生後5ヶ月の赤ちゃんとの遊び!おもちゃや関わり方チェック
生後5ヶ月の赤ちゃんは、動きが活発になりできることも増えてきます。発達が目に見える時期で、ママも嬉しいですよね。
こちらの呼びかけや遊びへの反応も豊富になり、表情も豊かになってきます。喃語でまるでお話をしているように感じることもあります。
その反面、これまでとは違った遊び方や関わり方がわからず、戸惑ってしまうママも少なくありません。
昨日までできなかったことが突然できるようになり、思いもよらないいたずらや事故につながるケースもあります。
生後5ヶ月の赤ちゃんの発達をサポートする遊び方やおもちゃの選び方・離乳食準備につながる遊びやパパとの関わり方などをご紹介します。
この記事の目次
5ヶ月の赤ちゃんの体と心の発達…できることがぐんと増える
5ヶ月の赤ちゃんの身体と心・知能はどのように発達していくのでしょうか。それぞれの成長・発達をチェックしてみましょう。
体の発達…視力・聴力が成長して手先も器用かつ強くなる!
5ヶ月の赤ちゃんは体の成長はゆるやかになりますが、できることがぐんと増える時期に入ります。
- 首がきちんと据わり、うつ伏せから頭を上げるようになる
- 腰に筋肉がついてきてひねる動きができるようになる
- 寝返りができるようになる
- 手先が力強くなり、器用にものを握る
- 手足のバタバタがますます激しく、力強くなる
- 歯が生えてくる
この時期、ねんね期からいきなり活動的になる子もいます。
おんぶ・抱っこから手を伸ばしたり、寝返りとキックで移動したりと行動範囲が広がります。
ますます目が離せない時期に入る一方、遊びの幅が広がる楽しい時期でもあります。上手に遊び方・関わり方をシフトしていきましょう。
成長曲線に沿った体重・身長の増加や、母子手帳や育児雑誌そのままの成長ではなくても大丈夫です。我が子なりの成長をゆっくり見守りましょう。
5ヶ月の赤ちゃんの心の発達…さまざまな感情が生まれてくる
この時期の赤ちゃんにとって、知能や感情を育ててあげることは非常に大切なポイントです。
それでは、具体的にどんな成長が見られるのでしょうか。
- なんでも口に入れたり舐めたりする
- 好奇心が旺盛になる
- 視覚・聴覚がより発達して見分け・聞き分けるようになる
- 喜び・楽しさ・甘え・不安・怒りといった複雑な感情が生まれる
- 喃語がたくさん出て、パパママに話しかけるように声を出す
- 喃語の調子の加減で感情表現をしようとする
- 人見知り・場所見知りなどが始まる
- 夜泣きが始まる
すべての子供に当てはまるわけではありません。体の発達と同じように、個人差が大きいものです。
人見知りや夜泣きなどは、まったくしない子もいます。また喃語も、おしゃべりな子もあまりしゃべらない子もいるので、あまり気にしすぎないようにしましょう。
この時期、体の大きさの成長はゆるやかになりますが、脳や心はいちじるしく発達しています。
パパやママの顔やおしゃべり・行動をじっと見て興味を持つようになります。ご飯を食べる姿を見て、口をもぐもぐすることもありますよ。
5ヶ月の赤ちゃんとの飽きない遊び方や脳を育てる関わり方
生後5ヶ月の赤ちゃんは、どんな遊びをして毎日過ごすのでしょうか。日々の遊び方・関わり方についてご紹介します。
ひとり遊び…好奇心を伸ばし運動能力をやしなう大切な時間
5ヶ月くらいになると、赤ちゃんはけっこう長い時間機嫌よく一人遊びで遊べるようになります。温かく見守ってあげましょう。
ママは家にいる間中赤ちゃんを抱っこ紐で抱っこ・おんぶしてあげたり、構ってあげる必要はありません。一人遊びも赤ちゃんの運動機能や脳が育つために必要な時間なのです。
赤ちゃんはこんな一人遊びをします。
- ガラガラやおもちゃを手に持って振る
- ベビージムなどで遊ぶ
赤ちゃんが一人遊びする部屋は、高さ1メートル以下には赤ちゃんが触れて危険なものを一切置かないようにしましょう。
テーブルクロスなどを引っ張ったりして、思わぬ高所のものを取ってしまうこともあります。気を付けてくださいね。
赤ちゃんが一人遊びを楽しめるようになったら、ママはちょくちょく様子を確認しながら、料理や掃除・洗濯などの家事をする時間に当ててもよいでしょう。
絵本の選び方…赤ちゃんの感情をより豊かに育てる時間に
絵本は赤ちゃんの心の栄養です。たくさん読んであげるほど、子どもは感性豊かになっていきます。
「夜寝る前に絵本」と決めているご家庭もありますが、それだけではありません。絵本は、赤ちゃん本人が気に入ったなら1日何度でも、何冊でも読んであげましょう。
「どんな絵本を選べばいいの?」と悩んでいるママも多いですよね。福音館書店や童心社、ポプラ社・金の星社など、絵本の出版社はたくさんあります。
知育にいいと評判の絵本や人気の絵本もいろいろあって、ママは迷ってしまいますよね。
絵本選びの基本はフィーリングと量をこなすことです。
読み手のママが飽きてしまったら絵本読みが苦痛になります。ママが面白い!と感じた絵本をまずは選びましょう。
また、たくさん読むことで赤ちゃんも目が肥えていきます。そのうちお気に入りの一冊ができる子も出てきますよ。
ちょっと選び方がわからないわ…というママのために、5ヶ月の赤ちゃんにおすすめの絵本をご紹介します。
- 厚紙でできた絵本
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厚紙・ボール紙でできた絵本なら、赤ちゃんが多少舐めたりかじっても破けません。誤食も防げますし、赤ちゃんが指を切るなどの事故も防げます。
- 音感が面白い絵本
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オノマトペを多用しているなど、音感がおもしろい絵本は赤ちゃんも喜びます。
- 穴があいていたり鏡が貼ってある仕掛け絵本
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厚紙でできているタイプの仕掛け絵本なら、赤ちゃんも遊べますよ。
- 布絵本
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布絵本なら、赤ちゃんもぬいぐるみ感覚で遊ぶことができます。色もカラフル、仕掛けがあるものも多く楽しいですよ。
ママとの遊び…コミュニケーション能力を伸ばし運動不足を解消
赤ちゃんと一緒に遊ぶといっても何をすればいいのかわからないママも多いのではないでしょうか。
5ヶ月の赤ちゃんは、急速にコミュニケーション能力が育っている最中です。たくさん関わることで、ぐんぐん知能や感情が発達していきますよ。
またスキンシップをすることで赤ちゃんとママとの信頼関係を強くし、赤ちゃんの運動にもなります。
絵本を読んであげることはママとの遊びの基本ですが、それ以外にもできる遊びをご紹介します。
- 体操・ベビーマッサージ
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朝起きた後とお昼寝から覚めたあと、オムツ替えをしてから遊んであげましょう。
手足を交互に優しく動かしたり、素肌をすべすべマッサージしてあげると赤ちゃんは喜びます。関節を無理に動かさないよう注意してあげましょう。
- 歌や音楽
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いろいろな歌を歌ってあげましょう。抱っこして軽くダンスしながら歌うと赤ちゃんもノリノリで喜びます。
童謡だけでなく、ママが好きなアーティストの曲で構いません。二人で楽しく過ごせればそれが一番です。
- 手遊び
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手遊びは、赤ちゃんの好奇心を刺激します。詳しくは後述します。
- おしゃべり
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赤ちゃんが喃語で話しかけてきたら、気持ちを代弁してあげましょう。お話の基礎になってきます。
コミュニケーション能力の芽生えになりますし、言葉を覚えるためにも非常に役立ちますよ。
この時期の赤ちゃんは、喃語に勢いがついて奇声をあげることもあります。かんしゃくともちょっとちがう声ですが、あまり気にせず見守りましょう。
よく観察してみると「構ってほしいのかな」「飽きたのかな」など、なんとなく気持ちがくめるようになるかもしれません。
外遊び…生活リズムを整え、昼夜のメリハリ付けに役立つ
外遊びは、まだ歩けない赤ちゃんにとっても昼夜のメリハリ付けのため・運動不足解消のために非常に重要です。
ベビーカーでお出かけするだけでも赤ちゃんには大冒険です。風の心地よさや草木の香りを感じ、感受性を伸ばしましょう。
また赤ちゃんは自我が芽生えてくるほど「初めての体験」でぐずりやすくなります。できるだけ毎日外出することで、ベビーカーやチャイルドシートも嫌がらなくなりますよ。
猛暑の頃や極寒の季節は無理をする必要はありません。ショッピングモール内など快適な場所を散歩することもおすすめです。
ただし、最近はエアコンの使い過ぎのせいで暑さ・寒さに対する耐性の無い子が増えているとも言われています。
早朝や夕暮れ時の涼しい時間を狙ってお散歩するなど、しっとり汗をかくくらいの感覚にも慣らしてあげたいですね。
虫刺されは心配なものですが、効果の高い虫よけのほとんどは生後6か月未満の赤ちゃんは使えない薬剤が使用されています。
用法・用量などをよく確認し、5ヶ月の赤ちゃんでも使えるものやハーブなどを活用して虫から赤ちゃんを守りましょう。
離乳食のスタートに役立つ遊び…離乳食本格開始の前に
5ヶ月というと、そろそろ離乳食が始まる時期ですね。焦る必要はありませんが、遊びの中でも準備を進めていきましょう。
- スプーンを玩具として与える
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離乳食に使うようなスプーンをおもちゃとして与え、口に入れる感覚に慣れてもらいましょう。
喉を突かないよう、目を離さないようにしてあげてくださいね。
- パパママの食事風景を見せる
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パパママがご飯を食べている姿を見ると、よだれが出たりもぐもぐ口を動かすようになってきます。
食べ物や食べる行為に興味が出てくれば、離乳食スタートの準備になりますよ。
- 白湯や薄めた麦茶を飲ませる
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母乳やミルクは甘い味がします。でも重湯やおかゆはそこまで甘い味ではありませんよね。
そこで、白湯や薄めた麦茶を遊びの途中の水分補給で飲ませ、甘くない味に慣れさせましょう
5ヶ月の赤ちゃんの具体的な遊び…おもちゃや遊びの選び方
5ヶ月くらいになると赤ちゃんは自分でもおもちゃを選んだり、気に入った遊びができたりします。おもちゃや遊び方をご紹介します。
ガラガラ系・歯がため…握る事が楽しい子、歯が生え始める子に
ガラガラ(ラトル)や歯固めは、5ヶ月前後の赤ちゃんにピッタリのおもちゃの一つと言えます。
- 手先が器用になって上手にオモチャをつかめるようになった
- 聴覚の発達で音の違いもますますわかるようになった
- 手足のバタバタがますます激しくなった
- 歯が生え始めて歯茎がかゆい
握る力がついて手足をバタバタさせるようになった赤ちゃんは、ガラガラ・ラトルで上手に遊べるようになってきます。
それと同時に、そろそろ下の歯が生え始める子も出てくるためなんでも口に入れて噛みたくなる時期でもあります。
ママもおっぱいを噛まれて痛い思いをすることがありますよね。そんな時は普段から歯がためを与えて、噛んでもいいものを教えましょう。
ぬいぐるみ系…音が鳴るもの・ボール系などいろいろある
ぬいぐるみは代表的なおもちゃのひとつ。お祝いにいただいたという方も多いでしょう。
でもねんね期は窒息の危険があるので、意外と与えられないものだったりします。そろそろ遊べるようになる時期といえるでしょう。
ぬいぐるみの中には、オルゴールが入っていて音が鳴るものもあります。夜になるとぐずる赤ちゃんには、心音オルゴールはとても役立ちますよね。
また、投げたりぶつかっても痛くないぬいぐるみタイプのチャイムボールも赤ちゃんには人気です。赤ちゃんに向かって優しく転がし、遊んであげましょう。
ビニール袋をカシャカシャするような音がしたり、マジックテープをベリっと剥がすような音がする素材の物も好まれます。
タグのようにちょっと出っ張ったものをつかんだりしゃぶったりすることも好むので、いろいろ探してみると良いでしょう。
ベビージム系…部屋の中で手足を伸ばして楽しく遊べる
脚の動き・手の動きがますます活発になる赤ちゃんは、ベビージムでも良く遊びます。
これまでメリーとしてしか使っていなかったというママや、お祝いでいただいたけれど使っていなかったというママも出してあげてみましょう。
鏡を興味津々でのぞいたり、蹴っ飛ばして鈴を鳴らしてみるなどいろいろな動きを工夫できるようになっていきます。
あまり脚をバタバタさせない赤ちゃんでも、面白そうなおもちゃに手を伸ばすことはあるでしょう。いろいろな方向から楽しめるポイントを探ってみましょう。
赤ちゃんがベビージムで夢中になって遊ぶようになったら、一人遊びの見守りも楽になりますよね。
知育系…知育おもちゃを与える際は年齢・月齢をチェック
知育玩具や知育ゲームなど、知育系のグッズを早めに与えて知能を伸ばしたいというママも多いでしょう。
知育玩具というと難しい感じがしますが、育ち盛りの赤ちゃんにとってはすべてが知育につながっています。
あまり難しい知育ゲームなどは飽きてしまったりしますし、対象年齢に満たない月齢で与えると飲み込みなどの事故の原因になります。
この時期はママが絵本や外遊びでたくさん遊んであげて、感受性を豊かに育てることが何よりの知育になります。
これさえ与えておけば賢くなる!というおもちゃはありません。逆に、どんなものでも好奇心をくすぐってあげることで、知能や感受性が磨かれていきますよ。
知育玩具を与える際は必ず対象月齢・対象年齢を確認しましょう。
またなんでも口に入れる時期なので、素材の安全性もしっかり確認しておきたいですね。
手遊び系…赤ちゃんとママの楽しいコミュニケーションタイム
今はちょっとした暇つぶしはすべてスマホかタブレット、というママも多いのですが、手遊びはとってもオススメなんですよ。
スマホやタブレットは赤ちゃんが一方的に見るだけで終わってしまいますが、手遊び歌なら自分でも実演することができます。育脳遊びとしても優秀なんですよ。
歌を覚えたり、手先を動かすことはこの上ない知育です。普段からいろいろな手遊び歌で遊んであげて、少しずつ覚えていきましょう。
- とんとんとんとんアンパンマン
- げんこつやまのたぬきさん
- バスに乗って
ほかにもいろいろな手遊びがあります。手遊び歌を収録したCDとセットになっている本もありますし、動画サイトでもチェックできますよ。
「赤ちゃんと遊ぶ方法がわからない」というママは、手遊び歌を覚えてみませんか。ちょっとした時間つぶしにも最適です。
おもちゃの消毒や素材の選び方など、安全に関するポイント
赤ちゃんとおもちゃで遊ぶうえで、消毒など気になる点がいくつかあります。チェックしてみましょう。
- 消毒
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この時期の赤ちゃんはなんでも口に入れます。そのため、おもちゃの衛生面も気になりますよね。
よだれでベトベトになった積み木などは洗って乾燥させておくと良いでしょう。ぬいぐるみは洗濯できる素材が安心ですね。
- 素材
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なんでも舐めたり口に入れたりするため、生産国や素材の安全性にも充分気を付けたいものです。
プラスティック系やメラミン系よりは木材の方が安心と考えるママも多いですね。また塗料などの安全性もチェックしましょう。
- 対象年齢・月齢
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先ほどもご紹介しましたが、市販のおもちゃには対象年齢や月齢が記載されています。
安全に遊ばせるため、飽きずに楽しめるためにもしっかり確認してから与えましょう。
- 窒息・飲み込みの危険性
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赤ちゃんはなんでも口に入れるため、誤飲や誤嚥・窒息の危険があります。そのため誤飲チェッカーなどを使って飲み込みを防ぎましょう。
誤飲チェッカーは直径約4cm、ナナメにすれば約5cmになります。つまり3cm以下のものは非常に危険、5cm以下のものは要注意ということです。
おもちゃには安全基準があります。プラスティック製の素材や塗料などの安全性がわからないケースも多いので、こちらを参考にしましょう。
一般社団法人 日本玩具協会
http://www.toys.or.jp/jigyou_st_top.html
STマーク
日本玩具協会が定めた「玩具安全基準」に合格したおもちゃについているマークです。赤ちゃんに与える際はチェックしてみましょう。
赤ちゃんは飽きっぽかったり、ひとつの物に異常に執着したりします。与えたおもちゃに興味を示さなくても、そのうちツボにはまる時期がくるかもしれませんよ。
「あまり気に入らなかったんだな…」と軽く受け流して、しばらくしまっておきましょう。改めて出してあげると興味津々で遊ぶこともあります。
またし、あまり神経質になってなんでも除菌をすることはおすすめできません。ある程度雑菌に触れることで、赤ちゃんに免疫力・抵抗力がついていくものです。
パパと赤ちゃんの関わり方・遊び方…家族で幸せに過ごすために
パパは赤ちゃんにとって、程よく興奮を与えてくれるワクワクする存在です。そしてママにとってはかけがえのない人生・育児のパートナーであってほしいですよね。
そこでパパが赤ちゃんに好かれ、成長のサポートになり、さらにママにも頼りにされちゃう上手な関わり方・遊び方をご紹介します。
赤ちゃんの生活リズムを崩さない、パパの上手な関わり方
5ヶ月位の赤ちゃんは、そろそろ生活リズムが整い始めます。夜しっかり眠ることは、成長ホルモンの分泌にも大きく関係します。
しかし、日本の働くお父さんたちは、赤ちゃんの生活リズムとなかなか歩幅を合わせることができません。
育児休暇を取れる企業もまだ少数派ですし、赤ちゃんがいるからといって早く終業させてくれる職場もなかなかないでしょう。
赤ちゃんの生活リズムを整えるうえで、早寝早起きは基本中の基本です。夜はできるだけ9時前後に就寝させたいというのが理想です。
すると困ったことが起こります。9時前後に帰宅するパパはそもそも赤ちゃんに会えないですし、会ったとしても不用意に赤ちゃんを興奮させてしまいかねないのです。
赤ちゃんはもともと女性に対して安心感を、男性に対して興奮を覚えるとも言われています。
大好きなパパならなおさら嬉しくて興奮しますし、人見知りが始まっていると大泣きされることもあります。
そこで、赤ちゃんの生活リズムを崩さないように触れ合いタイムを設けてみましょう。
- 夜、帰宅後
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赤ちゃんの生活リズムを優先し、無理に触れ合わない。赤ちゃんの就寝時間の30分前をタイムリミットにする。
それ以前に帰宅できれば穏やかに触れ合い、それ以降の場合は顔を合わさないよう静かに入浴するなどして寝かし付け終了を待つ
- 朝、起床後
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できるだけ赤ちゃんも早起きを心がける。朝食を食べる時間と授乳を合わせたり、朝食を食べている姿を見せる。
時間に余裕があれば、朝の時間に興奮するコチョコチョや体操などをしてしっかり遊んであげる。
- 休日
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平日はなかなか触れ合えないタイムスケジュールの場合は、休日にしっかり一緒に過ごす
特に休日は赤ちゃんとパパがきずなを深める良いチャンスです。パパにできること、ママがしてほしいと願っていることを、次項でご紹介します。
パパの心構え…ママと赤ちゃんの「今」をきちんと把握しよう
働き盛りのパパにとって休日は大切な休養時間ですが、ママにとっても孤独から解放される貴重な時間です。
パパは、ママが出産後の毎日をどのように過ごしているかご存じでしょうか。
- コーヒーやお酒など嗜好品は我慢
- コンビニにも自由に行けない
- 大人ときちんとした会話をする機会がほぼない
- 趣味はほとんどできない
- 具合が悪くても病院にも行けない・休めない
- お風呂はもちろんトイレも落ち着いて入れない
- 24時間、寝ている時でさえ気が抜けない
「俺は外で頑張って働いていて疲れているんだ」…確かにそうですよね。でも、ママは一日中家に居ながらにして、疲労困憊しているのです。
特に強く感じているのが孤独感や疎外感です。さらにホルモンバランスの変化・不安定さによる産後うつのリスクも高い状態です。
育児が本当に過酷なのは最初の1年。そして大変なのは幼稚園入園までの3年ほどです。
そしてその間は、子供が親と真の信頼関係を築き、人間性の基盤を築く非常に重要な時期でもあります。
ママが本当につらく苦しく、パパの手助けを心底必要とするのも最初の1年です。そして子どもに時間を取られるのも、小学校くらいまでの間だけです。
先が見えてくれば、パパも趣味や自分の時間を我慢する気持ちになれるのではないでしょうか。
さらに、この大切な時期にパパが父親として、夫としての役割を放棄してしまうと、産後クライシスや離婚の危機にも直面しかねません。
パパが愛するママと赤ちゃんのために、平日・休日にできること
では、具体的にパパがママや赤ちゃんのためにできることを挙げてみましょう。大変なことではありません。日々のちょっとした心遣いが大切なのです。
- 平日
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仕事で忙しく育児がまったくサポートできないのであれば、せめて自分のことは自分でしましょう!
お皿を洗う・洗濯物や脱いだ服の始末をするなどは、子供でもできることです。いずれ我が子の見本となれるよう、パパも頑張ってくださいね。
- 休日の赤ちゃんのお世話
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休日は積極的に赤ちゃんのお世話をしましょう。おむつ替え・哺乳瓶授乳などを自分でやってみましょう。
「ウンチのオムツ替えは無理」は禁句です。ママが言えばネグレクトとなってしまう発言は、パパも許されませんよね。練習して替えられるようになりましょう。
- お風呂に入れる
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お手伝いの手がない赤ちゃんとの入浴は、まったくくつろげない重労働です。休日は赤ちゃんをお風呂に入れ、ママをゆっくり入浴させてあげましょう。
また赤ちゃんはパパとお風呂に入ることで、とっても楽しんでくれますよ!なついてくれる可能性大です。
- 昼寝・夜の寝かし付け
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赤ちゃんは寝ません。1日の半分以上睡眠しているのに、寝かし付けようとすると寝てくれないのです。
ママにとって寝かし付けは苦痛な時間のひとつ。休日はパパが担当しましょう。一緒に昼寝すれば疲れもとれますよ。
パパが赤ちゃんと過ごしたり、昼寝をしてくれればママは外出することもできます。
お友達と会ったり、カフェでのんびりくつろいだりするだけでリフレッシュできますし、パパの株もあがります!
絶対に言ってはいけないのが「育児を手伝うよ」という一言です。育児はパパにとっても義務であり、責務です。
手伝うものではなく、自主的に取り組むべきことです。普段は仕事でなかなかできないけれど、本来は自分もすべきことという意識を常に持ち続けたいですね。
逆に言ってあげたいのが「育児は大変だよね、いつもお疲れさま、ありがとう」という言葉です。
慣れない育児に孤軍奮闘している新米ママも、そんな一言があれば報われます。たまにはおっぱい詰まりが起きにくいスイーツなど、お土産も買って帰りましょう。
赤ちゃんと過ごす時に気を付けたいこと…事故を防ぎましょう
新生児期から赤ちゃんのお世話をし続けてきた素敵なパパたちにとって、5ヶ月くらいになると遊びの幅が増えてきて楽しい時期に入りますよね。
これまでは首据わりに気を付けなければならなかった体操もしっかりできるようになってきます。でも、活発になったからこそ気を付けたいポイントがあります。
- 落下
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ちょっとソファに寝かせたり、ベビーベッドの柵を下げたすきに寝返りを打って落ちるといった事故はとても多いのです。
ほんの少しの間でも高所には寝かせないよう、高所に寝かせる場合は絶対に目を離さないようにしましょう
- 誤飲・窒息
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コインやタバコ・ペットボトルのふたや鍵など、ちょっとしたものをそこらへんに置いてしまうクセのあるパパは要注意です。
- 腰の据わり
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赤ちゃんは首据わりが完了しても、まだ腰はしっかり据わっていません。股関節もしっかりしていません。ハイハイもまだまだ先です。
ベビー体操やベビーマッサージで遊ぶときは、腰・股関節や腕・脚の脱臼などに注意してあげましょう
赤ちゃんのイタズラ…面白いけど困っちゃう!事前にチェック
生後5ヶ月ころになると、赤ちゃんはフィジカルよりメンタルの成長が進み、イタズラをすることも増えてきます。
ママはねんね期のイメージで抱っこやおんぶしてしまいますが、思いもよらないイタズラをされることがあります。
- 髪を掴まれる・ピンなどを取られる
- ピアスやイヤリングなどアクセサリーに触られる
- 眼鏡やメイクなど顔に触られる
- 手足を伸ばしてものを掴んだりやかんなどに触れる
- 壁を蹴ったり、寝返りをして思わぬところに移動する
髪を引っ張られるだけでなく、ピンやピアスなどを取られるとママもケガのもとですし、赤ちゃんが口に入れたら大変です。
また手足を伸ばしていろいろなものに触ってケガややけどをしたり、びっくりするほど移動してしまうなど、事故につながることもあります。
生後5ヶ月の赤ちゃんは、日々脳が発達していきます。昨日できなかったことは、今日できているかもしれません。
いたずらはされるもの、と考えて、危ないものは事故前にチェックして取り除いておきましょう。
ママと赤ちゃんの世界を広げよう!いろいろな人とつながろう
育児も5ヶ月目に突入すると、ママもそろそろ家の外につながりを求めたくなりますよね。また職場復帰を控えているママもいます。今のうちに世界を広げておきましょう。
ママ友サークル・育児サークル…ママ友とのつながりを作る
育児サークルなどに参加して、同じくらいの月齢の赤ちゃんがいる気の合うママ友を探してみましょう。
育児サークルは児童館や自治体の保健センター、育児支援センターや地元の保育所などさまざまな場所で活動しています。
児童館や保健センター・育児支援センターなどで訊いてみたり、今ならSNSで自分に合いそうなサークルを探してみても良いでしょう。
なんとなく気の合うママたちが集まっているというサークルもあれば、こだわりのあるママが集まっているサークルもあります。
- アレルギーのある赤ちゃんを育てているママサークル
- 食育に興味があるママ友のママサークル
- アドラーやシュタイナーなどの教育法に興味を持つママのサークル
- 障害や重病を抱える赤ちゃんのママサークル
「こんな育児がしたい」という希望があるママは、同じ考えや志を持つママ達のサークルを訪れてみましょう。
サークルデビューはちょっと緊張しますが、挨拶と自分の赤ちゃんから目を離さないことを忘れなければ大丈夫。
いろいろなサークルがあり、いろいろな考えや経験談を持つママたちがいます。自分がほっとできるサークルを探してみましょう。
人見知り時期を控え祖父母をはじめいろいろな人に会わせよう
この時期は聴覚・視覚が発達して人の見分けがつき始めます。さらに記憶力も飛躍的に伸びます。そのため、人見知りが始まることもあります。
人見知りの度合いは人によってさまざまで個人差があります。3歳~4歳になっても激しく人見知りする子もいれば、まったく人見知りらしいものが見られない子もいます。
家族なのにパパに人見知りする子もけっこういます。日ごろパパが忙しくてあまり家にいられないと、人見知りされる可能性は高くなるでしょう。
目上の人の前や公共施設・交通機関などでギャン泣きされると困るものです。成長過程とはいえ、やはりどんな人とも仲良くなってほしいのが親心ですよね。
人見知りは、子どもの記憶力やコミュニケーション能力がさらに育っていけば自然と解消されていきます。
でも、普段からできるだけ人見知りを悪化させないポイントもありますよ。
- 祖父母など、身近な大人とたくさん関わる
- 買い物に連れていき、いろいろな人に会わせる
- ママサークルなどでいろいろなママ・赤ちゃんと触れ合う
人見知りをするからといってあまり人に会わせずに育てると、余計に人見知りが激しくなる可能性もあります。
「一時的なもの」とあまり気にせず、気兼ねせずにすむ実家の両親や義父母などからいろいろな大人や子どもと触れ合いをもつよう育てましょう。
子育て支援センターや児童館を活用しよう…孤独が苦しい時
子育て支援センターや児童館・託児サービスなど、子育てを応援してくれるサービスはいろいろあります。
ママが育児に行き詰まりを感じていたり、孤独感が強い時などはとても強い味方になってくれますよ。
赤ちゃんを連れて遊びに行く場所がない、赤ちゃんとの散歩に適した公園がない…といったお悩みがある場合も、訪れてみましょう。
保育士さんや保健師さんといったプロから意見を聞けたり、先輩ママと知り合ってお得な耳より情報やお役立ち情報をもらえることもあります。
- 赤ちゃんと目が合いにくいんだけど、発達障害は大丈夫?
- 親がアレルギー体質だけど離乳食はいつから始められるの?
- どこの小児科・耳鼻科・皮膚科がオススメなの?
今はSNSやネットのサイトでいろいろな情報を得ることができますが、情報が氾濫しすぎていてかえって混乱することもあります。
リアルなつながりを持った人からアドバイスをもらったり、直接質問をしてみることで、ママの胸のつかえがとれることも多いのではないでしょうか。
ママがつらい時の乗り切り方…話を聞いてもらって発散させて
ママが育児に行き詰ってしまったと感じた時、つらくてたまらない時にしてほしいこと・知っておいてほしいことをご紹介します。
- パパに話を聞いてもらう
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パパに、つらい気持ちを話してみましょう。すべて理解してもらうことは難しいかもしれません。
でも、共感を得られるだけで気持ちが安らぐこともあります。話を聞いてもらうだけでも心が軽くなるものですよね。
- 育児支援センターなどに育児相談をする
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保健師さんなどプロに話を聞いてもらいましょう。育児サークルを紹介してくれるかもしれません。
- カウンセリングを受ける
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産婦人科や心療内科で相談し、カウンセリングを受けることもひとつの方法です。
徹底して話を聞いてもらうことで、ママ自身の行き詰まりが見えてくることもあります。
- 託児を利用して一時赤ちゃんと離れる
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パパやママの実母などに赤ちゃんを預けてひとりで外出してみましょう。
無理なら、行政サポートなどの託児を利用して、自分だけの時間を作ってみましょう。
託児を利用して自分の時間を作ったり、美容院に行ったりすることに罪悪感を覚える必要はありません。
赤ちゃんとママがより良い関係を築いていくために、もっと赤ちゃんを愛して一緒に幸せになるために必要な時間と考えましょう。
5ヶ月の赤ちゃんは遊びや関わり方で発達・成長を促そう
生後5ヶ月の赤ちゃんは、喃語でのおしゃべりが活発になったり、手足や体の動きが活発になるなど発達が目覚ましい時期に入ります。
これまでとは違った成長の仕方で、パパママはちょっと戸惑うかもしれません。遊び方や関わり方も大きく違ってくる時期ですよね。
特にコミュニケーション能力は、愛情あふれる触れ合いでぐんぐんのばしてあげたいですよね。たくさん関わってあげましょう。
またパパも積極的に赤ちゃんと遊びましょう。赤ちゃんは男性と遊ぶと興奮して喜びます。たくさん遊んで、パパ大好きっ子に育てましょう。
ママがつらいな、苦しいなと感じたら放置せず、パパをはじめ周囲の人に話を聞いてもらい、内側に溜め込まないようにしてくださいね。
赤ちゃんとママが心穏やかに過ごせる方法は家庭によって千差万別です。いろいろな遊びやサポートを取り込んで、楽しく過ごせるポイントを探して行きましょう。
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あーちゃんさん
二人目育児中です。
二人目でも四年ぶりの赤ちゃんに新鮮な毎日です☺
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ありがとうございました?✨
気楽に楽しく育児したいです✋
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