神奈川県の安産祈願、どこがおススメ?注目の安産祈願神社・お寺
神奈川県各地にある安産祈願で有名な神社仏閣、みなさんはご存知ですか。多くの人々が訪れている有名な社寺にお詣りして、安心のお産を迎えたいですね。
大巧寺
おんめさまとして親しまれる大巧寺
大巧寺(だいぎょうじ)は、鎌倉市小町にある日蓮宗系のお寺です。大変変わった立ち位置にあるお寺で、檀家を持たない祈願専門の寺院です。
大巧寺は、鎌倉時代初期の創建と言われています。もともとは真言宗のお寺で、源頼朝にもあつく信仰されていました。その後、おんめさま信仰にまつわる不思議な伝説が生まれます。それから大巧寺はおんめさまとして崇められるようになり、現在の形になっていったと言われています。
おんめさま信仰とは
おんめさまとは、お産女さまがなまった呼び名で、境内には産女霊神として祀られています。その歴史は、五世住職・日棟にさかのぼると言われています。
16世紀の中ごろの春、夜明け前に、橋の陰で下半身を血まみれにした女性が泣いているのに住職が気付きました。どうしたのかと訊ねると、女性は難産で死んだが成仏できないと泣いて訴えます。哀れに思い住職が法華経を読んでやると、女性は居なくなってしまいました。
その後再び女性が現れ、成仏できたことや供養してほしい旨、願いがかなえば世の中の妊婦たちの安産に尽力すると伝えて金銭を差し出し、再び消えてしまいます。そこで住職がこの女性を産女霊神として祀りました。境内にはこの女性の夫が建立に尽力したという産女宝塔が今でも残っているそうです。
こうした経緯から、大巧寺はおんめさまと呼ばれ、安産祈願の寺として親しまれるようになりました。今では安産祈願を専門とし、多くの人々が参詣に訪れます。
大巧寺の安産祈願
大巧寺ではいつでも安産祈願を受け付けています。事前予約は必要ありません。ママの体調がすぐれない場合は、代参でも大丈夫ですよ。安産祈願を受けると、出産予定日の月の末日まで、住職さんが毎朝安産祈祷を行います。安産お守りの授与は2500円です。
またさらしの岩田帯も授与しています。こちらは2500円になります。手持ちの腹帯を持ち込んでも祈祷してもらえるほか、朱印も捺してもらえます。
大巧寺では戌の日など安産のシンボルになっている犬にあやかり、戌張子を縁起物として授与しています。こちらも2500円です。
大巧寺は鎌倉駅東口から歩いて3分の場所にあります。駐車場も12台分あります。神奈川県を代表する安産寺ということで、大変人気のあるお寺です。
公式サイト:http://www6.ocn.ne.jp/~onmesama/index.html
所在地:鎌倉市小町1-9-28
電話番号:0467-22-0639
Google map:https://goo.gl/maps/QcLjf
鶴岡八幡宮
鎌倉と言えば鶴岡八幡宮
鎌倉と言えば、忘れてはならないのが鶴岡八幡宮ですね。鶴岡八幡宮は、源氏の氏神として京都の石清水八幡宮を勧請したのが始まりとされています。
最初は由比ヶ浜にあったお宮ですが、源頼朝が現在の場所に創建しました。鎌倉幕府の総社として大変栄えたお宮です。さらに流鏑馬や奉納相撲・神楽舞などの神事も盛んにおこなわれたそうです。現在では鎌倉を代表する観光名所のひとつとして多くの人々が参詣しています。
また鎌倉の大社として、地元の人々の人生の節目に寄り添っている神社でもあります。桜に牡丹と、花々が四季折々美しい姿を見せてくれるのも魅力のひとつですね。
鶴岡八幡宮の祭神は応神天皇と比売神・神功皇后の三柱の神様です。神功皇后は応神天皇の母で、安産に関する逸話を持った女性です。また比売神はヒメノカミとも呼ばれ、やはり安産など女性守護の女神様として信仰を集めてきました。
応神天皇は神功皇后のお腹にあった頃からこの国を背負う宿命を担い、産まれたときにはすでに歩くことが出来たと言われています。病気ひとつせずに成長し、大変な長寿を保って大仕事を成し遂げるという功績を残しました。鶴岡八幡宮は安産祈願に訪れるにはぴったりの神社と言えますね。
鶴岡八幡宮の安産祈願
鶴岡八幡宮では、大石段下の祈祷受付に申し込むと安産祈願の祈祷を受けることができます。予約は必要ありませんが、事前に申し込んでおくと待ち時間の不安も解消されます。
体調が不安な場合は、確認しておくと良いでしょう。七五三の時期などは大変混みあいますので注意が必要です。
また年間通していろいろな神事も行われ、行事も多い神社です。お正月の初詣期間は祈祷時間も普段とは違ってきます。
祈祷受付時間は季節によって異なります。4月から9月末までは8時半から17時半まで、10時月から11月末までは17時まで、12月から3月末までは16時半までになります。初穂料は5千円からになります。季節の花や祭事・神事や行事は公式サイトに詳しいので、確認してからお出かけしてくださいね。
公式サイト:http://www.hachimangu.or.jp/index.html
所在地:鎌倉市雪ノ下2-1-31
電話番号:0467-22-0315
Google map:https://goo.gl/maps/U4K6Z
川崎大師
関東厄除け三大師の一、川崎大師
川崎大師は川崎にある真言宗智山派の大本山です。お寺の名前は平間寺といいますが、川崎大師の通称が大変有名ですね。
川崎大師は厄除け大師と呼ばれる大寺院のひとつで、特に信仰を集めています。大師とは真言宗の祖・弘法大師空海のことです。
川崎大師は880年前に創建されたと言われています。厄除けのお大師様として庶民の信仰を集め、今でも多くの参拝者が日夜訪れるお寺です。
実は私も川崎大師に縁があります。私の母の実家では代々、川崎大師で名前を頂くのが恒例になっていました。横浜で産まれた私も川崎大師で名前を頂いているんですよ。
厄除けに霊験あらたかな川崎大師は、安産祈願に訪れる人も少なくありません。難産という厄を避けるにはぴったりのお寺ですね。
川崎大師の安産祈願
川崎大師は真言宗のお寺なので、護摩祈祷を行っています。護摩祈祷は午前6時より始まり、9時・10時半・11時半・1時・2時半・3時半に行います。日曜日や毎月21日は時間帯が異なるので注意が必要です。また毎月20日のみ、夜7時も祈祷を行います。
護摩祈祷は5千円より、7千円・1万円になります。事前予約は必要ありませんが、時間や混み具合は確認しておくと良いですね。
護摩祈祷を受けるとお札を授与されます。その他に安産祈願の場合は500円で安産お守りがいただけます。さらに5000円で安産お守りと腹帯のセットを授与されます。腹帯には川崎大師の朱印が捺されています。
川崎大師ではfacebookも公開しています。最新情報をゲットしたい際はフォローしてみてはいかがでしょうか。
公式サイト:http://www.kawasakidaishi.com/index.php
所在地:川崎市川崎区大師町4-48
電話番号:044-266-3420
Google map:https://goo.gl/maps/KGXu1
稲毛神社
川崎の古社・稲毛神社
稲毛神社はご神木大銀杏で知られる神社です。神木の樹齢から推測するに、1千年を超える歴史があるのではないかとされています。
祭神はタケミカヅチという武神です。またタケミカヅチと対の神として祀られるフツヌシノカミも祀られています。さらにククリヒメノカミ・イザナギ・イザナミの神を祀る神社です。ククリヒメノカミは白山神社の姫神と同一の女神で、イザナギ・イザナミの夫婦仲を取り持ったと言われています。
またアマテラスの伯母に当たり、養育係でもあったという伝説があることから、子育てやあらゆることをまとめる役目をもった神とも考えられています。
二柱の武神と夫婦・その仲裁をした女神という三柱の神を祀る稲毛神社は、勝利と和の神社として親しまれてきました。
稲毛神社の安産祈願
稲毛神社では、安産祈願は初穂料の額で松竹梅に分かれています。それぞれ2万円・1万円・5千円となります。
戌の日に関わらず安産祈願を受けることは可能です。また竹・松式の安産祈願を受けると、さらしの岩田帯を授与されます。岩田帯だけなら3000円で授与しています。さらに持参の腹帯やコルセットを祈祷して頂くことも可能です。
他にも公式サイトでは岩田帯の意味や安産の縁起物についての説明が詳細に掲載されています。確認してみるとよいでしょう。
受付時間は午前9時から午後5時までになります。予約は必要ありませんが、事前に確認していくと待ち時間などの心配がなくスムーズです。
さらに日中の参詣が難しい場合は、宵祈祷も行っています。公式サイトから専用フォームで申込みましょう。
公式サイト:http://takemikatsuchi.net/index.html
所在地:川崎市川崎区宮本町7-7
電話番号:044-222-4554
Google map:https://goo.gl/maps/XlXBb
溝口神社
川崎市にある溝口神社
溝口神社は川崎市にある神社です。江戸時代には成立していたという記録があり、古い歴史を持った神社です。
溝口神社は以前、赤城大明神と呼ばれていました。赤城神社の一として地元の人々の信仰を集めてきました。
赤城神社は赤城山をご神体とする神社で、関東一円をはじめ多くの神社が存在しています。赤城神社の総本宮とされている大洞赤城神社も、前橋の産泰神社も、安産神社として知られています。
溝口神社の安産祈願
溝口神社も安産祈願の神社として親しまれています。こちらは9時から16時半まで受け付けており、所要時間は20分ほどです。
家族みんなで祈祷を受けることが可能です。いつでも受け付けていますが、祭礼などの都合で祈祷時間がずれることもあるので事前に確認しておきましょう。
公式サイト:http://www.geocities.jp/mizonokutijinjya/index.html
所在地:川崎市高津区溝口2-25-1
電話番号:044-822-3776
Google map:https://goo.gl/maps/5FwFM
比々多神社
伊勢原の比々多神社
伊勢原市にある比々多神社は、なんと縄文時代から地域の人々の信仰の地としてあがめられていたとされる、非常に歴史ある神社です。
紀元前にはこの地にお社を建立したという記述が社伝記に残されており、大変古いことが判ります。
比々多神社の祭神は相模の国の霊峰大山で、山をご神体とする山岳信仰の神社でもありました。トヨクムヌノミコトと呼ばれる国土創造の神が主たる祭神です。さらに相殿神として、オオサカトケノカミ・コサカトケノカミと呼ばれる二柱の神が祀られています。このうちコサカトケノカミと呼ばれているのは、コノハナサクヤヒメです。コノハナサクヤヒメは安産や子授け・縁結びの神としても知られており、安産祈願に訪れる人も多い神社です。
実際に源頼朝も妻・北条政子が実朝を出産する際、比々多神社で安産祈願を受けたとされています。そのために神馬を奉納したそうですよ。
比々多神社ではツイッターおよびfacebookも行っています。フォローすると新着情報もゲットできるので参考にしてみましょう。
比々多神社の安産祈願
比々多神社では戌の日に限らず随時安産祈願を受け付けています。原則として8時半から受け付けが開始になり、16時半で終了になります。
結婚式や神事などがあると待ち時間が長くなるケースもあります。また七五三の季節は混みあいますので注意しましょう。事前に確認することをおすすめします。
初穂料は5千円より、7千円・1万円となっています。ママの体調と相談し、都合の良い日に参詣するとよいでしょう。
公式サイト:http://hibita.jp/
所在地:伊勢原市三ノ宮1472
電話番号:0463-95-3237
Google map:https://goo.gl/maps/i6Beq
公所浅間神社
大和市にある浅間神社
公所浅間神社は、大和市に位置する浅間神社です。浅間神社は浅間と名付けられていますが、多くが富士山を神格化した神社です。
公所浅間神社もまた富士山の女神・コノハナサクヤヒメを祀る神社です。コノハナサクヤヒメは安産の女神様でしたよね。
浅間神社は富士周辺をはじめ、関東一円にたくさん存在しています。そのひとつである公所浅間神社もまた、周囲の人々の信仰を集めてきました。
公所浅間神社は源頼朝が創建したという伝説があり、大変古い歴史があります。現在の大和市下鶴間と相模原上鶴間・東京町田市鶴間の総鎮守だったそうです。
公所浅間神社の安産祈願
公所浅間神社は安産祈願で人気のある神社です。コノハナサクヤヒメは安産の女神でもありますが、子安の神様としても親しまれています。
こちらの神社では、腹帯を持参して祈祷して頂くスタイルです。新品のものを持っていくか、愛用のものは洗濯してから持参すると良いですね。
浅間神社では、毎月第二日曜日に月次祭の祈祷を行っています。この日の祈祷は、予約は必要ありません。時間は9時半から15時までになります。
それ以外の日に祈祷を受ける場合は、予約制になります。電話で申し込むか、公式サイトのウェブフォームから申し込みが可能です。
公式サイト:http://sengenjinja.web.fc2.com/index.html
所在地:大和市下鶴間391
電話番号:046-263-7071
Google map:https://goo.gl/maps/TUw1B
報徳二宮神社
小田原にある二宮神社
報徳二宮神社は、江戸後期の著名な農政家・二宮尊徳を祀る神社です。ひと昔前まで、小学校には必ず二宮金治郎の像が設置されていましたよね。
二宮尊徳は若いころから大変苦労をして身を粉にして働き、父と母を喪った生家を二十歳で再興させます。
その後小田原藩家老の家の財政立て直しを皮切りに、その手腕を発揮します。天保の飢饉を予測してヒエを植えさせ、餓死者を出さなかったなどの逸話がたくさん残っています。
そんな二宮尊徳の遺徳をしのんで創建されたのが、報徳二宮神社です。千年を超える神社も多い中で比較的若い神社ではありますが、周辺の人々の信仰を集めています。
二宮神社の安産祈願
二宮神社では戌の日に限らず安産祈願を受け付けています。土日祝日や大安に戌の日が重なると、混雑も予想されます。体調を考え、不安な際は平日に訪れると良いですね。また七五三の時期などは混雑するので、注意が必要です。
オンラインで事前に申し込みができます。混雑や神事との兼ね合いなどが不安な場合は、事前に確認しておきましょう。
祈祷は午前9時から午後4時まで受け付けています。また初穂料に決まりはありません。お気持ちを包めばよいとされています。
腹帯を授与して欲しい場合は、祈祷料1万円からになります。手持ちのコルセットなどをお祓いしてもらうことも可能です。
公式サイト:http://www.ninomiya.or.jp/
所在地:小田原市城内8-10
電話番号:0465-22-2250
Google map:https://goo.gl/maps/MSUPI
箱根神社
箱根の山を祀る箱根神社
箱根神社は元箱根にある神社です。日本では神道が整備されるよりもずっと古くから、山岳信仰が存在していました。
箱根神社も箱根の山をご神体とする山岳信仰の神社です。天平年間には箱根三所の権現が創建されたと伝えられています。
現在は駒ケ岳山頂に箱根本宮が再建されており、奥宮として信仰を集めています。箱根神社の本宮は、芦ノ湖のほとりの風光明媚な場所にあります。
箱根神社の祭神は箱根大神と呼ばれる三柱の神です。ニニギノミコト・コノハナサクヤヒメ・ホオリノミコトです。ニニギノミコトは天孫降臨の神として知られています。その妻であるコノハナサクヤヒメは美女として有名な姫神です。ホオリノミコトはその息子で、山幸彦とも呼ばれています。
コノハナサクヤヒメは安産の女神であることは紹介しましたが、ではなぜそう考えられるようになったのでしょうか。コノハナサクヤヒメはホオリノミコトを出産する際、夫に「お腹の子は自分の子ではない」と疑われました。その疑いを晴らすため、自ら産屋に火をかけ、その中で安産したと伝えられています。
そこでコノハナサクヤヒメは安産の女神として信仰を集めるようになったのです。さらに奥宮は妙見様としても知られ、水天宮の祭神としても名高い天御中主神を祀っています。
箱根神社の安産祈願
箱根神社では初穂料5千円からになります。受付時間は午前8時から午後4時からになります。また実際の祈祷は午前9時からになります。予約などは必要ありませんが、祭礼や神事の関係で時間が異なったり、待ち時間が長くなることもあります。
さらに七五三シーズンなどはより混みあうことが予測されます。待ち時間が長くなるとつらい妊婦さんは、事前に確認しておきたいですね。
箱根神社は標高も高く、秋や冬も平地よりはやく訪れます。温かくして、足元に注意を払ってお出かけしてくださいね。
また箱根神社には、安産杉と呼ばれる霊木があります。ご神殿の東側に生えており、安産や子授けに霊験があると言われています。
安産祈願で参詣した際は、安産杉にも手を合わせておくと良いでしょう。周辺の人々から親しまれているご神木です。
公式サイト:http://hakonejinja.or.jp/
所在地:足柄下郡箱根町元箱根80-1
電話番号:0460-83-7123
Google map:https://goo.gl/maps/lCRAx
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