赤ちゃんのバンダナスタイの作り方!直接縫いだけで簡単おしゃれ
可愛い我が子を迎えるまでの間に、ベビー用品をハンドメイドしたいと考えているママは多いのではないでしょうか。
でも、細かいことは苦手な不器用ママもいるでしょう。一般的な卵型スタイは曲線が多く、凝ったものだと首の部分にゴムを使ってクシュクシュさせているものもあります。
このタイプのスタイは、裁縫やミシンの扱いに慣れていない人にとってはハードルが高く、難しく感じるものです。
そこで今回は、細かいことが苦手な不器用なママや、裁縫初心者のママのために、直線縫いだけでできる簡単なバンダナ型スタイの作り方を2パターンご紹介します。
わざわざ手作りキットを買ったり、型紙を用意したりする必要はありません!
スタイリッシュに、カッコよく、大人っぽく決めたい男の子にはオススメです。
使用する生地やリボンなどのアレンジ次第で女の子にも使えるので、女の子のママもぜひ作ってみてくださいね。
この記事の目次
まずは生地選び!赤ちゃんの肌に優しいダブルガーゼがオススメ
赤ちゃん用の小物を作成するときには、繊細な赤ちゃんの肌に優しい素材のものを選ぶようにしましょう。
赤ちゃんと言えばガーゼ生地が知られていますが、中でもガーゼが二枚重ねになったWガーゼ(ダブルガーゼ)は、よだれや汗の吸収が良いので赤ちゃん小物や肌着を作るには特にオススメです。
- ダブルガーゼ
- 綿ローン
- 木綿地
- リネン
- 綿麻(ハーフリネン)
- ニット地
ニット地には、スムース、スウェット、天竺(てんじく)、フライス、スパンフライス、ニットキルトなど様々あります。服作りをする人はこちらもチェックしてみましょう。
スタイを作る場合、吸水性を重視するとタオル生地もおすすめです。中でもハンドタオルは洗濯を繰り返してもゴワゴワしない物が多いです。
タオルのように吸水性が良く、シミの目立ちにくい色の生地を使えば、外出時の食事用スタイとしても使えるので便利です。
市販されているお食事エプロンは防水性のあるラミネート生地やビニール生地が一般的ですが、冷たくて堅い生地を嫌がる子もいます。そんな子には手作りの食事スタイを作ってあげてもいいですね。
スタイに使用する生地は手芸屋さんで手に入りますが、なかなか好みの物に出会えないということもあります。特にダブルガーゼは赤ちゃんらしい柄ばかりで、選択肢が少ないです。
まずは水通しと地直し!仕上がりに影響するので必ずやりましょう
生地を買ってきたらすぐに作り始めたいところですが、事前にすることがあります。
それは水通しと地直し。
この工程をするかしないかで、仕上がりが大きく変わってきます。ちょっと面倒ですが必ず行いましょう!
「水通し」ってなに?その目的と方法
「水通し」はその名の通り、水に通すこと。水通しは、作成後に洗濯をしたときの縮みを防ぎます。
- 1.水につける
- たっぷりの水に、布を1時間程度浸します。
- 2.陰干しする
- 軽く絞ったら、布を整えて半渇き程度まで陰干しします。
「地直し」ってなに?その目的と方法
水通しができたら次は「地直し」。地直しは生地を整えることです。
買ったばかりの布は生地が歪んでいることがあります。その布目を整えてから裁断、裁縫していくことで綺麗な仕上がりになります。
- 1.布目を整える
- 布目が直角になるように引っ張って整えます。生地によっては伸びてしまう物もあるので、その場合は引っ張りすぎないように注意しましょう。
- 2.アイロンをかける
- 布の裏側を、布目に沿うようにアイロンをかけ、布目を整えます。
これで水通しと地直しは完了!では制作に移りましょう!
ハンカチとしても使える!リバーシブルのバンダナスタイの作り方
ハンカチとしても使用できる2WAYタイプのバンダナスタイ。ガーゼハンカチとスタイを兼用できるのでお得です。
スタイとして使う時は、生地が4重になり厚みが増すのでよだれが多い子でも安心です。
また、リバーシブルなので1枚で2パターンのオシャレを楽しめます!縫い方はほぼ直線縫いのみなので、裁縫が苦手な方も挑戦しやすいです。
では作り方を画像とともに説明していきます。
27.5cm×27.5cm(首回り約35cm~37.5cm)のバンダナスタイ
- 生地 29cm×29cmの正方形を2枚取れるサイズ
- スナップボタン 2ヵ所分
- タグ用のチロリアンテープ 約5cm(なくてもOK!)
生地はリバーシブルの柄違いを楽しむために、2種類用意するのがオススメです。
また、タグをつけるとオシャレさが格段とアップします!100円ショップにも可愛い手芸用のリボンやタグが売っているので、活用してみましょう。
【裁断】
水通しと地直しをした布を、29cm×29cmに切ります。正方形なので、型紙がなくても大丈夫です。
【裁縫】
表裏を中表に合わせ、まち針で留めます。中表とは、表になる面を合わせて重ねることです。
そして、返し口になる部分を4~5cm残して、外側から5mmの位置を縫っていきます。
タグをつける場合はこの段階で一緒に縫い付けます。この写真は、端から5cmのところに付けています。仕上がりの場所をイメージしながら、バランスよく付けましょう。
また、裏返した時にモコモコするのを防ぐために、生地の四つ角を少し切り落とします。
返し口から裏返して、目打ちや細い棒を使って角を出し、中を整えてから返し口を閉じます。まつり縫いが綺麗に仕上がります。
アイロンで形を整えてから、外周をぐるっと縫い付けて仕上げます。外側から3~4mmのところを縫いましょう。
【ボタン付け】
プラスチックのスナップボタンを付けます。外側ギリギリにつけてしまうと、取り外しが不便になるので注意しましょう。
サイズ調整のために、ボタンの受け口を2カ所つけると便利です。首周りがきつくなったり緩くなりすぎないように、お子さんのサイズを測った上でボタンをつけてください。
写真にあるようなボタン付けの道具が無くても、簡単に取り付けられるワンタッチのプラホックも売られています。
また、留め具は100円ショップでも売られているマジックテープを縫い付けても良いです。その場合は中表に縫う前に取り付けてしまいましょう。
ボタンを付け終わったら完成です!
スタンダードな三角形のバンダナスタイの作り方
こちらの三角スタイもほぼ直線縫いでできるので、挑戦しやすいです。縫う辺が少ないので、先のハンカチタイプよりも簡単にできます。
首回り約36cmのバンダナスタイ
- 生地 30cm×30cmの正方形
- スナップボタン 1ヵ所分
- タグ用のチロリアンテープ 約5cm(なくてもOK!)
上記の材料では、表裏が同じ柄のスタイになります。柄違いのリバーシブルを楽しみたい方は正方形を2枚用意して2セット分作るのがおすすめです。
【裁断】
水通しと地直しをした布を、30cm×30cmの正方形に切ります。そして、その対角線上を切って三角形にします。
【裁縫】
表裏を中表に合わせ、まち針で留めます。返し口になる部分を4~5cm残して、外側から5mmの位置を縫っていきます。
吸収力の良い厚めのスタイにしたい場合はもう一枚生地を重ねてください。その際は、最後にひっくり返した時にどの柄が表に出るかを確認しながら重ねてください。
タグをつける場合はこの段階で一緒に縫い付けます。この写真は、端から5cmのところに付けています。仕上がりの場所をイメージしながら、バランスよく付けましょう。
裏返した時にモコモコするのを防ぐために、生地の三つ角を少し切り落とします。そして、返し口から裏返し、目打ちや細い棒を使って角を出し、中を整えてからまつります。
アイロンで形を整えてから、外周をぐるっと縫い付けて仕上げます。外側から3~4mmのところを縫いましょう。
このタイプは外周を縫わなくても問題なく使えます。
しかし、洗っているうちに端がよれてくることが考えられますので、頑丈に仕上るために上記のハンカチタイプ同様、外周も縫うことをオススメします。
【ボタン付け】
プラスチックのスナップボタンを付けます。取り付ける場所は、写真の通り。あまり外側ギリギリにつけてしまうと、取り外しの際に不便なので注意しましょう。
完成です!
自分好みのアレンジも楽しもう!
スタンダードなバンダナができたら、アレンジにも挑戦してみましょう。デザインを考えるのも楽しいですよ。
アレンジしたスタイ
これは、襟のところがシミで使えなくなった子供用のTシャツの生地と、中途半端に残ってしまった生地を組み合わせて作ってみました。
左側のスタイは、生地の境目に花のリボンを縫い付けています。このようにアレンジを加えると手が込んでいるように見えますね。
生地をつなげるには、2つの生地を縫い合わせて、その裏面の縫い口をアイロンで割るだけなので簡単です。ミシンがあればこの作業も一瞬です!
好みの柄を組み合わせて、自分好みのバンダナスタイに仕上げてくださいね。
生まれてくる赤ちゃんへ!バンダナスタイを愛情込めて作りましょう
今回ご紹介したバンダナスタイ2種類は、ハンドメイド初心者でも挑戦しやすい簡単なものとなっています。
私はこれらのスタイを息子に作ってあげたのですが、「オシャレなスタイしてるねー!」や「これ手作りなの?市販の物かと思った!すごーい!」とよく褒められました。
ハンカチタイプは裏表の柄がどちらも見えるので、特にオシャレに見えるようです。
産後は自分に時間をかけられず、女子力が低下する一方…そんな時に女子力とママ力の高さを褒められて、その度に気分が上がったりもしました。
ぜひ妊娠中の楽しみの一つとして、スタイ作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。オリジナルのバンダナスタイを愛情込めて作ってあげてくださいね。
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