【体験談】産後ハイでやらかして後悔…周囲に迷惑をかけてしまった話
初めての育児に力の入るママは多いと思います。私の場合テンションが高い「産後ハイ」の状態になっていました。
その状態だからこそ大変な子供の乳児期を乗り越えたのかもしれませんが、時に空回り。色々やらかして迷惑をかけてしまった原因と、気を付けたほうがいいことの体験談です。
この記事の目次
入院している赤ちゃんたちに早く会いたい!夫を置いていく
初めての妊娠出産が双子でした。赤ちゃん達は、低体重のためGCUとNICUに合わせて1ヶ月ほど入院していました。
産後、病院のベッドで体を休めていた私は「一緒に赤ちゃんを見に行こう」と夫の誘いにテンションがあがりました。「早く会いたーい!」とウキウキワクワクです。
夫の動きが遅く感じて、私はサッと車椅子にのり一人で赤ちゃんを見に行きました。GCUの扉は病院で管理されています。インターホンを鳴らすと看護師さんが出てくれました。
「あれ、旦那さんは?」
看護師さんはパパとママと一緒に来ると思っていたので少し驚いていました。私は「後できます」と言って中に入れてもらい手を洗いました。
遅れて夫がGCUの病室に来ました。「何で一人でいくの?看護師さん忙しいのに扉を開ける手間を増やして!」と怒られてしまい、看護師さんも苦笑していました。
「ケアの必要な赤ちゃんが沢山いて看護師さんは気を張って忙しい」普段ならわかることが産後ハイで気持ちが止められませんでした。看護師さんに申しわけなく思いその場で謝りました。
しかしこれは産後ハイの始まりだったと思います。
人の気持ちまで気を配らない。赤ちゃんへの自分の思いを優先させてしまう。
赤ちゃんたちの将来の為!夫に相談せず勢いで学資保険に加入
出産祝いがたまったので子供達の通帳を作りにいったときのことです。子供を母に預け銀行へいきました。一角に保険コーナーが設置されていました。
店員さんに声をかけられ、出産したことや双子だということを楽しくお話しました。その流れであっさりと学資保険に加入したのです。
夫に相談することもなく他社と比べることもなく「子供のため!」と即決でした。
私は自分のことを慎重で臆病な性格と思っていたので、こんなに大胆な行動をするとは思っていませんでした。あっさり保険に入るなんて独身時代は考えられない行動です。
「早急だったかな」と少し不安はありながらも「大丈夫大丈夫!自分は正しいことをしてる!夫が何か言っても説得できる!」とポジティブでした。
ですが夫に事後報告すると「どうしてその学資保険?他にもっといいのがあったのに!」と言われ「あれ?」と自分と夫との噛み合わなさに違和感がありました。
夫よりも自分が子供のことを考えなければという思い込みがありました。夫もちゃんと子供のことを考えていると気付き、反省しました。
現在はあのときの自分本位な行動を反省しています。
子供は自分だけの子供ではない、夫婦でちゃんと話をしようと思いました。パンフレットをもらい保留すればよかったのに、即決した自分に後悔しました。
子供のためと思うと冷静さを失う。子供にかかるお金のことは夫婦で相談。
絵本を1日20冊読み聞かせるも独り相撲
早期教育が流行している中、子供たちに何かしなければと思っていました。絵本を読むといいと漠然と思っていたので実行することにしました。
目標を決めて1日20冊読み聞かせをすることにしました。これを続ければ子供の才能をつぶすことはないだろうと思い込んでいました。
そんな日々が1ヶ月続いたときのことです。
私は赤ちゃんをおひざにのせ読み始めました。すると「もうやめろよ!赤ちゃんの目に生気がないよ!」と夫から言われハッとしました。
数をこなそうと必死で赤ちゃんの反応を見ていなかったのです。心なしかとてもつまらなそうにしている赤ちゃん。これでは何のために絵本を読んでいるのか分かりません。
そしてきつかったのに無理をして読んでいる自分にも気付きました。そんな状態で絵本を読まれても楽しい気持ちにはならないでしょう。
絵本を1日20冊読むチャレンジは1ヶ月で終了、このことがあってからやっと少しずつ冷静になってきたと思います。子供が楽しそうにしていないことに気付けたのが大きかったと思います。
子供の表情をみていなかった。ノルマをこなすのに必死になってしまった。
産後ハイの原因は「赤ちゃんのため」を行動理由にしたこと
このような失敗をしてきた私ですが、「赤ちゃんのためなら頑張れる!」という行動理由がありました。赤ちゃんのためと思えば多少の無理は当り前だったのです。
行動したことが上手くいくこともあれば上手くいかないこともあります。
周りがみえていない分、私の場合は突っ走ってしまうことが多かったと思います。もし赤ちゃんを産んで次のようなことを思う人は要注意です。
- 赤ちゃんのお世話はママ一人でできる
- 家事もほとんどできる
- 夫や親に頼らなくて大丈夫
- 出産はスムーズなほうだった
- 自分はストレスに強く体力があるほう
子供が出来ると今まで簡単に出来ていたことができなくなります。買い物、ゴミ捨て、お風呂など些細なことが難しくなります。
どんなにストレスに強くて体力がある女性でも、出産後に育児と家事をするのは大変なことです。
「私は大丈夫!」は大丈夫じゃない 休憩しつつ育児をしよう
おむつをかえてミルクやおっぱいをやり、寝かしつける…乳児のお世話は単調ながらも体力と気力が必要です。私の場合、自分の力量をこえて「子供のために」と色々やりすぎていました。
もし産後に戻れるとしたら次のようなことに気を付ければ良かったと思います。
- 周囲に助けてもらい睡眠をとる
- 夫ともっと赤ちゃんについて話す
- 自分の行動で誰かが嫌な思いをしないか考える
赤ちゃんが誕生して数ヶ月はママ自身も細切れの睡眠です。睡眠不足は精神的に不安定になる原因にもなるので、2~3時間でも続けて眠れる日を確保することが大切です。
そして夫を信頼し、赤ちゃんのことを話したり相談したりを積極的にすれば良かったと思います。せっかく家族なのに頼らないのは寂しいことです。
乳幼児を育てているママさんは「私は大丈夫!」と色々はりきってしまう前に上手に休憩をとってくださいね!
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