポイントです。

新築などのマンションを購入する時のメリットに、「同世代の家庭がたくさん集まるので、大人も子供も友人が作りやすく子育てがしやすい」というものがあります。

一戸建てを購入する場合はなかなかそのようにはいきません。住宅会社が広い土地を確保して複数の戸建てを街のように建築する場合は別ですが、たいていはすでにあるコミュニティーに新しく加えてもらう形になるでしょう。

その際に気を付けるべきことは、周囲に同じような年代であったり子どもがいる家庭があるかどうかということです。

地域によっては古い世代の方が集まっているような場所もあります。そのような場合、住み始めてからの自治会での役割や、日々の生活においての世代間のギャップなど、困難を感じる要素が増える可能性があるからです。

確かめるにはなかなか難しいところもありますが、不動産業者に聞いてみると何かしらの情報を持っていたりすることもあります。

また、時間のある時に少し周辺をお散歩などしてみるのもとても良い街のリサーチになります。

子供用の自転車や遊具を置いている家庭を発見したり、近くの公園で多くの子どもたちが遊んでいるかなど、ゆっくり歩いてみると分かることがたくさんあります。

色々な発見があるかもしれませんよ!

戸建ての新築!家づくりのパートナーを探すコツ

次は新築住宅を建てる場合に重要になってくる、家づくりのパートナー探しです。どこに家づくりを頼むのかによって、その後の状況がガラリと変わってきます。

家のつくり手は大きく分けて3つあります。

  • ハウスメーカー
  • 工務店
  • 設計事務所

それぞれの特徴をひとつずつ説明していきたいと思います。

施主に合わせていろいろな提案ができるハウスメーカー

家を建てると言った時に、多くの人がすぐに思い浮かべるのが大手の住宅メーカーの名前ではないでしょうか。住宅展示場などに行っても、有名なハウスメーカーの素敵なモデルハウスがたくさん建っています。

ハウスメーカーでは土地探しや資金面での相談などいろいろなサービスが充実しています。営業などの対応もしっかりしています。デザイン力がありいろいろな提案ができますが、その分金額が高くつくことも多いです。

展示場に行けば見学や相談が無料でできますし、実際に他の方が建てた家の見学会を開いている場合などもあります。

納得のいくまで相談をする時間が取りやすいので、じっくり検討することもできるでしょう。

地元に根付いた安心感 コストを抑えた家なら工務店

工務店は地元との密着度が高いのが特徴です。地元中心の小規模な工務店から、年間100棟以上を建てる中規模の工務店までその数は多く、そのシェア率はハウスメーカーよりも高いです。

建築後のメンテナンスやアフターフォローなどは、地元ならではの安心感があります。

また地域の特徴を理解していることが多いので、その場所の地形や気候に合った住宅を建てるのが得意なことも多いです。

広告費や宣伝費をかけなかったり、メーカーから工務店に依頼する場合の中間マージンを省くことが出来たりすることから、家にかかるコストを低く抑えることが出来るのもハウスメーカーとの大きな違いです。

けれども経営基盤が不安定な場合があったり、価格を低くするために手抜きの工事をしたりする業者がいることもあり、良い工務店を見極めるのが難しいという側面もあります。

施工に時間がかかったり、デザイン力に乏しいことがあるのもデメリットと言えるでしょう。

個性的な家も建てられる設計事務所

インテリア雑誌などに載っているおしゃれな注文住宅に憧れたことはありませんか?そんなおしゃれな家の場合は設計事務所が手掛けていることが多いです。

設計事務所では建築家がデザインから間取りまでを考え、家づくりをしてくれます。子育てをする世代を中心に設計事務所に建築を依頼する人が増えているのも事実です。

個性的なデザインの要望なども聞いてくれ、制約が少ないのでさまざまな工法や技法を選ぶことが可能です。特に狭小住宅や変わった形の土地など、条件のあまり良くない場所でも柔軟に対応してプランニングすることができます。

ただし設計料やデザイン料などの費用がかかります。また、中にはデザイン優先で使い勝手は二の次などという場合もあるようなので注意しなければなりません。

どこに頼むかの判断基準のひとつは「現場が整理整頓されているかどうか」

ハウスメーカー、工務店、設計事務所、それぞれにメリットとデメリットがあり、一概にどこが良いとは言えません。

担当者の方との相性などもありますし、それぞれの得意な工法やデザインなども違ってきます。

これは建築関係の知り合いから聞いた話なのですが、どこに家づくりを頼むかの判断をする際のひとつの方法があります。

それは目星をつけた会社の担当者にお願いをして、現在建築中の現場を見学させてもらうという方法です。そこで「建築の現場がきちんと整理整頓されているかどうか」を確認します。

良い家を作る意識の高い会社は、メーカー、工務店、事務所を問わず、現場の管理も行き届いているのだそうです。

確かに私が家を建てる時もいろいろな現場を見ましたが、会社によって差があったことは確かです。

ゴミや木々の切れ端が散らかって雑然としているところもあれば、ビニール、段ボールなどのゴミまできちんと分別や仕分けがされてまとめられて置いてある現場などあありました。

実際に現場を訪れてみて参考にしてみると良いかもしれません。

子育てしやすい住まいや間取りとは?こんな項目をチェックしよう

いよいよ家の設計やデザイン、間取りを決めることになった時、育児をする上でポイントになるのはどのような部分でしょうか?

家族のコミュニケーションのためにLDKを中心に充実させる

LDKとはリビング・ダイニング・キッチンのこと。最近は戸建て、マンションにかかわらずLDKを大きな一つの空間で設計することがほとんどです。

キッチンとリビングをそれぞれ小分けするよりも、LDKを中心とした生活の方が家族にとって暮らしやすくメリットが大きいからです。

例えば、子どもたちがだんだん大きくなってきて、帰宅したのにいつの間にか自分の部屋へこもってしまって顔も合わせていない・・・などという生活にならないために、子供部屋に行くまでには必ずリビングを通るような設計の間取りにしておくという方法があります。

子供部屋を2階に作るのならリビングイン階段にするのが主流です。玄関を入ってリビングを経てから階段で子供部屋に上がります。

家族にとっての中心であるリビングを毎日通り、親子で顔を合わせることによって、難しい年ごろの子どもたちともコミュニケーションを取りやすくします。

それから普段ママたちが家の中で最もいる時間が長い場所、それがキッチンです。作業をしながらリビングなどの小さな子供たちの様子を一目で見渡せれば、コミュニケーションも取りやすく、幼児の安全にも気を配ることができます。

子どもがいる家庭のキッチン間取りで気を付けたいポイントは、冷蔵庫の位置です。子どもたちが少し大きくなってくると、飲み物やアイスなど自分で冷蔵庫に何かを取りに行く回数が増えてきます。

その際冷蔵庫の位置がキッチンの調理スペースの前を通る設計になっていると安全面でも問題がありますし、調理している人も頻繁に作業がしずらくなったりして好ましくありません。

家族それぞれの生活動線を意識した間取りを心がけましょう。

LDKは全体的に窓を大きくしたり位置を工夫したりして、明るくて広い居心地の良い空間づくりを心がけます。

そのために余裕をもって収納スペースを確保することも大切なポイントです。

家族の滞在時間が長い場所というのは、「それだけ必要なものが周囲に増える」ということです。日常的に使う雑貨類から清掃用具、本や新聞、子どもたちのおもちゃなどとにかく予想以上にものが増えていきます。

それらをきちんと収納できればLDKをすっきり清潔に保つことが簡単ですし、何かを使う時や取り出す時など、子どもたちも自分でやることができたりして家族みんなの生活の質が上がります。

時には大収納を作って衣類はすべてリビングのその場所に集結させるなど、それぞれの家庭の個性に合ったやり方を考えてさまざまに工夫してみると良いでしょう。

家庭の中心になる部屋の雰囲気が良いと、みんな自然とそこに集まって会話が生まれるようになります。楽しく過ごす家族の様子を思い描きながらLDKの間取りを考えてみましょう。

玄関にベビーカーや、コートなどが収納できるスペースがある

子育て家族の玄関には必ずあると言ってもいいのがベビーカー。狭い玄関のお宅では収納に困って、畳んだベビーカーが無理やり壁際に押し付けられているなんてことも。

玄関はいろいろな人をお迎えするその家の顔のようなもの。いつでもすっきり美しくさせていたいものですよね。

玄関の近くには靴を脱ぎ履きするスペース以外に、土足のまま入れる大きな収納スペース(土間収納)が確保できるととても便利です。

ベビーカーならそのままコロコロと押して収納してしまえたり、他にも子どもが外や公園で遊ぶ三輪車やおもちゃ、サッカーボールや、玄関用の掃除道具や雪かきシャベル、脚立などとにかく土足で使用するようなものたちを見えないところへしまうことが可能です。

さらにはコート掛けやバッグ掛けなども作ることができると、室内に持ち込んだだけで散らかったり雑然としてしまうようなものを、玄関スペースで収納することができるので、とてもすっきり生活しやすくなります。

雨の日でも洗濯物を干せる設備やスペースを確保してある

子どもがいると洗濯物の量は多いもの。梅雨時や雨の日でも、とにかく毎日洗濯機を回したい!というママはたくさんいます。

日当たりの良いベランダや外に干せない日でも、浴室暖房乾燥機や、室内に物干しのスペースを確保しておくととても便利に使うことができます。

屋根付きで深い設定のベランダにして多少の雨なら外に干せるように設計することも可能です。

また室内の物干しスペースなら、使う時だけ金具を天井に設置して物干し竿を通すタイプの商品などもあります。使用していない時は物干し竿も金具も完全に取り払うことができるので、普段の生活の邪魔になりません。

外に自転車を置くスペースや手洗い場を確保してある

家の外の設計をする時に、駐車場以外に台数分の自転車を置くスペースと手洗い場も確保しておきましょう。

駐輪というのは意外と場所をとるものです。自転車くらいちょっとどこか端の方にでも置いておけば・・・などと考えていると、せっかくきれいなお家を建てても周囲がまとまりのない印象になってしまいます。

またきちんと駐輪スペースを取っていれば、子どもが自分の力で自転車を出し入れするのが容易です。小さい時から駐輪マナーを教えるためにも、自転車用のスペースがきちんと確保してあることが大切なポイントになります。

広さに少し余裕を持たせておけば、ママ友や子どもの友達が自転車で遊びに来た時なども停めることができて便利ですね。

それから外の手洗い場はいろいろな場面で活躍します。遊んで汚れて帰ってきた子供たちの手足を一旦洗うことができるととても便利です。

他にも草花への水やりや、車を洗う時、玄関の清掃時など外で水を出すことが出来ると便利な作業がたくさんあることを覚えておきましょう。

子どもの健康を考えて、建材・素材にも気を配りましょう

子どものいる家庭では「シックハウス」という言葉に関心のあるママも多いと思います。

揮発性有機化合物はVOCとも言われ、近年使われるようになったいわゆる「新建材」というものから発せられます。さらに住宅の性能が上がったことによって建物の気密性は昔に比べて大幅に高くなりました。

シックハウス(症候群)
新築の住居などで起こる、倦怠感・めまい・頭痛・湿疹・のどの痛み・呼吸器疾患などの症状があらわれる体調不良の症状。主として住宅の空気質に関する問題が原因として発生する体調不良を指す場合が多い。原因の一つとして、家屋など建物の建設や家具製造の際に利用される接着剤や塗料などに含まれる有機溶剤や、木材を昆虫やシロアリといった生物からの食害から守る防腐剤、またはそれに類する揮発性有機化合物があるとされている。

つまり住宅の性能が上がるのと比例して室内の空気の汚染が進んでしまったということになります。

シックハウスはアレルギー症状を悪化させる原因になるとも言われており、抵抗力の弱い子どもや乳幼児のいる家庭では特に気を付けて確認するべきポイントです。

家を建てる際に使用する建材の等級をチェックすることがまず一番重要になります。等級はF☆~F☆☆☆☆まであり、☆が少ないほどVOCの発散量が多い建材になります。

子育てにおいて特に慎重に選ぶべきなのは「床材」と「壁材」。赤ちゃんは寝転がったりハイハイしたり、大人に比べて多くの時間を床に接して過ごします。壁材は使用する面積が大きいため、室内への影響が大きくなります。

シックハウスの対策として「自然素材」をなるべく使用するというのもひとつの方法です。ムクの木や漆喰、珪藻土などがそれにあたります。

室内の壁を珪藻土などで塗って仕上げると、とても暖かく柔らかい雰囲気を出すことが出来ますし、素材そのものが呼吸をしているので、室内の湿度を自然に調節したりニオイを吸収してくれたりといった効果があります。

ただし自然素材に共通した特徴として、時が経つにつれて反りやゆがみ、ひび割れが発生しやすかったり、施工する職人さんによって耐久性が変わってきたりするなどの注意点があります。

またひとことで自然素材と言っても実に様々な産地や種類があり、品質の良し悪しにも差があるのが現状です。材料選びは慎重に行うことが大切です。

人生で最も重要なお買い物!焦らずじっくり考えましょう

マイホームの購入は、多くの人にとって人生で最も高価で重要なお買い物です。そんなお買い物で失敗や後悔はなるべくしたくありませんよね。

家というのはそれぞれの人や家庭によってさまざまなかたちがあります。使いやすい家、住みやすい家というのは家族によって変わってくるのです。誰かにとって住み心地の良い家が、他の人にとっても良い家とは限りません。

自分たちにとって何が大切なのか、どんな家や地域が住みやすいのか、どんな暮らしを送りたいのか、どのような将来が理想なのか、焦らずじっくり考えてみて下さい。

よくよく考えて建てられた家は、きっと家族みんなの宝物のような住まいになるはずですよ!

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