赤ちゃんの水分補給!お風呂上がりに飲ませたいお薦め飲み物

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2016/05/17

お風呂の後に水分補給をする赤ちゃん

お風呂上りは、私たち大人でものどが渇きますよね。お風呂に入ると、私たちはたくさんの汗をかきます。

発汗によってたくさんの水分が体内から失われ、脱水症状を改善するため体が水分を欲して、のどが渇くのです。

大人と同じように、赤ちゃんも沐浴後やお風呂上りは喉が渇きます。白湯やミルク・母乳など水分を与えると、勢いよく飲んでくれるという赤ちゃんも多いでしょう。

しかし赤ちゃんの水分補給についてはさまざまな説があります。そこで、赤ちゃんにお薦めの水分補給方法についてご紹介します。

我が家の赤ちゃんに最適な水分補給を選ぶための考え方のコツ

赤ちゃんに関してはお風呂上りの水分補給は必要ない、という人もいます。一方で、お風呂上りの赤ちゃんには必ず水分を補給しなければならない、という人もいます。

育児書や育児サイトで紹介されている「赤ちゃんに飲ませるべき飲料」もさまざまで、何が良いのか迷ってしまいますよね。

  • 母乳
  • ミルク
  • 赤ちゃん用イオン飲料
  • 果汁・赤ちゃん用ジュース
  • 麦茶や薄めたほうじ茶
  • ぬるめの白湯

赤ちゃんの水分補給として紹介されることが多い飲み物をざっと挙げただけでも、このようにいろいろあるんです。

赤ちゃんの水分補給については飲料の種類や飲ませ方にいくつもの説があり、どれが正解とは言えないのが現状です。

  • 授乳前や授乳後など、どんなタイミングでお風呂に入るか
  • ママが母乳育児についてどんな意識やこだわりをもっているか
  • ママが食育についてどんな意識やこだわりをもっているか

こういった点が判断のポイントになります。先輩ママの体験談や口コミなどを参考に、我が家なりの方法を見つけていくとよいでしょう。

入浴と授乳のタイミングから、最適な水分補給を探ってみよう

入浴と授乳のタイミングは、赤ちゃんの水分補給を考えるうえでとても重要なポイントです。赤ちゃんのお風呂のタイミングから、飲ませる飲み物を工夫してみましょう。

お風呂上りのタイミングを授乳タイムに合わせている場合

お風呂上がりのタイミングを授乳タイムに合わせているママの場合は、水分補給は特に必要ありません。

お風呂から上がってスキンケアやお着替えなどが終わったら、落ち着いて授乳をしてあげましょう。水分補給も兼ねることができます。

お風呂上がりの授乳の注意点
お風呂上りに授乳をする際は、赤ちゃんものどが渇いているのでいつもよりたくさん飲む可能性があります。

母乳もたくさん飲んでくれるかもしれません。またミルクの場合は、より腹持ちがよくなります。

その後は疲れもあって長く寝てくれる子が多いでしょう。腹持ちが良いため授乳の間隔が開く可能性が高くなります。

お風呂上りが授乳のタイミングになっている場合は、その点を考慮して長く間隔があいても良いように調整すると生活リズムを整えることにも役立ちます。

授乳以外のタイミングの場合…水分補給は不可欠ではない

もしお風呂上りのタイミングが授乳の時間ではなかった場合、ミルクを大量に飲んでしまうと授乳のサイクルがずれてしまいます。

赤ちゃんの健やかな成長にとって、生活のサイクルを整えることはとても大切です。授乳のサイクルがずれると、そのまま睡眠時間にもズレが生じます。

昼夜逆転中の赤ちゃんは夜起きている状態が続いてしまいますし、せっかくリズムが整ってきた赤ちゃんも、再び夜寝ない状態に戻ってしまうこともあります。

そういった場合は、赤ちゃんのお風呂タイムを、授乳の前に持ってくるなど工夫をしてみましょう。といっても、赤ちゃんのご機嫌は気まぐれなものです。

お風呂がちょっと長めだったり、その前にご機嫌で遊んでいた時間が長かったりすると、お風呂の後に水分補給をしないままコテンと寝てしまうこともあります。

経験から言うなら、お風呂上りの水分補給は、どうしてもしなければいけないものではありません。

その日の都合で入浴のタイミングがずれ、授乳時間までまだ間があるのにのどが渇いているようであったり、汗を沢山かいているなどであれば、お腹にたまらない飲料でのどをうるおしてあげるとよいでしょう。

お風呂上がりの水分補給にお薦めしたい赤ちゃんの飲み物

赤ちゃんのお風呂上がりの水分補給に飲ませるものは、何がいいのでしょうか。タイミングなどから考えてみましょう。

赤ちゃんの水分補給に飲ませる飲み物を選ぶ判断のポイント

先ほどもご紹介したように、赤ちゃんの水分補給はママによって選ぶ飲料はさまざまで、ベビーフード販売コーナーにもいろいろなものが売っています。

どれが良い、というよりは、ママの育児・食育方針に合わせて選ぶと良いでしょう。

赤ちゃんがどんなタイミングでお風呂に入るのかも重要なポイントです。それぞれの飲み物について、飲ませるタイミングや良し悪しなどを見ていきましょう。

【母乳・ミルク】授乳タイムに最適!違う場合は別の物も試そう

もっとも手軽なのは母乳です。また赤ちゃんの飲み物として母乳についでポピュラーなのは粉ミルクでしょう。

母乳やミルクの場合は、飲み慣れていること・のどの渇きもあって一気にたっぷり飲んでしまうことがあります。

授乳のタイミングならそれでOKですが、もしまだ授乳のタイミングには間があるという場合は、授乳のズレを防ぐためにも母乳やミルク以外のものを飲ませてみましょう。

【赤ちゃん用イオン飲料】必ず飲ませるべき飲み物ではない

赤ちゃん用に販売されているイオン飲料を選ぶママもいますね。大人と同じスポーツドリンクはまだ与えてはいけません。

母乳やミルクも飲めない場合や、発熱・熱中症時など緊急の際の水分補給としてはナトリウムをしっかり補給できるイオン飲料はすぐれています。

でも、健康な赤ちゃんは普段授乳で充分な水分を得ています。お風呂上りも別の飲み物から充分水分が補給できるので、イオン飲料にこだわる必要はありません。

ベビーフードのスポーツドリンクは、赤ちゃんにとって甘く美味しいものとして認識されてしまう危険性があります。

そのため必要以上にたくさん飲みたがってしまうかもしれません。控え目とはいえ糖分も気になるので、毎日飲ませる飲み物としてはあまりおすすめできません。

【赤ちゃん用果汁】離乳食で味の薄い物を食べなくなることも

少し前まで、離乳食が本格的にスタートする前には母乳やミルク以外の味に慣れるため果汁などを与えた方が良いという説もありました。

しかし、現在は必ずしもそうとは言えないとされています。赤ちゃんはおっぱいやミルクだけで栄養を摂取する時期を経てから、複雑な味を持つ離乳食へと進みます。

そのときに、重湯や野菜のすり流しよりも甘くて濃い、美味しい果汁を知っているとなかなかなじんでくれないことがあります。新生児期からその点に注意しておきたいですね。

離乳食の準備のためにも、お風呂上がりの水分補給を果汁にする必要はありません。

糖分の摂りすぎや虫歯のリスク・離乳食のつまずきなどを考えると、あまり頻繁に与えるべき飲み物ではないといえますね。

【白湯】昔から飲み継がれてきたスタンダードな水分補給

白湯を飲ませるという方法もありますよ。混合栄養で育てている方や人工栄養オンリーの方は、用意しやすいのではないでしょうか。

完母で育てているママは、水道水を良く沸騰させてカルキを抜き、人肌に冷ましてから与えましょう。

白湯に慣れておくと、味がしないもの・あまり美味しくないものでも受け付ける舌を育てる練習にもなりますよ。

昔は赤ちゃんの水分補給として「白湯・湯冷まし」はポピュラーなものでした。新生児から飲める点もポイントです。安心感からいってもおすすめできる飲み物です。

ただし注意したいことが1つ。赤ちゃんにはミネラル成分を加えた大人用のミネラルウォーターは不向きです。販売されている水は、赤ちゃん用飲料を選びましょう。

【麦茶や薄めたほうじ茶】大人も美味しい!のどをうるおす飲料

他にもベビー用の麦茶やほうじ茶も販売されています。ほうじ茶などは大人用のものを白湯で薄めて飲ませても良いでしょう。

ほうじ茶には若干カフェインが含まれているので、薄めても気になる方は麦茶がおすすめです。

緑茶や紅茶はカフェイン含有率が高く、赤ちゃんにはまだ飲ませることができません。味も渋み・苦みが強いですね。

麦茶には血液をさらさらにする「ピラジン」という物質が含まれている、という研究もなされています。

カゴメ株式会社総合研究所(栃木県西那須野町)は、麦茶の香ばしい匂いの成分であるアルキルピラジン類の多い麦茶の飲用による、血液流動性向上(サラサラ)効果をヒトで確認したことを明らかにしました。

お風呂上りには、大人も子どもも麦茶はおすすめの飲み物と言えるかもしれませんね。

赤ちゃんに与えるときは大人と同じものではなく、ベビーフードとして販売されているものを選ぶと更に安心ですよ。

我が家の経験談
我が家では離乳食がスタートするまでは白湯、離乳食がスタートしてからはずっと薄めたほうじ茶を飲ませていました。

歯が生え始めてからずっと小児歯科の健診を定期的に受けていますが、虫歯は全員1本もありません。

小児歯科の主治医の先生によると、「ほうじ茶に含まれるタンニンには虫歯を寄せ付けなくなる働きがある」とのことでした。現在も、毎日ほうじ茶を飲んでいます。

飲ませ方のコツ!コップ飲み練習や離乳食スプーンの練習に

水分補給時は、哺乳瓶を使わずに飲ませても大丈夫です。また、マグマグなどを使用する必要もありません。

早くスプーンに慣れさせるために離乳食用のスプーンを使ったり、小さな湯呑を口元に当て、少しずつ飲ませても意外と飲んでくれます。

コップ飲みやスプーンなど、乳首以外の感触の練習にもなりますよ。特に完母でママのおっぱい以外のものを口に入れた事のない赤ちゃんにはおすすめです。

赤ちゃんのお風呂上がりの水分補給で飲ませる量については、飲ませるタイミングや飲み物によって異なります。

授乳のタイミングの場合

母乳の場合は飲みたがるだけ飲ませてあげましょう。ミルクの場合も、いつもよりしっかり飲む場合は、多めのタイミングにして飲ませましょう。

白湯や麦茶・薄めたほうじ茶の場合

あまりたくさん飲まなくてものどがうるおいます。また糖分が含まれていないので、お腹にもあまりたまりません。

赤ちゃんが満足するまで飲ませてあげましょう。あまりにもたくさん飲む場合は、脱水の症状がないか注意しましょう。

逆にあまり飲まなくても問題ありません。毎日少しずつ飲ませて、味や感覚に慣らしていきましょう。

お風呂上がりの「渇き」を利用して、未知の味に慣れさせよう

赤ちゃんのお風呂上がりの水分補給には、決まりがあるわけではありません。ママの食育方針や生活リズム付けなど、育児方針の手助けになるように選択しましょう。

お風呂上りにたくさん飲んで寝てほしい場合は、お風呂上りの水分補給をしっかりとした授乳タイムにすることで生活リズムを整えることができます。

また、お風呂上りの水分補給は「のどが渇いている」というメリットを生かし、普段飲みなれない飲料を飲んでもらえる絶好のチャンスでもあります。

おっぱいやミルク以外の味覚があることは、赤ちゃんにとっては未知の経験です。ここで果汁やジュースではなく、白湯や麦茶といった「甘くないもの」に慣れてもらいましょう。

みんなのコメント
  • 無記名さんさん

    ^_^

    • 金丸まさきさん

      試してみました。そうですねー有難うございます!簡単(・∀・)ゞ

    • 金丸まさきさん

      試してみました。そうですねー有難うございます!簡単

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