双子育児はいつから楽になるの?授乳やお風呂などの悩みや苦労話

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2016/09/12

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双子育児で悩むママは少なくありません。今は不妊治療によって双子が生まれる家庭が増加傾向にあるため、それは決して他人事ではなくなっています。

双子育児は、確かに「楽」ではありません。でもそれは一人育児でも、年子の育児でも同じではないでしょうか。そもそも「楽」な子育てなんてありえないはずです。

確かに大変な双子育児ですが、いつまでも泣けてくるほど大変なわけではありません。子供は個人差や個性はあっても、日々すくすくと成長しているからです。

私も双子出産経験者です。男の子ばかり3人を奮闘しながら育てています。がむしゃらに走ってきて、やっとここ数年「育児っておもしろいな!」と思えるようになってきました。

もちろん、今でもつらいこと、苦しい事や困りごとは日々山盛りです。それでも笑えるようになる日が一日も早く来るように、双子育児のポイントをご紹介します。

2016.9.12加筆修正

双子育児の大変さは家庭それぞれ!経験を積んでママは強くなる

以前「双子育児の大変さは、双子を育てた人間しかわからない」と、人に言われたことがあります。

でも、私は訂正したいと思います。「育児は子供が何人だろうとその家庭にしかわからない苦労があって、その家庭にしか本当の大変さなんてわからない」、と。

私も双子育児を現在進行中です。3歳年上の長男の下に、次男・三男が二卵性の双子で生まれました。次男は多動性の強い自閉症を持っています。

私の実家は半日はかかる遠方です。隣に住む主人の実家の義父・義母には一切頼れません。逆に問題や雑用・文句がしょっちゅう我が家へ舞い込みます。

主人は不規則かつ夜遅い仕事で、家事・育児はほぼ頼ることができません。そんな私ですが、今は笑いながら育児をしています。

私は自分が「苦労して育てている」という感覚はありません。もっと大変そうに見える家庭のママが、いつもほがらか…という例も知っています。

今、あなたが双子育児に行き詰まり疲れ果てているのなら、その大変さはほかの家庭と比べても仕方のない、「我が家にとって本当に大変な状況・期間」なのです。

「あんなに大変な環境のママが笑って育児しているのに、私はどうしてできないの」と責める必要なんてないのです。

一見大変そうに見える家庭をほぼ一人で切り盛りする私が、笑って育児ができるのには、もちろん理由があります。

  • 初めての育児ではなく、2人目3人目だった
  • いろいろな問題を乗り越えて、トラブルに少しずつ慣れた
  • 「理想の育児」の無意味さに気付いた
  • 「理想の良い子」を育てることをあきらめた

つまりは「経験」です。経験を積むことで、上手なあしらいかたも、適当なこなしかたもわかってくるものですよ。

双子育児の苦労・大変なポイントと、上手な乗り切り方

ここでは、育児が一番大変な最初の1年間を中心に、双子育児を少しでも楽にするための知恵や裏技を、経験談を交えてご紹介します。

【授乳】完全母乳の場合…時間で授乳を管理してみましょう

完全母乳で双子を育てているママ、本当にお疲れさまです。

胸を張って「大変だった、頑張った」と誇ってくださいね。

完母で育てる場合は、双子の授乳時間をそろえてみましょう。泣いたタイミングで飲ませるのではなく、3時間、4時間おきに時間を決めて授乳しましょう。

生後半年以上過ぎても夜中の授乳が3時間おきにある…という場合は、夜だけでもミルクを足してみるという方法があります。

哺乳瓶でミルクを与えるのは、洗浄や消毒など逆に面倒な家事が増えます。離乳食がスタートしているなら、コップ飲みにトライしてみましょう。

スプーンに慣れたら搾乳した母乳を与えます。それからコップ飲みの練習をさせ、最終的にミルクをコップで飲めるように練習してみましょう。

母乳よりも、離乳食やミルクは腹持ちが良いという特徴があります。夜中の授乳間隔が多少長くなるかもしれません。

二人分のおっぱいをたっぷり出していた乳房は、最初はガチガチになってしまうかもしれません。でも、いずれは卒乳の時期がやってきます。

離乳食が進み、生後7~8ヶ月を過ぎたら、助産師さんなどおっぱいマッサージができる専門家と相談しながら離乳食のウエイトを重く、母乳量を軽くしていきましょう。

マッサージを受けながら授乳量を少しずつ減らしていくことで、乳腺炎などのトラブルを多少は回避することが可能です。

「おっぱい」には、母乳が出ている・出ていないにかかわらず赤ちゃんの精神安定剤としての役割があります。

夜中の授乳をやめるためのコツをご紹介します。できることから試してみてくださいね。

添い乳で寝かしつけをしない

添い乳で寝かしつけをすると、口さみしさで起きることが増えます。夜泣き防止のためにも、添い乳での寝かしつけはやめましょう。

夜中に起きてもおっぱいを与えない

夜中に赤ちゃんが起きたとき、寝かしつけのためにおっぱいをくわえさせると「起きて泣けばおっぱいがもらえる」と学習してしまいます。

夜中に起きても手をつないで寝てしまう

赤ちゃんが夜中に起きても、ママは赤ちゃんと手をつなぎ、そのまま一緒に寝てしまいましょう。

パパの翌日の仕事に支障があるなら、一時的に寝室を別にするなど工夫して、「おっぱいを与えない寝かしつけ」を徹底します。

おっぱい・授乳以外の入眠儀式を探す

指しゃぶり・こぶししゃぶり・ママの二の腕をもむなど、赤ちゃんによって入眠儀式はいろいろです。

おっぱいを吸う以外の入眠儀式を試したり探したりし、夜中に起きずに済む方法を見つけましょう。

【授乳】混合栄養・完全ミルク栄養の場合…時間を合わせ同時授乳

我が家は5ヶ月まで混合栄養、5ヶ月で双子がダブル入院してからはおっぱいが涸れてしまったため完全ミルク栄養で育てました。

授乳の方法は完母でも説明したように、一般的に2つあります。

  • 赤ちゃんが泣いたら与える方法
  • 時間で与える方法

赤ちゃん一人を育てるときの是非はともかく、双子を育てる時には確実に「時間を決めて与える方法」がオススメです。

赤ちゃんが泣いたタイミングでバラバラに与えていたら、ママには休む間もありません。哺乳瓶の洗浄や消毒も間に合わなくなります。

育児日誌をつけていればともかく、忙しい毎日だとうっかり「この子には今日ミルクを何度あげたっけ?」とわからなくなってしまうこともあるものです。

また、ママ一人で育てる場合は、育児書や育児雑誌に書いてあるマニュアル通りには行きません。それでも大丈夫なことは、たくさんあります。

抱っこせず、授乳クッションなどで高さを出して同時授乳

双子を授乳クッションやハイローチェアで少し傾斜をつけて寝かせ、同時に哺乳瓶を加えさせます。

「抱っこして目を見て授乳」などはムリと諦めましょう。ただしテレビは止め、スマホの操作はやめて、ママは授乳だけに集中しましょう。

げっぷ

吐き戻しやすい方の子からげっぷをさせます。もう一人は少し頭を上げた状態で待っていてもらい、その後げっぷをさせましょう。

げっぷをさせるときは貴重な単独抱っこタイミングです。名前を呼びながら、「たくさん飲んだね」と話しかけてあげましょう。

声掛け

一人一人を抱っこして授乳できない分、同時授乳しながら話しかけはしてあげましょう。

目を合わせるように見つめ、名前を呼んで「美味しい?」と声掛けをします。

ママ一人で育てているなら、育児書の通りに行かないことだらけでも仕方がありません。

それでもこまめに愛情を表現していれば、甘えん坊の感受性豊かな子に育ちますよ。

【離乳食】…既製品にも頼って、我が家のペースで食べさせて

双子は小さく生まれることもあります。また、ママの気持ちの余裕も離乳食スタートには必要です。慌てず、我が家のペースで進めましょう。

離乳食スタートのサインは、下記に挙げたようなものです。

「5ヶ月から」「6ヶ月から」という月齢にこだわりすぎず、赤ちゃんのサインを読み取ってスタート時期を見極めましょう。

  • 赤ちゃんの首が完全に据わり、専用の椅子に座れる
  • パパママの食事に興味を持ち、じっと見る
  • 口をもぐもぐさせたり、よだれを出す

双子の成長がかけ離れているのでなければ、離乳食は同時にスタートしたほうが断然ラクラクです。多少であれば、遅い方の子に合わせてスタートしましょう。

我が家は、生後7ヶ月の誕生日に始めました。その日、遠方の実家に里帰りしていたため、手伝いの手があったことと、私の気持ちに余裕があったからです。

離乳食を始めるとブツブツや下痢など体調変化があることもあります。

パパがお休みの平日や、他の家族のお手伝いがある日など、ママが「大丈夫!」と思える日に始めましょう。

私は容器を二つ用意し、スプーンは1つで交互に食べさせていました。スプーンは最初2本用意していましたが、途中で面倒になり1本しか使わなくなりました。

それでも離乳食中期、後期になると手づかみ食べや自分でスプーンを持ちたがるようになり、それぞれがそれぞれの食事を食べるようになります。

離乳食が始まったばかりのころは大変ですが、離乳食期は半年ほどで幼児食へと移行していくものです。あと半年の辛抱ととらえて乗り切りましょう!

レトルト・瓶詰

レトルトや瓶詰はママの強い味方です。

あまり使わなかった私も買い置きすることで、体調不良の日や多忙な日を気分的に乗り越えることができました。

一度にたくさん作れる

離乳食の面倒さは、ちょこっとずつ作る点にあります。その点、双子はガバっと作り、ガバっと消費されていきます。

おかゆも一度にたくさん炊き、冷凍しておけば簡単に食べさせることができますよ。他の食材も上手に冷凍を使いましょう。

食べさせる量

片方ばかりよく食べて片方は食べない…という食べむらは、赤ちゃんにはありがちなことです。

片方が食べなくても気にせず、同じタイミングでおやつ・授乳・水分補給をしましょう。

食べない方にだけ特別メニューを与えていると、栄養や生活リズムが偏ってしまいます。

病気のとき

病気になったときは離乳食をやめるか、ワンステップ前に戻して授乳のウエイトを重くします。完治したら2、3日かけてもとのステップに戻しましょう。

我が家は4歳の男の子と1歳の双子ちゃんに同時に食べさせていました。正直なところ、誰がどれだけ食べたのかわからなくなる日もありました。

そんな時にチェックするポイントです。

  • 便秘・下痢・おしっこ量
  • ご機嫌・元気さ
  • 寝付き・睡眠時間

食事にひとりひとり時間をかけてあげられなくても、普段ご機嫌でうんちがしっかり出ていればちゃんと食べていますよ。

また親が一緒に食べられなくても、子供同士ワイワイがやがや楽しく食べてくれるものです。嫌いなものも、からかわれながら克服していったりもします。

食育は大切ですが、あまりとらわれすぎず、元気に食べていればOK!くらいの気持ちで取り組みましょう。

【睡眠】…双子は同時に寝かしつけ!ママは小刻みでも寝ましょう

双子育児で睡眠不足は仕方がありませんが、双子の睡眠時間がズレてしまうとママがまったく眠れないという事態におちいります。

普通、赤ちゃんは1日に16時間前後寝ています。でも新生児期は3時間~4時間ごとに起きて授乳があります。

赤ちゃんと一緒にこまめに寝る生活をしなければ、ママの体はもちません。特に産褥期は、義務と考えてこまめに睡眠をとりましょう。

少しでも睡眠時間を確保するために、授乳時間をそろえることはとても役立ちます。

授乳が終わったらすぐに哺乳瓶を水に漬けおき、そのまま赤ちゃんと寝てしまいましょう。起きたらさっと洗ってレンジでチン!すればすぐ飲ませられます。

とはいえ、私自身もまったく寝られない時期がありました。双子のうちひとりが入院、一人が退院し、家で授乳と搾乳しつつ、通院して授乳をしていたためです。

さらに実家の母がヘルニアで寝込み介護が必要になりました。2ヶ月ほどの間でしたが、毎日の睡眠時間は2時間ほどで、口内炎が治らず歯が2本抜けました。

母乳を与えているママにとって、睡眠時間は何より大切です!何を後に回しても、睡眠時間は確保しましょう。

【生活リズム】…生活リズムを整えることでぐーんと楽になる

生活リズムを整えることで、育児はぐっと楽になっていきます。睡眠・授乳時間を制して生活リズムを整えましょう。

生活リズムを整え、夜寝てもらうためにはとにかく「昼疲れさせる」ことが大切です。

昼間疲れさせ、その分夜寝てもらうためにできることをご紹介します。

早起きさせる

朝グズグズ寝かせておくと、結局夜まで響きます。朝はパパママと同じ時間に起こしましょう。

昼寝は同時にさせ、時間を決めて同時に起こす

昼寝が長引くと、結局夜寝てくれません。昼寝は双子同時に寝かしつけます。

さらに時間を決め、よく寝ていても同時に起こします。寝かせすぎないようにしましょう。

外遊びをさせる

ベビーカーで散歩にいったり、子育て支援センターや児童館に遊びに行ったり、赤ちゃんを遊ばせましょう。

双子で遊ばせる

せっかく双子で生まれてきたのですから、一緒にわちゃわちゃと遊ばせましょう。互いの体や手足に興味をもって、結構遊びますよ。互いが最高の遊び相手です。

遊んでいて多少泣いてしまっても、ギャンギャン泣きしなければ多少放っておいても大丈夫です。

お風呂は早めの時間に

双子のお風呂タイムは非常に大変ですが、やってやれないことはありません。幼児1人と双子の赤ちゃんを同時入浴も可能です。

お風呂タイムが遅くなるほど、赤ちゃんは汗が引かず興奮して夜寝付きにくくなります。お風呂タイムは早めの時間、夕方ころにしましょう。

【お風呂】…ママ一人でも入れられます!方法とコツを伝授

お風呂タイムは、ママ一人で入れなければならない場合、夕方のできるだけ早めの時間に設定しましょう。

我が家では、上の子と双子、3人の子供たちを私が一人で同時に入れていました。

双子ちゃんの首が据わっていない時期

「ベビーバス」で沐浴させましょう

  1. 双子のうち一人をベビーバスで沐浴させる
  2. 拭いて着替えさせ、ハイローチェアに寝かせてベルトで固定する
  3. もう一人をベビーバスで沐浴させる
  4. 拭いて着替えさせる
  5. 双子に湯冷ましなどで水分補給する
  6. ママは上の子と素早くお風呂に入って出てくる
  7. ママの着替え・上の子の世話は双子がいる部屋で行う
双子ちゃんの首が据わり、腰が据わっていない時期

「タミータブ」(ドイツ生まれのベビーバス)が便利です。またベビーバスローブも役立ちます。

  1. ベビー用バスローブ・幼児用バスローブを用意しておく
  2. お風呂場にタミータブを設置する
  3. タミータブに夏はぬるめ・冬は温かめのお湯を張る
  4. 双子はおくるみやバスタオルに包んでお風呂前で待機させる
  5. 上の子を裸にして全身を素早く洗い、湯船で遊ばせる
  6. ママも全身を素早く洗い、髪をタオルで巻く
  7. お風呂前で待機させていた双子のうち、一人目を脱がせてさっと洗う
  8. 一人目をタミータブに入れる
  9. 二人目を脱がせてさっと洗い、素早く湯船につからせる
  10. 二人目と上の子にそれぞれバスローブを着せる
  11. 上の子にタオルをわたし、髪のドライなどを練習させる
  12. ママもバスローブを羽織る
  13. 一人目をシャワーで温めてからバスタオルで拭き、着替えさせる
  14. 二人目を拭き、着替えさせる
  15. 上の子の着替えを手伝いながらママが着替える

ママのスキンケアは最後の最後になってしまいます。でも子供のお風呂タイムで湯気はタップリなので、意外とすべすべ…かもしれません。

双子ちゃんの腰が据わり、おすわりが上手にできるようになった状態

「バスチェア」これがけっこう長く役立ちますよ。バスローブもまだ役立ちます。

  1. ベビー用バスローブ・幼児用バスローブを用意しておく
  2. 湯船の中にふたつバスチェアを設置する
  3. バスチェアが浮かない程度にお湯を張る
  4. 双子を裸にしてバスチェアに座らせる
  5. 上の子を裸にして湯船に入れ、シャワーを持たせて遊ばせる
  6. ママが全身を素早く洗い、髪をタオルで巻く
  7. 上の子を出して全身を素早く洗う
  8. 双子の一人目をお風呂から出して素早く洗う
  9. 双子の一人目をバスチェアにもどす
  10. 双子の二人目をお風呂から出して素早く洗う
  11. 双子の二人目をバスチェアにもどす
  12. 子供たち全員に温かいシャワーをかけて体を温めさせる
  13. 双子の一人と上の子にそれぞれバスローブを着せる
  14. ママもバスローブを羽織る
  15. 一人目をシャワーで温めてからバスタオルで拭き、着替えさせる
  16. 二人目を拭き、着替えさせる
  17. 上の子の着替えを手伝いながらママが着替える

この方法を見て、お気付きでしょうか。実はママが湯船に入ることができないのです。非常に広いお風呂ならタミータブを2つ設置し、ママも湯船に入りましょう。

私は狭い公営住宅で3人を育てていたので、これが限界でした。厳寒の冬でも、数年間湯船に入ることができなかったので、唯一の贅沢としてバスローブを買いました。

バスローブがなければ風邪をひいていたと思います。とても重宝しました。パパが休みの日はパパに子供を入浴させてもらい、ゆっくり湯船につかりました。

ママは徹底的に時短が原則です。化粧落としや洗顔は事前に洗面所で済ませる・バスローブやヘアドライタオルを使うなど工夫しましょう。

【家事】…徹底的に手を抜いて、賢くサービスを使いましょう

ママが体を休めるため、そして何より赤ちゃんのために、家事は徹底的に手を抜きまくりましょう!

  • 通販や宅配の食事を活用する
  • ベビーシッターなど行政等の手助けを利用する
  • パパが休みの日にまとめて作って冷凍しておく

赤ちゃんがいると「掃除をしなくちゃ…」「洗濯しなくちゃ…」となりますが、多少のホコリなら喘息もちでない限り、特に問題はありません。

洗濯も双子なら多めに肌着類を用意し、洗濯乾燥機フル回転で乗り切りましょう。我が家は豪雪地帯なので、常に部屋の中は洗濯物が満艦飾でした。

「みっともない」という人のことは完全に無視しました。「双子プラス幼児の育児を手伝ってもくれない人間の言うことなぞ、聞く耳を持つ必要はなし!」が家訓でした。

また、赤ちゃんが泣いても多少は大丈夫です。声をかけつつ、家事を済ませてしまいましょう。赤ちゃんにとっても運動になりますよ。

【赤ちゃんが泣く】…対処すべき場合と放置OKな場合を見極めて

双子ちゃんの不思議で、一人が泣くともう一人もつられてワンワン泣きます。ママは焦ってしまいますよね。

赤ちゃんが泣く理由は無数にあります。ざっと挙げただけでもこんなにありますよ。

  • おむつが汚れている
  • お腹が空いている
  • かゆい
  • 暑い・寒い
  • 寂しい・つまらない
  • 人見知り
  • 黄昏泣き
  • やきもち
  • 甘え泣き
  • 体調不良で機嫌が悪い
  • お腹や頭が痛い
  • 発熱で苦しい

中でも問題になるのは、おむつの汚れや暑さ・体調不良などです。お尻かぶれや熱中症・病気の悪化などにつながる危険な「泣き」です。

その際はすぐに対処してあげましょう。特に発熱や熱中症の危険がある場合は、病院へいく必要があるケースもあります。

そのほか、かゆみや空腹などのちょっとした不快感から、人見知りや黄昏泣きなど成長による「泣き」もあります。

赤ちゃんたちを観察して「ただの黄昏泣きだな」「甘えてるんだな」と感じたら、多少は放っておいても大丈夫。様子を見つつ途中の家事を済ませてしまいましょう。

その点が双子の心強いところでもあります。互いに連動して泣くのに、だんだん片方の声が気になってきて泣き止んだり、ちょっかいを出し始めることもありますよ。

【病気】…病院へ行くときの準備と心構えをチェックしておこう

双子ちゃんが病気になってしまったら、ママは本当にてんてこ舞いですよね。でも大丈夫!子供は病気を経験して強くたくましくなっていくのです。

まずは受診の仕方からご紹介します。かかりつけ医がベビーカーOKか、靴履き替えかをあらかじめチェックしておきましょう。

二人同時に病気になった&ベビーカーOK病院

二人同時にベビーカーに乗せて病院へ行きましょう。吐き戻し用のタオルや着替え・オムツを二人分忘れずに。

二人同時に病気になった&靴履き替え病院

前後抱っこ&おんぶ、もしくはスリングで抱っこして連れていきます。診察室に入ってから、一人ずつおろして診察を受けます。

診察が終わった子はおんぶします。二人とも吐き気がひどい場合はスリングの方が安心です。

一人だけが病気になった&ベビーカーOK病院

できれば病気の子だけをベビーカーに乗せ、元気な子はおんぶで行きます。院内で病気をもらわないためです。

一人だけが病気になった&靴履き替え病院

まず元気な子をおんぶ紐でおんぶします。次に簡単に外せる抱っこ紐で病気の子を抱っこします。

診察室に入ったら、抱っこの子だけを外して診察してもらいます。

院外処方のお薬をもらう際は、あらかじめFAXで流しておいてもらいすぐに受け取れるようにしておくなど、ちょっとした工夫で楽になりますよ。

入院することになってしまったら、赤ちゃんの場合はママも同時に付き添い入院することが多いでしょう。

我が家では双子が同時にRSウイルス感染症で入院しました。上の子もまだ幼稚園年少さんだったので、私の実家の母にお願いして、駆けつけてもらいました。

もし実家の母に頼めない状況だったら、パパが会社を早退して、上の子の幼稚園のお迎えと家事・育児を担当することになったでしょう。

どうしても無理な場合は、行政のベビーシッター事業をお願いしたはずです。家族にどうしても頼れない場合は、行政にかけあってみましょう。

【予防接種・検診】…病院と同じ流れで、事前に確認を

予防接種や検診は、大変な行事のひとつです。

手助けがお願いできるなら、できるだけ手伝ってもらいましょう。

私は一切手伝ってもらえる人がいなかったので、ママ一人でも乗り越えられることは乗り越えられますよ。

予防接種

前に一人を抱っこ、後ろに一人をおんぶしていきます。必ず看護師さんがいるので、診察の際におろして一人を抱っこしてもらい、一人ずつ診察を受けましょう。

注射を受けた方は泣いて暴れ、危ないのですぐさまおんぶ紐でおんぶします。次にもう一人を抱っこで接種させ、そのまま抱っこ紐で抱っこし院内待機します。

検診

かかりつけ小児科で受ける際は看護師さんに手伝ってもらい、一人をおんぶしながらもう一人の検診を受けましょう。

困るのが保健センターなどの集団検診です。できるだけ双子ベビーカーや前後おんぶ&抱っこで入らせてもらい、一人ずつ受けましょう。

私は保健センターの1歳半集団検診の際、ベビーカーも不可、手伝いも不可で保健師さんに「ママ一人で見きれないならさっさと帰って、迷惑」と暴言を吐かれました。

子供たちの個別相談もママ相談も受けられず、結局自閉症児の見落としもありました。後日、別の機会に抗議し、環境の改善を求めました。

こんな事態にならないように、事前にチェックしておきましょう。

  • ベビーカーは入れるのか
  • 前後抱っこ&おんぶで受けられるのか
  • 面談・相談時に赤ちゃんを見てくれるスタッフはいるのか
  • できるだけ空いている日時はいつか

【ママの心構え】…すべて完璧にしようとしないで、諦めも肝心

育児が本当に大変なのは、最初の1年です。その間も、1ヶ月ごとに確実に赤ちゃんは成長していきます。

ママには、育児への希望や夢、理想があったことでしょう。でも、そのすべてをかなえるのはちょっと難しいかもしれません。特にママ一人の子育てだと難しいですね。

それは一人の赤ちゃんでも同じです。「育てたように育つ、でも思ったようには育たたない」のが子供です。

でもできないことばかりだと、ママもストレスや罪悪感・虚無感が強くなってしまいますよね。そこでどうしても譲れないことをひとつ決めましょう。

  • 完全母乳育児
  • 全部手作り離乳食&おやつ
  • 夜泣きさせない生活習慣
  • たくさん話しかけ・絵本を読みきかせる育児
  • いっぱい外遊びさせる育児
  • 知育・育脳育児

ママによっていろいろあると思います。絶対譲れないことだけを信念として守り、そのほかのことは「できたらラッキー、達成したら万々歳」くらいの気持ちで進めましょう。

そして、もし失敗してしまっても自分を責める必要はありません。育児には愛情もって接する以外、「絶対的な王道」なんてないのです。

完全母乳育児に失敗…

ミルクにはミルクの良さがあります。母乳では補えない栄養もありますし、ミルクの方が生活リズム作りに便利です。

知育・育脳育児がうまくいかない…

子供の脳は無限の可能性を秘めています。大人になってからビックリの才能を開花させる人だっていますよ。

双子育児の体験談…男の子ばかり3人育てているママの奮闘記

私自身、双子育児をしています。今は小学校高学年と中学年になった子供たちですが、最初の3年ほどは感慨や思い出など吹っ飛ぶほどの多忙さでした。

でも、そんな3年間だって毎日泣いていたわけではありませんよ。笑えるようになるまでの軌跡をご紹介します。

【妊娠中】…リスクが高い多胎妊娠!無事生まれただけで幸せ

私自身のことを振り返るのであれば、双子育児で精神的に最も大変だったのは「妊娠中」でした。それほどリスクが高かったのです。

  • 周産期医療センターがある病院でしか受け入れられなかった
  • 生まれるまで正常に成長しているかどうかわからなかった
  • 産前に重症悪阻や切迫早産で長期入院が必要だった

私自身が大変だったわけではありません。でも、不安が一番強かったのがこの時期でした。顔が見えないお腹の子供達が、生きて産まれてくれる保証もなかったのです。

無事元気に生まれてからは、妊娠中の不安を「心の支え」に変えてすべての苦労を乗り越えてきました。

無事生まれるかどうかもわからなかった。五体満足かどうかもわからなかった。

その不安に比べれば、目の前で起きている大騒ぎなんて取るに足らないことだ、と思うことができたのです。

【産後1年】…育児が一番大変な時期!でもあっという間に過ぎる

産後1年間は、細かいことはほぼ覚えていません。それほど多忙で、あわただしかったのです。

記憶力が低下し、家族に「若年性アルツハイマーでは」と心配されて心療内科に通ったこともありました。

しかし、「これほどまでに多忙なら、仕方のないことです。あなたは正常です」と言われたほどです。

授乳や寝かしつけなど細かなことはそれぞれの項目でご紹介しましたが、そんな強烈な超多忙の日々に変化が来たのは、けっこう早いものでした。

離乳食が3回食になったのです。そして、授乳が消毒が必要な哺乳瓶からコップ飲みに変わりました。そのとたんに、「あ、ヒマになってきたな」と感じたのです。

まだ双子たちは生後1歳2ヶ月。離乳食を食べている時期でしたが、私はライターのトライアルを受け、在宅で働き始めました。今でもこうして続けています。

産後1年は怒涛の如く過ぎていきます。でも、あまりにも忙しすぎて悩むヒマもありません。私が病気になって高熱が出ても、寝込むヒマさえありませんでした。

クヨクヨする暇もなかったことは、私にとっては良かったのではないかと思います。ただ、可愛い写真を撮る余裕などはまったくありませんでした。

でも、そのころパパや実家の祖父母が撮ってくれた写真を見て、今「可愛いなあ」「幸せだなあ」と振り返ることができます。充分楽しいですよ。

時間や自分自身に余裕ができたのは保育園に入ってから

時間や自分自身に余裕ができたのは、保育園に子供たちが入ってからのことです。その日のことは鮮明に覚えています。

1歳11ヶ月で入園しました。それまでは一瞬たりとも目を離せず、コンビニにさえ行けなかった生活に、「ママひとりの時間」がついに訪れたのです。

のちに自閉症と診断される息子は激しい多動がありました。もう一人の健常な息子にも多動傾向がありました。

さらに3歳上のお兄ちゃんもやんちゃな子で、今思うと多動傾向がありました。ちっともじっとしていられない男の子ばかり3人だったのです。

登園初日、私は喫茶店に入ってコーヒーを飲みました。預けた子供の影をしょっちゅう目で追い、なぜか涙が止まらず、ちっとも落ち着きませんでした。

しばらくは「昼間誰もいない時間がある」という生活に慣れませんでしたが、すぐに園側から「多動児が迷惑」とクレームが来るようになりました。

園行事のたびに呼び出され、療育や病院に通うなど結局てんてこ舞いな日々に戻ってしまいましたが、それでも確実に産後1年よりは時間に余裕ができました。

全員小学生になった今でも、慌ただしさは続いています。でも、次男が適切な教育を受けられる環境にやっと巡り合い、気持ちに余裕ができるようになりました。

「いつ楽になったの」と言われれば、「一日ごとに」でしょうか。今でも大変なことはありますが、そこにばかり目を向けていると、人生がそれだけで埋まってしまいます。

今も、これからも続いていく「兄と双子」のドタバタ育児

人生には「双子育児」を抱えながら、さらに上を行く問題がしょっちゅう起こります。

  • 双子がダブル入院した
  • パパが入院した
  • 曾祖父母や祖父の入院の世話をしなければならなくなった
  • 子供が障害児とわかった
  • 健常な子が勉強でつまずいた
  • 幼稚園との確執や就学でつまずいた
  • 私自身が体を壊した

それでも、日々の家族の笑い話やおもしろ失敗談、先輩ママやママ友達との触れ合い、多忙なパパと子供たちの貴重な触れ合いを重ねて、なんとか乗り越えてきました。

どんなに大変な日々でも、次の日は別の日。1ヶ月後には必ず、子供は1ヶ月分成長を遂げているものです。それは、障害を持って生まれた子供も同じです。

「もういや、疲れた、投げ出したい」と思っても、それは悪いことではありません。それほど双子育児は大変なのです。

それでも投げ出さず、今日を頑張ろうとしているあなたは本当に素晴らしいお母さんですよ。日々のルーティンをこなしているだけで、表彰ものなのです。

ママがどうしても耐えられない時…1人で悩む必要はありません

どうしてもママが耐えられないこともあります。「もういや!逃げ出したい!」と泣きたくなってしまうことだってあります。そんな時、どうすればよいのでしょうか。

【パパや周囲の人・行政に頼る】できるだけ手伝ってもらおう

まずは一人で抱え込まないことが大切です。可能な限り、パパをはじめ両家の両親などを頼りましょう。

産後・双子関係の支援事業だけでもこのようなものがあります。

  • 双生児等多胎児家庭育児支援事業(育児支援割引制度)
  • 日本多胎支援協会(JAMBA)
  • ベビーシッター
  • 産褥ヘルパー
  • ファミリーサポート

もちろん、産前産後の育児を支援してくれる、シッターさんや産褥ヘルパーさんも活用できますよ。

私のようにあまり周囲の人に頼れないこともあります。以前は行政のサポートもあまりなかったのですが、現在はベビーシッターサービスなどもあります。

育児はママ一人ですべてを背負わなければならないものではありません。どうしようもない事は多くても、できるだけ周囲の人につらさ・苦しさを伝えましょう。

パパのお休みの日には、一人の時間を作ってもらいましょう。一人で外に出て、ショッピングやカフェタイムを楽しみましょう。

また、男性ははっきり現状を伝えないと「大変さ」を理解できないこともあります。愚痴でもいいので、現状の大変さをしっかり伝えましょう。

【子育て支援センターや児童館などに通う】安心できる遊び場を

子育て支援センターや児童館は、子育ての強い味方です。どこにも行けない、遊ばせる場所がない悩みを抱えるママは、行ってみてはいかがでしょうか。

子育て支援センターや児童館・保健センターには保健師さんや保育士さんのような、育児の専門家やサポーターがいます。

ちょっとした育児の「困った」を質問・相談できるのはもちろん、赤ちゃんを安心して遊ぶスペースも確保できますよ。

また、双子育児中のママサークルを紹介してくれることもあります。一人で頑張っていることがつらいママ、ぜひ顔を出してみてくださいね。

歩き始めると、赤ちゃんのお散歩はとても大変です。ママ一人で二人のやんちゃな赤ちゃんを追いかけまわすことはほぼ不可能でしょう。

目の届きやすい公園があれば別ですが、自由に遊ばせられる場所が見つからないなら、支援センターや児童館などで確保してみましょう。

【自分の頑張りを自分で認める】ママはとっても頑張っています

双子を一生懸命育てているママ、それだけで本当に凄いことなんですよ!自分の頑張りを、自分でほめてあげてください。

誰が認めてくれなくても、パパさえ気づいてくれなくても、ママの頑張りは天下一品です。それは双子ちゃんたちが一番よくわかっていますよ。

今はまだお話ができない双子ちゃんたち。でも、ママの姿がないと泣いてしまいませんか。ママだけに、とびっきりの笑顔を見せてくれませんか。

双子ちゃんたちがママのことを大好きだからです。ママが全身全霊をかけて双子ちゃんたちに愛情を注いでいるからです。

忙しすぎる今は、ママは双子ちゃんたちに「可愛さ」や「愛おしさ」を感じる余裕がないかもしれません。

でも、毎日のルーティンをこなし、お世話をし続けている根底にあるのは、ママの無償の愛情です。

毎日毎日、双子ちゃんのお世話を一生懸命しているママは、素晴らしい母親です。そのことを、自分自身認めてあげてくださいね。

【気分転換の方法を見つける】簡単な方法を探してみましょう

とんでもなく忙しい毎日でも、気分転換の方法を見つけてみましょう。自分の気持ちをアップしてくれることを探してみましょう。

「何もできない」「つらいことばっかり」と感じてしまうと、赤ちゃんや協力してくれない周囲へのイライラが募ってしまいます。

そこで、なんでもいいので「ちょっぴり気分転換」できる方法をピックアップしてみましょう。

  • お部屋遊びの時に自分が好きなアーティストの曲をかける
  • お風呂や車の中で思いっきり歌う
  • ひとりの時間に思いっきり泣く・叫ぶ
  • 新聞のクロスワードを解く
  • パパにおもしろ画像のLINEを送る
  • 図書館で本を借りてきて少しずつ読む
  • 小説を書く
  • 色鉛筆塗り絵をする
  • 誰かに話を聞いてもらう

移動の際や赤ちゃんたちの遊びの時間、お昼寝の間やおもちゃ遊び・一人遊びのちょっとした時間を使って、けっこう気分転換はできるものです。

気分転換の方法は多ければ多いほど良いそうですよ。ちょこっとやってみて思うようにストレスが発散されなければ、次の方法にトライしてみましょう。

ママ自身のストレスにならなければ仕事を始めてみたり、資格試験の勉強をしても良いかもしれません。

もちろん、パパがお休みの日には数時間でもいいので育児を変わってもらい、ひとりで外出するなどしっかりリフレッシュしてみましょう。

  • カフェでカフェインレスティーを飲む
  • ショッピングを楽しむ
  • 美容院へ行く

こういった時間は、行政のベビーシッターや預かり保育事業を利用して作ってもいいんですよ。罪悪感を覚える必要はありません。

ストレスは体の調子も崩しますし、赤ちゃんたちに当たってしまうこともあり得ます。自分を許せないことをしてしまうケースもあります。

世の中には「虐待」に関するニュースがあふれています。そうなる前に、しっかり自分をケアしてあげることは、育児に必要なポイントですよ。

【お金の問題】出ていくけれど、入ってもくる!結構安心です

双子を生むと、お金がかかるんじゃないかしら…と不安になりますよね。実は、我が家ではそんなに感じたことがありません。

森永のミルク事業

森永では、双子以上の多胎児を生んだママに対し、ミルクのネット販売を送料無料で行っています。

私が生んだ大学病院では、無料券のプレゼントがかなりの量ついたので、ミルク代に関してはほとんど困りませんでした。

おむつは安売りを

おむつは常にチェックして、安いものを箱買いで購入していました。早めにトイレトレーニングすることで、おむつ代も浮かせることができました。

育児支援事業
行政にも園にも三人目は無料になったり、安くなるサービスはいろいろあります。

さらに子供医療補助や児童手当金がいただけるので、非常に助かります。

出産育児一時金・自治体のお祝い金

出産育児一時金は、子供一人に対して1人分出ます。また自治体のお祝い金も、三人目は金額アップ!ということもあります。

長期入院・帝王切開による保険金

私は妊娠前に任意の医療保険に加入していたので、妊娠にまつわる長期入院や帝王切開手術で保険金が下りました。かなりの額になりました。

将来のことを考えて学資保険に入る際も、早めに入った方がお得になります。将来発達障害などがわかると、加盟しにくくなることもあります。

私は出産育児一時金と自治体のお祝い金・帝王切開の保険金で一気に二人分を支払いました。

私が双子出産で不安になっていたとき、私の実母が「子どもは自分の食い扶持を背負って生まれてくるものだ」と励ましてくれました。

今思えば、本当だなあと思います。確かに先の学費を考えると頭の痛い点はありますが、なんとかなっていくものですよ。

双子育児は本当に大変!でもあっという間に育って乗り切れます

双子育児は本当に大変なことも多いものですが、楽しいこともたくさんあります。またとても大変な時期はいつまでも続きません。

幼稚園・保育園に入る頃には一息つけるようになりますし、小学校に入る頃にはびっくりするほど楽になりますよ。

目立つのでいろいろな人から声をかけてもらえることもあります。逆にひどいことを言われることもありますが、「羨ましいんだわ」と流してしまいましょう。

双子を妊娠中、担当の助産師さんにこう言われました。「育てられると神様が判断したから、あなたは双子を授かったのよ。大丈夫、きっと育てられるわ。」

その言葉と、たくさんの人々の協力に背中を押されて、元気に双子を育てることができています。

完璧な育児ではありません。理想からはほど遠く、いろいろなことを諦めて、「ま、いっか」で済ませておけばいいことも多々あります。

それでも子供たちが「パパママ大好き!」と元気な笑顔を見せてくれているうちは、子育てに間違いはなかったといえるのかもしれません。

手が回らないからこそ、子供たちも自立しお手伝いもしてくれます。

双子には双子のメリットがいっぱいあるんですよ。ママが一人で抱え込まず、子供たちと一緒に成長していきましょう。

みんなのコメント
  • スマートパパさん

    数ヶ月前に双子くん達が生まれたばかりの新米パパです。

    今は仕事の関係で嫁さん&子どもたちは一週間交代で自宅と実家を行ったり来たりです。

    自宅にいる時は実家の母が手伝いに来てる昼過ぎ~夕方は何とかなってますが母がいない時間に二人ぐずられたりすると、もう大変です。

    どうしても、私も仕事が休めないので任せきりになってしまうのが何とも言えない現実です。

    何か良いアドバイス等ありますでしょうか?

    嫁さんや子供たちの為にも何かしてあげたい毎日です。

  • 双子2歳育児中さん

    「自分の時間を早く持ちたい方~双子育児はお勧めでしょう」って、選べるような言い方にびっくりしました。無神経だと思います。

  • 双子母さん

    あまりコメントなどはしない方ですが、、
    上の方もコメントされたよう、文中の表現に驚きました。
    年子と双子育児も全然違うものだと思います。
    それぞれの大変さはあると思いますが、これで何を言いたいんだろう?と思いました。

  • 双子2歳育児中さん

    二度目のコメントです。
    実は育児に悩んでいるときにこのサイトを読んで悲しくなり、最初のコメントを思わず書き込んでしまいました。
    子供達一人一人に自分はきちんと向き合えているだろうか、心を満たしてあげられているだろうか、思い悩む日々です。いつか二人が私の手を離れた後も、私はいっぱい後悔するかもしれません。
    二人いっぺんに育児が終わるからお勧め、みたいな内容の記事を、双子や年子を持つ母親に向けて書くべきものなのだろうか、と疑問に思いました。

  • 双子は小学生さん

    わたしも悔しく思った時期がありました。
    幼稚園に入り、ラクになるという意味は実感できました。
    ただし、一人っ子がふたりいるような・・・
    3人、4人育てたママさんたちの苦労、母としての時間をまだ長く過ごせていないのでまだまだ未熟さを感じました。

    大変さは経験した本人にしかわからないので、仕方の無いことです。
    義理の母がいっぺんで済んで良いじゃないとあっけらかんと言ってくれ

    表向きには「そうですよね」といいましたが、ココロでは全然わかってくれてないやと悲しかったです。

    わたしがフォロー出来ないことも多かったけれど、子ども達は自分たちで
    助け合ってやっていくので~(いたづらもね~)汗

    手がかかるけれど、手をかけない子育てを目指して

    また余裕ができたときにとりかえそう。
    一対一の時間を、時々でよいのでみつけて楽しんでみてね。

    何もしたくないときは、落ち込んで、ほんとに何もしなかったです。
    また頑張れるからチャージして次につなげよう!

  • ゆきさん

    私は上の九歳男児と四歳双子女児、三人の子育て中です。
    双子が四歳になってから体力が付き、沢山歩けるようになったので 外出が楽になりました。双子が大変だったのは、6ヶ月から三歳までです。出産後は、上の子どもの方が一時間二時間おきに起きる子どもで寝れませんでした。双子はNICU にいたからか、物音にも敏感ではなく、三時間おきの授乳でしたし授乳も二人目三人目で慣れていたのもありました。
    早産未熟児で産まれた為、体重を増やす為に体力がなくミルク瓶から飲ますのが寝ないように、決めた量を無理に飲ませなくてはならないのは、大変でした。
    双子は二歳三歳のうろうろ危ない時期が本当に外出が大変でした。公園で子どもと遊ぶのが好きでしたが、それぞれ動いて本当に危ないので、諦めて家の前で石や草で遊んでいました。なにも遊具がないのが安心でした。
    上の子どもの参観日はおんぶに抱っこして見ていました。階段がありましたし。雪国はベビーカーが冬使えないのも外出が大変でした。歩くようになると、双子は仲が良いので、すぐ盛り上がり話したり、走るので、学校や病院ではシール遊びをさせたり静かにさせる工夫が必要でした。
    双子ならではの大変さって、ありますね、、。マイノリティって言葉がよく頭に浮かびました。
    でも、双子だけなら楽なのに、ともよく思っていました。やはり初めての育児の上の子どもも大変です。双子が産まれる前も一人っ子で常に親が相手をするので煮詰まる事もありました。双子が産まれてから、上の子どもが骨折入院、幼稚園での問題、私の病気手術入院、等
    あり、双子じゃなくても育児していると、本当に色々ありますね。
    一つ思うのは、二歳三歳までの双子を育てている親は、本当に余裕がない事が多いから、他も大変、という言葉は慰めにはならない、ということ。
    本当に大変だね、頑張っているね、の言葉こそ 癒されるし、嬉しい。
    他も大変、という言葉は 大変が過ぎ去ってから、心から思えること。
    特に初産で双子は、本当に精神的にも大変だと思うので、、。
    心からお疲れ様、頑張っているね、と言いたい。
    小学生になってからの双子も勉強等差が出たら気になるだろうし精神的に色々大変そう。
    まだまだ頑張っていかなくては。

  • ゆきさん

    後、双子はいっぺんに、、、というのは本当です。双子が入園した時にすごく思いました。
    卒園式も入学も成人式もいっぺんに終わってしまう、、。二人子どもがいるのに、いっぺん。さみしいような、あっという間に、というような。これは上の子どもがいる双子の親だから感じることなのでしょう。他の子ども年の違う子ども三人育てた人も、そんな感じで、いっぺんに、と思っているのでしょう。
    でも、いっぺんにこなさなければならないからこそ、二歳三歳までの双子育児は大変なんですよね。すごく。これは、双子の母親になってみないと分からないようです。手伝ってくれた祖母も本当のところは分かりませんでした。
    いっぺんで、楽、は成人式に痛感するようなこと。けして、その過程は楽ではないですよね、人を育てていくのですから。

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