小学生の子どもの叱り方はどうすれば良い?効果的な伝え方

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2018/11/07

子どもの叱り方に悩んでいる親は多いのではないでしょうか。叱り方のさじ加減というのはとても難しいですよね。

叱ることで子どもが反抗的な態度になることもあれば、どんなに叱っても暖簾に腕押し状態ということもあります。

そんな子どもの反応を見ると、自分の叱り方が間違っているのではないかと、思う人もいるでしょう。

ここでは、どういったことに気を付けて叱るのが良いのか、ということや子どもに伝わりやすい言葉の選び方を紹介します。

子育て中のみなさんの参考になれば幸いです。

なぜ叱ることが必要なのか

「叱らない子育て」という言葉を耳にすることがあるかと思います。たしかに叱るのは、大人にとっても子どもにとってもストレスがかかりますし、積極的にしたくないという人もいるでしょう。

しかし、叱るということは、社会のルールを伝えることであり、子どもはそうやって「して悪いこと」「して良いこと」を学んでいきます。

してはいけないことをしてしまったときにでも叱らない場合、物事の善悪の区別がつかない子どもになってしまいます。叱られない子ども程不幸な子どもはいない、という考え方もあります。

親の責任として、必要なときにはしっかり伝えるようにしましょう。

「怒る」と「叱る」を履き違えない

「怒る」と「叱る」は教育という観点から見れば、意味合いが全然違います。

怒る
自分の感情を相手にぶつけること
叱る
相手に「気づき」の機会を与えて成長のきっかけを作ること
怒るのは自分のため、叱るのは子どものためといえますね。叱っているつもりでも、つい怒ってしまっていないか振り返ってみてください。

小学生の子どもの心に届く伝え方をしよう

ひとくちに小学生といっても、低学年と高学年では、発達の差は歴然です。年齢に合った伝え方をする必要があるといえるでしょう。

低学年のうちは、ダメなことはダメとはっきりと伝えよう!

まだまだ、子ども自身で物事の善悪の区別をするのが難しい時期です。ダメなものはダメだとはっきり言い切っていいでしょう。

その後に、なぜダメなのか?ということを子どもに理解しやすいように説明しましょう。

年齢が上がってくればくるほど叱り方は難しくなり、子どもの意識を変えるのに時間がかかるものです。早いうちから、親が子どもに対して善悪の判断ができるよう伝える役目があります。

高学年になったら、上から目線にならないように意識することが大切!

高学年というのは思春期に差し掛かる時期でもあり、親としても接し方が難しいですよね。口も達者になり、叱っても言い返されることもよくあるでしょう。

そんなときに、言い負かそうとしては逆効果であり、親子の信頼関係が揺らいでしまうことにもなりかねません。

上から目線で叱るのではなく、子どもというより1人の大人として接するように意識してくださいね。

叱るときのポイント

子どもを伸ばす叱り方には、いくつかのポイントがあります。間違った叱り方は効果があるどころか、子どもを委縮させてしまうだけです。

どういったことに注意すれば良いかこれからお話します。

具体的に伝える

場合によっては、子どもが「なぜ叱られているのか」を分かっていないことがあります。具体的に何がいけないかを示すようにすると、どう直せば良いのか考えるようになります。

感情的にならない

親が感情的になってしまうと、子どもに恐怖心を与えるだけです。これは先ほど説明したように「叱る」ではなく「怒る」にあたります。

とはいえ、親も人間なのでいつも冷静にいられるわけではないと思います。そういったときにはひと呼吸置いて、まずは落ち着きを取り戻すようにしてください。

大勢の前でしない

スーパーの中で、子どもを叱るお母さんを見かけることがあります。大勢の前で叱られた子どもは「みんなの見ている前で晒し者にされた」と感じ、自尊心が傷ついてしまいます。場所を移すなどして、一対一になってから伝えましょう。

その場で叱る

叱るタイミングも大切です。時間がたってしまってから「さっきの…」と叱ってもあまり意味がありません。できるだけ、時間を置かずに叱るようにしてください。

子ども自身を否定しない

叱るのは「子ども」ではなく「子どものしたこと」です。子ども自身を否定するような言い方はしないようにしてください。「ダメな子」などというような言葉は、自己肯定感を奪ってしまいます。

自己肯定感がない子どもは、自分はダメな人間、と思い込んで自分自身を大切にすることができなくなってしまうので、気を付けましょう。

根気強く働きかけよう

同じ失敗を繰り返していると「何回言ったら分かるの」とつい言いたくなることがあるかと思います。子どもは何度も同じことを練習して、やっと身につけていくものです。

親は、根気強く伝え続けることが大切です。

知っておきたい言葉の力!叱らずに済む場合もある

ついつい叱ってしまうような場面をここで挙げてみます。そんなとき、本当に叱る必要があるのか、一度考えてみるのがおすすめです。

言葉の選び方を工夫することで、叱らずに済むことがあります。

言葉を変えるだけで、子どもの受け止め方も変わります。

「遊んでいないで、勉強しなさい」→「ママは○○試験にチャレンジするよ」

自分から机に向かってくれれば良いですが、そういう子どもばかりではありません。自ら勉強しようとしない姿につい親もイライラしてしまい、「勉強しなさい」「遊んでいる暇はあるの?」と言ってしまうことがあるのではないでしょうか。

そんなときは「勉強しなさい」と頭ごなしに言うよりも「一緒に勉強しよう」と声をかけると子どものモチベーションが上がることがありますよ。

親も何か資格試験にチャレンジしてみるのも良いでしょう。

一緒に励まし合うことができれば、子どもの学力は高まりますし、親自身のスキルアップも可能で、一石二鳥です。

「ちゃんとしなさい」→「ここでは静かにしよう」

公共の場で静かにしてほしいとき、学校に行く支度をしていないとき…などあらゆる場面で「ちゃんとしなさい」と言ってしまいたくなりますよね。

この「ちゃんとしなさい」はとても抽象的で子どもにとって分かりにくいです。

言葉の意味は場面によって変わってしまうので厄介なのです。

例えば、電車内での「ちゃんと」であれば静かに座っていること、食事中の「ちゃんと」はきちんと座って食べること…というように状況によって違うのです。

「ちゃんと」の内容を子どもに分かるように伝えましょう。

「嘘をついてはいけないでしょ!」→「どうしてそう言ったのかな?」

自分の失敗であることが明らかなのに「私じゃない」と言い張るなど、子どもが嘘をつくことはあります。

正直な話、大人は嘘をつくことがありますよね。ついて良い嘘、悪い嘘の違いはあっても、嘘を全くつかない人生というのはあり得ません。

大人が嘘をついているのに、子どもに対して「嘘はダメ」というのは矛盾しています。しかし、親が子どもの嘘に気付いたら、子どもを責め立ててしまいがちではないでしょうか。

たしかに嘘はダメと教えることは必要だといえますが、感情的に嘘を責めたところで嘘がなくなるわけではありません。

それどころか、今度はもっと上手な嘘をつく可能性だってあります。まずは、子どもに「どうしてそう言ったの?」とやんわりと聞くようにしましょう。

嘘をつくということは、それだけ知恵がついたということでもあります。嘘を言ってしまうのは、本当のことが言えない状況に置かれているからもしれませんよね。「嘘つき」などと決めつけずに子どもに寄り添う姿勢を見せましょう。

子どもが嘘をついたことを告白し、本当のことを打ち明けたときには、厳しい言葉よりも「よく話してくれたね」という言葉をかけてあげてください。本当のことを話すという時点で、子どもはすでに反省しているのです。

その上で、都合の悪いことを隠すためにつく嘘は良くないよ、と伝えるようにしてください。

叱り方を工夫してより良い親子関係を築こう

いかがでしたか。ついカッとなってしまったときは、ここで挙げたコツを少し思い出してみてください。

親が子どもにかける言葉の影響力はとても大きいのです。より良い親子関係を築くためにも、叱り方は意識していきましょう。

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