ベビーフードを食べない理由と食べないときのアレンジ方法
時間がないとき、お出かけするとき…そんなときにとても役立つベビーフード。いざというときにとても頼りになりますよね。
しかし、赤ちゃんがベビーフードを食べてくれないことがあります。
ママが体調不良になったときにでも全然ベビーフードに頼れないとなると、とても疲れてしまいますよね。また旅行に行くときにも手作りしかダメな場合、衛生面も気になります。
ここでは、なぜ赤ちゃんがベビーフードを嫌がってしまうのか?ということや、食べない場合、旅行はできるのか?ということについて触れています。
ベビーフードを食べてくれないことに悩むママたちの参考になれば嬉しいです。
この記事の目次
なぜベビーフードを食べてくれないのか?
ベビーフードを食べてくれない理由は複数考えられます。月齢別に挙げていきます。
離乳食初期(生後5~6か月頃)に考えられる理由
- 母乳やミルクの方が良い
- 食べ物に抵抗がある
- お腹が全然空いていないまたは極端に空いている
これまでずっと母乳やミルクのみで過ごしてきた赤ちゃん。母乳やミルクに慣れています。初めての食べ物に抵抗感を持つのも当然でしょう。
お腹が空いていないときや、反対にお腹がとても空いているときなども嫌がることが多いです。
離乳食中期(生後7~8か月頃)に考えられる理由
- ベビーフードの形状や固さが合っていない
- いつも同じスプーンや食器が嫌
- 味が好みではない
ベビーフードは、それぞれの月齢に合わせた商品が売られていますが、あくまで目安です。赤ちゃんの成長は個人差が大きく、また好みもそれぞれ。
商品の形状や固さが合わなかったり、食感が好みではないではないということが考えられます。柔らかすぎたり、その反対に固すぎたり…。
また、この時期の赤ちゃんは「飽きる」ことがよくあります。毎日同じスプーンを使っている場合、スプーンに飽きて食べてくれないことも。
それから、味覚も発達してくる時期です。ママの手作りに慣れている場合にはベビーフードを嫌がることがあります。
ベビーフードは煮込み料理が多く種類も限られているので飽きてきた、ということも考えられます。
離乳食後期(生後10~11か月頃)に考えられる理由
- 手づかみ食べをしたい
- 遊びたい
離乳食後期になると、手先が器用になってきて、手づかみ食べをするようになることが多くなります。
しかし、手を加えずそのまま食べられるベビーフードの主食やおかずは手づかみ食べしにくいものが多いです。
また好奇心旺盛なこの時期は、遊び食べが始まることが多いです。
離乳食完了期(生後12~18か月頃)に考えられる理由
- 苦手な食べ物が入っている
- 食事の時間が楽しくない
食の好き嫌いもはっきりしてくる頃です。苦手な食材が入っている場合に食べてくれないことがあります。今まで食べていた食材を、急に嫌いになることもあります。
嫌いな食べ物に関しては、味付けや大きさに変化をつける必要があります。ベビーフードを選ぶときに注意してみましょう。
また、食事は子どもを先に済ませて、ママは後で…というパターンは多いと思います。親子で食事の時間を共有することも大切です。
ベビーフードを使ったアレンジレシピ
ベビーフードにアレンジを加えたレシピを紹介します。ベビーフードを食べてくれないときに試してみてください。
「クリームシチュー」を使ってお豆腐グラタン
- お豆腐を水きりして、小さくつぶす
- ベビーフードの「クリームシチュー」を加えて混ぜる
- 粉チーズを少々かけてオーブントースターで焼く
離乳食中期頃から粉チーズが使うことができます。粉チーズの香りは赤ちゃんの食欲をそそぐことが多いですよ。出来立てはとても熱いので、しっかり冷ましてから与えてくださいね。
「麻婆豆腐」を使って卵焼き
- ベビーフードの麻婆豆腐の具を軽くつぶす
- 溶き卵に麻婆豆腐を加えて混ぜる
- 玉子焼き機に油をひいて、数回に分けて巻く
卵が入ることで味がまろやかになり、赤ちゃんでも食べやすくなります。
「八宝菜」を使って春巻き
- 餃子の皮に、ベビーフードの八宝菜を入れる
- くるくる巻いて、巻き終わりを水で濡らしてとめる
- フライパンに少量の油を引いて揚げ焼きにする
- 反対側にして、同じように焼く
具である八宝菜は調理済みのため、表面が焼き終われば完成です。こちらは、手づかみ食べをしたい赤ちゃんにとてもおすすめです。
ベビーフードを食べてくれなくても旅行はできる?旅先での離乳食の乗り切り方
旅行など外出するときに悩むのが、赤ちゃんのご飯ですよね。大人と同じものを食べられるわけではないものの、ベビーフードも食べてくれない…そんなときには次のような方法を試してみてはいかがでしょうか。
離乳食初期ならミルクのみ与える
まだ、離乳食を始めたころであれば、母乳か育児用ミルクのみで過ごしても良いでしょう。
育児用ミルクは、多めに持参しておく方が良いでしょう。スティックタイプやキューブタイプが便利ですよ。
哺乳瓶の洗浄や煮沸消毒はできるのか、宿泊先に確認しておくと良いでしょう。筆者の場合、宿泊先の方に洗浄と消毒をお願いしました。
大人のご飯を取り分けて味を調整する
離乳食の進み具合にもよりますが、旅行期間中のみ大人のご飯を取り分けて与えても良いでしょう。
「離乳食はさみ」を持っておくと役立ちますよ。おはしで切りにくいような食材を簡単にカットすることができます。ケース付きのタイプが持ち運びに便利なのでおすすめです。
ご飯や汁物、麺類は与えやすいです。大人用の味付けになっていて味が濃い場合が多いので、お湯で薄めて調整してくださいね。
持ち運びしやすい食べ物を持参する
旅行に行くときには、持ち運びしやすい次のような食べ物を用意しておくことをおすすめします。
- バナナ
- ヨーグルト
- 野菜ジュース
- パン
筆者も赤ちゃん連れで旅行に行くときには必ず持参するようにしていました。お腹が空いて機嫌が悪くなったとき、サッと食べさせることができます。
離乳食を用意してくれる宿泊先を利用する
赤ちゃん連れを歓迎しているところであれば、離乳食付きのプランがある旅館やホテルもあります。手作りの離乳食を用意してもらえば、赤ちゃん連れの旅行でも安心できますね。
そういったところは食物アレルギーにも対応してくれる場合がほとんどです。
食べられるものを見つけて赤ちゃんと一緒に食事を楽しもう
ベビーフードを食べない場合は、赤ちゃんの食べられるものを見つけたり、アレンジして食べてもらえるように工夫してみてくださいね。
離乳期の赤ちゃんの食事には色々と気を遣うものですが、過ぎてみれば懐かしく思うものです。赤ちゃんと一緒の食事を楽しんでくださいね。

