コマを作って遊ぼう!幼児でも作れるコマで楽しく遊ぶコツ
軸を回転させて遊ぶコマ。伝統的な遊びとして「江戸曲独楽」のような見て楽しむものとして、また作る楽しみのあるものとして、多くの年代の方々に親しまれています。
太めのヒモを使って回したり、ドングリに楊枝を刺すなど工作すれば、幼児も十分コマを楽しむことができます。
パパママも昔を思い出してお子様と一緒にコマで遊んでみませんか?回し方のコツと工作の紹介です。
テーブルで気軽に遊べる!軽くて扱いやすいコマ
テーブルで気軽に遊べる木コマは、最初はテーブルから落ちてしまうこともありますが数回まわすと慣れてきます。
だいたい大人で40秒くらい、5歳の子供で20秒ほど回すことができます。
逆立ちコマは、上手に回すとその名の通り逆立ちします。私の場合、子供と一緒に挑戦してみしたが逆立ちはできませんでした。それでも子供が扱いやすく、十分楽しんでいます。
ハサミを使って一緒にコマを工作してみよう!
ハサミが使える5歳ぐらいですと、一緒に工作もできます。こちらは画用紙で作れるコマのご紹介です。
画用紙でつくるコマ
- 色画用紙
- セロテープ
道具
- シャーペンやペン(図を書く用)
- 色ペン(装飾用、なくてもよい)
- ハサミ
【作り方】
1. 色画用紙に適当に大小2個の円を描く
こちらは小さい円が半径が5cmほど、大きい円が半径6cmほど
2. 切り込みを入れる線を32本描く
斜線の部分はカットになります
3. 子供に絵を描いてもらう
コマに絵を描くと回転した時に色が混ざるので、装飾の時に何色か使うのがポイント
4. カットする
5. 切り込みを三角に折る
6.セロテープでとめる
表側、裏側、とめやすいほうで大丈夫です
【遊び方】
- 上から「ふーっ」と息を吹く
- 「こうやるんだよ」と子供に見本をみせる
- 上手くできない子供にはストローで吹く場所を誘導する
紙をまるめて針にする
- 鉛筆など細く丸いもので紙をまるめ、セロテープでとめる
- こまの中央に穴をあける
- まるめた紙を穴にいれる
- セロテープでとめる
- 回して遊ぶ
10~20回ほどが回る目安です。そして紙の工作なので、3日ほどたつとボロボロになってしまいます。消耗品と考えて遊びたいときに作ることをオススメします。
家の5歳の双子の場合、針をつけない子とつける子で遊び方がわかれました。コマとして遊んだあとは「車だよ」とハンドルのようにして遊んで、工作も含めて楽しんでくれました。
こちらは「コマつくって」と言われて画用紙がなかったので、ルーズリーフ1枚とセロテープで作りました。紙は軽いので、上からくるくるさせながら落として遊ぶこともできます。
紙の工作は床に傷をつけたり物を壊すことがないので、安心して遊べます。
どんぐりで作るコマ
どんぐりを拾って工作に使う時、虫の卵が気になる方は処理したものを使うとよいでしょう。
処理方法はMARCH内の以下の記事を参考にしてください。
▼どんぐりの処理方法についてはコチラも参考にしてみて!
それではどんぐりでコマを作ってみましょう!
- どんぐり
- つまようじ
道具
- きり
- ハサミ
- 油性ペン(装飾用、なくてもよい)
【作り方】
- どんぐりの平らなほうにきりで穴をあける 硬いので必ず大人が作業する
- つまようじを刺す
- つまようじを適度な長さにカットする
- 油性ペンで装飾する
- 回して遊ぶ
つまようじに木工用ボンドをつけてからどんぐりに刺すと丈夫になります
家族やお友達と一緒に遊んで「誰が一番長く回せるかな?」と競争するのも楽しいと思います。
投げ独楽で遊ぼう!始めるのは6歳ぐらいからがオススメ
「投げ独楽」とは、コマにヒモを巻き付けて投げた勢いでコマを回転させる遊びです。どっしりとした木製の胴体に鉄製の針のついたものが一般的なイメージです。
ただ、鉄製の針が怪我に繋がらないか心配なパパママもいると思います。幼児には木製の針がオススメです。年齢的にはだいたい5~6歳ぐらいで楽しく遊べます。
下準備として、コマ回し専用の台を作成することをオススメします。室内で遊ぶ場合は床を傷つけることを防ぐことができ、公園など外で遊ぶ場合は遠くへ転がってしまうのを防ぐことができます。
【下準備】台の作成方法
- ホームセンターで材料を購入
・台用の板 60cm×60cm(お好きな範囲で)
・高さ14mmくらいの角材
・釘
・コーナークッション - 台の端に角材を打つ
- コーナークッションを取り付ける
それでは投げ独楽の遊び方「まく」から「長く回す」までチャレンジしてみましょう!
【ヒモをまく】まずは大人が巻いて子供に見本をみせよう
もう遊び方を忘れてしまったというパパママも、イラストを見ながら実際にまいてみて下さいね。右利きの方の解説になるので、左利きの方は全て逆になります。
- 針を上にしてコマを左手でしっかり持つ
- ヒモの5cmくらいのところを針に引っかける
- 反時計回りに2~3回まく
- そのままコマ全体をまく
- 右手は動かさずコマを回しながらまこう
- 子供は太めのヒモが遊びやすい
【投げる】サッと素早い動作でコマを投げよう
それではいよいよ投げてみましょう。最初は上手くいかないかもしれませんが、何回かチャレンジしていくうちに感覚をつかめるようになります。
- まいたコマを右手で持つ(薬指と小指にヒモをはさむ)
- 左胸によせる
- 水平を意識してサッと前に投げる
- 右手を左胸にサッと戻す
いかがだったでしょうか。上手に回すことは出来たでしょうか。ただ安全には注意が必要です。重みのあるコマもあるので、ふざけて投げたりすると危険です。
- 重みのあるコマを投げるのは5~6歳ぐらいになってから
- 近くに人がいないか確認
- コップやガラス、窓の側など割れそうなものが近くにないか確認
安全に配慮して投げ独楽を楽しんで下さいね。投げ独楽は難易度が高いので、今できなくても小学生になってから再チャレンジするのもいいと思います。
地域にある独自のコマにも注目!伝統に親しもう
コマの歴史は古く形状も様々で、ヨーロッパや中国など世界各地でみられます。日本でも各地で独自の形をしたコマが作られてきました。
- 江戸独楽(東京)
- べえこま(埼玉)
- 竹鳴独楽(三重)
- 肥後独楽(熊本)
- 平戸独楽(長崎)
旅行に行ったときにはご当地のコマを子供と探してみてはいかがでしょうか。ネット通販などでご当地のコマを購入して遊ぶのもいいと思います。
コマは遊びながら伝統に親むことができるオススメのおもちゃです。回転するというシンプルな動きですが、上手に回すにはコツが必要です。
お正月などいろんな年代が集まるときには、おじいちゃんやおばあちゃんも巻き込んで楽しむことができます。ぜひコマに親しんでみてくださいね。
▼こま回しのコツについてはコチラも参考にしてみて!
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