子どもにハンドリフレクソロジーを!手軽に子どもの心と体にタッチ
手の反射区をマッサージすることで、心身にアプローチするリラクゼーション法が「ハンドリフレクソロジー」です。
リフレクソロジーといえば足裏が一般的ですが、、手であれば比較的いつでもどこでも手軽に行うことができますよね。
子どもにしてあげることで親子のスキンシップになりますし、香りの良いオイルやクリームを使えばよりリラックス効果も得られます。
手軽に子どもとできるハンドリフレクソロジーについてご紹介します。
この記事の目次
子どもにハンドリフレクソロジーが適している理由
手軽であることのほかに、ハンドならではの体への影響やマッサージの特徴があります。
全身への影響が穏やか
日常的によく動かしている手へのマッサージは、 子どもの体に無理な負担がかかりません。
足裏は体の一番下で、老廃物が溜まったり循環なども滞りがちです。直接、刺激を受ける機会もあまりありません。
普段、刺激が少なく循環も滞りやすい足裏へのマッサージは、手より全身への影響が大きくなります。様々な刺激に慣れている手へのマッサージのほうが作用が穏やかです。
反射区への刺激は「ツボ押し」よりも痛みが少ない
「ツボ押し」には痛い分だけ調子が良くなるという考えがありますが、リフレクソロジーでは痛みは「ストレス」になると捉えています。
ツボ押しは経絡という気の流れの中にある「点」への刺激です。範囲が狭い分痛みもあり痛い分だけ良くなるという理論にもとづき刺激を与えます。
リフレクソロジーの反射区は範囲が狭いものもありますが「面」であることが多いです。痛みを感じる「面」を、ストレスにならない強さでほぐすというのが前提です。
心と体に嬉しいハンドリフレクソロジーの効果
ハンドリフレクソロジーは、体の調子を改善するだけでなく心にも作用します。心身両面で良い効果が期待できます。
安心感を与えることができるので、心のケアに繋がります
子どもは子どもなりに人間関係、日常生活のストレスや不安を抱えています。
手を体に当てたり撫でたりする「タッチング」は、医療現場でも使われている手法です。
相手の不安や痛みを軽くし、相手の心を開かせる効果もあります。
ストレス解消やリラックス効果も期待できます
手が冷たいと体も寒く、気持ちも落ち着きませんよね。ハンドリフレクソロジーによって手が温まると、体が楽になり心地よく感じられます。
親子で向き合う時間になります
安心、リラックスできタッチングの効果もあって、親子で会話しやすい雰囲気をつくれます。
親子の関係が密な小さいころからマッサージし続けてあげましょう。思春期になってもしてあげやすい環境づくりにつながります。
子どもの乾燥肌の改善に。香りの良いオイルやクリームを使うことでより効果的に!
マッサージによって皮脂が分泌され、ただ塗るだけよりもオイルやクリームが肌に浸透しやすくなります。
香りの良いオイルやクリームを選べば、よりリラクゼーション効果が高まります。
体の機能促進:血行促進・疲労回復・脳の活性化などなど
子どもは日々、全力で遊んだり学んだりしているので結構疲れてます。
マッサージによる血行促進で、全身に酸素や栄養素が行き届きやすくなります。循環が良くなることで老廃物の排泄もスムーズになり、体の疲れがとれやすなります。
反射区への刺激で内臓や器官が活性化されて機能が高まります。体が持つ本来の自然治癒力を上げる手助けになります。
子どもにハンドリフレクソロジーをしてあげる際の注意点
ハンドリフレクソロジーの効果は人によって違います。期待できる効果とできないこととがあります。
病気が治るわけではありません
何らかの持病がある場合は悪影響の可能性もあるので、医師に相談するか、またはマッサージしないほうが良いです。
痛みがあるところが病気ということではありません。あくまでコリや疲れの目安として捉えてください。
やさしい力で時間も短めに!長くても片手5分位。やりすぎない、体調が悪い時はしないが必須!
熱があったり体調がすぐれない時、過度に疲れている時などは、かえって体への負担になるのでしないでください。
やりすぎも良くないので、子どもには軽い力で時間も短く行ってください。片手5分程度までと決めて行うことをおすすめします。
食後は控え、水分補給も忘れずに!
食後は体の代謝が上がり、食べ物の消化吸収にエネルギーが集中している時です。体の自然な働きを妨げたり、体への負担が大きくなったりするので控えてください。
終わったら常温かぬるめの水や、なるべくカフェインの少ない温かい飲み物を飲ませるようにしてください。
好転反応が起こる場合があります
マッサージ後に、好転反応という体のだるさや、一時的な症状の悪化などが見られることがあります。
好転反応は必ずしも起きるとは限りません。
子どもにハンドリフレクソロジーをしてみよう!効果的なやり方をご紹介
【反射区紹介】
子どもにハンドリフレクソロジーをする方法を具体的に説明していきます。
マッサージを始めるタイミングや事前準備について
マッサージ後にリラックスできる時が理想です。風呂上がりなどで体が温まっている時や夜寝る前などがおすすめです。
肌を痛めないために必ずオイルやクリームを使いましょう!香りがきつすぎず子どもの好みに合っていて、子どもの肌に合うものを選んでください。
ハンドクリームやボディクリームでもいいですが、マッサージの間なめらかさが続くものが望ましいです。
子どもとの姿勢は?
座って向き合い子どもの手を自分の膝に載せる、テーブルを挟んで座り、オイルがつかないようタオルの上に子どもの手を載せる、などしてください。
子どもにマッサージをする方法
特に決まったやり方は特にありません。
基本的に、初めは全体から細部へとマッサージ、最後にまた全体で終わるといった感じがおすすめです。
- 1.手から肘あたりまでオイルまたはクリームをなじませる
- 自分の手にオイルやクリームを取り両手で温めるようにこすり合わせる
- 子どもの手から肘あたりまで、甲側手のひら側ともになじませる
- 2.手全体 骨のきわにある腱をゆるめてあげる
- 親指のはらで手の甲にある指の骨の間や、手のくるぶしの周りをやさしくなでさする
- 骨のきわをマッサージして筋肉を緩めてあげましょう。
- 3.指を一本ずつマッサージ
- 小指または親指から順番に行う
- 親指のはらで、くるくる小さな円を描くように指先まで滑らせたり、指の上下や両脇を挟んで3~4箇所指圧する
- 4.手のひらをほぐす
- 両親指のはらで手のひらを中央から外側へ開くようにマッサージ
- 手全体を数カ所指圧
- 5.仕上げ
-
- 手から肘までをゆっくりなでさする
- 気持ちいいだけ何度でも
慣れてきたら、子どもが気持ちいい箇所を重点的にしたり、アロマを焚いて雰囲気作りをしてもいいですね。
自分と子どもにとって心地よい方法を見つけてみてください。
マッサージ以外にもいいことが!おやこつながリフレで仲良し親子を目指そう
ハンドリフレクソロジーにはマッサージ効果のほかにも良いことがあります。
寝る前にしてあげると子どもの寝つきが良くなります。思春期や反抗期などの難しい時期には、コミュニケーションをとるきっかけにもなりますよ。
マッサージは気持ち良いので、こちらから働きかければ子どもも手を差しだしてきます。親子げんかのあとや子どもの機嫌が悪い時に試してみましょう。
子どもの手足に触れることは、子どもをそのままに受け入れてあげるということです。
ぜひハンドリフレクソロジーを親子のコミュニケーションツールに取り入れてみてください。
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