赤ちゃんには負担となるので防ぎたい早産の原因と症状とは
「赤ちゃんは十月十日で生まれてくる」などと言われますが、実際には妊娠週数37~40までに生まれることが正常な出産と認識されています。
早産とは、37週以前の週数での出産のことで、在胎週数22~36の時期に赤ちゃんが生れ落ちてしまう状態を指しています。
ちなみに22週以前に起こる「出産」は分類上流産というカテゴリに入れられています。
基本的には36週以前で出産しても、病院で適切な保育を施せばその後問題なく元気に育っていくことが出来ます。
早産は出産総数の約5パーセントを占めると言われ、けして珍しいことではないのですが、適正週数を待たずに赤ちゃんが生まれてしまうのはどんな原因によって起きるのでしょうか?
早産の原因
お腹の中の赤ちゃんの心拍が弱くなったり、前置胎盤など通常出産ではお母さんの身体が危険に晒される予測があるときは、安全のための帝王切開や陣痛誘発剤を使って人工的に早産に踏み切ることもあります。
これは母体の膣の中で細菌感染が起こり、それに対して免疫反応が強く起こるために本来出産する時期よりも早く子宮を収縮させてしまうことによって起こります。
他の原因を挙げると、陣痛が起きる前に破水が起きてしまう前期破水。また、子宮の中の羊水量が800CC以上になる羊水過多症があり、これは出産前から母体に心疾患や糖尿病の症状があるときに起こります。
早産の兆候となる症状は
早産が起きる前の状態を「切迫早産」といいます。
- 赤ちゃんが予定よりも早く生まれようとしている兆候です。
- 適切な処置をすることで早産を食い止めて安全に出産をすることが可能になります。
出産が近くなると「前期陣痛」と言って、本格的な陣痛の前に規則的に子宮が収縮を繰り返すことがあります。これは38週を過ぎ、いつ赤ちゃんが生まれても大丈夫な状態になってから起きることが多いものです。
切迫早産の場合は36週よりも以前にお腹が急に張ってくるのが感じられたり、定期的な子宮収縮が起きたりします。
または少量でも性器からの出血が見られること、下り物の量が普段よりも増えて来たりなどすると、同様に早産の兆候が考えられます。
切迫早産の状態にあると断定されれば、子宮収縮在を投与して母体の絶対安静を保てば早産の進行を抑制して無事出産できるときまで赤ちゃんをお腹の中に留めることが出来ます。
こういう症状や子宮内感染が認められる場合は赤ちゃんを救うために帝王切開を行なわなければなりません。
早産は迅速、適切な処置を起すことで産後の赤ちゃんの命を保つことが出来ます。妊娠22週以降は上のような症状を常に意識して、いざという時にすぐ病院に行ける順備をしておきましょう。