妊婦がコンサートに行くときの準備と妊娠時期別の注意点!
アイドルやアーティストのコンサートに行くのが趣味の方、多いですよね。会場の雰囲気大好き!つい盛り上がってしまうということもあるでしょう。
今のうちに目いっぱい楽しんでおきたいですよね。でも、妊娠中は何よりも健康管理が一番です。安全にコンサートを楽しむための注意点を纏めました。
安全にコンサートを楽しむために準備しておきたいこと
妊娠中でも、アイドルのコンサートを楽しんでいる方は大勢います。会場の雰囲気がストレス発散になって良い側面があります。
ですがお腹に赤ちゃんが居る時は、ママの身体は普通の状態とは違います。いつどんなトラブルが起こるとも限りません。
そこで、コンサートに行く場合には安全に鑑賞するためにしっかりとした準備をしていきましょう。
体をいたわりつつコンサートを楽しむには、事前にどのような対策を取っておくことが効果的なのでしょうか。
付添になってくれる人を確保
妊娠中のコンサート鑑賞は、一人で出かけないことがベストです。万が一体調が悪くなった時に手助けしてくれる人の存在は大きいですからね。
妊娠が分かってからチケットを取る場合は、必ず家族や友人と2枚分確保しましょう。付添が来られない時は諦めるのが一番です。
でもどうしても行きたいと言う時は、会場にあらかじめ電話し、妊婦であることを告げていざと言う時のサポートをお願いしましょう。
具合が悪くなった時のために救護室の確認をしておく
コンサートなどで気分が悪くなる方は割と多くいらっしゃいます。そのため会場には救護班が待機している場合も多いのです。
この救護施設のある場所を、事前にちゃんと確認しておきましょう。体の具合が悪いと感じた時の無理は禁物ですから。
いざと言う時に体を休めることが出来る場所を把握しておくことは、コンサート楽しむために大切です。
感染症予防のためにマスクをしていきましょう
コンサートやライブ会場は人が多く、インフルエンザや風邪のウイルスを持っている人もいるかもしれません。
また乾燥しやすくウイルスが繁殖しやすい条件が整っています。感染症の予防のために、マスクを着用して出かけることをおすすめします。
妊婦さんが熱を出した時には、薬の使用を極力控えたいですよね。せっかく楽しみにしていたイベントで体調を崩したくありませんよね。予防のためのマスクを用意しておくのは大事ですよ。
公演が終わってもすぐに席を立たない
コンサート会場には大勢の人が詰めかけます。公演が終わるとその人数が帰り支度をするために一斉に動き出しますね。
この時の混雑には注意が必要です。お腹を押されたりしたら大変ですから。万一転倒などしてしまったら母子ともに危険です。
お腹の中の羊水がバリアーになって赤ちゃんを守ってくれますが、お腹をぶつけた影響で、まれに常位胎盤早期剥離という状態が起こります。
開場で転倒してしまったら以下の事に気を付けましょう。
- 出血は無いか
- 羊水の漏れを感じないか
- お腹が張っていないか
- 妊娠後期に入っていたら、赤ちゃんの胎動を感じられるか
もし当てはまるものがあれば、すぐに救護室に行って体を休めてください。場合によっては医師を呼んでもらいましょう。
人込みの中で転倒するのは心配です。しばらく席で休んでおいて、人の動きが小さくなってから帰るようにしましょう。
トイレの位置を確認しておく
中期以降になると、大きくなるお腹に圧迫されてママはトイレに行く回数が多くなります。コンサート会場でもトイレがどこにあるのかちゃんと確認しておきましょう。
全席自由の場合はトイレにすぐ行けるように、出入口のすぐ近くに座っておくのがいいですね。
指定席でトイレから遠い場所に座ってしまった時には、あまり頻繁に席を立ったりすると周りのお客さんの迷惑になってしまいます。
そこで早めに会場に入ってトイレを済ましておきましょう。そして開演までの間は出来るだけ飲み物は取らないようにしておきましょう。
野外ライブの時は暑さ対策、疲労対策を
夏場は野外コンサートもよく催されます。でも野外会場には座席がありません。基本立ち見になってしまうので、妊娠初期のうちに行くのは大きなリスクを伴います。
あまりおすすめは出来ませんが、付添の人を頼んで出かけるようにしましょう。そうすれば具合が悪い時に頼ることが出来ますからね。
会場は熱くなりそうなので、アイスノン、うちわ、タオル、日中の場合には日傘などの用意が必要です。
また折り畳み式の椅子を持っていくと疲れた時助かります。それでも野外ライブは妊婦さんにはちょっと負担が大きいですね。
最終的には自己責任なのですが、お腹の赤ちゃんと自分自身のために、よく考えていくか行かないかの判断をしてください。
開場までの移動手段を調べておく
付添の方が居てくれる時は車で移動できるかもしれませんが、野外会場などで駐車場が確出来ない時は、公共交通機関を使わなくてはいけません。
電車での移動中に気分が悪くなったりすることもあります。そんな場合に対処できるように、会場までのルートはしっかりと下調べしておくのが肝心です。
帰り際などどうしても気分がわるくなったりしたら、タクシーを利用して体をいたわりましょう。
妊週数別に注意すべきポイント
妊娠が分かって、安定期に入ってお腹の赤ちゃんが育っていく間に、ママの体型は大きく変化して行きます。
それに伴って体調や精神状態にも今までとは違う症状が現れますね。中にはつわりで苦しい人も。
コンサートを楽しむために、妊娠週数毎にどのようなことを注意すべきなのでしょうか。初期、中期、後期の別に見て行きましょう。
【妊娠初期】コンサートは特に安全を期して
妊娠が分かってから安定期に入るまでは、お母さんのお腹の中に胎盤が形成される時期で、主に安静を心かげるように言われます。
胎盤がしっかり形成されていない時期に無理な運動をすると、流産の危険性を高めてしまいます。
また、この時期につわりで苦しむ妊婦さんは多いです。吐き気や倦怠感がある時に人が大勢いるところへ行くのは大変ですよね。
安定期に入るまでには、極力コンサートにいくことは控えるべきです。でもせっかくとったチケットがもったいない!場合は、以下の対処を取りましょう。
- 当日の体調とよく相談する
- 開演より出来るだけ早く着いて席に座っておく
- 立ち上がって激しく動いたりしない
- 苦しくなったらすぐに帰宅する
【安定期に入る中期】無理は禁物!めまいや転倒が心配なので立ちっぱなしはNG
胎盤がしっかり出来上がると、赤ちゃんの位置も落ち着いてつわりも治まって来ます。この時期は体重の増加を抑えるためにも、積極的に体を動かすのがいいですね。
コンサート会場で、スタンディングで鑑賞してもさほど影響がない時期でもあります。かといってジャンプしたりするのはやっぱり厳禁。
その影響で全公演を立ったまま見てしまう人もいるでしょう。しかし立ち見が可能とは言っても、起ちっぱなしでコンサートを鑑賞することは体力的に不安です。
めまいやふらつきを起こして人にぶつかってしまうと、先に書いたように危険です。時々は、席に座って一息つきましょう。
そして息が整ったらまた立ってライブを楽しんでください。せっかくの会場で、ファンのアーティストの姿が見られないのはつまらないですものね。
中期の立ち見は、後ろの方の席で静かに場の雰囲気を楽しむことです。ペンライトやうちわを振るくらいの動きに押さえておきましょう。
盛り上がって人とぶつかったりするのはとても危険です。チケットは後ろの方の席を取るようにしましょう。
特に、アーティストが観客に対してピックやアイテムを投げ掛ける場合もあります。その際は観客同士で取り合いになってしまいとても危険です。
ファンのアーティストのレアグッズなのでついつい欲しくなってしまいそうですが、決して混雑したところには入り込まないようにしてください。
【後期】コンサートに行くときは、念のため受診を
妊娠も後期の28週以降に入ると、お腹が大きくなり妊婦さんの移動もかなり苦しくなってきますよね。
この時期は大きくなっていく子宮によって内臓が圧迫されて、息苦しくなったり血流が悪くなって気分がすぐれないことも多いでしょう。
そのため妊娠後期に入ったらあまりハードな音楽を演奏するコンサートは要注意です。大きな音は更に気分を悪くさせる原因にもなりますからね。
もしコンサートに出かけたいという場合は、念のため前日かその近くの日のかかりつけを受診して先生の意見をもらいましょう。
赤ちゃんの様子を見てもらって、順調に育っている様なら鑑賞に出かけても大丈夫です。でもお腹が大きいのですから周りの人への配慮も必要ですよ。
コンサートは皆が楽しみに来ている場所なのですから、お腹の大きな妊婦さんが居ると、遠慮して他の観客の方が楽しめないと言うこともあります。
でも、ファンはママ一人だけではありません。そのことよく考えて、いざと言う時に迷惑が掛からないようにスタッフさんの居場所を確認しておくといいでしょう。
盛り上がりすぎは禁止!コンサートは無理をせず楽しみましょう
コンサートが好きな人は、ファンのアーティストと一体になって盛り上がるのが大好き、という場合が多いでしょう。
ですが今はお腹に赤ちゃんが居るのです。興奮してついつい盛り上がってしまうというのはどうしても避けたいところですね。
妊娠中のコンサート鑑賞はできるだけ座ったままと言うのが原則と考えておきましょう。スタンディングの場合はなるべく周辺に人がいなくて、休み休みが理想です。
妊娠中にハードなライブなどに出かけることは、絶対に禁止というわけはありませんが、注意すべき点が多いことも事実です。
大切なのは、お腹に赤ちゃんがいることを忘れないということです。お腹に衝撃が加わるようなことは絶対に避けましょう。
万位が一のことが起きてしまっても最終的には自己責任です。後悔するのはママ本人なのですよ。
演奏中に急に妊婦さんの具合が悪くなってしまったら、周りの方に迷惑がかかってしまうこともあるでしょう。
他のお客さんと一緒に楽しむためにも、ママは控えめに会場の雰囲気を感じる、と言うことを意識してください。
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匿名希望さん
妊娠中のコンサート、私も色々なコンサートに参加をさせて頂きましたが、「妊婦です」と事前に告げても、「スタッフさんは、サポートをしてくれない場合が殆ど」ですよ。ですから、下手に間違った情報は載せない方がいいと思います。現地でトラブルを起こす元ともなりますからー。又、沢山の来場者が来るため、妊娠が理由でも、「エレベーターの使用を禁止」のが場合が殆どです。又物販も、車いすレーンではなく、妊婦様は、「通常のレーンに並ばされます」よ。そういう精神障碍者は、特別にいいわけですけれどもね。ですから私も、妊娠していたり、車いすに乗ったりしているわけでもなかったのですが、エレベーターの使用を断られた妊婦様の前で、「自分だけは特別に許可をして貰えたので、超ラッキー」です。勿論物販や特典会も、妊婦様よりも自分のほうが先に、車いすレーンで、案内して貰えたので、超ラッキーでした。