赤ちゃんに果汁をあげていいのはいつから?作り方のコツや与え方

コメントを見る1
2018/04/18

赤ちゃんが果汁を飲んている様子

離乳食の準備を進める中で、赤ちゃんに果汁はいつからあげていいんだろう?と迷うママも多いはず。

実は果物の種類によってあげてよい時期やあげ方が違うんです。また、体に良さそうだからと量を沢山与えて良いという訳でもありません。

適切な量を守らないと、赤ちゃんが下痢をしたり、強いアレルギー症状で苦しむことにもなってしまいます。

赤ちゃんの果汁について、オススメの果物や与え方、量や濃さの目安、あげ方のコツなどを紹介します。

赤ちゃんに果汁を与えるのはいつから?離乳食開始期の生後5~6ヶ月頃!

赤ちゃんに果汁を与えはじめるのは一般的に生後5~6ヶ月からとされています。

離乳食開始の準備をするタイミングで、果物をすり潰したり搾ったりして出た水分を白湯などで薄めて与えます。

新しい味に喜ぶ赤ちゃんも多いですが、欲しがるからといって母乳やミルクの代わりに果汁を与えることはNGです。

母乳やミルクに含まれるタンパク質やカルシウム、ミネラルなどの栄養素が不足する恐れがあります。

果汁にする果物で赤ちゃんにおすすめは?離乳食時期のおすすめ果物7選

選ぶとよい果物は、水分が多くて刺激やクセが少ないものがおすすめ、一年を通してスーパーで手に入りやすいですよ。

    果汁にするのに適した果物例

  • リンゴ
  • いちご
  • ぶどう
  • みかん
  • すいか
  • バナナ

ただし、アレルギーが出やすいリンゴやバナナなどについては離乳食初期段階や、初めて赤ちゃんに与える際に加熱した物を与えることをおすすめします。

量や濃さの目安や与え方のコツ

離乳食期の赤ちゃんは消化機能がまだ弱いため、いきなり濃い果汁を与えるとお腹を壊してしまう恐れがあります。

濃い味に慣れすぎると離乳食がうまく進まなくなってしまう原因にもなりますので、白湯で2〜3倍に薄めてから与えましょう。

初めのうちは『1日1回・スプーン1杯』を目安にするとよいでしょう。お風呂上がりやお散歩など、汗をかいたあとの水分補給の一部としてあげてみてください。

初めて与えるのに向かない果物
刺激や酸味の強い果物:パイナップル・グレープフルーツ・マンゴーなど
離乳食が進んでから試しましょう。

赤ちゃんに果汁を与えるメリットと注意点

果汁は赤ちゃんに味わう喜びを与えてくれると共に、ママにもメリットがあります。一方で与え方を誤ると下痢や虫歯リスクに繋がる恐れもあります。

果汁は赤ちゃんの便秘解消に効果あり!ただしあげ過ぎには注意

果物からしぼり出した果汁には食物繊維やミネラルが豊富に含まれているため、赤ちゃんの便秘解消に効果が期待できます。

ただし、あげすぎると腸内環境のバランスが崩れて下痢を引き起こす可能性も…。

日々少量ずつ、様子を見ながら増やしていってください。

離乳食の味付けで赤ちゃんの食が進む!

果汁は離乳食の「味付け」にも便利です。

いつもの食材に果汁のエッセンスを足すことで、味に変化がついて赤ちゃんが楽しく離乳食を進めることができます。

【おすすめ簡単レシピ】
湯むき後ペーストしたトマトにりんご果汁を50cc加えるだけ。トマトの酸味が抑えられてまろやかな口当たりになります。トマトペーストもりんご果汁も冷凍保存できます。

果物アレルギーに注意!

アレルギーを引き起こしやすい果物例

  • メロン
  • もも
  • さくらんぼ
  • マンゴー
  • グレープフルーツ
  • キウイ
  • パイナップル

アレルギー反応が起こると口の中がしびれたり痛くなったりします。でも、不快症状があっても赤ちゃんは自分の言葉で伝えることができません。

与えた果汁を吐き出してしまったり、飲むのを嫌がる場合はアレルギーが原因ということも考えられますので、無理やり与えないようにしましょう。

果汁は虫歯になりやすい?

果物の中には糖類が含まれているため、与えた果汁がそのまま口内に溜まっていると、生え始めたばかりの歯が糖分にさらされてしまいます。

ブラッシング期前の赤ちゃんであれば、濡れたガーゼで口の中をぬぐってあげましょう。

果物に限ったことではありませんので、歯が生え始めたら食後の口腔ケアは必ずおこなってください。

市販品の果汁ジュースを与えるときの注意点

市販の果汁飲料・ジュースは、主に大人の味覚に合わせて作られているので砂糖や甘味料を多く含んでいます。

離乳期の赤ちゃんに与えるジュースは必ず「ベビー用」のものを選びましょう。(パッケージにある「○ヶ月頃から」という表記を参考に月齢に合わせて!)

  • 紙パックのジュース:1個あたりの量が少ないので、開封後すぐに与えきることができて衛生面で安心!
  • お湯で溶いて作るタイプの粉末飲料:かさばらないので保存やおでかけに便利!

昔と今は違う! 離乳食前の赤ちゃんへ果汁が推奨されなくなった理由

昔の粉ミルクにはビタミンを配合することができなかったので、生後の早い時期からビタミンを摂取させる目的で果汁を与える育児が推奨されていました。

しかし2007年に厚生労働省のガイドラインが見直されてからは、離乳食前の果汁育児は重視されていません。

以前は母子手帳に書かれていた「離乳前の赤ちゃんに果汁を飲ませていますか」という一文も、現在では削除されています。

現代のママは母乳の栄養状態が良好ですし、粉ミルクの栄養機能も昔に比べて進化しています。

早期に果汁を与えることで生じるデメリットのほうが大きいとみられるため、現在の目安は離乳食開始期とされているのです。

果汁を上手に採り入れて、味のバリエーションを楽しもう

果物は体にいいイメージがありますが、体の機能がまだ整っていない赤ちゃんには刺激が強すぎることもあります。

果物の中にはアレルギーを引き起こす種類もあるので、与える時期や量には注意しましょう。

果汁の甘みや味のパリエーションは、赤ちゃんの飲む・食べる喜びにつながります。正しい知識をもって、ママも一緒に楽しく離乳をすすめましょう。

みんなのコメント
  • ここあさん

    バナナやリンゴもアレルギー出やすい果物のはずです。衛生面を考えるなら加熱して与えた方がいい事も記載されていたらより良い記事だと思います。

あなたの一言もどうぞ


マーチについて

MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪

マーチの人気記事だよ

まだデータがありません。