子供のお小遣いのルールを決めよう!親と子供で守るべきこと
子供にお小遣いを上げるときには、やはりある程度のルールを作っていくことが大切になります。
そこで、お小遣いに関するルールを検討するときの参考になるルール案を紹介していきます。
この記事の目次
子供だけではなく大人もルールを作ることが大切
ルールを作る時には、多くのケースで子供に対してやってほしいこと、やってはいけないことといったルールを作りがちです。
ですが、実際には大人もやるべきこと、やってはいけないことがあります。
今回このルールの案では子供だけではなく親も守るべきルールというものも紹介していきます。
- 親と子供とで話し合うべきルール
- 子供に対して守ってもらいたいルール
- 親が子供のお小遣いに対して守るべきルール
これらについて詳しく紹介していきます。
親と子供とで話し合うべきルール
お小遣いについての大枠を親子で話し合い、親と子供が双方納得できるルール作りをすることがとても大切になります。
親と子供が話し合い決めることが望ましいルールについてまず紹介していきます。
いつ、どのようにお小遣いを渡すのかを決める
まずお小遣いはどのようなタイミングで渡すのかとうことを決めます。
月に一回渡すのか、週に1度渡すのか、さらに定額制ではなく報酬制にするのかなどをよく話し合って決めていきましょう。
▼子供にお小遣いをあげるタイミングについてはコチラも参考にしてみて!
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誕生日プレゼントやお年玉はお小遣いに含めるのか
お年玉のようにある程度まとまった金額のお金をもらったときに、そのお金も自己管理をさせるのかどうかを決めておきましょう。
低年齢のうちはまだ親の管理下に置いた方が無駄遣いの防止などにつながります。預貯金をするといった提案をして、貯金をするという考え方があることも教えてあげましょう。
途中でお小遣いが無くなってしまった場合はどうするか
はじめのうちはお小遣いをもらうとすぐに使い切ってしまうということも起こります。このようなときにお小遣いが無くなったらどうしたらいいのかをあらかじめ決めておきます。
基本としては途中でお小遣いが無くなっても追加であげないようにします。お小遣いには限りがあることをよく理解してもらうためには、多少厳しいルールですが必要です。
限られた範囲で自分にとって効果的にお金を使う術を学んでもらう良い機会です。社会人となり仕事をして得た収入の中でやりくりできるようになるための訓練です。
例外を作らないことで、子供もおねだりをしてもお小遣いを追加してもらえないことを理解してくれますよ。
お小遣いで買うものと親が買うものの線引きをする
子供のお小遣いで買うもの、そして親が買ってあげるものはあらかじめ線引きをしておくことがおすすめです。
一例を表にまとめてみましたので参考にしてみてください。
お小遣いで買うもの | 貯金をしてかうもの | 親が買うもの |
---|---|---|
駄菓子 カードゲーム キャラクターの文具 マンガ雑誌 ガチャガチャ クレーンゲーム etc |
プレゼント ゲームソフト 高いおもちゃ 自分がどうしても欲しいもの etc |
普通のおやつ 通常の文房具 洋服 レジャー代金 生活必需品 誕生日プレゼント etc |
線引きをしておくことで子供が自分でお小遣いを使うための計画を立てやすくなります。
お小遣いのアップ方法
お小遣いをアップしてもらうための方法はあらかじめ決めておくことがおすすめです。
- お誕生日が来たらお小遣いがアップする
- 新学期になったらお小遣いがアップする
- 交渉によってお小遣いをアップする
案としてはこのようなものがありますが、家庭の事情などでもさまざまな方法があります。
ルールを守れなかった場合はどうするのか
親が守るべきルール、子供が守るべきルールが守れなかった場合にはどうするのかということも話し合っておきましょう。
- 子供はお小遣いをつけるというルールを守れなかった場合には、お小遣い帳をつけるまで次のお小遣いはない。
- 親が子供のお小遣いの使い方に口出しをした場合には、代わりにお菓子を一つ買う。
あくまで罰を与えるようなルールではなく、前向きに改善できる内容のルールにすることが必要です。
子供に対して守ってもらいたいルール
お小遣いをもらう子供が守るべきルールもしっかりと確認しましょう。ルールを守ることで効率的な金銭教育を行うことが出来るようにしていけるものにしていく必要があります。
年齢に応じて守れるルールであることも大切です。
お小遣い帳をつけること
何にお金を使ったのかなどを振り返り、お金の使い方を覚えさせる金銭教育を行うためにはおこづかい帳をつけさせることがおすすめです。
子供の年代に合わせたお小遣い帳を選ぶことも大切になってきます。
▼子供のお手伝い帳の付け方の工夫についてはコチラも参考にしてみて!
お友達にはお金をあげたりおごったりしないこと
子ども同士の金銭授受やおごる・おごらないということは大きなもめごとになりやすいことですので、このルールは徹底することが必要です。
まだ子供が低年齢のうちは、子供同士で遊ぶ時にはお小遣いを持っていかない・持たせないということも必要になります。
大きな金額のお小遣いをもらった時にはパパやママに相談をすること
おじいちゃんやおばあちゃん、そしておじさんやおばさんなど親戚から時々大きな金額のお小遣いをもらうこともあります。
このような大きな金額のお小遣いをもらった時には必ずパパやママに相談をして、お小遣いをどうするのかということを決めていきましょう。
お年玉や誕生日プレゼント以外にも久しぶりに会ったからといってお小遣いをくれる親戚もいます。
よそのお家のお小遣いと比較しないこと
子供もある程度成長してくると、自分と他人を比べるということが出てきます。背の高さ、足の速さではなく、もらっているお小遣いを比較することも出てきます。
お小遣いは各家庭の経済事情などでも異なりますので、お小遣いの金額などを比較しないということをしっかりと守らせましょう。
目的を決めたお小遣いは他の目的に使わないこと
お小遣いをもらったら、まずは予算分けをするような習慣をつけると、将来やりくり上手になっていくことが出来ます。
- おかしを買うためのお金
- カードゲームを買うためのお金
- 貯金しておくお金
ある程度お小遣いを使い目的に分けておき、他の目的としたお金を使わないというルールを作ることがおすすめです。
カードゲームのカードを買うお金が無くなったから貯金しておくお金を使っちゃおう。ということがないようにルールを決めておきます。金銭管理を覚えてもらうためにもおすすめのルールです。
親が子供のお小遣いに対して守るべきルール
子供にお小遣いのルールを作るからには、親も守るべきルールを決めておくことが必要です。
親が使い道を決めないこと
お小遣いは子供が主体的に使い道を決めて初めて効果的な金銭教育を行うことが出来るものになります。子供がお金を使おうとしているときに親が口出しをしてはいけません。
お金を使った後、お小遣い帳をつける段階になって本当に使う必要があったのかな?など振り返りをすることは良いのですが、使い道に口出しをすることは避けましょう。
お小遣いは小銭であげるようにする
ある程度年齢が上がってくると紙幣と硬貨の違いや数字を見て金銭の価値の違いを知ることが出来ますが、低年齢の子供にとってはまだお金の価値がしっかりと理解できていません。
お金には種類があることや、お釣りをもらってお金が増えるわけではないということをよく理解することが出来るようになります。
子供の預金は子供名義の口座を作り預けるようにする
大きな金額のお小遣いをもらった場合、時折預かっておくねと言いながら家計に繰り入れてしまう、ちょっと借りておくといった親もいますが、これはいけません。
子供のお小遣いはあくまでも子供の物です。ちゃんと子供用の銀行口座などを用意して、銀行にに子供と一緒に入金しに行くといったことを行うこともお勧めです。
契約書を作成するというのもおすすめです
お小遣いのルールを作ったものの、結局そんなルールを作った覚えはない、ルールなんて知らない。ということが親も子供も起こる可能性があります。
このようなことがないように、契約書を作っておくということもおすすめです。
小さなうちは「おこづかいのルール」といった簡易なものでOKです。子供の成長に合わせて本格的な契約書にしていくこともおすすめです。
成績に関連してお小遣いをあげることは避ける
時折あるのが、次のテストで100点を採ったらお小遣いをあげる。といった成績に紐づけをしたお小遣いのあげかたです。ですがこの方法はおすすめできません。
確かにお小遣いを目当てにして勉強を頑張りテストで100点が取れるようになる子供もいますが、そもそも勉強はお小遣い目当てでやるものではありません。
決めたルールは定期的に見直すこともおすすめです
お小遣いのルールは一度決めたらずっとそのルールを守らなければならないわけではありません。子供の成長と共に、お小遣いのルールも適度に見直すことも大切です。
未就学や小学校低学年のうちはまだまだお金の使い方もはっきりとわかっていませんし、複雑なルールを作っても守ることが難しくなります。
子供が守れるルールをつくり、子供に自信を持たせるということも大切です。ルールは子供を縛るためにあるのではなく、子供に適切な金銭感覚を学ばせ、お金の管理ができるようにしていくための物です。
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