子供の冬のパジャマの選び方!風邪をひかさず快眠を目指そう
子供の冬のパジャマは、何を重視して選びますか?キャラクター、値段、着替えが楽にできるか…。さまざまなポイントがありますよね。
しかし、冬は寒くて寝付けない、暑くて汗で冷えてしまうなど良い睡眠環境を整えてあげるのがとても難しい季節です。
そんな2・3歳頃からの子供の快適な睡眠と健康を守るための、冬のパジャマ選びについて紹介します。
この記事の目次
【素材】綿がおすすめ!吸湿・保温どちらにも優れていて肌に優しい
子供のパジャマ選びは、赤ちゃんとは異なり子供自身が「これ(色・柄)がいい!」と譲らないケースも多いでしょう。
肌に触れるのに最適な素材は「綿」!
まず子供のパジャマを選ぶ際におすすめの素材は、「綿」です。できれば綿100パーセントのものを選んであげるのが良いでしょう。
また、オーガニックで肌に優しいため、「かゆくて不快で目が覚める」・「寝ながら体をボリボリかいてしまう」という事態も最小限に抑えることができるのです。
素材が良い分、少し高い場合が多いですが、子供の快適な睡眠とデリケートな肌を守るために、ぜひ綿素材のパジャマを選んであげてくださいね。
モコモコパジャマはイマイチ!選ぶ場合は綿のインナーを
冬のパジャマを選ぶ際に、「温かさが重要だからモコモコした素材のものが良いかな?」等と思われる方もいるかもしれませんね。
ベビー用品店等の店頭には、ひざ掛けや毛布のような、フリースやボア素材の子供用パジャマがたくさん並んでいて、肌触りも良く一見とても温かそうです。
- モコモコパジャマのウィークポイントを知っておこう
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モコモコで暖かそうなパジャマには、以下のようなウィークポイントがあります。
- 汗を吸いにくく、逃しにくい。通気性が悪いので、冷えやすく肌のムレや炎症にもつながる
- 一見暖かい毛布でも単体で羽織るとさほどぬくもらないように、汗をかいていなくとも結局このパジャマ一枚で寝て布団を剥いでしまうと寒い
- 冬はただでさえ肌が乾燥しやすいので、素材の毛羽立ちが直接肌に触れることでかゆみが起こりやすい
でも、可愛い・暖かそう・子供が気に入っている等の理由で着せたい場合もあるでしょう。そんな際には、以下のことをよく考えて選んでみてくださいね。
- モコモコパジャマを着せるなら…大人と子供の体質の違いにも注意
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モコモコのパジャマを着せる際には、以下のような工夫をされると子供がより快適に眠ることができるでしょう。
- パジャマの下に薄手のシャツを着せる
- 汗をかきやすい子には、汗取りタオルを併用する
- そのうえで、空調や布団で温めすぎないように配慮する
- パジャマで覆われている部分や首元等にかゆみや炎症が出始めたら、使用をやめるかおさまるまで頻度を減らす等の工夫をする
「好んでモコモコ素材のパジャマを着ているが快適」という方もいるでしょう。
しかし、子どもは大人以上に汗をかきやすく、自分で温度調節(年齢によっては布団をかけたり剥がしたり)ができません。
敢えてこの素材を選びたい場合には、十分に配慮をしてあげてくださいね。
【タイプ】セパレートの活動着風が基本!ワンピースやスカートは夜間冷える可能性も
2歳頃からの子供は、もうロンパースも卒業し、自分で着替えをしたりトイレに行ったりをする(練習し始める)頃でしょう。
男の子も女の子も、セパレートタイプのパジャマがおすすめです。長袖シャツとズボン、という、保育園や幼稚園の日中の活動着のようなスタイルですね。
女の子も就寝時はズボンが安心!
特に、女の子はワンピース風やスカートタイプの可愛いパジャマも時折見かけますが、これらは着脱はたしかにスムーズではありますが、問題点もあります。
それは、夜間布団を剥がしたり出ていってしまった際に、下半身が冷えてしまうリスクです。
また、自分で気づいて布団に戻っても、スカート類の裾がシワとなりゴロゴロして不快感をもつこととなるでしょう。
日中は女の子らしくて可愛いこれらの衣類も、特に冬の就寝時にはあまり適していないのです。
ボタンの有無は、好みや状況に応じて!
また、男女問わず、2歳頃~の子供のパジャマは、「ボタン付きかなし(被るタイプ)か」で悩むこともありますよね。
結論から述べると、これはどちらでも良いでしょう。子供自身の好みや、「ボタンの練習をさせたいか」といった家庭の意向でOKです。
ただし、冬は乾燥しがちでパジャマの首元から手を入れて無意識に体をかいてしまう子供もいます。
【機能性】腹巻き付きパジャマで冷えを防止!オーバーオールも好みに応じて
赤ちゃんのパジャマ同様、子供のパジャマも、夜中にお腹が露出して冷えるのを防止するためにはお腹を覆ってくれるパジャマが有効です。
腹巻き付きパジャマは、着替えやトイレの面でも最適
腹巻き付きパジャマは、パジャマのズボンに腹巻きがついていて、パジャマを着るだけで腹部を覆うことのできる機能的なパジャマです。
ただし、このタイプのパジャマは、市販のものだとサイズ展開が100~110cmほどまでの場合が多く、4~6歳頃には対応サイズがなくなってくる場合が多いです。
そんな場合には、他の方法と組み合わせるか、次のオーバーオールタイプのパジャマを取り入れてみても良いでしょう。
大きくなったらオーバーオールも選択肢に!
夜間を含め子供のオムツ替えが不要となってくる3・4歳頃からの冬の子供用パジャマには、
オーバーオールタイプのものも増えてきます。
オーバーオールとは「つなぎ」の服のことですが、赤ちゃんのロンパースのつなぎとは異なり、ズボンのように足からはいて、衣類の一部を両肩にかけて固定するズボンです。
パジャマタイプのものは、多くは胸部までぬのがあり、ゆったりとしています。
しかし、夜間一人でトイレに行き始めたばかりの子供だと、着脱にもたついてしまう場合が多いので、夜間のトイレがない、または安定してから取り入れるのが安心です。
トイレの失敗自体は成長の過程で悪いことではありません。しかし、冬の夜間のお漏らしは、着替えの際にも寒くて風邪をひきやすくなってしまうため、できるだけリスクは減らしてあげたいですよね。
状況に応じて、選択肢として取り入れてみてくださいね。
【周辺グッズ】子供にもこだわりがある!尊重しながら冷え対策を
パジャマで冷えを対策するのは大切ですが、上記のようにパジャマのサイズが無かったり「これしか着ない!」・「布団をかけるのはイヤ!」と子供が言い張ってしまう場合もあるでしょう。
そんな場合には、周辺グッズをうまく活用することで、子供の気持ちを尊重しながら冷えを防げる場合もあります。
- かいまき・スリーパー…「布団をかけるのは絶対イヤ」という子や、何度かけてもすぐに剥がしてしまう子には、着るタイプの布団もおすすめです
- 腹巻き…腹巻き付きパジャマに合うサイズや好みのものが無くとも、単独の腹巻きであれば好きなパジャマに組み合わせて使用することができます
- バスタオル・ブランケット…布団は断固拒否でも、薄手で軽いお気に入りのバスタオルやブランケットであれば、納得してくれる子供もいます。室温やパジャマを調節しながら、少しでも対策をしてあげましょう
良い睡眠で健康に冬を乗り切ろう!
子供は毎日8~11時間程度、一日の1/3~1/2程度もの長い時間を眠って過ごします。
睡眠が成長や健康維持に大切なことは周知のとおりですが、冬は布団内外の寒暖差等で、この大切な環境がとても乱れやすくなっています。
パジャマを最適なものにするだけですべてが解決するわけではありません。
しかし、快眠や健康を阻害するリスクをいくらか減らすこと、そしてママも安心をして親子でぐっすり眠るためには、パジャマ選びは大切です。
子供の夜間の寝相や冷えが気になる方、これから冬本番に向けてパジャマを新調しようと考えられている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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