安産とは?産後に難産ではなく安産だった!と言えるお産
出産を迎えるママが一番に願うのは安産。当然のことのように思いますが、果たして安産とは何を指すのでしょうか。
漠然と安産の言葉を使っている人がほとんどで、実は、安産定義ははっきりしていないのです。「痛くない」「予定日通りに生まれる」等、人によって意見は様々。
ママが目指す安産について考えてみましょう。安産の為に今から出来る事があります。
この記事の目次
安産の特徴は?難産と比較して考えてみよう
安産、難産といわれることについて違和感を持つ妊婦さんも少なくありません。
「トラブルが多少あったけれど、自分では安産と思いたい。」等
出産にかける思いは人それぞれで、安産や難産の一言でいい切れないところがあります。一般的な安産とは、どういったことを指すのかを見ていきましょう。
安産ではないと考えられるのは…こんな場合
- 切迫流産や切迫早産を経験した場合
- 切迫流産とは妊娠初期の頃に流産の危険性がある状態のことで、絶対安静はもちろん入院を余儀なくされる人もいます。
切迫早産は早産と混同されがち。早産は22週0日~36週6日の間に生まれることを言います。
切迫早産は早産になりそうな状態のこと。切迫流産と同じく、絶対安静が必要です。
- 出産の際に何らかのトラブルに見舞われた場合
- 出産は本当に何が起こるかわかりません。出産のその時まで順調と思っていたにもかかわらず、大量出血で意識を失うことだってあります。
中には、胎盤が子宮にはり付いて手術に至るケースも。原因がはっきりしないので対策をたてるのは難しいですが、妊娠中からのストレスフリーな生活が大事です。
安産に当てはまらなかったら難産…ではない!
難産と安産の線引きは曖昧です。安産に対する考え方が人それぞれで、固まっていないのが大きな原因です。
ポイントをあげて、大まかな基準を提示してみましたが、「当てはまらなかったら難産」という安易な判断は避けましょう。
妊婦さん自身が出産に対してネガティブな感情を抱いてしまいます。結局はママと赤ちゃんが笑っていられるのが一番…ではないでしょうか。
安産体質と難産体質の誤解について
生まれ持った体型が原因で「自分は難産になる」と不安を抱えるママも多いですが、実は、巷に溢れている安産体質、難産体質の意見には誤解がある事が多いです。
- お尻の大きな人は安産
- 自分の親が安産であればその娘も同じ体つきなので安産
こういった意見は絶対ではありません。お尻が大きいからと言って必ずしも赤ちゃんが通ってくる骨盤が大きいわけではないですし、自分の母親が安産であっても自分も安産になるかどうかは不明(様々な要因が絡むため)です。
体もお尻も小さく細くても、赤ちゃんが余裕を持って通れる骨盤の女性もいれば、体もお尻も大きい女性でも骨盤が小さく帝王切開をせざるを得ない人もいます。
また、骨盤は十分の広さを持っていても、筋力がない為に難産になる人もいれば、歩き方や普段の姿勢の悪さから骨盤が歪んでいて、赤ちゃんが通りにくくなっている場合もあります。
- 血圧が上がりやすい
- 血液も酸化している事が多い
- 血液が酸化している人は体は硬くなりやすい
- 血行が悪く、日頃から胃に負担がかかっているため消化器官が上手く機能しにくい
こうした事を相対的に考えて、揚げ物好きは難産になると言われているのです。
つまりは、生活習慣が悪いと難産を引き起こしやすい…という事ですね。
自分が難産体質に当てはまる事があるのであれば、その原因を探して生活習慣を変えるなどの努力をまずはしてみましょう。
そしてあまり気にせずに、『案ずるより産むがやすし!』という言葉を思いだし、大らかな気持ちで過ごすように意識を向けましょう。
安産体質に今すぐなるためには、前向きにポジティブに!
自分が安産体質なのか難産体質なのか気にするのではなく、自分の為にも赤ちゃんの為にも健康的な生活を心がけ、これまでの悪い習慣を断ち切る事が一番です。
安産体質には誰もが今すぐなれます!
今すぐ安産体質になる方法は、前向きにポジティブでいるという事です。
どんな時でも、どんな事があっても、常に前を向き明るい方へ楽しい方へと視点を向けられる人は、ストレスもたまらずいつでも幸せを感じる事が出来ます。
そうすれば、赤ちゃんも心地よい空間ですくすくと育つ事が出来ます。
安産体質の第一歩は妊娠生活を楽しみ、いつでも明るい方へ視点を向けるという事なのです。
安産になるために気を付けたいこと
安産になるためにママができることはどのようなことなのでしょうか。
下半身の筋肉をつける
出産は体力勝負です。妊娠中にできるだけ運動をして、体力をつけておくことが大切です。特に下半身の筋肉をつけると、いきむときに役に立ちます。赤ちゃんから「いきんで」というメッセージを受け取ったら、しっかりいきめるように下半身を鍛えておきましょう。
オススメの運動は、ウォーキングやスクワットです。ただし、医師と相談しながら行うようにしてください。
太り過ぎてはダメ!
妊娠中に太りすぎてしまうと、産道にお肉がつきすぎてしまい、赤ちゃんが通りにくくなってしまい、お産に時間がかかってしまいます。お産に時間がかかってしまうと、母子共に苦しく、難産につながります。
また、妊娠中に体重が増えすぎると、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病になってしまう危険もあるため、出産に危険を伴うことになります。妊娠中の体重管理はしっかりと行うようにしましょう。
身体を冷やさない
身体が冷えてしまうと、痛みに敏感になります。痛みに敏感になってしまうと、陣痛が辛くなってしまい、子宮口が開くような強い陣痛が起こりにくくなるため、お産に時間がかかり、難産につながります。
また、身体を温めることによって筋肉も柔らかくなるため、出産のポーズがとりやすくなります。普段から身体を冷やさない生活を心がけましょう。
陣痛の合間に水分補給を!
出産時はとても脱水しやすくなっています。母体が脱水状態になってしまうと、血液循環が悪くなり、子宮口が開くような強い陣痛が起こりにくくなります。その結果、お産に時間がかかってしまいます。
陣痛には波があるため、痛くない時間が必ずあります。その陣痛の合間に、こまめに少量ずつ水分を補給するようにすると良いでしょう。
陣痛が始まったらリラックス!
ストレスが強まると、身体が緊張してしまい、陣痛が弱くなってしまいます。陣痛が始まっても、なるべくリラックスした状態をキープできるように心がけましょう。
たとえば、陣痛が始まったからといって慌てて病院に連絡し入院してしまうと、陣痛監視装置をつけられてしまったり、周囲の環境に緊張を覚えたりして、陣痛が弱まってしまう可能性があります。なるべくギリギリまで自宅で過ごすことが望ましいです。
また、陣痛に恐怖心を持ち過ぎてしまうと、緊張が高まり、ストレスホルモンが分泌され、子宮口がなかなか開いてくれません。難しいことかもしれませんが、出産前になるべく不安要素は取り除いておきましょう。
自分の身体や赤ちゃんの声に耳を傾け、安心してリラックスできる環境での出産になるように、身の回りや心の準備をしておくことが大切です。
平均時間に産まれたら安産…でも目安としてとらえて
平均時間内に生まれたなら安産といってよいでしょう。ただ、あくまでも平均なので、少し早かったり遅かったりしたら難産というわけではありません。
平均分娩時間はだいたいの目安として捉えてください。とはいえ、初産なら15時間を目指したいところ。
スムーズな出産には、体力がとっても大事です。無理なく身体を動かし、スクワットやマタニティーヨガ等で腰回りに筋肉を鍛えておくことをおすすめします。
異常分娩だったとしても心配しすぎることはありませんよ!
正常分娩に当たらないものを異常分娩といいます。異常分娩には大きく分けて3つあります。
- 母体が妊娠中毒症や心臓病、高血圧、糖尿病などを患っている状態(異常妊娠経過)を伴うもの。
- 胎児が奇形や子宮内死亡、未熟児だった場合
- 胎盤早期剥離や前置胎盤、臍帯脱出など分娩経過中の異常
異常分娩は帝王切開や吸引分娩などの産科手術が必要なことがあります。ただ、異常分娩だったとしても母子ともに健康な人もたくさんいるので、心配し過ぎることはありません。
陣痛の強弱、出産日超過…分娩中トラブルは様々です
予定外の帝王切開になったという話を聞くことがあります。出産は予定通りに行けば、それに越したことはありませんが、予定外もあり得ることを覚悟しておきましょう。
- へその緒が赤ちゃんに巻き付く
- 陣痛が弱い
- 陣痛が強すぎる
分娩中のトラブルとして起こり得ることをあげています。これ以外にも、出産日超過で羊水が減ってしまうケースや赤ちゃんがうまく産道を通れないこと等があります。
医療が発達している現代です。例えば、陣痛が弱い場合は陣痛促進剤の投与を行うなどして、トラブルが起きても無事出産に至ることがほとんどなので安心してください。
予定日や希望日に産めたか?早すぎても遅すぎても心配はある
- 生まれる兆候が無い…
- 予定日を2週間過ぎても生まれない状態を過期妊娠(過期産)といいます。長くママのお腹にいると、赤ちゃんの命に危険が及びます。
羊水が減ったり、胎盤の機能が衰えたりするので十分な栄養を赤ちゃんへ送ることが出来ずに、酸素不足に陥ることも。陣痛促進剤の使用や帝王切開の処置が必要です。
- 早すぎる兆候…
- 過期妊娠とは逆に、早く生まれてしまうのが早産で、妊娠22週から37週未満に出産することを指します。また、早産になりそうな状態を切迫早産といいます。
診断は定期検診の際に、子宮頸管の長さで診ます。子宮頸管が短さは、切迫早産の兆候なのです。
おなかの張りを抑える薬を服用しながら様子を見るか、症状によっては即入院と判断されることもあります。
痛みは通常分娩にも伴う!安産か難産かの判断材料にはならない…
痛みを安産、難産の線引きとするのは難しいでしょう。出産の際の痛みに恐怖を覚える妊婦さんは多いですが、痛みがあることの方がむしろ普通だからです。
また、陣痛の痛みはずっと続いているわけではありません。痛みは“強くなって落ち着く”を繰り返しながら数時間後、出産へと至ります。
子宮口が少しずつ開く過程で妊婦さんは痛みを感じます。赤ちゃんにもうすぐ会えるとの期待からか、実際に経験すれば難なく耐えられてしまうから不思議です。
安産のためには体力作りが欠かせない!まずは栄養バランスの良い食事からはじめよう
- 体力作り
- リラックスしておく
- 栄養バランスの良い食事
出産が予測不可能なものであったとしても、妊娠中から安産に向けて努力することは大事です。出産のリスクを最小限に抑えましょう。
陣痛がひどくて食べ物も喉を通らない妊婦さんもいるくらい過酷な体験。まずは、体力作りが欠かせません。
健康的な食生活は力の源です。普段の食事に気を配り、ストレスの少ない生活を心がけましょう。
結局のところは考えかた次第という部分も!
安産と難産の定義付けはとても曖昧です。自身の経験をもとに判断する場合がほとんどだからでしょう。
長時間の陣痛の末の出産も、壮絶な出産を経験した人からすれば安産に思えてしまうかもしれません。
安産か難産かに縛られ過ぎることはありません。結局のところ、出産は人それぞれで、その経験をどうとらえるかもママ次第なのです。
また、安産や難産といった言葉はデリケートな部分を含んでいます。特に出産を経験したばかりのママにかける言葉としては難しいところ。
-
きんぐ?さん
予定日を1日過ぎました。全く出産の気配がありません。来週には入院して計画出産の予定です。
初産なので不安でいっぱいです。ストレスで食べすぎて、気持ち悪くなって吐いたりしています。
大丈夫かなぁと日々ソワソワしています。みんなこんな感じなのかなぁ? -
のんさん
まだママのお腹の中に居たいんですね(⁎˃ᴗ˂⁎)きっとママのお腹の中が居心地良いんでしょうね!
赤ちゃんが産まれる準備が出来たら合図を出します。
そこからお産が始まります。
不安な事もあるかもしれませんが、赤ちゃんを信じてお産頑張ってくださいね! -
はるさん
私も同じですよ。来週入院です。
不安でたまりません!
呼吸法とか調べたりしてました。 -
はるさん
私も予定日超過4日。月曜日に入院です。
初産て不安でいっぱいです。
昼間はゴロゴロ寝てばかりで夜は眠れません。
吐いたことがあまりないので吐くのも怖いです。
逃げたい位です。
みんなもそうなのかな?あたしだけがおかしいのかなと思ってしまいます。 -
りぃさん
39w4dです。
痛みに弱いので陣痛が怖くて怖くて。
でも早く赤ちゃんに会いたい!
ママ頑張って産むからね!
元気に産まれてきてね! -
えびさん
予定日まであと5日です。
初産なので遅れるのかな〜と思いつつ、
毎日ソワソワすごく分かります!
陣痛が来たら赤ちゃんと一緒にがんばろう!(•̀ㅂ•́)و✧
と思いながら呼吸法しています。
なるべくリラックスして(難しそうだけど^^;)
お互いがんばりましょう! -
ばたこさん
予定日より早くなると言われてそれなりに準備してたのに、結局明日が予定日です。
全然出てくる気配なし。
早く出てきてー!って思っちゃいます。
急かさない方が良いのかなぁ。 -
なっちゃんさん
陣痛の不安で眠れない日が続いてるけどお腹の子に会えるのは楽しみ!安産で産まれる夢をよくみてるのできっと安産だ、思い込みながら会える日を楽しみにして待ってます
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